SSSS.GRIDKNIGHT Another God Wish 作:ゴリニティ75
第0回 異・変 前編
『グリッドナイトォォォ…!サーキュラーーー!!!!』
そんな掛け声とともに"紫色の超人"から紫色の光輪が投げ放たれる。
投げ放たれた光輪は世界を脅かす存在"怪獣"に見事直撃。怪獣の身体を真っ二つに切り裂き即座に爆散させた。
戦いが終わると紫色の超人は人間の姿へと姿を変える。
「…………また外れ…か」
怪獣を倒したはずなのにどこか浮かない顔をする銀髪の青年の名は『ナイト』
また、先程までの超人形態は彼の本来の姿『グリッドナイト』だ。
彼はこの世界とは違う世界(新条アカネの想像した世界)で、神である少女《新条アカネ》によって創られた。
"心を持ち進化する怪獣"『アンチ』として…
とある世界で、彼は神である少女の歪んだ理想の世界に紛れ込んだ、超人ーハイパーエージェント・グリッドマンを倒す為だけに生み出された。
だがグリッドマンやグリッドマンの仲間である新世紀中学生,そして三人の少年少女たちと交流するたびに、自分の存在意義や神である少女の心の闇に気づいていく。
そして、己の存在理由を再確認するためにグリッドマンと共に戦うことを決意し、怪獣からグリッドマンの力と姿をコピーした姿「グリッドナイト」へと変異したのだった。
その後、グリッドマンたちと力を合わせ、少女の心を救うことに成功した。
また、グリッドマンが想像した夢の世界(ダイナゼノンの世界)ではガウマ隊の5人と共に怪獣優生思想と戦いを繰り広げた。
ガウマ隊の5人とは、最初こそ対立していたが、最終的にはお互いを信じ合える仲間になることができた。
そして、先日のマッドオリジンが引き起こした事件でアレクシス・ケリヴと新条アカネによって上記の二つの世界の人格が同期して今の《ナイト》となった。
こうして、今はグリッドマン,新世紀中学生らと共にさまざまな世界をあらゆる怪獣の脅威から世界を守る活動をしているわけだ。
「ナイト君、ご無事ですか?」
その声とともに空から巨大な戦艦と黄金の竜がナイトに近づいてくる。
「はい、二代目とゴルドバーンが後方から援護してくれたお陰で比較的楽に戦うことができました」
そうナイトが答えると同時に戦艦の入り口から眼鏡をかけた女性が出てきた。
彼女の名前は《2代目》
彼女はかつて記憶をなくしていたグリッドマンに世界の真実について教えたり、ダイナゼノン世界ではグリッドナイト同盟としてガウマ隊の援護をしていた。
今の彼女はナイトと同様先日の事件を解決する過程で二つの世界の人格が同期した状態である。
「それはよかったです♪」
と答える2代目。
しかし、口調こそいつもの明るい彼女のものだが、表情はナイトと同様で不安げな顔をしている。
そんな2人を見守るように見つめる黄金の竜怪獣は《ゴルドバーン》
この怪獣はダイナゼノン世界でガウマ隊の1人の少女の情動から生まれた怪獣である。
今はナイトたちと共に世界を守るため戦っている。
「今回の怪獣も"白い鎧のような装甲"をまとっていましたね」
ナイトが先程倒した怪獣について2代目に伝える。
「やはり、グリッドマンが言っていたようにまた何者かによって怪獣が創られているのでしょうか?」
「…そうかもしれませんね、前回の怪獣の特徴と身体データに関しても非常に酷似していましたし…」
二代目の表情がより不安げになる。
「……」
ナイトも数日前にグリッドマンが言っていたことを思い出す。
数日前
「「白い装甲をまとった怪獣…?」」
ナイトと二代目は声を揃えてグリッドマンの発言について疑問符を浮かべた。
「ああ。最近さまざまな世界でそういう怪獣と出会う機会が多くてな。何か知らないかと思ったのだが…」
そう答えたのは今まで数々の世界を救ってきた超人ーハイパーエージェント・グリッドマン。
今回の怪獣については流石の彼も手を焼いているらしい。
「あー…確かに前に私たちが行った世界でも白い甲冑をまとった怪獣がいたような…?」
と記憶の引き出しを色々と探しながら答える2代目。
