仮面ライダーギーツ アナザーワールドジェネレーションズ   作:Naniro

52 / 69
前回のあらすじ、既婚者だったガッチャードニキ。

前回登場したケミー達
ギガバハム
ティオの友達で数百年ぶりに再会を果たす。彼女の元を去った理由はケミー達はエヒトに危険視されているからそれに巻き込まないように去るべきだとクロアナに説得されたから。

クロアナ
ギガバハムの相方。ギガバハムを竜人族の元を離れるよう説得しにやって来た。しかし、ギガバハムが勝手にティオに会いに行ってしまい、追いかける羽目に。わりと苦労人なのかもしれない。

マーキュリン
ミュウの友達。ミュウが無事に帰ってきて安心した。

ドンポセイドン
マーキュリンの相方でエリセンの守護者。

ドクターコゾー
エリセンで医者をやっている。

マックラーケン
エリセンの海の中に住んでいる。海人族の子供達の遊び場。

※竜星の錬金術師の内容をおまけで追加しました。


閑話 混沌の前兆

496:サポーター・キューン

ガッチャード、君既婚者だったのか…。

 

497:トータスガッチャード

(∀`*ゞ)エヘヘ

 

498:ゲイムギョウ界の番犬

というかこの事はヴァルバラドニキは知ってるのか?

 

499:トータスヴァルバラド

知っているに決まってるだろ。あの時はほんと驚いたわ。急にあいつが女の子を連れて来たと思ったら『彼女と結婚する!』って言いだして。まさかスピード結婚をこの目で見るとは思ってもいなかった…。

 

500:ありふれバッファ

ウッソだろおい。

 

501:狼はモナドと共に

それになんでトータスにディエンドの蒼汰さんがいるんだ?優斗さんもいるのか?

 

502:ありふれバッファ

あの人は別の世界にいるとかどうとか…

 

503:学園都市の梟

というかガッチャードニキはどうしてそんなに早く結婚したんだよ?付き合ってからでも良かったんじゃ?

 

504:トータスガッチャード

それはね…、前世の恋人だったんだよ彼女は。あの時、俺は豪華客船で彼女にプロポーズするつもりだった。しかし、突然の大嵐で船が大きく揺れ、俺と彼女は海に放り出された…。

 

505:ペンギン提督

それで転生したトータスで再会して、あの時のプロポーズをしたと…。

 

506:トータスガッチャード

そういうことです。

 

507:トータスヴァルバラド

おい、それは初耳なんだが?

 

 

◇エリセン◇

 

「お前、名前からして日本人か?」

 

「まあね」

 

ハジメは蒼汰にそう確認する。

 

「まあ僕の場合はちょっと違う形でここに来たんだけどね」

 

「…まあいい、取り敢えず大迷宮について話すぞ」

 

ハジメ達は四つ目の大迷宮であるメルジーネ海底遺跡について話し合っていた。そして猛、雫、蒼汰はエリセンに残ることになったが…。

 

「ネルム、君も行くの?」

 

「当然よ、そのつもりでここに来たのよ」

 

テュークの妻であるネルムも迷宮攻略に参加すると言い出したのだ。それに対してハジメが口を開く。

 

「着いてくるのはいいが、お前は戦えるのか?」

 

「もちろん、なんなら手合わせしてみる?」

 

するとネルム指輪が変化する。そしてガッチャードライバーに似たベルトが出現した。

 

アルケミスドライバー!

 

ガッチャードライバーに似たベルト、アルケミスドライバーにネルムは変化した指輪、ハイアルケミストリングをかざす。

 

アルケミスリンク!

 

そしてユニコンとザ・サンのカードをセットする。

 

UNICON!

 

THE SUN!

 

As above, so below…

 

「変身!」

 

ガガガガッチャーンコ!

 

プロミネンスホーン!

 

サンユニコーン!

