仮面ライダーギーツ アナザーワールドジェネレーションズ 作:Naniro
「本当にあの天才剣士の佐々木小次郎なのか?」
「なんかアダムさんと声が似てるような……」
「歴史の人物や神話の人物とか何がどうなっているんだよ」
装者達は目の前いる神話や史実の人物達に困惑していた。それは当のサーヴァント達も同じだった。
「あちらも困惑しているようね」
「あちらからすれば何が何だがという状況だろう」
エミヤ達もどうすればいいか困惑していると、ヘラクレスが突如、周りを見渡しだした。
「■■■…!」
「おい、どうしたんだよ?」
「……。■■■■ー!!」
「な、何事でござるか…?」
ヘラクレスは叫び出すと跳躍し、装者達の後ろの何もない場所を攻撃した。
ドォオオオオオオン!!
「うわあああああああ!?」
ヘラクレスが攻撃した場所から1人の男が飛び出してきた。それを見た他のサーヴァント達の目の色が変わる。
「あの男は…!」
「まさか、この世界にもいたのですね…!」
現れた男にサーヴァント達が武器を構えて男に迫る。すると響が止める。
「待ってください皆さん!この人は普通の人です!」
「おう嬢ちゃん、悪いことは言わねえ、退いたほうが身のためだ」
「然り、此奴は碌でもない輩よ」
「その通りだ。ここで始末しておかないと面倒くさいことになる」
サーヴァント達は響に退くよう忠告する。すると男が響を羽交い締めする。
「えっ!?」
「響!」
男の突然の行動に響は困惑する。すると男は注射器を取り出し、響の首に突きつけ、人質にした。
「ち、近づくんじゃねえ!こいつをぶち込まれたくなかったらな!」
「あの薬品は…!」
「マズイな、あの薬品が彼女に打たれたりしたら…」
「■■■■■■ー…!!」
サーヴァント達は男が持つ注射器の薬品に危機感を持っているようだった。男はそれを好機と見た瞬間、銃声が響いた。
バン!
「ぎゃあああああああ!!」
すると男の注射器を持っている手が撃たれ、注射器を落とし、その場で悶える。
「どうやら間に合ったようじゃな!」
その声に振り向くと、そこには銃を構えた信長と鎧武、カブトと卑弥呼がいた。すると鎧武が飛び出し、戦極ドライバーを1回操作する。
オレンジスカッシュ!
「消えろこの害悪がー!!」
鎧武は怒鳴りながら無双セイバーと大橙丸による二刀流で男を切り刻んだ。
「がああああああああ!!」
男は消滅し、鎧武はそれを確認すると響に駆け寄る。
「大丈夫!?あの薬品は打たれていない!?」
「え、えっと…大丈夫です」
響が先程の注射器を打たれていないことを確認した鎧武は一息をついた。
「あの仮面ライダー、優斗さんデスか!?」
「切ちゃんよく見て、ベルトが違う」
切歌がカブトの姿を見て優斗と勘違いするが、調が指摘する。するとカブト、信長、卑弥呼も駆け寄ってきた。
「お主危なかったな。あれを打ち込まれてたら大変なことになっておったぞ」
「うんうん、本当に危なかった。君ってお人好しだね。でもそれが仇になることも視野に入れておかないと」
「えっと、誰だあんたら?」
いきなり現れたカブト、鎧武、信長、卑弥呼の4人に奏が質問する。
「あー、えっと、仮面ライダー鎧武です…」
「仮面ライダーカブト。天の道を往く者…」
「わしは第六天魔王ノブナガじゃ!」
「あたしは卑弥呼。邪馬台国の女王と言えばわかるかな?」
「「「!?」」」
装者達は信長と卑弥呼がいることに驚愕する。弦十郎達も通信越しでそれをしっかり聞き取っていた。
