SSSS.GRIDKNIGHT Another God Wish   作:ゴリニティ75

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オニジャのドミネーションの言い方…好き

ということで本編へGO!


第9回 侵・襲

ゴウ・スワードとグリッドナイトとの戦いに決着が着こうとしたその時、突如として現れた禍々しい巨剣がゴウスワードを庇うような形で現れた。

 

「な、な、な、何なんですか!?あれ!?」

 

と机の上に映し出された映像を観ながらコピーは声を上げる。

 

「……?あれは…」

 

といつもは飄々とした態度をとって笑っている望美も今の状況は知らないという感じで首を傾げる。

 

「…上手くいったようだな…」 

 

と先程まで何処かに行っていていなかったはずのファージがコピーと望美の背後にいた。

 

「あ★ちょっとファージさ〜ん、何処へ行ってたんですか〜?それと〜あれ何なんですか〜?」

 

と帰ってきて早々、望美に質問攻めにされる。

 

「…少し怪獣を手伝ってきただけだ。それと…あの剣はこちら側だ。安心しろ」

 

と望美の質問に答えるとファージも映像を観始める。

 

「ふーん…★でもでも〜あの剣…姿は違えど、どこか見覚えがあるんですよね〜…例えばー…グリッドマンさんが使ってた剣…とか★」

 

とファージの横に立ち再度問う。

 

「…察しがいいな…」

 

するとファージは映像を観ながら望美の問いに答え始めた。

 

「…あれはお前の言う通り…元はグリッドマンの剣…グリッドマンキャリバーだったものだ…それを俺が擬似怪獣へと造り変えた…」

 

「あ〜★通りで〜♪だからコピーちゃんの粘土のストックとバロックパールが減ってたんですね〜♪」 

 

と望美は納得したようでそれ以上は聞いてこない。

 

「…さて…実験開始だ…」

 

そう言うファージの口元からは不気味な笑みが溢れていた。

 

 


 

 

 

突如現れた禍々しい大剣に呼応するように先程まで夕焼けの光に包まれていた街が夜の闇へと染まっていく。

 

禍々しい大剣へと変わり果てたキャリバーと激しい鍔迫り合いが繰り広げられ夜の街に振動が走る。

 

『答えろ…お前は……本当にキャリバーなのかっ!!』

 

右手に装備しているグリッドナイトサーキュラーを持つ手の力を強めながらキャリバーへと問いただす。

 

『……さぁ…な…お前に名乗る…義理は…ない…!』

 

鬱陶しいと言わんばかりにキャリバーはわざと力を一瞬緩め、グリッドナイトサーキュラーを受け流すと自身の刀身部分をグリッドナイトの胴体めがけて斬りつける。

 

『…フッ!!』

 

そうはさせまいとグリッドナイトは左手にもサーキュラーを出現させキャリバーの攻撃を防ぐ。

 

互いに一歩も引かぬ激戦が繰り広げられる。

 

『…いったい何が目的なんだ…答えろ…!キャリバー!!』

 

グリッドナイト闘志を奮い立たせながらキャリバーへと叫ぶ。

 

その声からは怒りの感情が感じられる。

 

何故そこまでナイトが怒っているのか…それは…

 

ナイト…アンチとキャリバーは奇妙な縁で結ばれているから…だろう。

 

アンチはもともと、とある少女が創った怪獣がグリッドマンキャリバーによって倒されたことがきっかけで、どんな手を出してくるかわからないグリッドマンに対抗するために創られた。

 

つまりアンチの誕生にはキャリバーが大きく起因している。

 

その宿因ゆえ、アンチはキャリバーと幾度となく刃を交えた。

 

その一方で自身の存在にアンチが迷い始めると、キャリバーはそれとなく彼を助けたり、礼儀を教えたりなどをする関係へとなった。

 

そんなキャリバーにナイトは少なからず恩を感じ、それと同じくキャリバーもそんなナイトを信頼していた。

 

だがそんなキャリバーが変わり果てた姿となり、今この世界を脅かそうとしているのをナイトは許せなかった。

 

『…俺は…ただ…自分に与えられた使命を…遂行する…それだけだ…!』

 

そう言うとキャリバーはグリッドナイトから距離を取り、右半身が破損しているゴウ・スワードの方へと向かう。

 

するとゴウ・スワードの破損している身体から触手のようなものが生え、その触手がキャリバーの柄の部分へと巻きつくと、キャリバーの宝石部分が怪しく光りだす。

 

すると次の瞬間、先程までグリッドナイトストームによって破損していたゴウ・スワードの右半身に徐々に筋肉が再生していくではないか。

 

〈!?…身体が再生していってる!〉

 

『…キャリバーのエネルギーを使用して再生しているのか…いやそれだけじゃない…これは…』

 

やがてゴウ・スワードの右半身は完璧に再生し、キャリバーの宝石部分と同じ色に染まった瞳を輝かせながら、自分の存在を象徴するように大きく咆哮する。

 

