仮面ライダーギーツ アナザーワールドジェネレーションズ 作:Naniro
キュゥべえの目的、魔法少女の真実を知ったマミはソウルジェムをマスケット銃で撃ち自害しようとしたが間一髪ハルに止められる。ラルバはマミを引っ叩くと胸ぐらを掴んだ。
「少しは落ち着きなさいよ!何も今死ぬことなんてないでしょ!!」
「沙真矢さん、あなたも聞いたでしょう…!?魔女が魔法少女の成れの果てなのを…!それだったらいずれ私も…!」
「暁美さんから聞いたわ。魔女になるのはソウルジェムが濁り切った時、魔法を使うか、負の感情を抱いた時、それさえなければ魔女になることはないわ!」
「だとしても、私は多くの魔女を倒してきた…!魔女という名の魔法少女だった人を…!多くの同胞を犠牲にしてきたのよ…!?」
「落ち着け巴!確かに魔女は魔法少女だ。捕らえ方によっては人を殺したという認識になるかもしれない。だがな、だからといって魔女を放っておけば罪のない人に危害を加える」
「…っ!」
ハルの言葉にマミは言葉を詰まらせる。するとラルバが再び口を開く。
「それに巴さん、あなたが戦ったから救えた人だっている!そこの2人のようにね!」
マミはまどかとさやかの方を向く。まどかは涙を流しており、さやかも涙ぐんでいた。
「戦うことは時として罪を背負うこともある。でも私はその中でも救えるものがあると信じている!それはハル兄も一緒よ!あなたのやってきたことは決して無駄じゃない!無駄だと思ったのならこれから無駄のないようにすればいい!!」
「沙真矢さん…」
「俺達も頼っていいんだぜ?俺がお前の希望になってやる。それが俺が戦う理由だ」
「綺羅石君…」
「「マミさん…」」
「鹿目さん…、美樹さん…。私、生きてていいの…?」
「当然よ、誰も死ねなんて言ってないじゃない」
今度はほむらが口を開く。
「巴さん、あなたは1人じゃないわ。私と違って…」
「暁美さん…」
「ちょっと、暁美さんも1人じゃないでしょ?私やハル兄が一緒に戦ったじゃない」
「…フッ、そうだったわね」
「皆…、ありがとう…」
マミは涙を流しながら礼を言い、まどかとさやかが彼女に駆け寄る。ほむら、ラルバ、ハルは一息をつく。
「話は終わったかい?」
その場の水を差すかのようにキュゥべえが現れた。まどか達はキュゥべえが現れたことに驚く。
「キュゥべえ!?なんで!?さっきマミさんが…」
「無駄よ。こいつはいくら殺してもゴキブリみたいに湧いて出てくるわ」
「僕を虫と同じにしないでほしいなぁ」
キュゥべえは遺体となった自分を食べるかのように回収しながら話を続ける。
「それと沙真矢ラルバだっけ?君、魔法少女になれる素質があるよ。どう?僕と契約して魔法少女になるかい?」
その瞬間、キュゥべえにガンモードのウィザーソードガンが突きつけられる。
「ハチの巣にされたくないなら可愛い従妹を勧誘するのはやめてもらおうか」
「随分乱暴なんだね君は。そういえばここ最近魔法少女が普通の人間に戻る事態が起きているんだけど、もしかして君の仕業かな?」
「…そうだといったら?」
「そんなことをされるとせっかくのエネルギーが回収できなくなっちゃうからやめてほしいんだよね」
「お前がもっとまともなやり方を考えていたなら邪魔なんかしないんだが?それに俺を利用しようとしても無駄だ。俺の中のドラゴンはお前が心底気にくわないらしい」
「…本当にわけがわからないよ」
キュゥべえはその場を去っていった。するとラルバがハルに声をかける。
「ハル兄、ドラゴンってハル兄の中のファントムのこと?」
「あぁ、だがキュゥべえと比べればあいつはマシな方だ。それと巴、暁美は深い事情を抱えている。お前とは比べ物にならないくらいのな」
「え?」
「実はね…」
ラルバはこれまでの経緯を話した。近いうちにワルプルギスの夜と呼ばれる強力な魔女が来ること、まどかを魔法少女にしてワルプルギスの夜を倒してしまえば、それより強大な魔女が生まれてしまうこと、それを防ぐために時間を巻き戻して何度も戦ってきたこと。それをマミ達に話した。
「だから鹿目さんにキュゥべえを近づけさせないようにしていたのね...」
