仮面ライダーギーツ アナザーワールドジェネレーションズ   作:Naniro

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どうも、ちょっと遅くなりました。


英霊との邂逅

「立花!事故に遭いかけたと聞いたが…」

 

「大丈夫です翼さん、直前で突然現れた私達と同じくらいの年の少年が庇ってくれたんです。そしたらトラックが大破して彼は傷1つも負ってなくてそのまま逃げていきました…」

 

「なんだよそいつ!バケモンか!?」

 

弦十郎の連絡で装者達が集まり、響が事故に遭いそうになったことをアダムから聞き、翼やクリス達は響から事情を聞いて驚いていた。

 

「トラックに轢かれて平気とか絶対人間じゃないデス!」

 

「アダムさんやサンジェルマンさんのような類?」

 

「もしかして司令みたいに鍛えぬいた人?」

 

様々な意見が飛び交う中、弦十郎がやってきて装者達に現状を話す。

 

「全員いるな?急に呼び出してすまない。今、とても慌ただしい状況になっている。蒼汰君からの報告で街の至るところに空間が割れているような現象が見られている。それがどういうものかは調査中だ。それともう1つ、各地で黒い人の形をした何かが人々を襲っているという情報も得た」

 

弦十郎はモニターを映すとそこには複数の黒い人影が徘徊していた。

 

「一応倒せるということが判明している。人々はその場から避難しているが、これ以上活動範囲を広げられては厄介だ」

 

「つまり、その黒い人影とやらがこれ以上活動範囲を広げて人々に危害を加えないよう、討伐しろってことね」

 

「そうだ、優斗君と蒼汰君は今手が込んでいると連絡が入った。和人君や春雪君もそちらで相手しているため、装者達で向かって欲しい。優斗君曰く、意外と侮れないとのことだから油断はするな」

 

弦十郎の指示で装者達は指定された場所に向かった。

 

 

少し時間は遡り、黒髪の青年、桐ヶ谷和人と妻の明日奈は人の言葉を話す謎の赤い馬(?)に困惑しており、2人の娘である結は興味津々だった。すると結が人参を取り出した。

 

「お馬さん、人参食べます?」

 

「ヒヒン!……いえ、お気持ちだけいただいておきましょう。私は今、それどころではないのです」

 

((めっちゃ欲しそうにしてる…))

 

赤い馬(?)はそう言いつつも人参を物欲しそうに見つめていて、和人と明日奈には欲しがっていることがバレバレであった。

 

「あ、赤兎馬じゃん!」

 

突然の声に和人と明日奈は振り向くと、そこには永夢威とハルがいた。

 

「ハル殿に永夢威殿!?」

ライダー 赤兎馬

 

「赤兎馬、ここにいたのか。ネオディケイドニキが探してたぞ」

 

「マスターもここにおられるのですか!?」

 

(赤兎馬?さっき呂布って言ってたような…)

 

(呂布は自称なのかしら…?)

 

赤い馬(?)、赤兎馬はマスターであるコウヘイがこの世界に来ていることを知り、目を輝かせる。すると、永夢威が和人、明日奈、結の3人を見て目を丸くする。

 

「あれ?カズさん!?明日奈さんまで!?……って、えぇ!?ユイちゃんが実体化してる!?」*1

 

「え?なんで俺達を知ってるんだ?どこかで会ったか?」

 

「結ちゃんが実体化ってどういうこと?」

 

和人と明日奈は何のことかわからず、困惑する。するとハルが間に入った。

 

「すみませんね。知り合いとそっくりなので間違えているんですよ。あの3人はまた違う世界線の住人だ。お前の知るキリトやアスナじゃない

 

ハルは永夢威に小声でそう伝える。すると、赤兎馬が何かを察知する。

 

「む?なにか来ます」

 

「「ん?」」

 

赤兎馬がそう呟いた瞬間、黒い人影が複数現れ、ハルや永夢威達を取り囲む。

 

「な、なんだこいつら!?」

 

和人は突然現れた黒い人影に警戒し、明日奈は結を抱き寄せる。すると赤兎馬、ハル、永夢威が3人を取り囲むように円陣を組んだ。

 

「シャドウサーヴァント…、いきなりこいつらを放ってくるとは…」

 

「色々言いたいことあるけど、まずは片付けをしないと」

 

「そこの御一家、私達が退路を開きます。その隙にお逃げください」

 

ドライバーオン プリーズ

 

マイティアクションX!