『戦国武将の織田信長に邪馬台国の女王の卑弥呼だと…!?』
「それより、何故信長が女なのだ!?」
「いや、そんなことわしに聞かれても…」
彼女達がそんな話をしているよそに、カブトは先程の男が落としていった注射器を拾い上げると装者達に話す。
「司令官とやら、通信越しで聞いているんだろう?この場所に来て欲しい。とても大事な話がある。それと、この世界は危機に晒されている」
『……』
通信越しで聞いていた弦十郎は少し間を置いた後、ゆっくりと立ち上がった。
「行くぞお前達、この事を錬金術協会にも伝えてくれ」
弦十郎は部下達と共に準備を始めるが、了子だけは唖然としており、弦十郎が声をかける。
「どうした?」
「今思ったんだけど、クー・フーリンっていうことは、彼が持つ槍はゲイ・ボルク。完全聖遺物に値するわ。もしかしたら彼らの他にも完全聖遺物を扱う神話の人物がいるかもしれないわ」
「確かに、クー・フーリンの他にヘラクレスという英雄やメドゥーサもいるからな」
◇
一方、エース達はスチームライナーに乗って移動しながら優斗に状況を説明していた。
「サーヴァント?なんだそれは?」
「サーヴァントとは、英雄や偉人、神話の人物等が死後、人々に祀り上げられ英霊化したものでそれを現世に召喚して使役する存在という感じかな。それを使役しするのがマスターという魔術師さ」
顔面が前が見えねェ状態*1の蒼汰が優斗にサーヴァントの簡単な説明をする。
「そのマスターってのが前に俺達を元の世界送ってくれたネオディケイドこと、コウヘイということか。じゃああいつが連れている2人もサーヴァントなのか?」
「アルトリアはそうだね。でもマシュは少し違う。人間とサーヴァントが融合した存在、デミサーヴァントってやつだね」
「デミサーヴァント?」
「細かいことは後で、ちなみにアルトリアの正体は察してると思うが、彼女はアーサー王だ」
「エクスカリバーという技で一応察してはいたが、アーサー王って女だったのか?俺の知るアーサー王は男だと思ったんだが」
「まあ作品において一部の男性の偉人や英雄が女性になるなんてよくあることさ」
「お取り込み中失礼するぞ」
優斗と蒼汰の話にコウヘイが入ってくる。
「どうしたコウヘイ」
「少し聞きたいことがあってな、腹に赤い口がある男を見てないか?」
それを聞いた優斗は目を見開き、反応する。
「お前、まさかあいつの知り合いか!?」
「……まさか会ったのか?」
「あぁ、トラックに轢かれそうになった響を庇って、トラックを大破させて逃げていって、追ったがゴチゾウ達に妨害されて逃げられた」
「ゴチゾウ…。まさか彼はガヴなのかい?」
「そうだな、あいつの名は仁口ショータ。ライダーの力を持っているがまだ変身ができない。ガヴにゴチゾウを装填した瞬間、何故かゴチゾウが射出されてしまう」
「射出って…」
コウヘイが優斗と蒼汰にショータについて話しているとスチームライナーが声を上げて、止まる。
「スチーム!」
「なんだ?急に止まって…」
急に止まったスチームライナーに疑問を抱いていると、コウヘイがピクッと反応する。
「どうした?」
「スレから連絡があった。ショータが近くにいる。ブレイドとギルスが交戦している」
「何!?」
◇
ショータは絶体絶命の危機に瀕していた。目の前には複数シャドウサーヴァント、そして堕落勇者のカケル、シバキ*2がいた。ララはキャスターのシャドウサーヴァントによって意識を失ってしまっている。
「おい、見ろよ。あいつ仁口じゃね?」
「ホントだ、臆病者の仁口じゃねえか!」
