魔法少女リリカルなのはStrikerS〜サスケ転移伝〜   作:我来也

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ストックなし、ある程度溜めてから少しずつ投稿予定なり


第9話

 機動六課に戻り俺はなのはを探しはじめた。理由は明日ティアナへの訓練を自分がメインで見る許可を得るため。

 そして今日の自分の言葉足らずの事を詫びようと思ったからだ。あれから時間が数時間経ちお互い冷静に慣れたと思う。

 そのためなのはがいる部屋を探してるのだが、いかんせんこの機動六課の建物は広い。どこに何があるかまだ俺は分からない。現状分かってるのは、はやてがいる部隊長室だけだ。まぁあいつならなんでも分かってるだろう。

 

「はやて、入るぞ。」

「それは入る前に言うことやろ?入りながら言うことやないで。で、どうしたん?」

「なのははどこにいる?問題なければここに呼んでほしい。」

「なのはちゃんは今頃自室でモニター観ながら明日に訓練内容を決めてるんやないか。まぁここに呼ぶことは出来るけど…あっ、そういうことか!ふふ〜ん?( ̄∀ ̄)」

 

 はやては、サスケがなのはに対し訓練時に起きた誤解に対し直接謝罪をしようと思ったのだと察した。

 因みにはやては、はやてで忙しくまだなのはに会ってない為、サスケの言伝は伝えてない。

 

 これはなのはちゃんとサスケ君が距離を縮める良いきっかけになるのではないか?そう思った彼女は一瞬にして思考を巡らせる。

 

「どうせならなのはちゃんの部屋教えよか?あたし邪魔やろー?」

 

 はやてなりの気遣いをする。

 

「いや、あのフォワード小隊のそれぞれの役割をお前となのはの2人で改めて確認したいだけだ。」

「フォワード隊の?それはまた何で?」

「でないと訓練内容を決めれないからだ。いいからさっさとなのはを呼べ。」

「なるほどな、はいはい、ちょっと待ってなー。あ、それとなのはちゃんに直接謝っときー。」

 

 あたしはそう言うけど、彼は何も答えない。けど、彼の表情や態度を見ると分かってはいるのだろう。

 不器用で素直ではない。でも優しさはある。

 

 それが分かると不思議と少し嬉しくなり、なのはちゃんを呼ぶ。

 

 

 

 

 

────────

 

 

 

 

 

 

「失礼します。はやてちゃんにサスケ君、えと、要件を教えて貰っても良いかな…?」

 

 程なくして彼女は来て、呼ばれた理由を尋ねる。なのはは、俺ら2人に理由を求めたが、話しやすさや仲の良さ等色々あるのだろうが目線は、はやてに向いてる。

 一方はやてははやてで、この話は君が発端でしょ?なら話すのは君がするべきだと言わんばかりの視線でこっちを見てる。

 

「呼んだのは俺だ。フォワードの4人のそれぞれの役目を知りたい。────はやてからデータを貰いその後それぞれの訓練を見た。ある程度は予測は出来るがお前らの口から確認しておきたい。」

 

「なるほどね…。別に良いけど…サスケ君は民間協力者だからそこまでしなくても良いんだよ?確かにフォワードの皆に指導してくれるのは嬉しい。でもフォワード隊のそれぞれのデータやポジションの役目まで…どうしてそこまで?」

 

 側から見れば俺のやってる事は度の超えたお節介と見られてるのだろう。確かにそうだ。何故俺はそこまでして深く知ろうとしてるのだろう。

 ここは忍び世界とは関わりのない世界だ。贖罪の旅と違い、見て知って考えて行動をしなくても良いはずだ。

 

 俺は何をしたいのだろうか。何を知りたいのだろうか。

 

 

 

 

 いや、

 

 

 

 俺はきっと何かを知りたいのだ。何かを知りたいから何かをしたいのだ。魔法という世界に対しての未知や、異世界だからこそ文化や社会への未知、その世界で生きる人に対しての未知を知りたいのだ。

 

 俺は忍び世界に関わらず、俺は自分の見る世界を知りたいのだ。

 

 

「俺は俺の役目をするだけだ。」

 

 

 それぞれの役目を果たす。それが協力というやつだろ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 あれからなのはをメインとして、フォワード隊の理想像を聞いた。スピード、支援魔法、爆発力、そしてそれらを指揮し知恵と勇気であらゆる状況の突破。

 だが俺ら忍びが傭兵であったのに対し彼女らは軍隊だ。依頼があれば動くのが俺たちに対し彼女らはいつ出動するか分からない。だから使いこなせる武器を確実なものにした方が良い。

 

 当たり前のことだが彼女はしっかりとこの隊に対ししっかりと考えてる。

 だがその一方である人の事を思い浮かぶ。それはティアナだ。彼女は個人で自主練をしていた。自主練をする事自体は悪くない。俺自身も良くしていた事だ。だが、彼女自身含め一日の訓練であれだけ疲労困憊してる中でその後自主練をするという事は、彼女自身何か焦りか訓練内容に対し納得していない可能性がある。

