SSSS.GRIDKNIGHT Another God Wish   作:ゴリニティ75

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主人公目線で書いた方が楽しくね?と思ったので今回はそういう感じで書いてる部分が多いと思います。(所々、三人称と混ざって読みにくいのはすみません)

というわけで本編どうぞ…


第5回 果・断

 

「なんなのアイツッ!!!」

 

 

ひたすらに暗い部屋の中でコピーは声を荒げ机を蹴り飛ばす。

 

コピーが苛立っている理由としては、自らが創った襟巻き怪獣 ゴウ・ゴルガを突如現れた紫の超人:グリッドナイトによって倒されてしまったからだ。

 

「まぁまぁ〜。コピーちゃ〜ん落ち着いて落ち着いて〜♪せっかくの可愛い顔が台無しですよ〜♪」

 

と部屋にいたもう1人の少女:小鳥遊 望美はコピーに近づきコピーの頬をムニムニとして宥める。

 

「わたし…気に入ってたのに……ノゾミさんはアイツのこと何か知ってるんですか…?」

 

頬をムニムニされながらコピーは望美に疑問をぶつける。

 

「…はい♪よ〜く知ってますよ〜♪」

 

すると頬をムニムニしていた手を止めて紫色の超人について話始める。

 

「あの超人さんの名前は〜グリッドナイト! まぁ一言でいうなら世界の平和を守る騎士!って感じなんで…私たちの敵★って認識でオッケーです〜♪」

 

「グリッド…ナイト………ですか…よしっ!」

 

そう呟くとコピーは蹴り飛ばした机を立て直し、すぐに机の引き出しから粘土を取り出すとそれをこねだす。

 

「あっ★新しい怪獣イメージできたんですね〜♪楽しみにしてますよ〜♪」

 

そう言うと望美は部屋から出て行く。

 

 

 

「許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない」

 

 

とブツブツブツブツと憎しみの言葉を発しながらコピーは怪獣の模型を淡々と作りはじめたのだった。

 


 

転校生が隣の席となった時はどうしたものかと思っていた樹だったが思いのほか話しかけてこなくて助かった。

 

転校生の小鳥遊 望美はすぐにクラスになじみすでに友達も何人か作っていた。

 

そんな光景を見て「コミュ力高っ」と素直に感心すると同時に、転校生より前からクラスにいるのに全然馴染めていない自分と比較してしまいなんだか悲しい気持ちになる樹。

 

いや大丈夫だしっ!!なぜなら今の樹にはこのlove letter(と勝手に思い込んでるだけ)があるから!うん!今はそう考えることにした。

 

数時間後

 

「…よし、じゃあこれで4限目の授業終わりな。お疲れー」  

 

そう先生が言い、昼放課が始まる。

 

 

「飯食いに行こーぜー」

 

と太陽が呼びにくる。

 

「…俺が弁当を持ってきていると…思ってんのか?(`・ω・´)キリッ」

 

と自信満々に言い放つ。

 

…まぁ実際のところ昨日のことで頭がいっぱいで普通に忘れてただけなんだが。

 

「なんでそんな自信満々に言うだよ…先に屋上行って待ってるからさっさと購買に買いに行けっ!」

 

と背中を結構強めに叩かれて教室から出る。

 

イジメかな?泣いて良い?と思いながら階段を降りて購買へと向かう。

 

 

 

購買前に着くと珍しく空いていた。

 

いつもこの時間は生徒で溢れかえっていてとてもじゃないが近づくことはできない。

 

ラッキー!と思いながら購買に近づく。

 

「いぃらっしゃいませっ!!!ご注文はなんにしましょう!?」

 

とかなりドスの効いた声で詰め寄られ、思わず声を呑み込む。

 

なになにこの人!?ガラ悪ぅ!え、怖っと思いその声の主の姿を凝視する。

 

黒スーツに薄い桃色のサングラス、痩躯の長身。顔には傷、スーツの襟には龍が刻まれたバッジがついている男性だ。

 

うん、絶対あっち系の人じゃん。

 

…てかこの人か!太陽か昨日言ってたヤバい人って!と昨日聞いた姿と照らし合わせると全く同じだった。

 

どうりで誰も近づかないわけだ。

 

だって怖いもん。

 

こんなやつに話しかけた太陽何もんだよ…え?主人公?などと思っているとその男性が再度注文を聞いてくる。

 

「ご注文は?!!」

 

「あっ。えっと…ナポリタンドッグとトマト人生ください…

 

と恐怖で声が小さくなってしまう。

 

「あぁん?」

 

とよりいっそう顔を険しくして詰め寄ってくる。

 

ナポリタンドッグとトマト人生くださいぃ!!