ショータはカケルとシバキの2人を見て前世でのトラウマを思い出す。
「あれ?何してんの?アンタ達」
「……」
更に小柄な八重歯の少女と背が高めで太めの体型をした巨漢の男だった。
「ゴトウか、見ろよ。こんなところに仁口がいるぜ」
「え、マジじゃん。アンタ死んだんじゃないの?」
(ハヤノ カケル、クサビヤ シバキ、ゴトウ ミロク、マエダ フトシ…。どうして前世の高校の同級生がここに…)
ショータは前世の同級生達が目の前にいることに目を丸くする。
「ん?なんだ仁口、結構いい子連れてるじゃねえか。なあ、俺に味見させてくれよ」
「……断る」
シバキがララを要求してくるが、ショータはそんな要求を飲むという選択肢はない。
「あ?俺に口答えする気か?一度死んでちょっと見ない内に随分と生意気な口を利くようになったな仁口」
すると次の瞬間、ショータの目の前にカケルが一瞬で目の前にやって来る。ショータは身構えようとしたがその前にカケルの拳がショータの腹に叩き込まれる。
「うぐぁ…!」
「…ん?」
ショータはその場に蹲り、カケルは殴った時に違和感を感じていた。
「おい、こいつ腹に何かあるぞ」
カケルはショータの体を起こし、服をまくりあげると赤いガヴが晒される。
「こいつ、腹に口があるぞ!」
「マジじゃん!キッショ!」
「遂には人間まで辞めたか!」
ショータの腹の赤いガヴを見た3人はゲラゲラと笑い出す。するとミロクがふとララを見ると不機嫌そうに舌打ちする。
「なにこの女、結構胸あってムカつくんだけど」
ショータはミロクは自分が貧乳なのがコンプレックスでよくスタイルのいい女性に悪態をついていたことを思い出し、相変わらずだ、と呆れる。するとミロクは後ろにいたフトシに指示を出す。
「おいデブ、こいつぶち犯しちゃって」
「……」
ミロクの指示にフトシは無言のままララに近づく。ショータは声あげて静止する。
「なっ!?マエダ!やめろ!」
「……」
ショータは必死にフトシに呼び掛けるが、フトシは無言のままララに迫る。
「無駄無駄、こいつ戦いの負傷で色々壊れちゃって今はアタシの忠実な犬だから。アンタの声なんか届きゃしないって」
「おいゴトウ!マエダを先にヤラせるなよ!ソイツがヤった女、皆ガバガバになっちまうんだからよ!」
「こ、こいつら…、前々から性根の腐った奴らだと思っていたが、更に落ちぶれたか…!!」
彼らの会話を聞いたショータは激昂し、カケルの腕を掴み、握りしめる。
ギュウウウウウウウ…!
「ギャアアア!?なんだこの握力!?」
カケルがショータの握力に驚いていると、ショータの拳がカケルの顔面を捉えた。
ドゴン!
「グへァッ!?」
「ハヤノ!?てめぇ!仁口の癖に調子に乗ってんじゃねえ!」
シバキはショータの反撃に驚きつつも双剣を取り出した。双剣の柄には鎖が繋がっており、ヨーヨーのように振り回してきた。ショータは腹の赤いガヴから剣を射出し、双剣に当てて防ぐ。
「こ、こいつ…!」
「こい!ゴチゾウ!」
ショータはそう叫び、口笛を吹くと、ゴチゾウ達が集まってくる。ゴチゾウ達はシバキに一斉に纏わりつく。
「「「ワニャー!」」」
「な、なんだこいつら!?」
シバキがゴチゾウ達の足止めを食らっていると、キャンディのゴチゾウが木に登り、シバキの頭上まで移動し、飛び降りると、シバキの頭に落ちた。
ガツン!
「ぐへぇっ!?」
キャンディのゴチゾウの一撃を受けたシバキはそのまま気絶する。ショータは剣を手にララに手をかけようとしているフトシに斬りかかる。
ガキン!
