仮面ライダーギーツ アナザーワールドジェネレーションズ   作:Naniro

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今回はある方から許可が下りました。


46スレ目

◇トータス◇

 

ティオはファイヤマルスとインフェニックスと共にアンカジ公国目指して飛んでいた。しかし、限界が近いのか、飛び方がかなりフラフラとしていた。

 

「マルス!」

 

「フェニックス!?」

 

ファイヤマルスとインフェニックスが心配して声をかける。ティオは薄れゆく意識の中、幼いころに出会った友の事を思い出していた。

 

 

時は遡り、数百年前、幼いティオは1匹の黒い竜と向き合っていた。

 

『お主はギガバハムというのか!妾はティオじゃ!』

 

『バハム!』

 

そして場面は切り替わり、燃え盛る屋敷。重傷を負った1人の男に抱き着くティオ、そしてその男と向き合うギガバハム。

 

『父上…』

 

どうやらその男はティオの父のようだ。彼はギガバハムに話す。

 

『ギガバハム…我が娘を…頼む…』

 

『バハム…』

 

そしてまた場面が切り替わる。

 

『嫌じゃ!行かないでおくれ!ギガバハム!』

 

『バ、バハム…』

 

『クロ…』

 

どうやらギガバハムはティオの元を去ろうとしているようだ。目の前にはギガバハムを迎えに来たであろうクロアナがいた。ティオは泣きじゃくりながらギガバハムの足にしがみつく。ギガバハムはティオの涙を拭くとまた会えると伝えた。

 

『本当じゃな?絶対また会えるんじゃな?』

 

『バハム…(頷く)』

 

『約束じゃぞ!ギガバハム!』

 

ギガバハムはクロアナと共に竜人族の元を去っていった。

 

 

(ギガバハム…、お主は…今、どこで…何を…)

 

アンカジ公国が見えてきたところで遂にティオの意識が途切れ、人の姿に戻ってしまう。

 

「マルス!?」

 

「フェニックス!!」

 

事態を察したファイヤマルスとインフェニックスがティオに駆け寄ろうとした時だった。

 

「バハムー!!」

 

突如ティオとは別の黒い竜が現れ、落ちていくティオに向って高速で飛んでいった。そしてギリギリのところでティオを受け止め、そのまま地面に転がった。

 

「マ、マルス…?」

 

「フェニックス…」

 

ファイヤマルスとインフェニックスは一瞬何が起こったのかわからなかった。

 

「クロ!」

 

そこに現れたのはクロアナ。ファイヤマルスとインフェニックスは驚き、クロアナは事情を説明する。そして舞い上がった砂が晴れると、そこにはティオを大事に抱えるギガバハムの姿があった。アンカジ公国の兵士達が何事かと出てきて、そこから香織とミュウもいた。香織はファイヤマルス、インフェニックス、クロアナ、ギガバハムを見て驚くも、ティオを抱えたギガバハムを見て事情を察し、兵士たちを止めた。

 

 

◇ハイリヒ城◇

 

城内で何やら武器を弄っている兵士がいた。するとその兵士の後ろからヴァルバラッシャーが向けられる。

 

「貴様、何者だ?さっきからこそこそと怪しいぞ」

 

ヴァルバラッシャーを向けたのはもちろんレンチスであり、そこには猛もいた。するとレンチスが薬莢を取り出した。

 

「これはお前のだろう。今まさに銃を整備しているからな」

 

「…あらら、一つ回収するのを忘れてたか。それにしてもよくわかったね」

 

「戦っている身としてはこういうのに自然と敏感になるんだ。それで何者だ?」

 

「そう警戒しなくていいよ。僕は敵じゃない」

 

そう言うと兵士は兜を脱ぎ、素顔を見せる。すると猛とレンチスは目を丸くする。

 

「やあ、久しぶりだね、猛君にレンチス君」

 

「…!お前は…!」

 

「あんた、確か別世界のディエンドこと、狗神蒼汰!?なんでこんなところに!?」

 

なんとかつてエース達と共に戦ってくれた仮面ライダーディエンドこと、狗神蒼汰だったのだ。

 

「テューク君は元気してるかい?」

 

「テュークならハジメ達と大迷宮の攻略に行ってるぜ」

 