 

(あざな)は…、仮面ライダーマジェード!」

 

ネルムが変身した仮面ライダーマジェードにテュークを除いた一同が目を見開く。

 

「さあ!どこからでもかかってきなさ──」

 

「わかったわかった。もうこの時点でお前が強いってのは分かったから」

 

「え…?」

 

いざ戦おうとしたときにハジメが待ったをかけた。マジェードは困惑する。

 

「いやあの、私まだ何もしてないんだけど…、変身しただけなんだけど…」

 

「仮面ライダーの力は猛やテュークで十分すぎるくらい身に染みてる。大迷宮に連れてってやるから」

 

ハジメから認められたが、マジェードはどこか不服そうにしながら変身を解除した。

 

 

エリセンの人目のつかない場所に蒼汰、猛、テュークは密会をしていた。

 

「そういえば、快斗君は最近どうだい?」

 

蒼汰が快斗のことを聞いてきた。猛とテュークは神妙な顔つきになる。

 

「…彼に何かあったのかい?」

 

「実はな…」

 

猛とテュークは快斗に何があったかを話した。それを聞いた蒼汰は腕を組み、顔を顰める。

 

「そうか…、快斗君がねぇ…。まさかそうなってしまうとは…」

 

「今はギーツニキ達が探しているんだけどね。それにこの前、ロポネキの世界で確認されたけど、シーカーニキがユーフォーエックスを連れていたんだよ。しかもシーカーニキを守っていた」

 

「ユーフォーエックスが?ケミーがギャングライダーズに協力しているのか?何のために…?」

 

(今考えられるのは、弱みを握られていて無理矢理従わされているとかか?)

 

蒼汰は少し考えこむが、あくまでも予想でしかない為、これ以上はわからない。取り敢えずこの事は置いておくことにした。

 

「そういえば、ここに来る途中でヘルシャー帝国の兵士の話をちょっと盗み聞きしたんだ。なんでも神星と神竜を探しているらしい」

 

「神星と神竜?」

 

「なんだそりゃ?」

 

蒼汰が帝国兵から掴んできた情報にテュークと猛は首をかしげる。

 

「お兄ちゃん達、神星さんと神竜さんの話をしてるのー?」

 

後ろから声がし、振り向くとそこにはハジメとミュウがいた。

 

「少し話を聞かせてもらったが、帝国が狙っているっていうその、神星と神竜ってのはなんだ?」

 

ハジメが蒼汰にそう聞くと、ミュウが説明しだした。

 

「大昔に神星さんと神竜さんとがれんきんじゅつしさん?っていう人と一緒に悪い悪魔さんをやっつけてくれたっていう絵本なの!ママがよく読んでくれたの!」

 

ハジメ、猛、テューク、蒼汰は顔を見合わせるとミュウの家に向かった。

 

 

「これがその絵本です」

 

レミアが持ってきたのは一冊の絵本、題名は"竜星の錬金術師"と書かれていた。本を開くとそこには人々を襲い愉悦に浸る悪魔、そこに立ちはだかったのは一人の錬金術師と青い球体の星と竜。錬金術師は星と竜と融合し、姿を変えて悪魔に立ち向かい、打ち倒した。そして星は神星、竜は神竜と呼ばれ、錬金術師は竜星の錬金術師と呼ばれるようになったのだという。

 

「私もこの話を知っています。神星様は命を司り、新たな命を生み出し、神竜様は如何なる魔物が束になっても聖なる炎で焼き尽くす。母様からよく聞きました」

 

「妾も聞いたことがある。神星様と神竜様は二大守護神として崇められておる」

 

どうやらシアやティオも知っていたようだ。すると、クロスウィザードがぼそりと口を開いた。

 

「…ガイアードにドラゴナロス…」

 

クロスウィザードのその言葉にハジメ達の視線が一斉にクロスウィザードに向いた。

 

「…知っているのか?」

 

「うん、君達が神星や神竜と呼ぶ彼らの正体は、コズミックケミーレベルナンバー10のガイアードとファンタスティックケミーレベルナンバー10のドラゴナロス。最初に生まれた始祖のケミーだ」

 

その場にいた全員が目を見開く。伝説の存在の正体がケミーという事実に驚きを隠せなかった。クロスウィザードは続ける。

 

「それにこの竜星の錬金術師…、初代ガッチャードライバーの継承者だと思う。当時ケミーはまだガイアードとドラゴナロスしかいなかったみたいだから詳しくは分からないけど」