 

と震えながら注文する。

 

それを聞くと男性は後ろを向き、棚からナポリタンドッグと冷蔵庫からトマト人生を取り出してこちらに向き直すと先程までとは真逆の表情で商品を渡してくる。

 

「〜〜結構いい声だせるじゃねぇかよっ!!値段は…えっと?多分400円…だな!!」

 

と男性は歯を剥いて満面に笑みを浮かべ、前に乗り出すと、馴れ馴れしく樹の肩をバシバシと叩く。

 

わァ………あ…。やっぱ怖いよこの人!!さっさと帰ろ!と思い、財布の中から400円を取り出すと男性に渡し、商品を奪い取るように掴むと即座にその場から離れる。

 

「ありがとうございましたぁ!!また来てくれよ!!」

 

そう言うと男性は、走っていく樹の後ろ姿を見守りながら呼び込みを始める。

 

「いらっしゃいませぇ!!!」

 

 


 

昼休みの時間はすぐに終わり、太陽とともに雑談しながら教室へ戻り、午後の授業が始まる。

 

あと2時間の授業が終われば古澤さんとの約束通りコンピュータ室でお話し?する予定だ。

 

楽しみだなぁゲヘと我ながらキモいと思いながら授業の時間が過ぎていった。

 

 

 

「…じゃあ今日の授業はここまで。みんな気をつけて帰れよー」

と先生が言うとみんな各々帰りだす。

 

あれ?いつの間にか終わってた。

 

…さてと。それじゃあいきますかぁ。そう思いコンピュータ室へ向かう。

 

「失礼しまーす…」

 

と一応言って教室に入る。

 

…まだ古澤さんは来てないようだ。

 

…来るまでナイトと喋っていようと思い、ナイトがいるパソコンへと向かう。

 

「えっと、こんにちは」

とよそよそしく挨拶をする。

 

「…来たか」

 

と呟くとナイトは待っていたと言わんばかりに今まで瞑っていた目を開くと、話しを始める。

 

「…気分はどうだ?何か変わったことは?」

 

「うん。まぁ…普通かな」

 

変わったことと言えば毎日のように見ていたあの夢を今日は見なかったことぐらいで特にそれ以外はなかった。

 

なんでそんなことを聞いたのか不思議に思っているとナイトが口を再度開く。

 

「…危機的状況だったとはいえ、お前を巻き込んでしまった…。俺と一体化したことによって何か異変が起こってお前自身が変わってしまうかもしれなかった…。すまない…」

 

とナイトはナイトなりに負い目を感じているようだった。

 

「いやいや!俺全然っ平気だから!っていうかこれは俺が自分で決めたことだから後悔なんてしてないよ。だから…そんな顔しないでよ」

 

と気休め程度にしかならないかもしれないがナイトに自分自信の思いを伝える。

 

すると突然コンピュータ室のドアが開き、古澤さんが入ってくる。

 

「…やっぱり、夢じゃなかった…」

 

古澤さんはそう呟くとこちらに近づいてくる。

 

ヤベッ今の聞かれてたか?ヤバいヤバい。

 

 

でも、昨日の太陽の反応を見るに俺以外にはナイトの姿や声は認識できないみたいなんだよなぁ…

 

他の人から見たらパソコンに向かって喋りかけている頭のおかしい奴と完全に思われてしまう。

 

何か言い訳しないと…そう思考を巡らせていると古澤さんは俺の隣まできてパソコンにいるナイトをじっと見つめる。

 

「これ…何…?…昨日の"怪獣"…巨人と関係あるの…?」

 

「へ?」

 

 

予想外の質問に沈黙が場を支配する。

 

ナイトのこと見えてるのか…?ってか昨日の怪獣のこと覚えてるの?

え?何どういうこと?何者なのこの子?

 

「私…昨日学級委員の仕事で各教室の鍵閉めをしててその時に…見ちゃったの…新条君がこのパソコンの中に入っていくのを…」

 

ワーオ!見られてたの?!

 

……でも待てよ。見られただけでそんなことになるか?と思っていた俺に気づいたのかナイトが答えてくれる。

 

「…恐らくアクセスフラッシュした時の光を浴びた、もしくは見たからだろうな。」

 

えぇ…(困惑)それだけでなるのか…結構判定ガバくね?

 

「喋った…。新条君…何か知ってるなら私も……力になりたい。だから…教えてよ」

 

その古澤さんの言葉は素直に嬉しいと言わざるおえない。だけど…

 

 

 

「…ごめん…それはダメだ。」

 

 

とさっきまでとは一変した態度で冷たく言い放つ。

 

…見えるから?覚えているから?だから何だって言うんだ。

 

古澤さんや太陽、クラスのやつらには大切な友達も家族もいる。

 

でも俺にはもうそんな人たちはいない。

 

だからこそ傷つくのは俺だけでいい。

 

失うものはもう何もない。

 

後悔もない。

 

だから君を…そんなことに巻き込ませることは絶対にさせるわけにはいけないんだ。

 

絶対に…

 

とそんなとき、突然衝撃が樹たちを襲う。

 

街からは昨日と同じように火の手が上がり警報音が鳴り響く。

 

よく見ると街の方に巨大な黒い影が見える。

 

「怪…獣…!!」

 

古澤さんが声を振るわせる。

 

「…樹。行くぞ」

 

「…ああ。わかってる」

 

とナイトの方へ身体を向ける。

 

「…古澤さん。このことは早く忘れた方がいいよ。これは…俺の問題だから」

 

「…っ!新条君っ!!」

 

これでいい…もう…俺みたいな人は見たくない…だから!!

 

そう決意すると樹は左腕に勢いよく右腕をクロスさせプライマルアクセプターのボタンを押して叫ぶ。

 

 

 

「アクセス……! フラァァーーッシュ!!!」

 

 

 




あれ?今回太陽くんマジで空気じゃね?
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