「なるほどね」

 

「というかなんでこの世界にいるんだ?」

 

「いやあ、優斗が久しぶりにエース君達に会おうとしてて僕もついていこうとしたら、なんやかんやでトータスに飛ばされたってわけ」

 

「なんやかんやって…」

 

蒼汰は二人にハイリヒ城に至る経緯を話した。

 

「あの時のジャマト襲撃で狙撃していたのか」

 

「まあ、そういうことだね。それより猛君、君の戦いは荒々しいね」

 

「そうか?これでも俺は剣術道場に通ってたんだぜ?」

 

「いや、猛、今のお前は前と比べるとかなり荒っぽいぞ。ストレスでも溜まってるんじゃないか?」

 

レンチスにそう指摘され、猛は少し考えこむ。そして光輝の行動や言動を思い出して顔を顰める。

 

「もしかしてあの勇者君かい?」

 

「だろうな、ジャマトを庇うという馬鹿げたことやって雫を負傷させてしまっているからな。猛、雫とデートにでも行ってきたらどうだ?」

 

「何?」

 

「戦士もたまには休息が必要だ。ここんところお前は戦いっぱなしだからリフレッシュしてこい」

 

「…そう…だな…」

 

猛はそう呟くと、そそくさと去っていった。

 

「猛君ってもしかして?」

 

「あぁ、最近雫と付き合いだした」

 

「なるほどねぇ…」

 

「お前はどうするんだ?」

 

「そうだね…なら君の弟のテューク君にでも顔出しに行こうかな?」

 

 

◇アンカジ公国◇

 

「う…うぅん…?」

 

「ティオ!よかった!気が付いたのね!」

 

「マルス!」

 

「フェニックス…!」

 

ティオが目を覚ますと、そこには香織、ファイヤマルス、インフェニックス、ミュウがいた。

 

「香織…、妾はいったい…」

 

「連れてきてくれたの。あなたの友達だっていうケミーが…!」

 

「友達…?」

 

するとそこへギガバハムとクロアナが入ってきた。ティオは目を見開く。

 

「…ギガバハム、お主なのか…?」

 

「バハム…(頷く)」

 

ギガバハムはゆっくりとティオに近づく。そして目の前まで来ると、ティオはギガバハムに抱き着いた。

 

「会いたかったぞ…!ギガバハム…!」

 

ティオは涙を流しながらギガバハムを抱きしめる。ギガバハムもティオを抱きしめた。

 

 

「まさか、ギガバハムがケミーであったとはな…。それにクロアナも」

 

ティオはそう呟きながら、カードに入ったファイヤマルス、クロアナ、ギガバハム、インフェニックスを見つめる。どうやらティオはギガバハムがケミーだということは知らなかったようだ。

 

「ティオ、ところでハジメ君達はどうしたの?」

 

ティオは香織にグリューエン大火山で起きたことを話した。

 

「それじゃあ、ハジメ君達は…」

 

「うむ、後から追いかけて来るはずじゃ。ご主人様は微塵も諦めておらんかった。何か打開策でもあったのじゃろう」

 

「……」

 

香織は不安げな表情になる。

 

「香織、ご主人様からの伝言じゃ」

 

「え?ハジメ君からの?」

 

「うむ、正確には香織とミュウにじゃが…、"後で会おう"じゃ」

 

「そっか…なら大丈夫だね」

 

「うむ、それにエックスレックスもいるからの」

 

「エックスレックス?」

 

「グリューエン大火山にいたレベルナンバー10のケミーじゃ」

 

「あぁ、そういえばテューク君が言ってたっけ、大迷宮にレベルナンバー10のケミーがいるって」

 

『バハム!』

 

『クロ!』

 

ギガバハムとクロアナは驚きの声を上げる。

 

「そうじゃ、ギガバハムにクロアナよ。ケミーならこれを言えばわかるかの?ガッチャードライバーの継承者が現れた」

 

『『!!!』』

 

 

場所は海の上、ハジメ、ユエ、シア、テュークは潜水艦の上で魚を食べていた。エックスレックスはグリューエン大火山があるであろう方向をぼんやりと眺めており、クロスウィザードとテンフォートレスが寄り添っていた。

