それでは、どうぞ。
「ふぅ………」
「大丈夫ですか?」
「あぁ、問題無い。やっぱりお前と戦うと普段よりも疲れるが成長してる感じがするな………先輩の立場としてはあれだが」
「コメントしづらいこと言わないで下さい」
「悪い悪い。そういや、修達はもう冬休みに入ってたんだったか?」
「えぇ、校舎の一部がトリオン兵に壊されたのでその復旧の為に少し休みが早まったらしいです」
訓練の合間の休憩時間、修と烏丸の姿は訓練室前のスペースにあり、雑談に興じていた。
「それで、あいつらはここに居着くのか」
「正しくは縄張りの一つとして認識したと言った所ですので寝泊まりは俺の家でやると思います。それにあいつらが襲う相手は悪と断じた相手のみで、無闇に危害を加えるような事はしません。普通に家事もしますし、割と綺麗好きなので報酬さえ用意すれば自主的に掃除してくれると思いますよ?」
「そういうものか?」
「あと普通に可愛いですし」
「………まぁ、見慣れたら結構愛嬌あるようには感じるな。鳥云々の前に生物的におかしな部分が多いが」
「アブノーマリティが普通の生物と同じであるはず無いでしょう」
数日前の出来事を思い出し、若干疲れた表情を浮かべる烏丸。あの後、倒れてから数分後に目を覚ました小南が目の前に目全てを見開いた大鳥が毛布を掛けようと迫っていたためもう一度気絶したというアクシデントはあったが、取り敢えず
「まぁいい、今日はバイトも入れてないから訓練に時間がとれる。まだまだ相手して貰うぞ」
「それは構いませんが………烏丸先輩、一つ聞いてもよろしいですか?」
「なんだ?彼女は居ないぞ?」
「かなりの頻度でバイトされてますが、ボーダーからの賃金でも結構な額なのでは?」
「あー……それか」
ボケをスルーしての問いに答えづらそうに頭をかく烏丸だったが、隠すことでもないと判断したのか、簡単に纏めて話し始めた。
「昔色々あって少し貧乏なんだ、生活は出来ても弟達の学費が払えるかどうかってレベルでな。防衛任務のシフトがない時間にバイト入れてようやくって感じだ」
「成る程、そうでしたか………ふむ」
事情を聞き少し黙り込んだあと、携帯端末を操作し始める。その様子を不思議に思い、声をかけようとしたがそれよりも前に修が顔を上げながら携帯の画面を示し、問い掛けてきた。
「この2日間は空いてたりしてますか?」
「別に問題無いが………何かするのか?」
「知り合いの作家の手伝いですね」
「話が見えないんだが……」
「率直に言います、バイトしませんか?日給15000円、食事代など諸々の費用は向こう持ち」
「内容は?」
重労働だとしても破格のバイト代と待遇に即座に反応した烏丸はすぐに詳細を求める。
「同人即売会での売り子等ですね。接客業のバイト経験があれば少し教えて貰えば直ぐに出来ると思いますよ?」
「………安全なのか?」
「俺と千佳は何回かやってますし、当日も行きますよ。まぁ特殊な衣装着せられますが」
「コスプレか……どんなのがある?過度な奴は嫌なんだが」
「少々お待ちを、確か出来映えを撮影して貰った際の写真があるので………」
携帯端末を再び操作し、切り替わった画面を差し出す。そこに映った写真を見て、烏丸は感心したようにおぉ、と声を出した。
「少し前に話題になってた漫画のやつか。しかしまぁかなり凝った造りだな」
「多分別のキャラクターに扮して貰う事になるとは思いますが、ネタとかではないのは確かです。作ってる方が本職なのでクオリティは保証しますよ」
「なら参加してみるか」
「じゃあ写真撮って送りますね。少しスマートな感じで立って下さい」
「こうか?」
リクエストしながらの撮影会は何枚か撮った所で直ぐに終わり、軽い身体的な特徴の質問を終えた後、写真を添付したメールが送信される。
