最後の哀ちゃんヤバいですよね
???
「つい最近。ジンの野郎が例の薬で取引の目撃者を殺したと言ってたが、これは一体どういうことだ?」
眼帯をつけた老人のような男性が呟く
「殺したと言ってるが、生死不明。確か前にも生死不明だったが死亡になった奴が居たな・・・確か工藤とか言ったか?」
死亡報告者は・・・・・・と、シェリーか。
だいぶきな臭ぇ事が起きてるようだな。
組織の情報屋に探らせてみるとするかね。
「私だ。工藤新一と斎藤翔について調べろ。バーボン」
倉庫
どうも枡山さんに薬を嗅がされて、さっきまで昏睡していた和登翔です。
俺と、どうやら灰原さんまで連れこんだ枡山さんはどうやら近くにはいない。どうして俺ら2人を誘拐?みたいなことをしたのか。
もしかして経済界の大物、枡山憲三はロリショタコン?なのか?
鳥肌がゾッとするような事を考えながら、さっきから俺と灰原さんの眼鏡にコナン君が呼びかけているみたいなので応答する。
「もしもし、コナン君ですか?僕と灰原さんはどうやら誘拐されたみたいです。」
『おい!翔!灰原も無事か!?』
「えぇ。まだ灰原さんは寝かされていますが、酒蔵?みたいな場所に閉じ込められています。」
『いいか。落ち着いて聞け、お前を攫ったやつは恐らく黒の組織のピスコだと思う。今、警察に事情聴取と言って足止めさせているが、まだまだ奴の正体がわからなくて探しに行けない。近くに誰かいるか?』
え?組織のピスコ?なんでここに組織の一員がいるんだ?とかパニクりながらもコナン君に情報提供します。
「コナン君。僕を眠らせた人物に心当たりがあります。枡山憲三さんです。今近くにはいないようです。」
『なんだと!?それは本当か!?』
「えぇ眠らせる前に僕の名前を言いながら近づいてきて、その後眠らされました」
思えばなんであの人は、僕の名前を知ってたんだろう。
まさかもう、組織には僕の事がバレたのか!?
内心焦っていると灰原さんも起きてきた。
「ところで、コナン君は無事ですか?」
『あぁ、ホテルの前の博士の車ん中だ』
よかった。コナン君は組織のぺド野郎には捕まらなかったようだ。
にしても何故こんな酒蔵に?と考えていると灰原さんが近くにあったパソコンに向かって何かやっている?
「灰原さん。何をやってるの?」
「じゃじゃーん!博士の大冒険2!!」
なんだ!?博士の声がパソコンから聞こえてきたけど
「これ博士が作ったゲーム?確か学校で光彦君に返して貰ったやつだよね。」
「えぇ。恐らくピスコが私が持ってたMOを調べようと起動させていたのでしょうね」
やばいぞ。これでは博士まで組織にバレてしまったということか!?
「パソコン内に、私の顔を調べていた痕跡があったわ。これで幼い頃の私を見つけることができたのでしょうね。」
え?だとしたら何故俺まで小さくなっていると組織にバレたんだ?前に病院で一度あっただけだと思うんだけど。
「あなたのデータは恐らく薬の被験者リストには不明となっているでしょうね。工藤君のは死亡に書き換えたのだけれど、私が書き換えたと知れば、恐らく無意味になってしまうわ」
そうだったのか。てことは、何処かで俺の写真を手に入れて幼少期の顔までバレてしまったということか。
『おい、お前ら縛られてないのか?』
「はい。僕達は縛られてないのでこうやって辺りを散策しているんです。他にはつなぎが2着ほどあったり、お酒がいっぱい置いてありますね」
『そこにパイカルって酒はねぇーか?』
「ちょっと探してみますね」
えーっと?パイカル、パイカル・・・
あ、これかな?でも一体こんなのどうするんだろう。まさか飲めなんて言わないよね!?俺まだ高校生で未成年だぞ!?