 

シャバドゥビ タッチ ヘンシン~

 

「「変身!」」

 

フレイム プリーズ

 

ヒー ヒー ヒーヒーヒー!

 

ガシャット!

 

let'sgame! メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!?

 

I'm a 仮面ライダー

 

ハルはウィザード フレイムスタイル、永夢威はエグゼイド アクションゲーマーレベル1に変身し、黒い人影であるシャドウサーヴァントに向かっていった。和人、明日奈、結はその光景を目を丸くしながら見ていた。エグゼイドは飛び跳ねながらガシャコンブレイカーハンマーモードで攻撃し、ウィザードはウィザーソードガンをソードモードに、赤兎馬は槍や口から放つ火炎放射で応戦する。

 

「大変身!」

 

ガッチャーン!レベルアップ!

 

マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクションX!

 

「フィニッシュは必殺技で決まりだ!」

 

エグゼイドはゲーマドライバーを開き、アクションゲーマーレベル2になると、ガシャットを引き抜き、キメワザスロットホルダーに差し込む。

 

ガシャット!キメワザ!

 

マイティクリティカルストライク!

 

ドォオオオオオオン!!

 

会心の一発!

 

エグゼイドの連続蹴りによる必殺技、マイティクリティカルストライクが炸裂し、シャドウサーヴァントは撃破された。

 

「フィナーレだ」

 

ウィザードはウィザードライバーを操作し、右手の魔法リングをキックストライクウィザードリングに変え、ウィザードライバーにかざす。

 

チョーイイネ!キックストライク!サイコー!

 

ドォオオオオオオン!!

 

ウィザードはロンダートの後にバック宙をして放つ飛び蹴り、ストライクウィザードをシャドウサーヴァントに叩き込み、撃破した。

 

「宝具、偽・軍神五兵(イミテーション・ゴッドフォース)!」

 

赤兎馬は大弓を召喚すると、槍を矢のようにして放つ宝具、偽・軍神五兵(イミテーション・ゴッドフォース)でシャドウサーヴァントを撃破した。

 

「変身?まさか、優斗と同じ仮面ライダーなのか……?」

 

和人がそう考えているとシャドウサーヴァントはウィザード、エグゼイド、赤兎馬によって全滅していた。

 

「なあ、アンタら、もしかして仮面ライダーか?」

 

和人がウィザードとエグゼイドにそう質問する。ウィザードとエグゼイドはそう聞かれて和人の方を振り向く。

 

「仮面ライダーを知ってるのか!?」

 

「あぁ、俺達の知り合いに仮面ライダーがいるんだ。ディケイドっていう仮面ライダーがな」

 

それを聞いたウィザードとエグゼイドは小声で話し始める。そして和人達に向き直る。

 

「もしかしてそのディケイドって神風優斗っていう名前?」

 

「知ってるのか!?」

 

「やっぱり、ネオディケイドニキの話の聞いた通りだ。デザイアのギーツニキがかつて、一緒に戦ってくれたディケイドとディエンドがいるって。じゃあこの世界はあの人の住む世界ってことか」

 

「ネオディケイド?」

 

和人達はネオディケイドという聞き慣れないワードに疑問を持っていると、ウィザードとエグゼイドが突然黙り込む。

 

「「……」」

 

「ん?どうしたんだ?」

 

「おそらく仲間から連絡が来たのでしょう。彼らは掲示板なる連絡手段を持ち合わせています。おそらくマスター殿にも……」

 

赤兎馬は2人は仲間と連絡を取り合っていると説明し、しばらくすると2人は再び口を開いた。

 

「ネオディケイドニキと連絡が取れた。優斗っていう人も一緒らしい。一旦合流しよう。そっちのカズさん達も着いてきてくれ」

 

「あ、あぁ…(カズさん?)」

 

ウィザード、エグゼイド、赤兎馬は和人、明日奈、結を連れて、コウヘイと合流するために待ち合わせ場所に向かった。

 

 

ウィザード達がシャドウサーヴァントと戦っていた同時刻、春雪と黒雪が不穏な雰囲気を感じ取り、メタトロンが青白い髪の女性と目があってしまう。すると春雪と黒雪がメタトロンの様子に気づいた。

 