「所で修、何で俺を誘ったんだ?宇佐美先輩とかこういうの大好きだから直ぐに飛び付くと思うぞ。まぁ俺からしたら渡りに船だったから問題無いが」
「知り合いの要望に一番合いそうなのが烏丸先輩だったので」
「その条件はなんだ?」
「『顔が良い男子』です」
「お前の方が適任だろそれ」
「俺は顔が少し中性的なだけで、かっこ良さ云々は烏丸先輩が一番でしょう?」
「自覚無いのかお前…………」
呆れたような声を出しながら少しばかり目を細める。目の前の後輩は男らしさこそあまり無いもののクールビューティーの要素が詰まった容姿をしており、顔の良さを褒められるのは悪い気はしなかったがなんとなく引っ掛かる物を感じるのであった。しかも当の本人は本気で言っているようで不思議そうに首を傾げており、その姿すら様になっているのだから微妙な思いはより強くなる。
「………雨取が強引に話を進めるのも分からなくもないな」
「何の話ですか」
「お前って知らず知らずのうちに厄介な女子何人か引っ掛けてそうだなって話だ」
「本当に何の話ですか」
先日、自分含め玉狛支部の人間の度肝をぶち抜き、頼れる筋肉だった筈の木崎が錯乱し始めるような事実が述べられた時の事を思い出し烏丸は目の前の後輩をジト目で見やる。
「結局、雨取と結婚する話はどうなったんだ?」
「………一応、仮という形で了承しました」
「渋々って感じだな」
「千佳のことは妹みたいに思って接してましたから。いきなり結婚なんて言い出されても困惑するというか………」
「兄妹にしては距離感がおかしくなかったか?俺も妹がいるが流石にそんなベタベタしてないぞ」
「そうですかね?小さい頃からこんな感じで接してたので違和感とかはないんですが」
「………ちなみに何年前からだ?」
「そうですね、大体……10年?昔野良トリオン兵に襲われてた千佳を助けたのがきっかけでそこからよく二人で行動するようになりましたね」
「トリオン兵云々は今更だからスルーしておくが、最初からそんな距離近かったのか?」
「いえ、その後半年ぐらい経ってからですね。最初は引っ込み思案だったみたいで、嫌われてはなかったんですが……まぁ少し恐る恐るといった様子でした。そこから暫くそんな感じでしたがいつの間にかいつも引っ付くようになりましたね」
「そうなった理由とか分からないのか?」
「特に心当たりは……」
段々と考え込んで記憶を巡らせていた修だったが、不意にあ、と声を溢した。
「そういえば一回千佳を庇って死にかけた事がありました」
「そんな軽く言うことじゃないだろ」
「なんてこと無いですよ?ただ歩道に突っ込んで来たトラックに衝突されただけですし。今ならあの程度止められるんですが、当時はまだ体が未発達で隣にいた千佳を咄嗟に後ろに投げ飛ばすしか出来なかったんですよね。恥ずかしい話ですが……」
「………………」
「あ、怪我についてはご心配無く。当時からEGOの影響で無駄に頑丈だったので出血過多と胸骨が何本かイカれて右腕の骨がほぼ全滅した程度で済みましたし、1ヶ月で殆ど再生しましたから」
(そういう問題じゃないだろ馬鹿か)
想像以上に重苦しい過去を聞かされ、烏丸は思わず頭を抱える。しかも話を聞く限り後輩は自分が大怪我を負ったことを些事と思っているどころか恥じてすらいるようで、そのとてつもない自己評価の低さに烏丸は心の中で悪態をつき、頭を抱える。
「………絶対きっかけはそれだな。それのあとから何か変わった事は無いのか?」
「あー……時折一緒に寝るようになりましたね。何でも俺の心臓の音を聞いてると安心するとか何とか。今でも週末は泊まりに来て一緒に寝てますし」
「それで付き合ってないとか絶対嘘だろ」