「……もしかしたらまたアレクシスケリブやマッドオリジンのような存在が今回の事件を引き起こしているのかもしれないな」
「…その可能性が高い…だろうな…」
グリッドマンが不安げにいうと、ナイトもその意見に肯定的な意見を告げた。
すると…
「ん〜そのことも大事だけどよぉーグリッドマン、あいつらの話しなくていいのかよ?」
突然話に割り込んできたのは新世紀中学生の1人のボラーだ。
ボラーは一見すると小学生のような体躯ではあるが見た目に反して態度は巨大だ。だがその傲岸さに見合った力を持っていることを仲間たちは知っている。
「ああ。そのことも君たちには伝えねばな」
思い出したかのようにグリッドマンはうなづく。
「…あれ?そういえば、ボラーさん以外のみなさんはどこへ行ったんです?まだ任務中…とか?」
二代目が周りを見渡しながらそういうが、彼らの姿はない。
「その話をこれからしようと思ってたんだよ」
ボラーがナイトたちに近づいて話しはじめる。
「…帰ってこねぇんだよ。アイツら、どこで道草くってんだか知らねーけど」
ボラーが言う彼らとはボラーと同じ新世紀中学生のメンバーであるキャリバー,マックス,ヴィット,そしてレックスの4人だ。
彼らの特徴をひとつずつ挙げてくとすれば、無精髭の目立つ猫背の怪しい男,顔の大半を金属マスクで隠している巨漢の男、ホストのような見た目の清潔感溢れる好青年…に一見見える男、薄い桃色に染まったサングラスをかけて竜のバッジをつけているガラの悪い男というのが1番わかりやすいだろう。
「連絡をしても応答しないんだ…。何かあったのではないかと私たちも、捜してはいるのだが…」
グリッドマンもどうしたらいいのかわからないといった様子だ。
「「「「…………」」」」」
しばしの沈黙が場を包む。
そんな沈黙を破ったのはボラーだった。
「アぁー!!!もう!!こんなこと考えてても何も起きやしねぇ!!とりあえず動きまくって行動をしなきゃ何も始まんねぇだろ!!!」
なんともボラーらしい言葉だった。
「ああ!確かにボラーの言う通りだな。とにかく何か行動に移さねば何もはじまらない!」
とグリッドマンが先程よりも明るい声で答えた。
とはいえ何から始めたらいいものかと再び沈黙に襲れる。
そこで今まで黙っていたナイトが口を開く。
「……奴らと最後に連絡した場所は何処だ?」
「…確か、特に何もない…変な世界に向かう途中だったな」
とボラーが無愛想に答える。
「なら、その道中のどこかにいるかもしれないんじゃないか?」
「あん?それなら何回も行ったけどいなかったぞ? あ。でも例の怪獣がやけにたくさんでてきたポイントがあったな…俺とグリッドマンだけじゃ数が多すぎて捌けなかったけど」
と思い出したように話すボラー。
「ならば、俺たちがそこへ行こう。グリッドマンたちは念の為もう一度道中を回ってみてくれ」
と最後はナイトがまとめて話は終わった。
現在
「もう一度近辺を回ってみましょう。もしかしたら何かあるかもしれませんよ」
「…それもそうですね では私は空から捜索してみます!」
とナイトと二代目がそれぞれの行動をしようとした瞬間。
何もなかったはずの空に亀裂が入り、その亀裂の中から巨大な両手,両足が這い出てきた。
鋭い爪を備えた2本の腕と脚が閉ざされた岩戸をこじ開けるように無理矢理次元の壁を押しのけていく。
そしてその間から白い装甲が特徴的な巨大な怪獣が姿を現した。
悪魔のような禍々しい角、刃のような形をした巨大な腕。禍々しい牙を備えた口が、雄叫びをあげる。
[GAOOOOO!!!!]
ここまで見て頂きありがとうございました!!
……自分で書いといてあれなんですけど……長い!!!((((;゚Д゚)))))))
思った以上に長文になってしまいました…すんません!!(焼き土下座)
いちいちキャラの紹介してるとやっぱ長くなるんで今度からはそこ気をつけたいと思います。
次回の後編は戦闘メインになりますので今回よりは短くできると思います?←すっとぼけ٩( ᐛ )و
次回も見てくださいお願いします!!なんでもしますからっ!!←迫真