仮面ライダーギーツ アナザーワールドジェネレーションズ 作:Naniro
デザイアと平ジェネWORLD達はS.O.N.Gと錬金術協会の面々を連れてキャッスルドランの中に案内する。すると複数のメイド達が出迎え、奥から素晴らしき青空の会の面々が現れ、代表者のキバが前に出る。
「ようこそおいでくださいました。僕は仮面ライダーキバ、素晴らしき青空の会の代表者兼、平成ジェネレーションWORLD所属のライダーです。話し合いの部屋をご用意しておりますのでこちらへどうぞ」
「ちょっと待ってくれ」
キバが部屋に案内しようとすると優斗が待ったをかけた。
「お前達、変身を解除してくれ。彼らは信用できる組織だ」
変身しているデザイアと平ジェネWORLDの面々は少し相談した後、変身を解除した。それを見たキバも変身を解除する。
「えっ、子供!?」
変身を解除したワタルにS.O.N.Gと錬金術協会の面々が目を丸くする。
「僕を子供と甘く見ていると痛い目を見ますよ。これでも30年くらい生きてるんですから。それとコウヘイさん、こちらでも一部のサーヴァントを保護しました」
「本当か!?」
ワタルは部屋に案内すると、そこには2人の瓜二つの少女、肥満体型の男、白いローブを羽織った褐色肌の少年がいた。それを見た蒼汰が反応する。
「あれは、女神ステンノとエウリュアレにガイウス・ユリウス・カエサルにツタンカーメン…!?」
「あら、そこのあなた、私達のことを知ってるの?」
アサシン ステンノ
「何?私達をどうかしたいわけ?」
アーチャー エウリュアレ
「待つのだ女神達よ、マスターがいる。おそらく前に言っていたデザイアや令和のライダーとやらだろう」
セイバー ガイウス・ユリウス・カエサル
「カエサル殿、それだけではなく、マスター殿はこの世界の組織と交流を試みたのでしょう。現にシャドウサーヴァントが暴れたことで隠し通すことは難儀と判断され、彼の者達をここへ案内したと
アーチャー ツタンカーメン
ステンノ、エウリュアレ、カエサル、ツタンカーメンを見た一同は目を丸くする。
「嘘でしょ…。ヘラクレスやクー・フーリンがいるだけでも十分驚きなのにゴルゴーン三姉妹のステンノにエウリュアレって…、女神までいるっていうの…!?」
「古代ローマの将軍でもあり、執政官でもあるカエサルにファラオ、ツタンカーメンまでいるとは…、いったい彼らは何者なんだ…?」
了子や弦十郎達が困惑していると、春雪が口を開く。
「あの、女神ならこちらにもいます。確か、月女神アルテミスと狩人オリオンです」
春雪の言葉に一同は一斉にオリオンとアルテミスを見据える。
「……春雪君、彼女はアルテミスなのは分かるが、オリオンはどこだ?」
「アルテミスの肩に乗っているクマのぬいぐるみがオリオンです……」
「「「ええええぇぇぇぇ!?」」」
クマのぬいぐるみがオリオンであることに一同は驚きの声を上げる。
(気配からして女の方が女神なのはわかっていたが、クマの方がオリオンか……。神と人、両方の気配を感じたが、よく考えればオリオンは神と人の間の子だから当然か。クー・フーリンやヘラクレスもそうだし……)
優斗がそう考えているとメドゥーサが前に出てくる。
「上姉様!下姉様!よかった…!ご無事で…!」
「あら、メドゥーサじゃない」
「あなたもここに来てたのね、メドゥーサ」
メドゥーサは2人の姉が無事であることを確認し、安心するように一息をつく。
「あの、皆さん、とりあえず今は話し合いといきましょう。色々と聞きたいこととかあるでしょうし…」
ソーゴがそう言うと、全員は用意された椅子に腰を掛け、話し合いの準備を始めた。
◇
「デザイアの司令官、ギョロリという」
「平成ジェネレーションズWORLDの代表者、ソーゴ、またの名を仮面ライダージオウです」
「S.O.N.Gの司令官、風鳴弦十郎だ」
「僕は錬金術協会のトップ、アダム・ヴァイスハウプト」
今ここに4つの組織が集まり、次元を超えた話し合いが行われ、それぞれの組織の代表者が自己紹介をした。するとソーゴの元にカエサルがやってくる。
「ソーゴよ、話し合いなら私の出番だ。私のこの弁舌で──んがっ!?」
「お前が喋るとすぐに相手を言いくるめようとするから引っ込んでろ!」
カエサルが話し合いに参加しようとしたがコウヘイに首根っこを掴まれ、引きずられていった。
「…率直に質問させてもらう。まず、君達はどういった組織なのかね?」
弦十郎がギョロリとソーゴにそう質問するとギョロリが最初に話しだした。
「ではまず、私から話させてもらう。我々デザイアは色々な並行世界に解き放たれたジャマトという怪人を討伐することを主な活動内容としている」
「ジャマト?」
弦十郎とアダムがジャマトに対して疑問に思っていると、ギョロリはスパイダーフォンを取り出して、操作し、テーブルの上に置くとジャマトの立体映像が流れ、それを見せながら説明する。
