私はセカンドの時ティガレックスはずっと弓で狩っていました、孤高な闘いでした。
ランポスの可愛さは変わらないですけどね。
さぁ、どうコイツを倒そうか?
長く生きてるおかげで戦闘のセンスもずば抜けてるだろうな、このマザーエイリアンの武器にも反応した、俺も知らないような能力もコイツは感じ取っていた、感覚も勘もこれまでのモンスターとは違い奢りも無ければ、一切の油断もしていない、身体からはただ殺気だけを感じる。
そうだ、この感じだ、俺は平和ボケしていたのかもしれないな、ドスランポス達と暮らし馬鹿二匹を猟犬にして、俺は他者より常に明らかな差が欲しかったのかもしれない。
だがコイツとは明らかな差も戦闘センスの差も感じられない、俺はプレデリアンと戦う時を思い出すな、俺を飲み込むような、殺しに特化している敵を見て、コイツもまた俺と同じなんだなと感じた。
捕食者は常に捕食者でいようとする、自らが遊びや暇つぶしで殺した者の最後は皆同じだった、自分が常に捕食される側に成る事を恐れ、力を能力を見せつけるため狩りをする。
そんな同族嫌悪にも似た感情が久しぶりにでたな、俺のプレデターとしての本能が言っている、コイツはヤバイとな、狩ではコイツのような奴は狩らない、楽しく無いからだ。
だが誇りある決闘なら、血が滾り、頭を沸かすような戦闘が楽しめるだろう。
俺はこんな事を刹那考えていた。
コイツとの戦闘は速さが必要になるな、長い物は好ましくない、双剣にするか。
マザーエイリアンの武器は軽く質量保存の法則を無視しているな、流石未来の武器。
ティガレックスは突進してくる、パワータイプだから対処は知っている。
双剣を前に出す、まず視界を奪ってやろう、俺はティガレックスに相対する様に前に走る。
ここっ‼︎、双剣を目に突き立てる、が顔を逸らされ頬に刺さる、顎の筋肉を使えなくするため筋肉を断ち切ってやろう、片方の双剣を思いっきり振り抜こうとして気が付く時間をかけ過ぎた。
バコッ‼︎
気が付いたら空を飛んでいた、視界の隅にはティガレックスが俺が落ちるであろう場所にもう突進を始めている、何故さっき吹き飛ばされた?、ティガレックスには時間を取りすぎたが、手や足に動きは無かった。
地面に着地した瞬間ティガレックスに向かい走る、まずは相手の武器を知ろう、俺は走り込みティガレックスの下に滑り込む、ここで重要なのはティガレックス本体では無いコイツの持っている武器の確認だ。
その時やはり尻尾が突き刺しに来た、俺は予想していたので避けれたが、これは意識をしないと無理だな、更に尻尾の先端には一本の大きな針が付いている、あれで刺されたら、鎧は貫通していたな、先ほどは尻尾の腹で吹き飛ばされたのだろう、ティガレックスの突進の威力、尻尾をしならせ向けてくる速さ、ティガレックスの大きさでパワーファイターだと思ったら、とんだテクニシャンだな、今気が付いたがあいつは俺に一回も尻尾を見せていない、尻尾の形状、長さ、全てを切り札にとって置いたのか!
これは面白いこんな闘いは無いと思っていた。
双剣では威力に欠けるので、槍にしておく、一撃で倒さねば、俺は一撃で倒される。
息を整え走る、ティガレックスも俺に向かって走ってくる、お互いに全てのを賭けようか。
走る俺とは違いティガレックスは急に止まる、そしてまた尻尾を突き出す、本当ならここで串刺しだが、さっき見たおかげで尻尾のリーチは知っている、ここでバックステップだ!
尻尾は俺の心臓部分の鎧を貫通しそうだが胸までは来ていない。
これで終いだ俺はプレデター特有の投擲のモーションに入る、ティガレックスは次の攻撃に入ろうとするが防御も間に合わないだろうな、俺は槍を投擲する。
ティガレックスも最後の足掻きをする、地面を噛み大きな岩を咥え盾にする。
そんな岩で守れるはずがないだろ、槍のイメージは大きなネジのイメージだし回転もしている、岩に当たった槍は岩に沈む様に入って行きティガレックスの喉に突き刺さる、ティガレックスこれで決まったな。
最後の敬意を払い、近づき俺の手で息を絶つ。
「名もわからぬ戦士よ、最後に聞け」
ティガレックスは何か言いたいらしい、一体何だ?
「最近大陸では、お前に似た生物が出るらしい、そいつらは異常なスピードで文明が進化している」
「それがどうした、世界に適応した生物が繁殖するのは当たり前だろう」
「違う、弱肉強食なんぞ俺が一番知っている、そいつらはどんな手を使ってでも己の為だけに動く、我らの種もまた、人間に追われた種だ、お前がどう思うがいい、だがあいつらは子供の動物も女も皆殺しにして皮を剥ぎ自らが着る、はぁ俺も長くないな」
ティガレックスはもう目が見えていないのだろう、焦点があっていない。
「我らは死んでもいいそれが栄えある死なら、こんな、最後の闘争ならな、だがあんな奴らに殺され死んでもなお恥はかきたくない、お前はどうか知らんが、俺はあいつらにいい思い出はないな、我が子の復習も出来ぬまま死ぬのが唯一の心残りだ、情けない、俺は砂漠の王でも何でもないな、ただの一人の親だった…」
ティガレックスは息をするのを辞め永遠の眠りについた。
このティガレックスは個体としては俺が知る中、最強クラスだった、だからコイツが人間に負けた理由もわかった、最後の『一人の親』で全てわかった、コイツもまた戦士であり守るべきものがいたんだな。
人間か此処は太古では無かったのか神様よ。
一体大陸では何が起きている。
最後のティガレックスの言葉はわかると思いますが、ティガレックスの子供を人質に取られました、人間の言葉を理解しないティガレックスですが、我が子の危機で人間が生死を握っているのも理解しました、このティガレックスは復習の途中でしたね、此処ではまだ人間に対するイーグル君はめちゃくちゃ嫌っている訳ではありませんマナーが出来ていない非常識な種族だな程度です、まだ、ね?
イーグル君も元人間なだけあって理解する所もあるからまだ憎んではいません、見たら顔を顰めるぐらい嫌いです。
何故人間が居るのかも多分、次回説明します、ご安心をシナリオ通りですので。
次回イーグル君ブチ切れる、でお会いしましょう。