「メタトロン?どうかしたの?」

 

黒雪がメタトロンの心配をすると、彼女は少し間を置いて、話し出す。

 

「先程、向こうに肩に熊のぬいぐるみを乗せた青白い髪の女性を見ました。あの女性は…普通の…いえ、私達の常識を──」

 

「私がどうかしたって?」

 

「「「っ!?」」」

 

突如、後ろから声がし、振り向くとそこには、メタトロンが目撃した肩に熊のぬいぐるみを乗せた青白い髪の女性がいた。

 

「ねえ、そこの天使、私のこと見てたよね?もしかして、私のことを知ってたり?」

 

「……」

 

女性はメタトロンに話しかけるが、メタトロンはまるで恐れているかのように黙ったままだった。女性はメタトロンが何も発さないので困惑する。

 

「どうする?ダーリン」

 

「いや、俺もどうしようもねえよ」

 

「「「っ!?」」」

 

青白い髪の女性が熊のぬいぐるみに話しかけると、なんと熊のぬいぐるみが言葉を話し、春雪、黒雪、メタトロンは驚く。

 

「ぬいぐるみが喋った……!?」

 

「なっ!?豚が喋ってるだと…!?」

 

春雪が呟いた瞬間、熊のぬいぐるみも豚が喋ってると驚いていた。

 

 

「私、アルテミスっていうの」

 

「俺はオリオンだ。よろしくな」

アーチャー オリオン*2

 

「黒雪姫だ」

 

「有田春雪です。こっちはメタトロン」

 

青白い髪の女性はアルテミスと名乗り、熊のぬいぐるみはオリオンと名乗った。

 

(しもべ)、彼らはギリシャ神話の人物達です。月の女神アルテミス、神の血を引く狩人、オリオン」

 

「女神!?それにあの星座で有名なオリオン!?」

 

「それも驚きだが、何故神話の神や人物がここに?それ以前にオリオンが何故その姿なのか気になる」

 

ギリシャ神話の女神アルテミスと星座で有名な狩人オリオンがここにいることに3人は驚きを隠せない。特に黒雪はオリオンが何故熊のぬいぐるみなのかが気になっていた。

 

『オリオン!アルテミス!』

 

突如、オリオンとアルテミスの呼ぶ声と同時にタイムマジーンがやってきて、春雪達の前に着陸すると、ソーゴが出てきた。

 

「ソーゴ!来てくれたのか!」

 

「あれ?ソーゴまでここに来ちゃったの?」

 

「あぁ、コウヘイもここに来て…って、ん…!?」

 

ソーゴは春雪と黒雪*3を見て目を丸くする。2人は何故自分達をジロジロと見ているのかと疑問に思う。

 

(あの2人は、アクセル・ワールドの春雪と黒雪…!?コウヘイやエースからの報告じゃ、ここはシンフォギアだったはず…)

 

ソーゴはシンフォギアの世界にアクセル・ワールドの人物がいることに驚いていた。

 

 

一方、装者達は黒い人影、シャドウサーヴァントと戦っていた。1体1体は大したことはないがここにいるシャドウサーヴァントは数が異様に多く、装者達は疲弊しつつあった。

 

「ぜぇ、ぜぇ……、クソ…!どんだけわらわら出てきやがるんだ……!」

 

あまりの多さに雪音クリスが悪態をつく。倒しても倒してもキリがなかった。

 

「司令!あとどれくらいいるの!」

 

『現状、これで半分をきったところだ…。想定よりかなり多い。まるで装者達に惹かれるかのようだ...」

 

「惹かれるってどういうことだよ旦那!」

 

『分からない……。だが順調に数は減っている。ここが正念場だ!』

 

弦十郎の言葉を受けて装者達はここが踏ん張りどころだと気合を入れる。その瞬間、何かが飛んできてシャドウサーヴァントを撃破した。

 

「え?何?」

 

「今のは…?」

 

「よぉ、大丈夫か?嬢ちゃん達」

 

突然のことに装者達が動揺していると今度は声をかけられる。その声に振り向くと、そこには両手に短剣を持った赤い外套の男、槍を持った全身青タイツの男、日本刀を持った侍の男、ローブを被った女、バイザーのような仮面で目を隠した女、大剣をもった筋骨隆々の大男がいた。

 

「だ、誰ですか…?」

 