「ジャマトは自分達以外の種族を襲い、領土を広げる。そのジャマトが何者かの手によって色々な世界に解き放たれてしまった。このままではあらゆる世界がジャマトだらけの世界になってしまう。デザイアのメンバーは全員が若くして不幸な死を迎えてしまった者達だ。彼らにはそれぞれの1つずつの並行世界に転生し、ジャマト討伐を手伝ってもらっている。平成ジェネレーションズWORLDもほとんどが転生者達だ」
「転生?まさか優斗君や蒼汰君のような転生者というわけなのか?」
「その通り、この世界にないものがある世界もあるし、この世界にない脅威がある世界もある」
「優斗や蒼汰が転生者であることだけでも驚きだったが、少なくともそのデザイアとその、平成ジェネレーションズWORLDのメンバーも転生者とは……驚きだ…。数千年世界を見てきたが、こういうのに出会うことになるとは、僕が思っているより世界はとても広いな…」
弦十郎はデザイアの面々が優斗、蒼汰と同じ転生者であることに目を丸くし、アダムは無限大とも言える世界の多さに驚きと好奇心で満ちていた。すると今度はソーゴが話し始めた。
「じゃあ次は俺が、俺達平成ジェネレーションズWORLDは堕落した勇者達を撲滅することを目的としています」
「堕落した勇者…?」
「奴らは別の世界から俺が住む世界に召喚された21人の学生達です。彼らは1人1人が強力な力を持ち、俺の世界を脅かしていた魔王という敵を討ちました。ですがその後、彼らは自らの力に溺れ、世界を好き放題し始めました。俺が住んでた町も襲われて壊滅、そんな時にウォズと名乗る人物によってライダーの力を手に入れたんです。そして平成ジェネレーションズWORLDを結成し、世界のどこかにいる平成ライダーの力を持つ者を探しています。堕落した勇者達を討ち、平穏を取り戻すために…」
「なるほどね、典型的な堕落というわけか…」
ソーゴの話に蒼汰がそう呟きながら納得していると、ゼクトルが割って入ってきた。
「…ちょっと待て、確か勇者の数は20人だった筈、召喚されたのは21人と言っていた。あと1人はどうしたんだ…?」
ゼクトルが質問すると、コウヘイが立ち上がり、意を決したかのように口を開いた。
「21人目は……俺だ」
「「「……っ!?」」」
コウヘイのその言葉に一同は騒然とする。するとマシュが立ち上がり、場を静める。
「待ってください!確かに彼は堕落勇者と同じ召喚された人物の1人です。ですが彼は他の勇者達とは違い、その力を悪用することはありませんでした。寧ろ他の勇者達を良い方向に導こうとしていたんです…!」
マシュはコウヘイは他の勇者達とは違うことを訴える。すると今度はソーゴが説明する。
「そもそも奴らは前の世界でも性根が腐った連中だったらしいです。身内に権力を持った人がいて、それを盾に奴らは好き勝手していました。ですがコウヘイはそれを正す為に権力の弱みを握って無力化し、性根を叩き直そうとしました。俺の世界に召喚されても、力の扱い方を間違えないよう教育したり、調子に乗らないよう目を光らせ、余計なことしそうになったら注意したりしてました。ですが奴らにとっては鬱陶しいだけで何の意味もなさなかったんです。魔王を倒し、疲弊したところを狙って奴らは一斉にコウヘイに反旗を翻し、数の暴力で彼を追い出しました」
「それで20人の堕落した勇者達が好き放題するようになったということか……。ん?召喚ってことは、コウヘイは転生者じゃないのか?」
優斗がそう聞くとコウヘイは首を横に振りながら答える。
「いや、死んださ、アイツらと一緒に。修学旅行でバスの事故で俺達は御陀仏になった。それで気がついたらソーゴの世界に召喚されていた。そういう形で転生を果たした感じだな」
コウヘイは少し間を置いた後、再び話し始める。
「……今になって後悔している。やはり奴らにやらせるべきではなかった。召喚されて間もないときに手足でも縛ってどこかに閉じ込めておくべきだった。色々教えたが、奴らは自分達の能力でどうこうしようとしか考えていなかった。その結果、今の事態を招くことになった。俺の失態だ」
「何言ってんだマスター、お前は別に悪かねえだろ」
「然り、元から醜悪な輩共であったがゆえ、話が通らぬ愚か者に過ぎん」
「そうです。寧ろマスターの教えを無下にするとは、なんとも度し難い行為です」
悲観的になるコウヘイにクー・フーリン、小次郎、アルトリアがフォローする。すると今度はエースが手を挙げた。
「ちょっといいか?コウヘイが堕落勇者と同じ世界なら、ショータも奴らと関係あるのか?*1」