「…っ!?」
剣を当てたのに妙に硬かった。よく見ると剣が当たってる部分が宝石のようになっていた。
「こいつは体をダイヤモンドにできるからそんなくらいじゃ、傷1つつかないよ」
ミロクがショータに向かって右手を伸ばすと突然ショータは体が重くなり、思うように動けなくなる。
「お…重い…!」
「アタシの能力、重力を操れるのよ。いくら力が強くなったとしてもGには堪えるでしょ?」
ショータはミロクのかけてきたGに膝をついてしまう。
「やっぱりアンタは死んでもヘタレなのよ。ここであの女が壊れる様を見てるといいわ」
「ラ……ラ…!!」
ショータはララに向かって手を伸ばす。やはり自分は無力なのかと思ったその時だった。
「「変身!」」
TURN UP
「……!?」
フトシに向かってオリハルコンエレメントが飛んできて、それに当たったフトシは吹っ飛ばされ、ミロクにのしかかってしまう。
「ぶぎゅっ!?ちょっとデブ!さっさと退きなさいよ!」
ショータはいったい何が起こったのかと思っているとブレイドとギルスが現れる。
「大丈夫か?」
「仮面ライダーブレイドにギルス!?」
「俺達だけじゃないぜ」
すると今度は灰色の肌をした大男と侍の女性、長弓を持った侍が姿を現した。すると灰色の大男がシャドウサーヴァントとミロク達を見据えた瞬間、不適な笑みを浮かべる。
「フッフッフッフ……、圧政者よ!我が愛を受けるがいい!」
大男はミロクに攻撃しようと剣を振るうが、フトシが庇う。
「なっ!?なんでこんなところにツナギのサーヴァントが!?」
「ハッハッハ!圧政者のいるところにスパルタクスあり!叛逆は不滅なのだ!」
バーサーカー スパルタクス
「ちょっとクサビヤ!ハヤノ!いつまで寝てんの!さっさと起きて手伝いなさいよ!」
ミロクは石をカケルとシバキに向かって投げつけ、無理矢理起こす。
「痛ってぇ!何しやが…って、はぁっ!?サーヴァント!?」
「スパルタクスに沖田総司、俵藤太…!ツナギのサーヴァントじゃねえか!」
シバキとカケルはサーヴァントの存在に焦り、シャドウサーヴァントに指示を出す。
「スパルタクスさんはこのまま戦わせておきましょう。藤太さんはそこのお2人を介抱しつつ、援護射撃をお願いします!」
セイバー 沖田総司
「うむ、任せよ!」
アーチャー 俵藤太
「ドルクさん、僚一さんいきますよ!」
「あぁ!」
「ウオオオオ!」
サーヴァント、沖田総司はブレイドとギルスに合図をすると、シャドウサーヴァントやシバキ達の相手をする。藤太はショータとララに駆け寄る。
「よくぞここまで耐えたな。ここは拙者達に任せるといい」
藤太は長弓を使って矢を放ち、ブレイド、ギルス、沖田、スパルタクスを援護射撃する。するとミロクは鞭を取り出した。その鞭はカミソリ状の刃になっており、それを沖田に向かって振るう。沖田はそれにいち早く気づき、避ける。ミロクは沖田に鋭い目つきで睨みつける。
「アンタも気に食わないわ。晒を巻いて誤魔化しているのはわかってるのよ!無駄に大きいのぶら下げて!!」
それを聞いた沖田は目が点になり、呆れる。
「いやいや、大きいのも不便なんですよ?剣を振るときに邪魔になりますし…」
「それはアタシに対する嫌味かああああああ!!!」
「いや、別にそんなつもりは…」
沖田は大きいのも不便があることを述べたが、それがかえってミロクを刺激してしまう。
「お前のそのでかいのを削ぎ落としてやるぅぅ!!!」
「怖いこと言わないでくださいよ!」
すると、銃声が鳴り響き、シャドウサーヴァント達が銃撃される。
「スパルタクス!沖田!藤太!ここにいたのか!」
その声に振り向くと、マグナムシューター40Xを構えたエース、ガンモードのライドブッカーを構えた優斗とコウヘイ、ディエンドライバーを構えた蒼汰がいた。
「マスター!来てくれたんですね!」
「おぉ!マスター!」
「ハッハッハァ!叛逆の時だマスターよ!」
「話は後だ。まずはあのクズ共を始末する」
「ク、クズ?お、おい、コウヘイ、あの4人の男女のことか?一般人じゃないのか?」