 

「エックスレックスさん、悲しそうですね」

 

「ん、解放者に託された大迷宮がマグマに沈んでしまったから悲しいのは無理もない」

 

ユエとシアがそう話しているのをよそに、ハジメはホッパー1が魚を食べている光景に目を丸くしていた。

 

(こいつ、バッタなのに肉を食うのか…!?いや、バッタの形をしているだけだから関係ないか…?*1)

 

「…!ホーパ(テューク)!!」

 

「ん?どうしたホッパー1?」

 

ホッパー1が突然騒ぎだし、テュークが何事かと思っていると突如、海から人が飛び出し、槍を突きつけてきた。

 

「お前達は何者だ!?これはいったいなんだ!?」

 

「う、海人族!?」

 

出てきたのはミュウの同族である海人族だった。テュークは海人族に槍を下ろしてもらえるよう頼む。

 

「あー、えっと、取り敢えず海人族さんちょっと落ち着こ?別に俺達は怪しいものじゃないし、これはただの水中を移動するための乗り物だから…」

 

テュークは必死に説得するが海人族は警戒を解こうとしない。するとクロスウィザード、テンフォートレス、エックスレックスがやってくる。

 

「どうしたのテューク?」

 

「あぁ、実は…」

 

すると海人族達はエックスレックスを見て驚きの声を上げる。

 

「な、なんだこいつはー!?」

 

「新手の魔物か!?」

 

「レックス?」

 

海人族達がエックスレックスに槍を突きつけたその時だった。

 

「ドーン!!」

 

突如、怒号と共に海から軍服を着た半魚人と小さな青い球体が飛び出してきた。

 

「ドンドン!」

 

「キュリーン!」

 

「またわけわかんねえ奴らが出てきたぞ…」

 

ハジメは色々起こりすぎてうんざりしていた。半魚人と青い球体はどうやら海人族達に槍を降ろすよう言っているようだ。すると、クロスウィザードが反応する。

 

「あれ?マーキュリンにドンポセイドンじゃん!」

 

「な…!?テューク、あいつらもケミーか!?」

 

「そうだよハジメ君。コズミックケミー レベルナンバー1のマーキュリンとファンタスティックケミー レベルナンバー9のドンポセイドンだ」

 

「マーキュリーン!」

コズミックケミーレベルナンバー1 マーキュリン

 

「ドーン!」

ファンタスティックケミーレベルナンバー9 ドンポセイドン

 

クロスウィザードがドンポセイドンとマーキュリンと話していると、シアの耳がピクリを動く。

 

「ん?今なにか…」

 

「どうしたシア?」

 

「パパー!」

 

突然、空からミュウの声がし、上を見上げるとミュウがハジメに向かって落ちてきていた。そこにはティオや香織、ファイヤマルス、インフェニックス、ギガバハム、クロアナも一緒だった。ハジメはミュウを受け止めるために跳躍する。

 

「ギガバハムにクロアナ!?」

 

「ドン!?」

 

「キュリーン!」

 

クロアナは吸い込む能力を応用してミュウの落下スピードを遅くし、ハジメがキャッチしやすいようにした。海人族達は終始呆気に取られていた。

 

 

ハジメはいきなり飛び降りるという真似をしたミュウに説教をしていた。

 

「パパ…ごめんなさい...」

 

「もうあんな危ないことはしないって約束できるか?」

 

「うん…する…」

 

「よし、ならいい」

 

「パパ…!」

 

するとマーキュリンとドンポセイドンがミュウに駆け寄る。

 

「キュリーン!」

 

「ドン…!」

 

「あっ!マーキュリンさん!ドンポセイドンさん!久しぶりなのー!」

 

マーキュリンはミュウに会えたことを喜び、ドンポセイドンはミュウが無事でホッと一息ついた。ハジメはギガバハムとクロアナを指差す。

 

「それでこいつらはなんだ?」

 

「ご主人様、こやつはギガバハム、妾の古い友じゃ。そしてこやつはクロアナ、ギガバハムの相方だそうじゃ」

 

「お前に友がいたとはな…。てかクロアナって、名前そのまんまじゃねえか」

 

