未知限の歌姫 〜ace clers〜   作:kaederuna

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reversal song

美久舞「歌ってる時のサラが、一番、輝いて、見え…、る…。」カクン

 

サラ「美久舞君…?」

「あ…」

「あ、あぁっ…」

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

斬月「ふん、興醒めだな…」クル

斬月はその場を去ろうとする。

 

サラ「美久舞君…」

 

 歌ってる時のサラが一番、輝いて、見え…、る…

 

 壊して… もっと もっと 僕を感じて…♪

斬月「ぬっ?」クル

 

 そこに そこに 君は 居ますか…♪

振り向いたそこには、サラが美久舞を膝に乗せ歌っている姿。

 

 戦場に咲く 命よ〜… 燃えろ 燃えろ…♪

斬月「ふん、其奴と一緒が良いか。」タッタッタ

近づいてくる。しかし、歌うことをやめない。

 

 殺して… いっそ いっそ 朽ち果てるなら〜…

斬月「一緒のところに送ってやろう。」

たぎれ たぎれ 破滅の果てに…

 

斬月「これで終わりだ。」

刀を構える。

 

奇跡を呼び覚ませ…

 

斬月「死ねぃ!」グォッ

刀を振り上げ、サラを斬ろうとする。

 

閉ざされた空へ〜…

歌い終わると同時に斬月が刀を振り下ろす。

 

その瞬間、美久舞の身体から光が吹き出る。

斬月「ぬっ!?」

おもわず後ろに跳ぶ。

サラ「へ…?」

サラは美久舞を見る。

美久舞から虹色の光が出ている。

斬月(此奴、ここでやらなければ!)ダッ

斬月は今度こそ確実に殺そうと走ってくる。

サラ「美久舞くん…?」

斬月「ふん!」

 

ガギィン!

斬月「ぬっ!?」

斬月の刀は何者かの攻撃によって防がれた。

 

斬月「なぜ貴様が生きている!?」

 

美久舞「サラ、君の歌、聞こえたよ。」

サラを守るように美久舞が立っていた。

サラ「美久舞くん…!」

美久舞「はぁっ!」ギィン!

斬月「ぬぅっ!」ズザ

美久舞「ふぅ、サラ、だいじょ…」

 

サラ「美久舞くぅーん!」ドーン!

美久舞「ウオッ!?」ドスーン!

サラ「よかった…!」ギュー

美久舞「…///」ヨシヨシ

サラ「なんで生き返ったの?」

美久舞「その言い方は帰ってくんなと聞こえるんですが。」

サラ「そんなわけないでしょ!?」

美久舞「うーん、今のところは、奇跡としか…」

 

斬月「ぬぅん!」ドォッ

二人「「っ!」」

斬月「まさか生き返るとはな!また貴様と戦える!」チャキッ

美久舞「サラ、下がって。」

サラ「でも傷が…!」

美久舞「大丈夫。今多分ドーパミンとかアドレナリンの影響で動けるから。」

サラ「でも…」

美久舞「サーラ。」ポン

サラ「っ!」

美久舞「僕はサラに歌い続けてほしい。サラの歌を聴きたい。歌ってるサラを、一番近くで見ていたい。」

サラ「美久舞くん…!」

 

美久舞「サラ、歌って?」

 

サラ「…うん!歌うよ、君のために!」

 

〜漆黒の闇 傾く砂時計

頼りなく儚い命の灯火(ひ)♪〜

サラが歌ったのは、美久舞が今までに聞いたことのない曲。

美久舞「ッ!?」

失意の先に辿り着いた

〜たったひとつだけ確かな、鼓動♪〜

美久舞は今までの歌が比べ物にならないほどの力を感じた。

斬月「ゆくぞぉぉぉ!」ダッ

「邪球流!黒不峯(くろふね)!」ズォッ!

船のような巨大なエネルギーが迫る。

〜臆病風 吹かれ ゆらゆらり

底無し苦しみ 背負ってもなお♪〜

美久舞(なんだろう…)

 

(敵の動きがすごくゆっくりに見える)

〜胸を裂くこの傷痕こそ

強さに変わる希望の火種♪〜

美久舞「十天流剣術免許外伝。」

 

「無銘、不死鳥豪火(ふしちょうごうか)。」

巨大な火の鳥を召喚しぶつける。

相殺。

〜限りある時間の中で生まれる

一瞬の閃光は♪〜

斬月「ぬぉぉぉぉ!」グオッ

斬月が突っ込んでくる。

美久舞「っ…!」タッ

斬月「ぬぅん!」ガキィン!