それを聞いたマミはゆっくり頷きながら納得する。
「わかったわ暁美さん、そのワルプルギスの夜とかいう魔女を倒すのを私も手伝うわ」
「巴さん、そんな別に無理しなくても…」
「いいえ、お願い。美樹さんや鹿目さんだけじゃなく、暁美さんだってもう友達なのだから」
「巴さん…」
マミは微笑みながらそう言う。すると今度はラルバとハルが口を開く。
「そこには私達も含まれているわよね?」
「あぁ、俺達も一緒に戦ってやるよ」
「な…!あなた達は元々無関係でしょ!?」
「おいおい、ここまで首を突っ込んでおいて無関係はないだろ?」
「私だって魔女を倒せるってわかったんだからワルプルギスの夜を倒すのも不可能じゃないんじゃない?」
ラルバとハルもやる気のようでほむらは渋ったが根負けして2人の協力を了承した。
「でも4人だけじゃ不安だわ。もっと味方を集めた方がいいと思う」
ほむらがそう言い、考えていると、マミが口を開く。
「私、前に一緒に戦ってくれた魔法少女を1人知っているわ。ただ、彼女はちょっと訳ありで了承してくれるか…」
マミはどうやら1人知っている魔法少女がいるようだがどうやらそう簡単にいく相手ではなさそうだ。
◇
58:ハクビマギカ
それで巴さんが知っている魔法少女のもとへいって協力してもらえるか掛け合ってみることになりました。
59:素晴らしい世界の狸
その魔法少女は恐らく佐倉杏子だな。
60:ハクビマギカ
さくらあんこちゃん?
61:幻想郷の羊
だ違う!
○
✕
62:ハクビマギカ
ウェ!?
63:マギカウィザード
とにかく、味方は多いに越したことはない。
64:エグゼイドオンライン
ちわー、ってウィザードニキ!?なんでこのスレに!?
65:マギカウィザード
あんたはエグゼイドニキか!?
66:ハクビマギカ
え?ハル兄知り合い?
67:マギカウィザード
まあな…。
68:シンフォギアナーゴ
そういえばキュゥべえがさらっと言ってたけど、ウィザードニキって魔法少女を人間に戻せるの?
69:ハクビマギカ
あ、それ私も気になってた。
70:エグゼイドオンライン
もちろん!ウィザードニキは魔法少女を人間に戻せるんだ!確か、エンゲージリングでその人のソウルジェムを持ってアンダーワールドに入るんだ。魔法少女のアンダーワールドには必ず黒い空間がある。そこにソウルジェムを入れる…いや、戻すと言った方がいいな。そうすればソウルジェムと共に黒い空間が消え、魔法少女は普通の人間に戻れるというわけなんだ。
71:ハイラル跡地の雀科学者
やたらと詳しいな。もしかしてエグゼイドニキとウィザードニキは僕達とは違う派閥に所属している?
72:ハクビマギカ
ハル兄?
73:マギカウィザード
う…、まあ少しは話してもいいか。俺達はジオウをリーダーとした平成ジェネレーションズWORLDに所属している。今いるのはジオウ、ディケイド、エグゼイド、ドライブ、カブト、鎧武、フォーゼ、俺ぐらいだな。俺達のリーダー、ジオウは20個の平成ライダーのライドウォッチを集めている。
74:サポーター・キューン
そういえばギーツからチラッとそんなようなこと聞いたな。この"デザイア"と協力関係にある派閥があるって。
75:ありふれバッファ
俺達の所属している派閥ってデザイアっていうのかよ。
76:サポーター・キューン
あれ?知らなかったの?グレアやギーツから聞いてない?
77:学園都市の梟
初耳なんだが…。
78:サポーター・キューン
えぇ…、まさかの言い忘れてたのかよ…。*1
79:ISにフォーゼキター!
お、俺の入っている派閥の話か?
80:シローは元シャドウガーデン
フォーゼも来たぞ。ところでなんでライドウォッチを集めてるんだ?
81:エグゼイドオンライン
……。
82:ISにフォーゼキター!
悪いがそれはちょっと言えねえ。
83:マギカウィザード
そう…だな…。
84:ヒーロー科のパンクジャック
どういうことだ?
85:転生者ハンターDCD
その件に関してはジオウの許可無しでは話せない。心配するな、決して悪さするわけじゃねえから。
86:弦巻家の山羊さんメイド
何か深い事情でもあるのでしょうか?