再生したゴウ・スワードの姿は、右腕部分がキャリバーと合体…というよりかは寧ろ取り込んでいるような形状へと変化していた。

 

 

『…電狂豪斬剣…ゴウ・スワードキャリバー…!!』

 

 

闇夜の月の光に照らされ刀身が怪しく光り、グリッドナイトへと襲いかかる。

 

 


 

「…何が…どうなってるんだよ…」

 

怪獣が現れた川の近くの橋下で怪獣とグリッドナイトの戦闘に思わず困惑の声を漏らす太陽。

 

「怪獣が出たと思ったら、紫色の巨人が出てきて…そしたら次は巨大な剣が出てきた…と思ったら怪獣とくっついて……アァ?何これ夢?」

 

と太陽は今の状況を上手く整理することができずぐるぐるとその場を回転し始める。 

 

回転しながら太陽はこれが夢であることを願いながら自身の頬をつねる。

 

「…いてぇ…ってことはやっぱ夢じゃないのか…?これ…」

 

自身の頬を撫でながら夢でないことを確認する。

 

すると太陽の横にいた桃色のサングラスをかけた黒スーツの青年が眉間にシワをよせながら目の前の戦いを見て呟く。

 

「…まずいな…」

 

青年がそう言うと太陽は回転するのをやめ怪獣とグリッドナイトの戦闘へと視線を戻す。

 

『カハッ!』

 

目の前にはグリッドナイトがゴウ・スワードキャリバーの斬撃に翻弄されている光景が広がっていた。

 

心なしか、先程のゴウ・スワードよりも明らかに動きが洗練されていることがわかる。

 

一撃一撃を繰り出す動きに少しの無駄がないように見える。 

 

そんな光景をただ見ていることしかできない自分に腹立たしさを覚える太陽。

 

「……」

 

そんな太陽とは対照的に、隣のスーツの青年は何か考え込むように下を向いて自らの手に握っているものを見つめている。 

 

…潜水艦のおもちゃ…だろうか?なせ今そんなものを見つめているのか…と思い青年に話しかけようとしたとき青年は太陽の方へと顔を向ける。

 

「太陽……お前は逃げろ」

 

「…え?な、なんで俺だけみたいな感じで言うんすか…お兄さんも一緒に…」

 

逃げましょうよ…と言いかけたところで青年と目がばっちりと合う。

サングラス越しからでもわかるほどに青年の目は人が何かを覚悟した時のそれだった。

 

「怪獣は…俺"たち"がなんとかする」

 

「なんとかって……いったい何を…お兄さんにできることなんて…」

 

すると青年は太陽の言葉を静止する。

 

「…いいか太陽… 世の中にはなぁ、人として守らなきゃいけない物が……三つある……それは…」

 

青年が言葉を言おうとしたその時、ゴウ・スワードキャリバーとグリッドナイトとの戦いにより破壊された橋の一部が太陽たちの下へと落ちてくる。

 

やばいやばいと思いその場から離れようとするが落下物が大きすぎて無駄だということを悟り、太陽は反射的に目を瞑る。

 

橋の一部が2人の頭上へと落ちる…とその時、青年は手に持っていた手の平サイズの潜水艦を決然と握り締め高々と空へと掲げ叫ぶ。

 

 

「アクセスモード…ダイナダイバー!!」

 

 

 

青年がそう叫ぶと共に潜水艦:ダイナダイバーは落下物を軽々と薙ぎ払いながら巨大化し、川へと着水する。

 

「……?」

 

目を閉じてからしばらく経ったが何も起きていないことを確認すると太陽はそーっと目を開ける。

 

「…あん?…えぇぇぇぇぇっ!!!!?

 

と目の前の出来事に驚く太陽。

 

『いくぜぇぇっ!!!』

 

そんな太陽をよそに青年はダイナダイバーを操縦し、ゴウ・スワードのもとへと向かう。

 

 


 

ゴウ・スワードキャリバーの力は先程までの合体する前のゴウ・スワードとは比べ物にならないほどにパワーアップをしていた。

 

合体する前のゴウ・スワードは特にこれといった特徴がない怪獣であった。

 

強いて言うならば少しパワーが強かった…ということしか出てこない。それほど印象が薄い怪獣だったのが今やキャリバーとの合体により全ての能力が大幅に上がりグリッドナイトは苦戦を強いられる。

 

『……まずいぞ…』

 

〈くそっ…このままじゃ…〉

 

ゴウ・スワードキャリバーの怒涛の攻撃を受け、苦悶の表情を浮かべる樹とナイト。

 

そんな2人を嘲笑うかのようにゴウ・スワードキャリバーは距離を詰めグリッドナイトへと刃を大きく振りかぶる。

 

『…がっかり…だな…お前の力は…こんなものか…!!』

 

『ッ……!』

 