 

 

「訓練内容、教導の意味をフォワードの皆は知っているのか?」

「なのはちゃん、どうなんや?」

「ううん…どういう訓練なのかは伝えてるけど、教導の意味は教えてない…。」

「そうか…。なら教え伝えておけ。でないと、すれ違いになるぞ。」

「うん…。分かった。」

「それとティアナに関してだが、魔法関連は任せるが、幻影魔法と情報分析、その他もろもろは俺が面倒を見て良いか?」

「ティアナの?」

「あぁ。アイツは俺と似たタイプだからな。偶にで構わない。」

「うん、分かった。じゃあ午前か午後のどちらかの訓練の時にお願いしようかな…?」

「あぁ、分かった。」

 

 話はこれでひと段落ついたのだがはやてが最後にちょっとええか?と尋ねてきた。

 

「因みにサスケ君はティアナと何の訓練を明日する予定なん?」

「幻術、幻影の訓練をするつもりだったが…」

 

 なのはの言っていた理想的な隊の形、そして新しいことへの挑戦より出来る事の精度をあげること。それを考えると幻術、幻影系でも問題はないが、それより情報分析等指揮能力を上げる訓練をした方が良いのでは?と思いはじめた。

 物事を広く見ること、そして貴重な情報を得て分析する。そうすればなのはがティアナに対して訓練してる内容に沿ってる上、上達した変化を感じるかもしれない。

 

 しばらく無言で熟考する。考えた結果、情報分析向上に関する訓練をする事にした。

 それをなのは、はやてに伝える。無論それに至った経緯を伝えた。

 

「なるほどね、うん、良いよ!」

「具体的にどういった訓練をする予定なん?」

「何処かから情報を得て逃亡者関係の追跡・確保の実践訓練の予定だ。」

「だ、ダメだよ!危険だしそれにそれは執務官の仕事だよ!」

「問題ない、俺がいる。執務官の仕事ならフェイトにも同行させればいい。確か執務官だったよな?」

 

 執務官、確か事件捜査や法の執行の権利、現場人員への指揮権を持つ管理職の奴らで、忍び世界では警務部隊に近い存在だ。

 

 俺がいくら強さがあろうが何の資格や役職がない以上出来ることに制限がある。ならそれが出来る彼女らを使ってそれを行うしかない。

 

「サスケ君って意外と考えを曲げないからあれこれ言っても多分ムダやで。まぁティアナやフォワード隊の事を考えての事やし…まぁええか。ならフェイトちゃんもここに呼んで事情を聞いてもらおう。」

 

 そうはやてが言うと手でピピピとコンソールを動かしフェイトに連絡をする。

 数分後、フェイトがこちらにやってきてまた俺はことの経緯を一から説明することにした。フェイトはやや不安そうな表情をしていたが、はやてやなのはがもう了承したことを知ると「ならそう言う事なら…」と言う事でフェイト同行の元、明日実戦形式の訓練をティアナ達とすることになった。

 

 

 

 

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 翌朝あたし達はいつも通り起きて訓練に向けて準備体操をしてる。皆も眠い目を擦りながら歩いて挨拶を済ませてる。

 皆は不満はないのだろうが、あたしはずっと同じ基礎訓練に少しずつ不満というか、焦りを覚えてる。このままではあたしは皆に置いていかれる。執務官という夢が遠のいてしまう。

 

 そう思考しているとなのはさんが来たけれど、なのはさんだけでなく今日はフェイト隊長やサスケさんもこちらに歩いてきてる。

 

「皆おはよう!早速午前の訓練を始めていくけど、今日は個人スキルの訓練をしていくよ。」

「「「「はい」」」」

 

「で、今回ティアナはフェイト隊長とサスケ君と一緒に訓練をしていくから、後のことはフェイト隊長らに聞いてね。」

「は、はい!」

 

 そう言われたのであたしはフェイト隊長とサスケさんのところに向かい詳細を確認することにした。

 

「よろしくお願いします。」

「はい、えと、今回私は監督責任というポジションなの。実際に訓練指導をするのはサスケ君なんだけどね。今日は執務官の仕事の内容でね、ある犯罪魔導士の逃亡を追跡して確保していくんだけどその一連を見学してほしいの。その中で追跡のスキルをはじめとした情報分析力を伸ばしていくのが目的よ。」

 

 執務官の仕事を一緒に行く事ができる…。嬉しいようなこんなあたしの実力で今行っても良いのだろうか…?役に立てるのだろうか…?胸中複雑だが、チャンスだ。直接現場に行って実践形式で色々勉強出来るのだから。

 

「はい、よろしくお願いします!」

 

 ついフェイト隊長に敬礼をしてしまう。彼女はニコッと笑い敬礼を返す。彼は特に何もせず早速だが、と一歩前に出て資料を渡される。

 

「コイツを捕まえる。ある程度の場所は既に絞れてるから追跡する。」

「は、はい!」

 

 こうして3人での訓練が始まる。

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