「ちなみにギガバハムはファンタスティックケミーレベルナンバー1でクロアナはコズミックケミーレベルナンバー9だよ」

 

(あんな成りでレベル1なのか…)

 

 

◇エリセン◇

 

「パパー!こっちこっち!」

 

「わかったわかった」

 

ミュウはハジメの手を引いて母親のいる家に向かう。すると、家の中から声が聞こえてくる。

 

「レミア落ち着くんだ!その足じゃ無理だ!」

 

「そうだよレミアさん!ミュウちゃんならちゃんと連れてくるから!」

 

「コゾー!」

 

「ドクターコゾーも安静にしてなきゃいけないって言ってたでしょ!?」

 

「嫌よ!ミュウが帰ってきたのでしょ!?私が迎えに行ってあげないと…!」

 

そして家の中から一人の女性が姿を現す。彼女こそがミュウの母親のレミアであり、怪我をしているのか右足に包帯が巻かれており、歩くのに一苦労の様子だった。

 

「ママ~!」

 

「ミュウ!?ミュウ…!」

 

「ママ~!」

 

ミュウは駆け出し、レミアに抱きついた。ようやく母と子が再会できたのだ。

 

「よかったよかった…。やっと再会できたね…(泣)」ドバー

 

「ホッパー…(泣)」ドバー

 

「スチーム…!(泣)」ドバー

 

「バニー…(泣)」ドバー

 

「レ~ックス…!(泣)」ドバー

 

「フォートレス…(泣)」ドバー

 

「バハム…!(泣)」ドバー

 

「クロ…(泣)」ドバー

 

「マーキュリン…(泣)」ドバー

 

「ドンドン…!(泣)」ドバー

 

「サボ~(泣)」ドバー

 

「ホーク…!(泣)」ドバー

 

「スッケボー…(泣)」ドバー

 

「ダーッシュ…!(泣)」ドバー

 

「カニ…(泣)」ドバー

 

「ケラー(泣)」ドバー

 

「マルス…(泣)」ドバー

 

「フェニックス…!(泣)」ドバー

 

ケミー達は涙を滝のように流しており、ハジメ達はちょっと顔をひきつらせていた。

 

 

香織はレミアに治癒魔法をかけ、足の容態を見ていた。

 

「コゾー…」

ジョブケミーレベルナンバー3 ドクターコゾー

 

「マックラ…」

オカルトケミーレベルナンバー7 マックラーケン

 

エリセンで医者をやっているケミー、ドクターコゾーとそこに住むケミー、マックラーケンが心配しながら見守っている。

 

「大丈夫、時間はかかるけどちゃんと治るわ。後遺症なく治すには何日か時間をかけていくのがいいと思います」

 

「コゾー…!」

 

「マックラ!マックラー!」

 

「まあ!この怪我は誰にも治せないと聞いておりました。何とお礼を言えばいいか…!」

 

「キュリーン!」

 

「ドンドン」

 

するとレミアがハジメに口を開く。

 

「もしかして、あなたがハジメさんですか?」

 

「…っ!?なぜ俺の名を…」

 

「あなたの友人という方がこの町に来たのです。あなたがミュウを保護していると。今は少し出かけていますが…」

 

すると、ヘリコプターのプロペラの音のような音が近づいてきた。

 

「この音は…」

 

「あら、どうやら帰ってきたようですね」

 

レミアがそう呟いた瞬間、ドアが開かれる。

 

「レミアさん、気分はどうですか?」

 

「効くか分からんが、薬草取ってきた…って、は…?ハジメ…?」

 

「猛…?」

 

「雫ちゃん…?」

 

「え、香織…?」

 

入ってきたのはなんと猛と雫だった。

 

 

402:トータスガッチャード

なんでバッファニキがエリセンにいるんだよ。

 

403:ありふれバッファ

そりゃあ、海は解放感があってデートにはいいかなって思っただけ。

 

404:乙女ゲーはパンダにも厳しい

というかどうやってエリセンまで来たの?

