仮面ライダーギーツ アナザーワールドジェネレーションズ 作:Naniro
◇ギャングライダーズアジト◇
「快斗君、任務だよ」
怜に呼ばれた快斗は何事かと立ち上がる。
「任務だと?」
「そう、今回は俺と一緒にゼノブレイドの世界に行く。そこで待ち合わせしてる人がいるみたい。なんでもそこにはライダーシステムがあるみたいなんだ」
(ゼノブレイド…確かあの狼女の世界だったような…)
◇
POISON CHARGE
TACTICAL BLAKE
「ハァアアアア!!」
ドォオオオオオオン!!
「ジャー!!」
ジャマトを倒し終えたロポは一息をつき、変身を解除する。
「おーい!サーシャ!そっちは終わったかー?」
「ライン!」
同じくジャマト討伐に赴いていたラインがやってきた。するとサーシャは少し顔を赤らめる。
「あ、あぁ、これで最後だ」
「そうか、じゃあ戻るか」
「あ、あぁ…」
◇
サーシャとラインが戻ると、シュルク達が出迎えてくれた。彼女達はかつて、ザンザという自分勝手な神に世界をいいように作り変えられそうになったことがある。だが、シュルク達の尽力により、ザンザは討ち滅ぼされ、現在はホムス、ノポン、ハイエンター、マシーナ、すべての種族が手を取り合い、共存する世界を作り上げた。しかし、それでもジャマトの脅威は残っており、彼らは共に立ち向かっている。真の平和を目指すために。
「よし、今日こそは…」
サーシャは意を決してラインに歩み寄る。彼女はラインに想いを寄せているのだ。カルナとフィオルンのアドバイスを元に先ずはラインを食事に誘うようだ。しかし、ラインに近づくたびにサーシャの鼓動が激しくなり…。
「あ…」
バタン!
緊張のあまり、失神し、倒れてしまった。
「サーシャ!?」
倒れたことに気付いたラインがサーシャを急いで運び出した。
◇
「うぅ…また駄目だったどころか、とんだ醜態を晒してしまうなんて…」
「サーシャ、元気出して」
「そうよ、また次頑張ればいいじゃない」
テーブルに突っ伏して落ち込むサーシャをフィオルンとカルナが慰めていた。
「ん?サーシャにフィオルン、カルナじゃないか」
「あ、お兄ちゃん」
やってきたのはフィオルンの兄であるダンバンだった。もう1人を連れて。
「やあ、フィオルン」
「あれ?シュルクも来たの?」
フィオルンの幼馴染みのシュルクもやってきていた。するとダンバンがサーシャの状況を察する。
「ははーん、なるほどな、ラインにアタックしようとして失敗したって感じか」
「ふぁ!?ダ、ダンバンしゃん!?しょ、しょんなこと…!!」
「呂律が回ってないぞ」
サーシャは顔を赤くしながらテーブルに突っ伏してしまう。
バタン!!
すると誰かが慌ただしく入ってきた。
「ダンバンさん!」
「ん?ドルク?どうしたんだそんなに慌てて」
入ってきたのはサーシャと同じく転生者であるドルク*1だった。
「1人の女性がジャマトライダーを連れてやってきているんです!門を破ろうとしています!」
「なんだと!?シュルク!いくぞ!」
「はい!」
「ドルク!案内しろ!」
◇
兵士達がジャマトライダーの相手をしていた。門は破られており、5体のジャマトライダーが猛威を振るっていた。よく見るとジャマトライダーの頭に赤い何かが被さっていた。その状況を楽しむかのように1人の女性が笑っていた。
「そこまでだ!」
女性が振り向くと、そこにはサーシャ、シュルク、フィオルン、ダンバン、カルナ、ドルクがいた。
「貴様、何者だ!?どこの者だ!?」
「質問が多いわね。いいわ、教えてあげる」
ダンバンの質問にうんざりしつつも女性は名を名乗りだした。
「私は"ベロバ"。ただ単にここを壊すのが楽しいから」
ベロバと名乗る女性はただ単に自分が楽しむためにここを襲撃してきたことにサーシャは険しい表情になる。かつて故郷であるコロニー9を滅ぼされたサーシャにとってはとても許しがたい行為だった。
「壊すのが楽しいだと…?ふざけるな!!」
SET
「変身!!」
ZOMBIE
READY FIGHT
「ハァアアアア!!」
サーシャは仮面ライダーロポ ゾンビフォームに変身し、ベロバに向ってゾンビブレイカーを振り下ろす。するとジャマトライダーの1体がベロバの前に出てゾンビブレイカーを受け止める。
「邪魔だああああああ!!」
POISON CHARGE
TACTICAL BLAKE
そのままタクティカルブレイクでジャマトライダーを無理矢理切り裂き、倒した。
「へえ、あんたがこの世界の仮面ライダーってわけね。だったらどんなものか相手してあげるわ」
そう言うとベロバはなんとヴィジョンドライバーを取り出し、装着した。
「あれは…!司令が持っていたはず…!」
驚いているロポに構わず、ベロバはヴィジョンドライバーのバイオメトリクサーに親指を触れて指紋認証をする。
GLARE2, LOG IN
「変身」
INSTALL
I HAVE FULL CONTROL OVER,GLARE2
「な、なんだあれは…」
「仮面ライダーグレア2ともでも名乗っておくわ」
◇
232:狼はモナドと共に
【● LIVE】
グレア2と名乗るライダーが現れた…!
