魔法少女リリカルなのはStrikerS〜サスケ転移伝〜   作:我来也

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なんかゴミみたいな感じかもしれん。今回は


第12話

 フェイトがリーダー格以外の奴らを実質捕虜として捉えるのに成功してる。ほとんどの奴らは休憩中というのもありデバイスを展開してないからだ。デバイスを起動したらその瞬間魔法でどうとでもなるからだ。

 

 その一方、俺はリーダー格と交戦中。向こうが総攻撃で攻撃をしてきてる。というのもリーダー格は近距離戦を仕掛け続け且つパッと肉眼では確認出来ない距離や位置に先に移動していた味方数人が遠距離魔法を放ち続けており援護射撃をしてる。

 

 詰まるところ俺は立ち止まらずに動き続けて交戦中という訳だ。別にピンチでもないし、本気ですれば直ぐに片付く。だが今回は逃走者を拘束すること、その過程でティアナに合った幻術の使い方を見せること。それを考えると少し時間がかかる。隙を見つけるか、作って仕留めないといけないところだが…。

 

「このままじゃ時間と魔力の無駄だな。こうなったら一気に仕留める。」

 

そうするや否や彼は槍先に魔力を集中し始めた。チャクラとは似て非なるものの為正確さは欠けるが、少し不味いかもしれん。

 俺は急いで距離を詰めようとするも相手も分かってるのだ。遠距離魔力弾丸が襲ってきて距離が詰めれない。

 時間にして10秒も満たなかったが、それだけで相手は十分だった。

 

「これで終わりだぁ!!『Bullet spear.(弾丸の槍)!!!』」

 

 彼は魔力を溜めきった槍をまるで槍投げのように遠投したのだ。てっきりターゲットの俺へ目掛けて投げてくるものだと思ったが……いやそれよりもデバイスを手元から放すだと…!?なのはやはやて達から聞いた話ではデバイスは相棒だと、肌身離さないものだと、そう言っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 何か違和感を感じた俺は周囲を見渡す。特に不意をつきやすい背後、地面、そして頭上の空を。

 槍先が地面に向けた位置で空に浮いてる槍を見つけた。

 

 

 何かマズい。この魔力の密度…どんな魔法か知らんが辺りがマズいことになる。

 

「フェイト!防御魔法でもなんでも良い、身を守る魔法をしとけ!何か来るぞ。」

 

 俺は柄にもなく大きな声を出す。それは危機感を相手に伝える為だ。フェイトにも、そしてこの場から離れて見てる1人の魔法少女を。

 

 大丈夫だと思うがそれでも心配だ。俺は彼女がいるであろう場所、それも相手がそれに気付かれないギリギリの位置まで移動する。相手からしたら少しでもこの場から離れてこの攻撃から逃れる何かしらの方法をするのだろうとそう思っているはず。

 

 

 

「死ねぇぇぇぇ!!!」

 

 

 槍先に溜まっていた魔力が放たれた。それは槍先から無数の矢のような形をした魔力が弾丸のように音速を超える速さで地面に向かって放たれる。狙いをコントロール出来てるのなら対処はしやすいが俺らが居ない場所にも放たれてるのから察するに、ランダムの乱攻撃か。

 が、この圧倒的な物量での攻撃は避けきれない。

 

 俺は須佐能乎の骸骨を展開しティアナを須佐能乎の範囲内に入れる。

 

「ティアナ、じっとしていろ。この中にいれば安全だ。」

「は、はい…」

 

 なるべく平然を装ってるが、実際はそうじゃないのだろう。巨大な人型の骸骨をチャクラで形成してるんだ。怖いのが普通だ。

 

「な…なんだその巨大な化け物は…!?あんな魔法見た事ない…!くそ、こうなったらお前らァ!ありったけの魔力弾を放て!!」

 

 そういって先程以上の膨大な数の魔力弾が休み無く放たれる。

 だが、須佐能乎の第1形態とはいえその防御力は高い。だが同時に攻撃力も馬鹿にならない。これで攻撃でもしたらへたすりゃこいつらが死ぬ可能性もある。気をつけないといけない。

 

「魔力弾が効かないなら物理攻撃なら…!オラァ!」

 

 そう言って男は槍を構え何かしらの魔法で加速して、そのスピードで威力を上げ須佐能乎に向かって突いてくる。

 

「きゃっ」

 

 ティアナは反射的に声をあげる。

 

 がこの攻守共に無類の強さを誇るこの須佐能乎には何も問題はない。ミキミキ…と音を立ててるが、ヒビが入った訳でもなければ衝撃波が伝わった訳でもない。

 

 男は一度距離を取る。このままミキミキと音を立てて突き続けても意味はないからだ。

 

 

「クソ…こうなったらもう一度だ。いけるよな…?俺のデバイスさんよぉ!」

 

 そう言って男は魔力を槍先に集中し始めた。

 あれはあの時した魔法か?いやそれとは違う。さっきのは広範囲の攻撃だったが今目の前のは対人戦用の物理攻撃…!

 

 男は普通の肉眼では対応しきれない速さでこちらに迫って須佐能乎とぶつかり合う。

 

 メキメキと音を立ててるが男は何処か狙い通りと言わんばかりのニヤリとした表情を見せる。

 このままいけばこっちに部があると思ってあの骸骨の鎧を突破出来ると、そう確信してるのだろう。

 

「?」

 

 だが男は何か違和感を感じた。そう、力が感じられないのだ。

 

「フッ…ようやく気付いたか。」

 

 まさかと思い自分の持ってる槍を見ると槍を中心に視界が揺らぎ、一度目を閉じて再び槍に目をやると槍が既にボロボロだった。

 槍だけではない、槍についてるデバイスもヒビが入っておりギリギリデバイスと会話が出来るがそれが限界のような状態だ。

 

「い…いつの間に…!?」

「俺が序盤に回し蹴りをしてお前を突き飛ばしただろ?その際にお前の槍が軽度のヒビが入ったのを確認した。その一瞬に俺の写輪眼でヒビが入ってないように幻術をかけた。」

「あの一瞬で…!?バカな!そんなの出来る訳がない!」

「そう思いたければそう思えばいい。だがこれが現実だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後はあっという間だった。デバイスが使えなければ私たちの敵ではなかった。フェイト隊長も私も彼も無事任務が達成された。

 

 今回の彼の戦いを見て参考になったようでならなかった。

 だってあの一瞬でデバイスに幻術をかけ壊れてないように周囲に見せるなんて出来るわけないし、あの不気味な骸骨を纏った魔力は何よ!?あんなの見たことないしなのはさん達ですら出来ないだろうし…。

 ただ彼が伝えたかった幻術の掛け方は何なのかはなんとなく分かった。戦闘中に相手の武器や、強さの鍵を握るものを幻術に掛けることで重要な場面で戦局が変わることだってあるということ。

 

 課題は沢山あるけど、魔法発動時間の短縮と少し無茶をしてでも闘い方を身につけていかないと。

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