 

405:ありふれバッファ

ゲキオコプターに乗ってきた。

 

406:シローは元シャドウガーデン

ビークルケミーは便利だな。

 

 

「雫ちゃん、ようやく猛君とくっついたんだね」

 

「何?猛お前、八重樫と付き合いだしたのか?」

 

「まあな、んでお前はまた女増やしたのか?今度は未亡人ってか?」

 

「うるせえ」

 

「そういえばテューク君は?さっきから姿が見当たらないんだけど…」

 

「テュークならあそこにいるぜ」

 

ハジメの指さす方向に、テュークはいた。何やら上を見上げている。

 

「テューク、何してるんだ?」

 

「…人を待っている。もうすぐここにやってくる」

 

「何?一体誰が「来た!」…ん?」

 

すると遠くから何かが高速で飛んできていた。

 

「なんだありゃ?」

 

「戦闘機?」

 

「あれって…!」

 

「香織、知ってるのか?」

 

「ケミーさんなのー!」

 

「あれがケミーですか!?」

 

「ケミーとは本当に個性豊かじゃのお」

 

戦闘機のようなケミーがエリセンの周りを高速で周り始める。まるで何かを探しているかのように。

 

「エクシード!!」

 

「ビークルケミーレベルナンバー10 エクシードファイターだ!」

 

「レーックス!!」

 

エックスレックスが大声でエクシードファイターを呼ぶ。エクシードファイターもそれに気づいたのかこちらに近づいてきた。するとエクシードファイターから一人の女性が飛び出してきた。

 

「テュークー!!」

 

女性に呼ばれたテュークは彼女を受け止めた。

 

「よかった!急に連絡取れなくなって心配したんだから!」

 

「ごめんよ、グリューエン大火山での戦いでケミーライザーが故障しちゃって直してたんだ」

 

どうやら女性とテュークは親しい仲のようだ。すると香織とミュウが反応する。

 

「あなたは確かアンカジ公国で…!」

 

「ケミーさんを連れていた人なのー!」

 

「何?香織、ミュウ、本当なのか!?」

 

「うん、確か…ネルムって名前だったかな」

 

女性の正体は、香織とミュウがアンカジ公国で出会ったネルムだった。するとネルムの懐からカードに入った四体のケミーが現れる。

 

『ユニ!』

 

『サーン!』

 

『ケルベロー!』

 

『ムーン…』

 

「なんだ?ユニコーンに太陽にケルベロスに月?」

 

「コズミックケミーレベルナンバー4のネミネムーンとレベルナンバー7のザ・サンにファンタスティックケミーレベルナンバー3のユニコンとレベルナンバー6のヨアケルベロスじゃないか!」

 

ハジメ達は突然の来訪者に困惑する。

 

「おいテューク、そろそろ説明してくれ。色々情報量が多い」

 

「あぁ、わかった。彼女は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の嫁だ」

 

「「「え…?」」」

 

テュークの発言に猛達やケミー達が呆気にとられる。

 

「初めまして、ネルム・リヴェンジャーです。主人がいつもお世話になっています」

 

「「「「な、なんだってえええええええええええ!?」」」」

 

その場にいた全員とスレ内は阿鼻叫喚に包まれた。

 

「テュークさん、結婚してたんですか!?」

 

「そんな…テュークに先を越されていたなんて…」

 

「ユエ、一体何を張り合っているんだ…」

 

「てかそんなの聞いてねえぞ!」

 

「そりゃあ言ってないからね」

 

「い、いつからなの?」

 

「去年」

 

「しかも新婚!」

 

すると少し離れた場所から物音がした。

 

ガタン!

 

「ん?」

 

「何?今の音?」

 

全員が音がしたであろう方向を見ると、転んだのか起き上がっている蒼汰の姿があった。

 

「え?誰あの人…」

 

「あれ?蒼汰さん!?なんでこんなところに!?」

 

「ん?テュークよ、あの男を知っておるのか?」

 

(やってしまった…。テューク君の衝撃発言にびっくりし過ぎて物音を立ててしまった…)

 

蒼汰はどうやら気付かれないように潜んでいたが、うっかり音を立ててしまったようだ。

*1
※現実にも肉食のバッタはいます。




というわけでかつて企画に参加させていただいた攻月レイドさんの蒼汰が登場しました。彼はしばらく、トータスに滞在します。あとレイドさんの作品にもアナジェネのキャラが登場していますので良ければそちらもどうぞ。↓
https://syosetu.org/novel/237050/
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