なんとか応戦しようとグリッドナイトサーキュラーを両掌に生成し、斬撃を受け止めようとするが、ゴウ・スワードキャリバーの剣の重みに耐えきれなかったのか、グリッドナイトサーキュラーはまるでガラス細工が砕けるように破壊される。

 

『グハァッッッ!!』

 

ゴウ・スワードキャリバーの斬撃攻撃がグリッドナイトの身体へと当たり、グリッドナイトはその場へ倒れ込む。

 

すると額のビームランプが点滅し、エネルギー残量が少ないことを警告してくる。

 

〈も、もうエネルギーが…〉

 

その場で必死に立ち上がろうとするグリッドナイトだがエネルギー残量が少ないからか上手く立ち上がることができない。

 

そんなグリッドナイトにゴウスワードキャリバーは近づき、刀身をグリッドナイトの身体へと向ける・。

 

『…これで…終わり…だ…!!』

 

そう言い放つとグリッドナイトの胴体目指して勢いよく突き刺そうとする。

 

ゴウ・スワードキャリバーの刀身がグリッドナイトの身体へと突き刺さろうとしたその時

 

 

『バーストッ…!ミサイルッ!!』

 

 

と言う声と共にゴウ・スワードキャリバーへと四方八方からミサイルのようなものが襲う。

 

『…!!…なんだと…?』

 

ミサイルは見事直撃し、たまらずゴウ・スワードキャリバーは後ろへと後ずさる。

 

ゴウ・スワードキャリバーは辺りを見渡し自身に攻撃した者を探し、すぐにそれを見つける。

 

それは先程まではなかった潜水艦のようなものからの攻撃であった。

敵とみなしたゴウ・スワードキャリバーがその潜水艦へと近づこうとするとダイナダイバーは怪獣の周りをぐるぐると円を描くように旋回していく。

 

『しゃあっ!!どんどんいくぜっ!!』

 

との声と共に、潜水艦の前部分の4門の引き込み式対空レーザー砲から光弾が次々と放たれていく。

 

〈な、なんだよ次は…一見、防衛隊の潜水艦…?って感じだけど…〉

 

『…あれは…』

 

と突如現れた潜水艦に困惑する樹と、見覚えのある潜水艦に驚くナイト。

 

〈…まさか…あれもくっついたりしないよな…〉

 

と不安を募らせる樹。

 

だがそれを即座に否定するように答えるナイト。

 

『いや、安心しろ…アイツは俺たちの…味方…で良いだろう』

 

とグリッドナイトはなんとか身体を起き上がらせながら潜水艦を見る。

 

〈…なんで言い切れんの?…なんか知ってんの?あれについて〉

 

『まぁな……怪獣を攻撃してこちらには一切攻撃をしてこないところをみると…アイツは大丈夫そうだな…』

 

樹の不安を飛ばすようにナイトは答える。

 

…何故ダイナダイバーに分かれているのか分からないが…まぁ良いだろう…だが、あのダイナダイバー…あんな色だったか…?

 

ナイトは潜水艦:ダイナダイバーを見ながらふと、そう思う。

 

ナイトの思っていた通り、ダイナダイバーの色はナイトたちの知るダイナダイバーの色とは異なっており、全体的にグレーとブルーのボディへと染まっていた。

 

 

ダイナダイバー特有の赤い部分が淡い水色へと変化しており、それはまるでグリッドマンのイニシャルファイターのような色合いだった。

 

 


 

 

 

スーツの青年がダイナダイバーと呼ばれる潜水艦に乗り込み、怪獣へと攻撃をしている。

 

グリッドナイト、ダイナダイバー、ゴウ・スワードキャリバー…

 

その三つ巴の戦いを見て太陽はその場で立ち尽くす。

 

…俺は…何が…できる…

 

そう自問自答を繰り返していると青年の言った言葉を思いだす。

 

 お前は逃げろ

 

…そうだ…そうだよな…一般人の俺にこの状況でできることなんて…

 

と結論づける前に、太陽の足はもう動いていた。

 

そう…これで良い…これで良いんだ…

 

自分をそう言い聞かせるように川付近からどんどん離れていく。

 

その太陽の表情はどこか苦しそうで、未練が残っているような…そんな顔をしていた…

 

 


−用語説明−

バロックパール……「SSSS.GRIDMAN」にて新条アカネが怪獣を実体化させる際、怪獣の原型に埋め込んでいた歪んだ形をした真珠。「SSSS.DYNAZENON」では怪獣優生思想の4人に[怪獣の種]と呼ばれていたもの。

今作でもコピーが怪獣を創る際に使用する…

 




なんで色が違うんでしょうねぇ…٩( ᐛ )و(すっとぼけ 


太陽くんはこの後どうなるのか…

次回!太陽 死す!(大嘘)

デュエルスタンバイ!!
…それでは次回の更新まで…adieu!
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