「そうだ。ショータは前世で奴らからいじめを受けていた。あの時、もっと早く駆けつけていれば……っと、ちょっと話が逸れたな。俺達平成ジェネレーションズWORLDについてはこんなもんだ。細かいことは個人で聞きに来てくれ。それと、敵は奴らだけじゃない。優斗、蒼汰の2人ならわかるだろう。なんなら一度戦ったことがあるしな」
それを聞いた一同は一斉に2人を見据える。優斗と蒼汰はその敵についてすぐわかった。
「…ギャングライダーズか」
「ギャングライダーズ?なんだねそれは?」
アダムがそう聞くと、優斗が説明する。
「ギャングライダーズはジャマトを倒す使命を放棄し、好き勝手するようになった元デザイアのライダーだ。多分、さっき言った堕落勇者と同じような連中だろうな。(というか今思ったんだが、アダムと小次郎の声似てるな…)」
それから彼ら色々と情報交換をした。サーヴァントについての説明や、空間割れの影響、それによるソーゴの世界の住人と一部のサーヴァントがこの世界に迷い込んでしまったこと等、知りうる範囲のことをすべて話した。話し合いの結果、S.O.N.Gと錬金術協会も協力してくれることになり、4つの組織は同盟を結び、その場は解散となった。
◇
S.O.N.Gは錬金術協会と共に本部に戻りデザイアと平ジェネWORLDから聞いたことを振り返っていた。
「まさか、異界からこれ程の転生者達が集まって組織を作っていたとは驚きだ...」
「それにギョロリ司令官も問題児がいると言ってましたね」
「あぁ、デザイアが探しているというライダーか」
弦十郎達はデザイアが用意した資料の1つに目を通す。そこにはデザイアが捜索している仮面ライダーシーカーの写真があった。
◇神風写真館◇
「やれやれ、今日は一段と騒がしいな」
優斗の店である神風写真館にはデザイアと平ジェネWORLDの面々が来ており、店の中はいつも以上に騒がしかった。
「ほ、ほんとにネフィリムがいる…!」
「でも襲ったりしないんだよな…?」
「グゥ…?」
聖遺物を食らう暴食の聖遺物、ネフィリムはここでは優斗の店に居座っており、普通に生活している。優斗は店に入れる前にちゃんと説明したため、おおごとにならずに済んでいた。すると、優斗の元にハルとラルバがやってくる。
「優斗さん」
「ん?おぉ、ラルバと…ハルか?」
「あぁ、ラルバから話は聞いた。彼女を鍛えてくれたそうだな、感謝する」
「…ん?」
「実はね、ハル兄は私の従兄」
「あぁ、そういうことね」
店の中では交流会のような光景になっていた。クロスウィザードが春雪を興味津々に見つめていた。
『君って僕達と似た者同士かな?』
「いや、信じられないかもしれないけど実は僕は人間です。一応…」
『えっ!?そうなの!?』
『フォートレス!?』
一方で結がケミーやゴチゾウ達と戯れており、和人と明日奈が見守っている。すると、店のドアが開かれ、3人の男女が入ってきた。
「うわぁ、いっぱいお客さんがいるー!」
「随分と大所帯ですね」
「いやいや、多すぎやしないか!?」
「ユウキ!?」
「アリスにユージオまで!?」
店にやってきたのはユウキ、アリス、ユージオの3人だった。すると優斗がやってくる。
「俺が呼んだんだよ。説明する為にな」
スレ民達はやってきた3人に騒然とする。すると永夢威が前に出てくる。
「ユウキ!?そんなまさか、いや、確か彼女は病気で──むぐぅ!?」
瞬間、スレ民達が永夢威の口を塞ぎ、後ろに下がらせた。
「え?なんで僕のこと知ってるの?」
ユウキが疑問に思っていると、今度は信助が前に出てきて弁解する。
「すまないね、彼はかつて病気で亡くした友人とあまりにも似てたから勘違いしてしまっているんだ」
「そ、そうなんだ…」
「ユウキ、アリス、ユージオ、ちょっとこっち来てくれ。話がある」
優斗と蒼汰は3人を別の部屋に案内すると、今の状況を全て話した。
「随分と規模がデカイな…」
「ですが私達もこことは違う世界から来たのでそれもあり得ますね」
「…よくわかんないけど、要するに人助けでしょ?僕達でいいなら協力するよ!」
「悪いな」
すると、蒼汰が何かに気付く。
「ん?何か臭う…」
「何?」
5人はスレ民達が集まっている受付に戻ると凄まじい悪臭が鼻に入ってきた。
「臭っ!?」
「なんですかこの悪臭は!?」
そこには悪臭で気絶や悶絶状態のスレ民達がいた。するとハルが手を上げた。
「ごめん、コネクトのリングと間違えた」
スメル プリーズ
「お前の仕業かー!!」
優斗が突っ込んでいると突如、轟音が響き、壁を破壊してスパルタクスが入ってきた。
「この悪臭!圧政者か!?」
「壁壊すなーーー!!」
その後、神風写真館の近隣住民から悪臭がするという苦情が多数入ったという。
※因みに壁はパワードビルダーバックル持ちのライダーが直しました。
私の今いる星5鯖は武蔵、水着武蔵、刑部姫、孔明、超人オリオン、インドラ、水着タマモくらいです。モルガンとかキャストリアいるといいって聞くんですけど……