◇
◇ギャングライダーズアジト◇
「今日からこのギャングライダーズの一員になった仮面ライダーシーカーだ。お前ら、仲良くしてやれよ」
「「「おぉー!」」」
快斗は辺りを見渡すと柄の悪い奴らがたくさんいた。
「おいダークゴースト、こいつに色々案内してやれ」
「は~い」
快斗の前に現れたのは白いパーカーのライダー、ダークゴーストだった。ダークゴーストは変身を解除する。
「初めまして!快斗君…だっけ?俺は
「お、おう…」
フレンドリーに接してくるダークゴースト事、怜に快斗は少し戸惑う。
「じゃあまずはこのアジトの中を案内してあげるから着いてきて」
快斗は怜に着いていき、色々と説明してもらう。そして1つの空部屋に案内される。
「ここが君のために用意した部屋だよ。ちょっと小汚いかもしれないけど自分の部屋だと思ってくつろいでもらって構わないからね」
「あぁ…」
快斗は用意された部屋を見渡していると、向こうの方が騒がしくなってきた。
「…なんだ?」
「多分、女の子を拐ってきたんだろうね...」
すると怜の言う通り、1人の濃い栗色の髪の女性が厳重に拘束されていた。
「…獣人のようだね…」
快斗は一瞬耳を疑ったがよく見ると尻尾があり髪の一部かと思っていた部分は犬のような垂れた耳だった。快斗はそういうことかと納得する。
「よう!ダークゴーストに新人のシーカーじゃねえか!ついさっき、すげえ上玉が手に入ったんだ、歓迎会がてらお前らもこいつで一発やらねえか?」
快斗は獣人の女性を見る。確かに男性を虜にするのは勿論、女性からも羨ましがられるようなスタイルだった。しかし快斗は興味なさげにそっぽを向く。
「あれ?いいのか?それとも控えめ系?」
「いじめてやんな。こいつは過去に受けた仕打ちのせいで女をそういった目で見れねえんだよ」
「マジかよ。それはしゃーねえな。ダークゴーストはどうだ?」
「俺は今日は別にいいや…」
「そうか、じゃあ俺達だけでパーティータイムといこうか!」
ギャングライダーズ達は獣人の女性を奥の方へ連れていった。
「じゃあ俺から説明は以上かな。またなんかわからないことがあったらどんどん聞いていいよ!」
そういうと怜は去っていった。
(…トイレでもいくか)
快斗はトイレにいこうと自室から出て怜の案内を思い出しながら向かっていると…
「おい、いいから言う通りにしろ!」
「ユーフォー!」
「…ん?」
ある一室から揉めているような話し声がした。快斗は好奇心でその部屋に入る。そこにはケケラが上を向きながら怒鳴っており、上を見上げると、ユーフォーエックスがその場から頑なに動こうとしない様子だった。
「この野郎…!…ってうわあ!なんだシーカーか。驚かすんじゃねえよ…!」
「怒鳴り声が部屋の外にも聞こえたもんでな、察するにあのユーフォー擬きがいうことを聞いてくれないんだろ?」
「あぁ、お前の言う通りだよ。こいつは気に入らないことがあるとすぐああやってストライキを起こすから困ったもんだよ…!」
快斗はユーフォーエックスの方を見ると、ユーフォーエックスも快斗をじっと見つめていた。
「…ユーフォー…!」
「…?」
するとユーフォーエックスが快斗に近づき、彼の周りを回り始めた。
「な、なんだ…?」
「ユーフォー!ユーフォー!」
「嘘だろ…!?ユーフォーエックスがシーカーに懐いただと…!?こいつ、まさかケミーに好かれる何かがあるのか…?」
ケケラはユーフォーエックスが快斗に心を開いたことに驚愕するが、寧ろ好都合と捉え、快斗にブランクカードを渡す。
「このカードにユーフォーエックス入れることができる。上手く活用しろよ。今からお前はこのケミーのお目付け役に任命する!」
ケケラにいきなりお目付け役を押し付けられ、快斗は困惑する。するとユーフォーエックスがブランクカードに入ってきた。
『ユーフォー♪』
ユーフォーエックスは快斗をまるで歓迎しているかのようだった。
ようやく判明しました。グレアやギーツ達の組織名(今更)。なお、平成ライダー達を中心とした小説も上げることにしました。タイトルはウィザードニキの言った通り、平成ジェネレーションズWORLDの予定です。世界観はアナジェネと繋がっているので意外な繋がりがあるかも?そしてハクビ編はここで区切ります。次回はロポ編の予定です。