そこはどこかの一室であった。
一室には、中学生程の男が何かを持って倒れていた。
その手に握られていたのは
不思議な形をした銃だった。
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「ん……」
意識が朦朧としている、何が起きたのだろうか。
ここは…
「はっ!!」
そこでようやく
自分が気を失っていたのだということに気がついた。
「どういうことだ…?」
そう、不思議だ。今までの転送では意識を失うなんてことはなかった。
これでは意識を失っている間に星人に殺されてしまうではないか。
いや、そもそもここは何処だ?
そんな考えを巡らせながらGANTZに書かれた言葉を思い出す
『このせかいでのぢんせいをたのしんでくだちぃ』
この世界を?その言い方ではまるで、異世界にでも来たような言い方ではないか。
楽しむとは?
わからないことだらけだ。ボスは何だ、制限時間はどれぐらいだ
そんなことを考えながらガンツレーダーを覗く。
しかし…
「いない?」
そう、星人の位置が表示されないのだ。
壊れているのか?そう考え、慣れた手付きで周波数を変える。
バチバチッ
しかし、ステルスの方は発動してそうだ。
そうなればこれは壊れてるわけではない。
ならばレーダーに映らない星人か?
「チッ」
さっきからわならないことだらけだ。
とりあえずこの部屋を探索しよう。何かわかることがあるかもしれない。
そんなゲームのようなことを考えながらこの家?を探索する。
窓から見える景色からして、ここはマンションか何かだろう。
キッチンやトイレ、冷蔵庫など、人が普通に生きていけそうな設備がここでは揃っていた。
誰かが住んでいたのか?しかし人の気配は全くしない。
「あとはここだけか…」
玄関以外に一つだけ、扉がある部屋があった。
その扉は、何年も開けられてないのか
蜘蛛の巣まではられていた。
おかしい、ここ以外はわりと綺麗だったはずだ。
なぜここだけ汚いのだろうか?
警戒レベルを上げながら慎重に扉を開けていく。
ガラッ ガタッ
やはり何年も開けていなかったのか、建付けが悪く、物音がうるさかった。
しかし、
そんなことが気にならないほどのものを俺は目にした。
「おいおい…嘘だろ?」
そこには何故かXショットガンやガンツソードがあった。
何故この部屋にあるのか、
いや、この部屋はGANTZの関係する部屋なのか。
そんな考えを吹き飛ばすほどのものが目に入る。
「なんでここに…」
そこには黒く大きい武器が置いてあった。
持てば体の半分以上あるだろうか?
巨大な銃身でグリップを挟んだような形状をしている。
俺はこの武器を見たことがあった
「100点武器…」
そう、これは100点を取ることで2つ目の100点メニューから
選べる強力な武器だった。
だが自分はそもそも100点を取っていない。
ならば、これは誰のものだ?
考えられるものとして、やはり一番高いのはこの部屋の主が俺と同じような奴で100点をとり、強力な武器を選んだということ。
つまりこの家はそいつの家というわけだ。
だがしかしこの部屋の扉は古びて何年も使われてないようだった。
部屋中を探しても人の気配がしない。
そこから予想できることは…
「はっ、死んじまったか…」
おそらくそいつは死んだのだろう。
もしくは更に100点を取ってGANTZから開放されたか?
「それならこいつ等は俺がありがたく使わせてもらうぜ。」
誰も使わないなら自分が使っても誰も文句は言わない。ましてやそいつが落ちてたら尚のことだ。死人に口無し。
「こいつがあるならある程度はなんとかなるだろ…」
この武器は飛距離は短いが上から押し潰す武器。他の武器と比べて圧倒的に火力が高い。そうなればそこらへんの星人相手には苦労しないだろう…
そうなれば次は、
「ここが何処かってところか」
そう考え、外出する準備を始める。
Zガンはかなり目立つだろう、窓から見れば車が道路をたくさん走っている。
しかしどんな星人に会うかもわからない危険な状況だ。できる限り持っていきたい。
そのためにコントローラーを使い、自分の周波数を変えた
バチバチッ
「これで準備は整ったってか」
そんなことを口にしながら家を出る、
鍵は何処にあるか分からなかったが、この部屋に返ってくるかもわからない。別にいいだろう。
「行ってきます、ママ」
居るはずのない人物に、
聞こえるはずのない事を言ってしまった。
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西は見落としていた
他人の部屋なのに"母と自分の写真"があったことに
その写真の中の母親の顔は
まるで息子を見送る時のように
優しく微笑んでいた
この世界に星人は…
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いるに決まってんだろ何言ってんだ
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どっちでもいいよ
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入れたら殺す
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そんなことよりドーピングだっ!!