「何言ってるんですか、精々着替えを置いてる位で千佳はただの幼馴染みですよ」
「ただの半同棲してる恋人にしか見えないが?」
半分キレているような言い方になってしまう程に話せば話すほど突っ込み所が湧いて出てくる。これ以上は自分の精神が持たないと判断した烏丸は話を切って話題の転換を行った。諦めとも言うべき感情が湧いて出てくるこちらに対して気遣うような目線を向ける後輩に、別の話題を切り出した。
「………まぁいい、そろそろ次の武器種を試してみるか」
「分かりました。どの武器にしますか?」
「そうだな………まだお前が試してないのってあるのか?」
「一応ありますけどトリガーでの再現は難しいと思いますよ?大鎌とか魔法の杖的な奴とか……あとスライムとか」
「大鎌についてはこないだのダ・カーポって奴だろうが残りの2つはなんだ?」
「魔法少女のアブノーマリティと人型のスライムのアブノーマリティから抽出したEGOですが」
「そんな奴までいるのか」
「どちらも一体で大都市一つ壊滅させることが出来るレベルですがね」
徐に開いた手の中に光の粒子が渦巻き、次第にかつて握ったEGOを紡いで行く。粒子の奔流が収まる頃にはそこには無機質金縁の黒いハートが埋め込まれ、空色の翼が生える濃いピンク色の星が付いた杖が存在していた。
「なんか棒の部分が変な気もするが本当に日曜日の朝方にやってるアニメのキャラが持ってそうな見た目してるな。」
「因みに普通はこれを振って星形の魔法弾を出して攻撃しますが、魔法唱えると壁と味方貫通して敵だけに当たるビームが出ます」
「成る程………ビーム自体はガイストのガンナーシフトで出来るがそれをメインにしよう物ならトリオンが足りなくなるのがオチだろうな」
「トリガーはそこがネックですね」
「そのEGO?は銃器型の奴もあるんだろ?弾とかはどうなってるんだ」
「一部を除いてリロード不要で弾はほぼ無限です」
「不思議武器過ぎるだろ」
「概念を形にしてるような物ですし、復元能力を応用して弾を撃つ前の状態に戻るのかと。アブノーマリティは殺しても死なずに元に戻るので」
「………ダメだな、理屈を詳しく聞いても理解できる気がしない」
「抽出に用いられる技術は少なくともこの世界の科学では確実に実現不可能ですし、俺も全て理解して使ってる訳でもないので。それに深く知ろうとすると魅入られて帰ってこれなくなる可能性もありますし」
「……そろそろやるか」
「そうですね」
深く考えてはいけないと本能が警鐘を鳴らすのに従い、休憩していた筈なのに疲れたように感じる体を動かす。その途中不意に振り返った烏丸は何となく口を開いた。
「………気になったんだが、そのトラックに引かれそうになった奴が千佳じゃなかったらどうしてたんだ」
「?何を仰ってるんですか」
若干動きがぎこちなく感じる先輩に修は首をかしげ、その発言に体調を心配しながらも修はきっぱりと告げた。
「こちらに敵意を持っていない限りは誰でも助けますよ」
「………そんな死に急がなくても、良いんじゃないか?」
「大丈夫ですよ、俺は早々に死ねませんから。それに今は暴走トラック程度なら止められますし」
「そういう問題じゃないんだがな………あまり無茶はしないでくれよ?玉狛に来てから初めての後輩が死ぬ姿なんて見たくないんだからな」
「…………」
一瞬だけ驚愕で目を見開く。暫くの沈黙の後、ほんの少しの笑みを浮かべた修はすぐにその表情を戻して答えた。
「善処します」
「そこは確定させてほしかったんだが」
ガキンッ!!
「そこっ!」
「よっと!」
殺風景な訓練室の中、遊真と小南が各々の武器を振るって斬り結んでいる。互いにゴリゴリのアタッカーであるため武器同士がぶつかり合って巻き起こる火花は絶え間なく飛び散っていた。
ザンッ!