「悪いが説明は後だ。君達、疲弊しているだろう?ここは私達が変わろう」

 

響が何者か聞くが、赤い外套の男が一旦後回しにする。

 

「おう、俺達はこんな奴ら、何度でも相手してる。嬢ちゃん達は休んでな!」

 

「■■■■■■■ー!!」

 

槍の男がそう言いながら槍を構え、大男は咆哮を上げる。そして、ローブの女以外はシャドウサーヴァントと戦い始める。ローブの女は装者達に駆け寄った。

 

「怪我はないかしらあなた達」

 

「あの、あなたは……?」

 

「取り敢えず今は私のことはキャスターと呼んでちょうだい。今から結界を張るわ」

 

キャスターと名乗ったローブの女は杖を召喚するとドーム状の結界を張る。その結界はシャドウサーヴァントの攻撃を防いだ。

 

「あなた達の相手は私達です」

 

仮面の女が鎖に繋がった短剣でシャドウサーヴァントを切りつけた。

 

 

一方、本部の方では突如現れた人物達に弦十郎達は目を丸くしていた。彼らは装者並みかそれ以上とも言える実力で次々とシャドウサーヴァントを倒していき、あっという間に全滅させてしまった。すると、装者達が彼らと話し始め、弦十郎は装者に通信を繋ぐ。

 

「聞こえるか?彼らは何者だ?」

 

『それが、彼らの名前、どっかで聞いたような気がして…』

 

「何?」

 

『赤いコートの人はエミヤ、槍の男はクー・フーリン、侍は佐々木小次郎、ローブの女は魔術師メディア、目を隠した女はメドゥーサと名乗って、大男はヘラクレスっていうらしいわ』

 

「なんですって!?」

 

マリアからの報告を聞いた瞬間、櫻井了子が声を上げる。

 

「ギリシャ神話の怪物メドゥーサにアルゴー号の船員だった魔術師メディア、大英雄ヘラクレス…。それにケルト神話でクランの猛犬と呼ばれたクー・フーリンに歴史上の天才剣士、佐々木小次郎が何故こんなところに……!?」

 

『ん?この声、通信を繋いでいるのか?』

アーチャー エミヤ

 

『お?なんだ?俺達を知ってるってか?』

ランサー クー・フーリン

 

『先に言っておくけど、私達は敵じゃないわ』

キャスター メディア

 

『というのも、こちらも困っていたところでな』

アサシン 佐々木小次郎

 

『ここは一体どこなのでしょうか?それと2人の姉を探しているのですが…』

ライダー メデューサ

 

『■■■■■■■ー!!』

バーサーカー ヘラクレス

 

神話や歴史上の人物がいることに発令所はざわついていた。

*1
エグゼイドニキこと、永夢威は別の並行世界のSAOの転生者です。

*2
※ほぼアルテミスがメインです。

*3
メタトロンは姿を隠しました。




stay night組の鯖を一気に出してみたかった。

赤兎馬
自分を呂布奉先だと主張しているが、どう見ても馬としか思えない行動が目立つ。人参が好物。イケボなのに色々と残念なやつ。ヒヒン!(バーサーカーの呂布がいるんですけどね…。by.ソーゴ)

オリオン&アルテミス
星座にもなっているギリシャ神話の狩人オリオンと月女神のアルテミス。オリオンという表記なのにメインがアルテミスで小さい熊のオリオンはほぼ戦闘力0というなんとも複雑な英霊。互いに両想いだが、オリオンは女癖が悪い。

エミヤ
少し特殊な英霊。ある一般人の未来の姿とされる。アーチャーなのに接近戦を好む。料理男子。

クー・フーリン
ギャグ回でよく死ぬでネタにされるクランの猛犬。エミヤとは腐れ縁で犬猿の仲。(彼の師匠もいます。by.コウヘイ)

メディア
悪そうだけどいい人。魔女は禁句。仮面ライダーのフィギュアを作っているという噂。装者達を見てモデラー魂が騒いでいるようだ。(彼女の元夫もいます。by.マシュ)

メデューサ
2人の姉に振り回される少々苦労人気質な人。割と常識人。

佐々木小次郎
厳密には小次郎ではない。英霊の座に相応しいからと選ばれてしまった名も無きNOUMIN。原作ではかなり強いのに星1なのが解せぬ。

ヘラクレス
■■■■■■■ー!!
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