優斗はコウヘイがカケルやシバキ達に対して異様に敵視していることを疑問に思っていると、コウヘイが鋭い目つきで優斗を見据える。
「奴らを人と思うな。コイツらは人の皮を被った厄災だ」
KAMEN RIDE
DECADE
コウヘイはネオディケイドに変身し、ライドブッカーをソードモードにして容赦なく、斬りかかる。優斗と蒼汰は雰囲気が変わったネオディケイドに唖然とする。
「クソッ!ツナギまでいるとか聞いてない!撤退ー!」
カケル、シバキ、ミロク、フトシの4人はシャドウサーヴァント達に任せて撤退していく。
「逃がすか!」
ネオディケイドはライドブッカーを振るってシャドウサーヴァントを全滅させたが、カケル達の姿はなかった。
「チッ…!逃がしたか……」
ネオディケイドは悪態をつきながら変身を解除した。すると優斗が駆け寄ってくる。
「教えてくれ。一体何が起こってるんだ?彼らはいったい何者だ?」
「奴らは堕落した連中…、勇者という名の侵略者集団だ!」
「勇者……?」
「詳しいことは後で話す。スレから連絡があった。まずは合流するぞ」
「お、おう……」
◇
スチームライナーに再び乗り込み、移動中のデザイア陣営らと一部の平ジェネWORLD達、そして優斗と蒼汰にショータ、合流したメンバーは互い簡単な自己紹介を済ませる。
「仮面ライダーギルスの神田遼一です。夏色と同じ世界出身です」
「ドルクです。最近仮面ライダーブレイドになりました」
「よろしくな、それと……」
優斗はショータと向き合う。
「先程は響を助けてくれてありがとな、ショータ」
「い、いえ……」
優斗はショータに響をトラックから助けてくれたことに改めて礼を言う。すると蒼汰がショータに質問をする。
「腹の赤いガヴということは、君はグラニュートと人間のハーフかい?」
「……わからない」
「何……?」
「俺は、自分が何者かわからない。わかるのは自分は人間じゃないってこと、宇宙人なんだってこと。前世で死んで気がついたら破棄された研究所みたいなところにいた。地球じゃない惑星だった。取り敢えず前世の名前で名乗ることにした。色々あって爺ちゃんに拾われて一時期、惑星グラニュートに住んでた。そこからまた色々あって地球に行って結城家の世話になった。そこからララがやってきて、助けたら彼女と婚約することになった」
「お前、宇宙人だったのか…。なんかすごい情報量だな……」
(というか、さらっと原作主人公ポジを奪っちゃってるし…)
優斗と蒼汰は一通り話を聞いた後、2人で話し合っていた。
「まさか新撰組の沖田総司が女とはな…。というか響やユウキと声似てるし……」
「さっきも言ったけどソシャゲとかじゃあ元の性別が男性だった偉人や英雄が女性になるなんてよくあることさ。それにしてもここの作者さんはこんなキャラ出して大丈夫かい?*3」
「お前誰に向かって話してんだ」
すると、またスチームライナーが止まった。
「今度はなんだ?」
外を覗いてみるとそこには仮面ライダーオーズとフォーゼ、三蔵が手を振っていた。3人のそばには2人の男女がいた。
「あれは、オーズとフォーゼか!あと3人はだれだ?」
「彼女達もサーヴァントだね」
優斗はオーズを目にしたと同時に何かに気付いた。オーズには何か紫のオーラのようなものを僅かに発していたのだ。
◇
「2人とも無事でよかった。フォーゼもオーズも三蔵もよく見つけてくれた」
「マスター、心配をかけたわね。でも私達はなんともないわ」
「いきなりここに飛ばされたことは驚いたけどね」
「まあ、ほぼ偶然みつけたっていう形だったんですがね…。三蔵が迷子になって大変だった……」
「いやぁ、ごめんね」
大輝はそう言いながら変身を解除し、三蔵は申し訳なさそうに苦笑いをする。
「お前らもスチームライナーに乗れ、合流するぞ」
「ういっす」
大輝、太吾陽、三蔵と2人の男女はをスチームライナーに乗り込み、再び発進し、5人は優斗と蒼汰の前に来た。
「あなた達が神風優斗さんと狗神蒼汰さんですね?」
「俺達を知っているのか?」
「はい、ネオディケイドニキから話は少し聞きました。金山大輝、仮面ライダーオーズやってます」
「仮面ライダーフォーゼ、星月太吾陽だ!」
