放課後 2年生組が一緒に下校中…
「歩夢、何やってるのソレ?」
「愛ちゃん。これね、最近リリースされた新作アプリだよ。かわいい動物を捕まえて育てたりするの。」
「あー!、このアプリ愛さんもやってるよー!面白いよね。」
「本当!?じゃあ動物交換しよっ!」
「いいよ〜♪歩夢はどの子が好き?」
「私はこのプーモちゃんかなぁ、ちっちゃくてかわいい♪」
「愛さんはクジラマンかなぁ、強いし、なんか見た目がおもしろーい!」
ワイワイ…
「あなたさん、昨日の「木星の皇子」は観ましたか」
「観たよ〜、衝撃の展開だったね…。まさかあんな事になるなんて、びっくりしちゃった…」
「ええ、主人公ジュピターの正体の謎、そして両親の思惑、その全てがついに明かされるのか…!と言う時に、まさか過ぎる展開、です! 今後どうなるのか気になって眠れませんん!」
「2人はなんのお話しをしているの?」
「ランジュさん。これは今放送されているアニメの話です、ランジュさんも一緒に観ませんか?」
「アニメ?ふ〜ん、けっこう面白そうね。それじゃあ今度ランジュのお部屋で上映会しましょう!」
「はい!喜んで!!」
ガヤガヤ…
「なんだか、こうやって2年生の皆で一緒に帰るのって久しぶりだね。」
「そうだねー、君も愛さん達も、最近は皆色々忙しいからね。」
「でも、それだけ、スクールアイドルとして皆成長してるってことだよね。」
「そうですね、歩夢さんの言う通りです!大変ですが、毎日が楽しいです!」
「うんうん!すっごく嬉しー事だよね!。そういえば、ランジュは寮暮らしだったよね?愛さん達についてっていーの?」
「ええ、だって皆と一緒にいられる大切な時間だもの、こんなに楽しい時間を無駄にしたくないわ!ランジュは皆が帰ってから、また学園に戻るわ。」
「ふふっ、ランジュちゃんらしいね。」
ランジュちゃんらしい考え方に、思わずふふっと笑ってしまう私。そんな何気ない会話をしている中、歩夢ちゃんが言った。
「あ、このドーナツショップ、今セールやってるみたい、皆で食べない?」
私たちはドーナツショップへと入っていった。
ドーナツショップ
「わぁ〜かわいい〜♪」
「ドーナツが動物のキャラクタの顔になってるんだね。凄い。」
「パクパクパク、おおお美味しいですー!」
「あはは!せっつー食べるの早いよー!。愛さんも、そろそろパクっと。おお美味し〜!」
ワイワイガヤガヤ…
ドーナツを前にランジュちゃんが固まっている。
「あれ?ランジュちゃんどうしたの?」
と歩夢ちゃんが聞いても
「……」
と、何も反応しない、続いて私もランジュちゃんに話しかけてみる。
「もしかして、ドーナツ苦手だった?」
「…ち、違うわ。だ、だって、こんなにかわいい子を食べるなんて、かわいそう…。」
「ん〜、それじゃあコレは、愛さんが食べちゃおっかな〜」
「食べないのなら私に下さい!もっと食べたいです!」
「だ、ダメよ!この子はランジュが守るわ!」
「ほらほら〜早くしないと皆がたべちゃうゾ〜」
「うう、…ゴメンね…、貴方を守るためだから、許してね…。パクっ。 …あ、美味しいぃ…。」
あははははは!
そんなこんなで皆で楽しく過ごした放課後だった。
こんな日々が、ずっと続けばいいのにな…。
翌日 放課後
(クラスの仕事でちょっと遅くなっちゃたな…。皆待ってるだろうな。 )
タッタッタッタッタッタッ
ん?あれは…かすみちゃん?
「おーい、か…」
目の前から走ってくるかすみちゃんは、そのまま私に目もくれずに走り去ってしまった。
「…なんだか、泣いていたような…?」
一体どうしたんだろう、とりあえず部室に入ってみよう。
ガララ
部室に入ると、歩夢ちゃんが震えた様子で、目に涙を浮かべて立っていた。
「あ、歩夢ちゃん、どうしたの…?」
「あなた…、た、助けて…!」