 

「竜星の錬金術師が先代…、しかも初代継承者…」

 

テュークがそう呟き、考え込むように黙り込む。すると猛がテュークに質問をする。

 

「テューク、お前は何代目だ?」

 

「俺は三代目。因みに二代目は俺の先祖で解放者の一員」

 

「つまり、解放者が結成される前からケミーは存在していたってことか」

 

その場がしばらく静寂に包まれる。すると猛がまた口を開く。

 

「それにしてもこの絵本の悪魔、すげえムカつく面してんな。檜山みてえだ」

 

「おい、それ言ったらもう檜山にしか見えなくなっちまうじゃねえか」

 

さっきまでのシリアスムードが一気に崩壊し、ハジメがツッコミを入れる。その場が笑いに包まれた。

 

 

【ダイレクトメッセージが届きました】

 

「まただ。最近よく来るようになったな…」

 

「またギャングライダーズの情報か?」

 

エースはスパイダーフォンに届いたダイレクトメッセージを確認する。ここ最近、ギャングライダーズに関する情報を誰かが送ってくるのだ。送り主は誰なのかはわからない。ディケイド*1ことツナギ コウヘイが心当たりがある人物が思い浮かぶ。

 

「もしかしたら、コテハンオルタナティブのスウォルツじゃないか?あいつも何をやっているかよくわからねえし」

 

「あり得なくはないかもな。……っ!?」

 

ダイレクトメッセージを確認したエースは目を見開いた。コウヘイはどうしたのかと覗き込む。するとコウヘイも目を見開いた。

 

"仮面ライダー龍騎の転生者は生きている"

 

"W-3463255*2の世界に菓子を食べると小さなモンスターを生み出す能力を持つ者がいる。近々ギャングライダーズが手駒にするために捕らえる模様"

 

 

◇エリセン◇

 

メルジーネ海底遺跡に出発当日、潜水艦の前でハジメ一行はテュークとネルムが来るのを待っていた。

 

「お待たせ~」

 

テュークとネルムがやってきた。

 

「遅いぞ…ってテューク、お前なんか痩せたか?」

 

「そう?気のせいだろ」

 

ハジメはテュークがなにやらげっそりしてるように見えていた、逆にネルムは肌がツルツルしているように見えた。そして猛、雫、蒼汰が見送るなか、潜水艦は大迷宮を目指して潜っていった。その様子を一匹のケミーが見ていた。

 

「ナイン…テイル…」

 

 

 

 

◇おまけ◇

 

竜星の錬金術師

 

今より遥か昔のことです。

 

平和な日々を過ごしていた人々の前に突如、悪魔が現れました。悪魔は魔物を呼び出し、魔物は人々を襲いました。

 

人々は悪魔に立ち向かいましたが、悪魔には全く太刀打ちできませんでした。

 

誰も自分を倒せないと知った悪魔は気を良くし、この世界の支配者になると言いました。

 

逆らうものは殺され、子供達は拐われ、人々は絶望しました。

 

そのとき、一人の錬金術師が立ち上がりました。

 

錬金術師は空に向かって叫ぶと、天から星と竜が現れました。

 

竜は炎を吐いて魔物の大群を焼きつくし、星は殺された人々を生き返らせました。

 

そして錬金術師は星と竜と融合し、姿を変えて悪魔に立ち向かったのです。

 

星と竜の力を得た錬金術師は悪魔を圧倒し、瞬く間に悪魔を打ち倒してしまいました。

 

戦いを終えた錬金術師と星と竜は静かにその場を去っていきました。

 

そしていつしか、星は神星、竜は神竜と呼ばれるようになり守護神と崇められるようになりました。

 

人々はあの悪魔を倒した錬金術師のことを竜星の錬金術師と呼び、世界を救った英雄と称えました。

*1
ネオver

*2
並行世界のIDのような感じ?




ネルム・リヴェンジャー
テュークの妻で仮面ライダーマジェードに変身する。彼とは前世から男女の仲だった。ちなみに彼女は掲示板は持っていないが、テュークから事情は聞いている。

ふう、書けた。(寝落ちしたけど)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。