「あたしは玄奘三蔵。よろしくね」
「私はマリー・アントワネット。気軽にマリーと呼んで結構よ。よろしく頼むわ」
ライダー マリー・アントワネット
「僕はヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。まさかマスターの他にディケイドの力を持つ者がいるなんて思ってもみなかったよ」
キャスター ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
「三蔵にマリー・アントワネットにモーツァルトまでいるのかよ…。もしかして、ゴーストとかいるのか?」
「コウヘイ君から聞いた話では今は味方にゴースト系はいないらしいよ」
優斗は偉人がいるならゴースト系ライダーがいるんじゃないかと思っていたが、蒼汰がいないと伝えた。
◇
弦十郎達は錬金術協会と共に待ち合わせ場所に着くと、装者達がカブト達を連れて弦十郎に近づく。カブトは弦十郎に話しかけた。
「貴方が司令官か?」
「そうだ、風鳴弦十郎、彼女達の司令官だ」
「僕はアダム・ヴァイスハウプト。君達は優斗や蒼汰と関わりがあるのかい?」
「俺達は直接関わりはない。ただ、俺達の同志が以前会ったことがあると聞いている」
すると今度は鎧武が口を開く。
「仲間に連絡を入れました。もうすぐここにやって来ます」
するとそこへスチームライナーが到着し、中から優斗と蒼汰が出てくる。
「「「優斗さん!」」」
「優斗君、蒼汰君、この機関車はいったい……」
「悪いが説明は後にしてほしい弦さん。紹介したい人達がいる」
優斗がそういうとネオディケイドが姿を現す。装者達は目を丸くする。
「えっ!?ディケイド!?」
「あれ?ちょっと待って、ベルトが少し違う…」
すると、スチームライナーから、ブレイド、オーズ、ギルスが現れ、デザイアや令和のライダー達も姿を現す。
ガッチャーンコ!
スチームホッパー!
スチームライナーが消えたと同時にガッチャードが現れ、装者達は驚く。
「機関車が消えた…!?」
「おーい!優斗ー!」
聞き覚えのある声に振り向くと、和人、明日奈、結、エグゼイド、ウィザード、赤兎馬がやって来た。
「って、えぇ!?なんだこいつら!?」
和人達は複数のライダー達に驚くが、ウィザードとエグゼイドが敵じゃないと伝える。そこへタイムマジーンとトライドロンも来た。トライドロンからドライブが降りてきて、タイムマジーンも着陸すると、中から春雪と黒雪が出てきた。
「あ!優斗さん!」
「春雪に黒雪まで…」
そしてオリオンとアルテミスが降りてきて、最後にジオウが降りてきた。
「ジオウだと?優輝とは違う…、いや、エース達のとこのジオウか」
優斗はジオウを見てかつて自分が会った未来からやって来た息子の優輝かと思ったが、気配が違った為、別人と判断した。
「ドライブまでいるとは、これは大事になりそうだね」
弦十郎達は唖然としていると今度はキャッスルドランがやってきて着陸した。するとオーロラカーテンが現れ、グレアとレジェンドが現れた。
「突然お邪魔して申し訳ない。少なくとも我々は敵ではない。話をしよう」
グレアは彼らをキャッスルドランに案内した。
皆さんはどの鯖が好きですか?ちなみに私はルーラーのジャンヌです。
堕落勇者ファイル
ゴトウ ミロク
能力:グラビティション
重力と無重力を操れる。対象の物や生物にGをかけたり、無くしたりできる。範囲系で下手すると味方も巻き込みかねない。
人物:相手を煽るのが好きなメスガキ属性。貧乳がコンプレックスで自分より巨乳な人に嫉妬し尊厳を破壊することを愉悦とする。フトシを従わせている。
マエダ フトシ
能力:カラットボディ
体をダイヤモンドに変える。本人の意思で一部でも全身でも自由自在。攻守に適しているが鈍足。
人物:体格がよく、太めの男子。コウヘイによればかつてはそこまで悪人じゃなかったとのことだが、戦いによる負傷で後遺症が残り、言語能力と思考能力が失われ、ミロクに従順な犬となっている。
ハナバーナ様の案をいただきました。ありがとうございました。