233:サポーター・キューン
あれは…もう1つのヴィジョンドライバーじゃないか!
234:シンフォギアナーゴ
もう1つのヴィジョンドライバー?ヴィジョンドライバーって2つあったの?
235:サポーター・キューン
ヴィジョンドライバーは元々、デザイアが2つ所持しておりそれぞれグレア、ゲイザーとなった者がライダー達の管理や指揮を行っていた。だが、あの裏切り者のサポーター、ベロバがギャングライダーズに寝返ると共に2つあるうちの1つのヴィジョンドライバーを奪っていったのだ。ベロバは元から性格の悪いやつだった。他人の不幸を笑うという性根の腐った奴だった。ギャングライダーズに寝返ったのも、もっと人を不幸に陥れたいからという理由で…!
236:乙女ゲーはパンダにも厳しい
…シーカーと相性が悪そうだな。あいつはああいうタイプは一番嫌いそうだからな。
237:学園都市の梟
というかかなりヤバくね?ヴィジョンドライバー系のライダーは結構強いタイプが多いんじゃ…。
238:狼はモナドと共に
【● LIVE】
私とて兵士、そう簡単に退くわけにはいかない!
239:素晴らしい世界の狸
ロポネキ…。
◇
グレア2はヒュプノレイを飛ばして攻撃を仕掛ける。しかしロポはそれをゾンビブレイカーで叩き落して接近戦に持ち込む。グレア2はゾンビブレイカーの攻撃を避けるも、バーサクローの素早い攻撃を喰らった。
「うっ…へえ、あんたなかなかやるじゃない」
「こう見えてジャマトだけじゃなく、機神兵と何度も戦ったからな」
「じゃあこれならどう?」
HACKING ON CRACK START
「な、なんだ!?」
ヒュプノレイの1つがロポに近づいてくる。するとスレ内でケイワが叫んだ。
◇
240:素晴らしい世界の狸
それに触れちゃ駄目だ!!
◇
「!!」
ロポは即座に回避するがヒュプノレイはしつこく追ってくる。そしてロポの頭に被さった。
「うっ!?あああああああああああああ…!!!」
ロポは頭を押さえて苦しみだす。異常を感じたシュルク達も駆けつけてロポの頭のヒュプノレイ外そうとしたその時だった。なんとロポがシュルク達に攻撃を仕掛けた。
「サ、サーシャ…!?」
「……」
ロポは無言のままゾンビブレイカーをシュルク達に向って振り回す。
「サーシャ!どうしたの!?」
「まさか、マインドコントロールか!」
グレア2はシュルク達が攻撃出来ないのをいいことにその光景をまるで楽しむかのように見ていた。
「アハハハハ!ほらほら同士討ちしちゃいなさいな!」
◇
建物の屋根の上からダークゴーストとシーカーがグレア2の様子を見ていた。ダークゴーストはグレア2のやり方にドン引きすると同時に彼女の性格の悪さにうんざりしているようだった。
「ほんとベロバはこういうのを好むよな。ギャングライダーズの嫌われ者という異名は伊達じゃない」
「……」
シーカーは様子を見つつも、少し前にベロバと会った時を思い出す。
◇
『たしかここら辺で…、げっ…あいつと一緒かよ…。やる気失くすわぁ…』
怜は待ち合わせ場所に1人の女性を見つけるとげんなりとした。すると快斗が聞いてくる。
『なんだあいつは?』
『あいつはベロバ、ギャングライダーズの嫌われ者だよ。あいつ凄く性格悪いんだよ…』
快斗は性格が悪いとか以前になんで女と一緒に行動しなきゃならないんだと不満を覚える。そして2人はベロバと対面する。
『あら、ダークゴーストに新人のシーカー?私はベロバ。この世界につい最近発見されたライダーシステムがあるみたいなの。それを奪いにいくわよ』
『はいはい』
『……』
怜は気だるげに返事をし、快斗は無言だった。するとベロバが快斗に話しかけてくる。
『あんた、家族を殺されたあげく、拷問されたってね?』
『おい、地雷踏むようなことするな。支障をきたすだろうが』
怜がベロバに注意するが、ベロバは無視する。
『ほんっと、とんだ災難な人生ね!笑えるわ!』
そう言いながらベロバは高笑いをする。快斗はベロバを鋭い目つきで睨みつける。
『なんだァ?てめェ…』
◇
シーカーは拳を握り締めながら様子を見ていた。隣にいたダークゴーストもシーカーの機嫌が悪いことに気付き、シーカーの背中を軽く叩き、落ち着くよう宥めた。
ゼノブレイドはやったことないけどストーリーは面白いですよね。因みに作者は2のホムラが一番好きです。