しかし次第に経験の差か才能の差か遊真が圧され始め、遂には両手のスコーピオンか弾かれた直後に双月の袈裟斬りが入った。
「……っ!」
「やっと捉え……ッ!?」
ドシュッ!
小さな体を活かして戦う相手をようやく仕留めた小南であったが、武器を振り切った瞬間に遊真が足から光の刃を生やして突き出してくる。その一撃は避けきれなかった小南の首を捉え、決して小さくない傷を残した。二人の傷が修復されると同時に流れた無機物的なアナウンスは「引き分け」という結果を告げていた。地面にぺしゃりと倒れ込んだ遊真は頭を掻きながら起き上がって口を開いた。
「うーむ、これで1勝8負1分か。勝率2割の壁は遠いですな」
「……やるじゃない遊真、最後のあれは修の入れ知恵?」
「修は対人戦は不意打ち上等で頭とかそこに近い部分を狙えって言ってたからやってみた。トリオン体での戦闘でも本能的に怯むから効果的らしいし、脳とか目とか耳とか重要で繊細な器官が多いから真っ先に潰した方が良いってさ」
「相変わらず考える事がえげつないわね……でも言ってることがあながち間違いでもないのも事実だし………あーもー!これ以上勝率落としたくなかったのに~!」
「すまんな小南先輩」
悔しそうな表情を隠そうともしない小南とは対照的ニヤリといたずらっ子のような笑みを浮かべている。それに腹を立てたのか遊真の首に腕を回して絞め始めるがトリオン体の状態ではダメージは無い為余裕そうな表情のまま話題を変える。
「そういやこなみ先輩が防衛任務行ってる間にしおりちゃんに手伝って貰って黒トリガーにボーダーのトリガー記憶させて使えるようにしたんだけど、それでもEGOをフルに使った修に勝てなかったな。最後の試合なんて何でやられたか分からなかった」
「修の奴、まだ何か隠してるの?」
「100種類以上あるって言ってたから早々に手の内が無くなるとかはないと思うぞこなみ先輩」
「マジ!?」
「ぐえっ」
「あ、ごめん!」
驚きで力んでしまった結果、首を絞められていた遊真の口から潰れた蛙の断末魔みたいな声が出る。小南は慌てて離すが、常時トリオン体の遊真からしたらノーダメージも良いところである為、何事もなかったかのように話を続けた。
「そもそもEGOが無くても強いからなオサムは。いやぁ、オレの体ってあんなに吹っ飛ぶもんなんだな」
「何されたのよ」
「力を強化してグラスホッパーみたいなので跳んで殴りかかったらカウンターで蹴り食らって家幾つか貫通した。シールドが間に合って無かったらあれで負けてたかもな」
「………その後は?」
「吹っ飛ばされた先に生えてた棘に串刺しにされて負けた。その時使ってたトゲトゲした植物の槍がいつの間にか無くなってたと思ったら突き刺さった部分から成長してトラップになってたんだよな」
「どこの自然の権化よそれ。漫画でしか見たこと無いわよそんな戦い方」
新しい後輩の奇想天外な戦い方に思わず頬をひきつらせる小南。しかし戦う者の視点から見るとその容赦の無い行動に感心すら覚えてしまう。そんな複雑な心境であることなど全く知らない遊真は己を解放してうんうんと唸る小南に対し問い掛けた。
「なぁこなみ先輩、マンガってなんだ?」
「え?遊真あんた、漫画知らないの?」
「分からん。昔っから親父と旅したり傭兵の仕事の手伝いしてたから娯楽は殆ど無かった。強いて言うなら模擬戦と………あとは親父が教えてくれたオセロ、だったか?あれは楽しかった。親父が死んでからは相手が居なかったからもう何年もやってなかったけどオサムに教えたら相手してくれるかな」
「………………」
「どーしたんだこなみ先輩?」
遊真は突然押し黙った小南にヒョコヒョコ近づいて俯いた顔を覗き込もうとするが、その瞬間にバッと顔を上げた小南に肩を掴まれ呆気にとられる。