「コナン君。パイカルは見つけたのですがまさか飲め。なんて言わないですよね」
『あぁ、そのまさかだ。灰原にも飲ませてやってくれ』
未成年に飲酒をさせるとはコナン君何を考えてるんだ・・・
『お前も今朝から熱があるって言ってただろ?灰原も昨日から具合が悪いって言ってたはずだ。恐らく効果はある』
熱があることと飲酒?一体何が起きるってんだ?それに熱があるのは多分コナン君に連れ回されたからであって、病院で精神的な疲れだと言われたし・・・・・・
薬を飲んでからというものの、身体がとても熱い・・・
体調悪化したじゃねえか。コナンの奴・・・
「出たわ。組織の管理してる薬のデータ」
「灰原さん、身体は大丈夫?とても熱くなってきたんだけど・・・」
「工藤君が私たちをどうするのか知らないけど、とても熱いわ」
どうしてコナン君はこんな事を・・・
身体が焼けるように熱い・・・あぁ駄目だ・・・意識が・・・
身体が元に戻っている!?
灰原さんは煙突の中に潜り混んで隠れたみたいだけど、俺は今酒蔵の中の空き樽の中に隠れている。
隠れていると奴らが来た。
「いませんぜ。ピスコのやつ」
!?
このダンディーな声は、教頭先生と取引していたあの男の!?
「一体、どこに消えちまったんだが」
「恐らくここに監禁したあとサツにでも呼び出されてる間に、逃げられたんだろうな」
この声はジン!?前に殴ってきた男だ!
近くで声がする。まさか居場所がバレたか!?
「2匹、いや1匹いるな。」
「とにかく、早く出ましょうぜ。兄貴」
どうやらあの2人組は酒蔵を出ていったようだ。
隠れんぼしてる時よりビビっていたぜ。
他にも組織のメンバーが来るかも知れないし、ここに隠れてるとするか。一般人は何も知らない。怖いし動きたくないです。
灰原さんは屋上に向かったのかな。
灰原さんが、煙突の中から落ちてきたみたい。
気になって外に出ようとしたが
「おぉ。美しい。君は赤ん坊だったから知らないと思うが、君の両親とはとても親しくてね」
「開発中の薬のことはよく聞かされていたんだよ」
「でも、まさか君がここまで進めていたとは」
この声は枡山さん?
「悪く思わんでくれよ。志保ちゃん」
危ないと感じ、咄嗟に酒樽から飛び出した。
「誰だ!?あぁ。和登くんか。いや、それとも斎藤翔君と言った方がいいかい?」
!?やっぱりバレていたのか
「そこを離れろ!枡山さん。いやピスコ!!」
急いでピスコの身体を押し倒し、取り押さえる。
高校生の身体を取り戻しておいて良かったぜ。
「っんの小僧!小癪な真似をしおって!」
「灰原。抱えて走るから少し我慢してくれ」
よく見ると血で染まってる灰原を見て、そう判断した俺はドアを蹴破りすぐさま逃げる。
後ろから追ってこないか心配だったが、どうやら酒樽の1つに銃弾があたり、そこからタバコの火が引火して火事になったようだ。
途中でコナン君と合流し安全に博士の車の中に避難した。
車内にて、暫く盗聴器でピスコの様子を聞いてると。
「どうやらピスコはジンに殺されたようね」
「あぁ。カメラマンに呑口議員殺害の瞬間を撮られていたからな」
「警察に捕まる前に口封じとして殺されたってとこか」
「組織は裏切り者には容赦ないから」
なんとも言えない結末
組織って案外ズボラなのかな?カメラマンに撮られるなんて失態をするとは。
それより、この身体はいつになったらまた幼児化するのだろうか。
「一時的に戻るだけだと思っていたんだけど、翔はなかなか戻らねえな」
「薬の被験者データも取りたいと思っていたし、丁度いいわ。しばらくそのままでいなさい」
どうやら今夜は灰原の助手になりそうです。
ベルモットに対して無反応な灰原センサー回です
ストック尽きました