美久舞「っ!」キィン!

〜数多(あまた)の犠牲を払いながらも

それぞれの願い 映し出す♪〜

斬月「ふはっ!力が数段上がったようだが、まだまだだ!」グオッ

「邪球流!戸愚呂蛇!」ギュアッ

蛇のように曲がる刀に逃げ道を塞がれるように囲まれる。

〜恐れに立ち止まり

終わりを待つぐらいなら♪〜

美久舞「十天流…」

斬月「これで終いだっ!」

斬られる。

 

〜全てを賭けていい♪〜

美久舞「烈火、神羅万象」キュン

幾多のエレメントを纏った天地刀を振り、刀を吹き飛ばした。

斬月「ぬおっ!?」

美久舞「すごい、これもサラの歌の力か…」

斬月「面白い、いいぞぉ!それでこそ我も本気を出せるというもの!」ドォッ

「邪球流奥義!遼魔(りょうま)!」ズオッ

斬月が青と黒のエネルギーを纏う。さっきまでとは数段力が上がっていそうだ。

〜生きている その意味に触れたい♪〜

美久舞「でも僕には…」

 

「サラがいる」

斬月「ぬぉぉぉぉ!」

無数の斬撃を飛ばしてくる。

〜例え此処が最果てでも

輝くほど消え逝く運命でも♪〜

美久舞「っ…!」キィン!

斬撃を斬り飛ばしつつ斬月に近づく。

斬月「はっ!こいっ!」チャキ

美久舞「ふっ!」キィン!

斬月「ぬん!」ガィン!

〜絶望さえも 灰になるまで

燃やし尽くせばいい♪〜

美久舞「おぉぉぉぉ!」ズガガガガ

斬月「ぬおぉぉぉぉ!」ガガガガガ

剣が幾回にもぶつかりあう。互いに譲らない。

〜軋み出した命の歯車

振り返らず記憶に刻み付けて♪〜

斬月「チェイ!」ガァン!

美久舞「おっと…」ズザッ

斬月「これで終わらせる!邪球流奥義!」ブゥン

 

「地獄伊(ぺるい)!」ゴォッ

斬撃を地面に叩きつけた巨大な斬撃の衝撃波が美久舞を襲う。

〜揺れながら 確かに煌(きら)めいた♪〜

 

美久舞「十天流剣術、免許皆伝…」

 

「奥義!烈火、真炎羅月(しんえんらげつ)!」

剣が赤と白のエネルギーを纏う。剣と衝撃波がぶつかる。

斬月「果てよ!」

美久舞「おぉぉぉぉ!」グググ

 

「絶対に、諦めたりしない!」

「十天流剣術!」

「音銃、メロルグリーバー!」フォン

天地刀のエネルギーと斬月の放った攻撃のエネルギー全てを斬月に飛ばす。

斬月「何ぃ!?」

「ぬぉぉぉぉ!」ガガガ

斬月はなんとか受け止める。

 

バキィン!

斬月「なっ…!」

斬月の刀が耐えきれずバラバラに折れた。

そしてそのまま攻撃がぶつかる。

〜命の灯火(ひ)を♪〜

斬月「ぬぉぉぉぉ!」ドゴゴゴゴゴ

「みご、とぉ…!」

 

美久舞「はぁ、はぁっ…」

「や、やった…!」

サラ「美久舞く〜ん!」タタタ

美久舞「あ、サラ…」

 

ドサッ

 

サラ「…え?」

美久舞「ゲホッ、ガハッ!」ポタポタ

 

サラ「美久舞くんっ!」

美久舞「あーやば、意識、が…」

サラ「美久舞くん、美久舞くんっ!」

 

美久舞「サ、ラ…」カクン

サラ「やだ、嫌だよ…!」

 

 

 

 

「美久舞ぁぁぁぁ!」




未知限の歌姫 〜ace clers〜

完!(2回目)

違います。
終わりません。
続きます。
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