「今日の実践訓練は終わり!残ってる時間はあんたに娯楽って奴を教えてあげるわ!」
「???」
目にメラメラとした情熱の炎のような物を宿した小南はそのまま遊真のトリガーを解除させ、横に担ぎ上げて玉狛支部の中を駆ける。
「さーて、何から教えてやろうかしら……」
「布教と聞いてッ!!」
「言ってないわよ!でもナイスタイミング!ちょっとあんたはここ座ってなさい、色々持ってくるから!」
「???」
ズサァッ!と音が鳴りそうな登場をした宇佐美と共に小南は部屋を急ぎ足で出ていく。残された遊真は未だに意識が宇宙から戻って来ておらず、ポツンとリビングのソファにされるがみまま大人しく座らされていた。ようやく事態を飲み込めた頃、遊真のいるリビングに千佳と木崎が入って来た。
「あれ、遊真くん?」
「お、チカにレイジさん」
「今日の訓練はもう良いのか?いつもならまだまだやってる最中だろう」
「うーむ、オレもそのつもりだったんだけどこなみ先輩が日本の娯楽ってやつを教えてくれるらしい。オレにも何がなんだかよく分かんないけど、こなみ先輩達に座って待っとけって言われたから待ってる」
「何故またそんな事を……」
「さぁ?オサムと黒トリガーで模擬戦したときの事とか………あとオレが親父に教わった遊びとかを話してたら急にここまで連れてこられたからわからん」
疑問が溢れて止まらない遊真は2人に事情を説明し始める。数日前に事情を聞いていた千佳は納得したような表情になるが、
「って感じだな。そういやオセロって玄界にもあるのか?」
「うん、とっても有名なゲームだよ。多分日本じゃ知らない人は居ないんじゃないかな」
「おぉ、そうだったのか。この世界目指して旅してた時には一回も見かけなかったから親父が考えたのかと思ってた。けどそれなら教える手間が省けるな、暇な時オサムに頼んでみよう」
「私も一緒やりたいんだけど……良いかな?」
「おー、もちろんカンゲイするぞ」
「やった、ありがとう!」
「………」
2人は修を交えての予定を和気藹々と話し合う。その光景を間近で見ていた木崎は言葉で言い表しづらい感情が込み上げ、思わず片手で目元を覆い、空を仰ぐのであった。
「すまない、さっきやる気満々な宇佐美先輩とすれ違ったんだが一体何が………って、これは?」
「おー、おかえりオサム」
「お疲れ様修くん、レイジさんがパンケーキ焼いてくれたから一緒に食べよ?」
「………ここ数日かなり力を入れて訓練してたからな、ちょっとした労いみたいなものだ」
「なる、ほど?まぁ有り難く頂きますが………些か豪華過ぎませんか?何か手伝いを……」
「大丈夫だ、空閑と雨取と一緒に先に食べててくれ。俺は宇佐美達を呼んでくる」
「わ、わかりました」
この後、漫画やゲームを大量に抱えた小南と宇佐美に大変困惑することになるのは現在の修には知り得ないことである。
遊真は修に対して「オレが相棒として支えてやらなきゃな」等と思ってますが、実情としては自分と似た雰囲気を纏う修の近くにいると安心するため知らず知らずの内に懐いているといった感じです。
育ちからさっぱりとした性格をしているのは間違いないのですが、自分のやらかしで父親が亡くなったという事実は当時まだ小学生程度の年齢だった遊真にとっては根底が揺らぐ程の衝撃を受けてると思います。その為、玄界に来たばかりの頃は修と同等かそれ以上に自分の命に無頓着でした。
それが変わったのは修が前世を打ち明けた辺りで、自分の事を気に掛ける修に無意識の内に亡くなった父親を重ねてます。千佳とは別ベクトルで重くなそうですね。
あと修に関しては命の勘定に己が入って無いだけです。諸事情があって心臓刺された程度じゃ死なないので何かあれば大抵自分が犠牲になろうとします。