今回はいつもより長めです
ちなみにへったくそな戦闘描写入りまっす
「遅い……5分遅れてるぞ……」
「えっ、ステインってそんな時間に律儀なの?」
「はぁ……それが遅れたやつの対応カ……」
とあるビルの屋上
そこからは保須が一望できる
「それで……またどうして保須に?…確か先日ヒーローを再起不能にしましたよね?」
「あぁ……この街にはまだ……偽物の粛清が済んでいない……」
偽物の粛清……??
「つまり……その偽物の粛清に手伝えと?」
「ディスト……今回は見学だ」
「へ??」
見学……?
何その職場体験みたいなの
「いやいや…俺も一緒に戦えば余裕でしょ?」
「俺はそこまで弱くない……」
そう言ったつもりないんだけどなぁ……
ステインは頑固っぽいし……
仕方ない、ここは俺が折れてやりますか
「わかりました……けど明らかに不利でしたら出ますから」
「あぁ……それでいい……」
別ビルの屋上でこのやり取りをみていたのは
「動いたようですねあの2人」
「やっとか……黒霧…いつでも出せれるか?」
「はい…いつでも出せますよ」
「なら……もう出してやるか……」
「わかりました死柄木弔」
「俺達と手を組んでるから…これくらいはやらないとなぁ……」
黒霧の個性によって出てきたのは……
「さぁこの街を荒らして荒らして荒らしまくれ……脳無!!!」
雄英襲撃の時とは違う脳無
そんな脳無が保須の街に放たれた
「俺達はここで眺めていよう……この街が滅んでいくのを…」
「わかりました死柄木弔」
「弔のやつ…動いたか……」
「おい…あの脳ミソが出てるのはなんだ?…お前らが所持してるものか?」
「あれは脳無ですね……複数の個性を組み込まれてるんですよ」
「……気持ち悪いな……」
ステインは軽蔑をする目で脳無をみている
まぁ気持ち悪いと思うのは同感
だが俺も見た目は普通だが脳無とは同種だ
「き、貴様はヒーロー殺しステイン!!」
「あ、ヒーローの登場ですよ……俺は隠れときますね」
「今さら隠れても遅いだろ……はぁ……」
さぁお手並み拝見といこうか
やはり戦闘に慣れてる
動き一つ一つに無駄がない
気付けばヒーローを横倒しにしていた
「弱い……貴様は偽物だ……」
ステインは刀をヒーローの首もとに置いた
が、そこに見慣れた青年がきた
「貴様が…ヒーロー殺しステインだな!!」
「…あぁ?」
あの青年は確か……雄英の……
名前は確か……飯田天哉…個性はエンジンだったか……
「ヒーローでもない奴が口出しするな……」
「生涯忘れるな!!……貴様を倒す…ヒーローの名……インゲニウムだ!!」
インゲニウム……
そうか、ステインが先日再起不能にさせたってのは彼の家族か
「……あぁ…あの偽物か……つまり敵討ちってことか……」
「兄を……お前が語るな!!」
そうしてステインVSインゲニウムとなった……
が、やはり歴が違う
インゲニウムも倒された
「じゃあな…正しき社会への供物……」
止めを刺すためステインは刀を振るう……が、そこにやってきたのは……
「スマッシュ!!!」
「……っ!」
ステインを殴り飛ばしたのは
「…出久」
あの時とは何かが違う
「この短い期間で何かを得たのか……」
何があったのかわからない
だが出久の動きがいい
「いい…お前はヒーローを語れる…」
「まだ…僕は!!」
突然出久は倒れた
いや…これはステインの個性か……
「そこで仲間が殺されるのを見てればいい……」
ステインはインゲニウムに止めを刺そうとする
が、またもや邪魔が入った
「……今度は炎………」
炎………か……
「また仲間か……」
「轟君!……こいつに血を見せてはだめだ!!」
轟焦凍……確かエンデヴァーの息子
「いい仲間を持ったなインゲニウム!!」
にしてもステインは1-3と不利なのにやけに楽しく戦ってるな
「やめて……やめてくれ!!!」
出久の方が早く動けるようになり轟と交戦
インゲニウムは友達が戦うのをやめてくれと懇願している
「……そりゃないぜインゲニウム……」
ヒーロー失格だ……
「やめてほしければ立て!!……なりてぇもんちゃんと見ろ!!」
…いいこと言うじゃんあの子
……てか荼毘に少し似てたり……??
炎が迫ってもステインは氷を上手く使い避けて反撃をする
「…獲った!!」
「レシプロバースト!!」
気合いで立ち上がったのか
インゲニウムはステインの刀を蹴りでへし折った
……ここまでだな……
「もう限界だなステイン」
俺の声に3人は反応する
「誰だ!!」
「雄英襲撃の首謀者だな」
「…白い仮面……」
俺は降り立ちステインの前に移動した
「…邪魔をするな……いいとこなんだ」
「いやいや……このままだとじり貧…ヒーローもきて負けちゃうよ?」
「こんな学生に負けることはない」
「……あんたが殺るのはオールマイトなんだろ?」
俺の言葉にステインは目を見開いた
「俺達の前で雑談とは余裕だな!!」
炎が広範囲に迫ってきた
「ま、待って轟君!!…彼は!!」
「くそっ……」
俺は轟を路地裏の外へと個性で飛ばした
「軽いもんだ……なぁヒーロー…ってかまだヒーローじゃないか……」
「轟君!!…緑谷君…あの仮面とは……」
「確証はない……けど……僕の親友かもしれないんだ!!」
……親友…ね……
「おいディスト……寝返るのか?」
「…寝ぼけてます?……いいから撤退しますよ…近くにエンデヴァーがいる…いくら俺らでも"まだ"勝てない」
「はぁ……"まだ"……か……」
ステインは先にビルの上へと移動した
「ま、待って……た、大河君!!」
「…………」
「何でこんな事するの!?……どうして………君は……僕とヒーローに!!」
「……なぁ……勘違いしてるぞ?」
俺は仮面を取り出久の方を向く
「……!……誰…なんだ……」
そう、俺は素顔を晒さないため仮面の下に別人の顔をつけている
ちなみにアジトにいる時は素顔
「……大河とか言ってるけど…知らねぇよ……」
「…っ……なら逃がさない!!」
出久は一気に近づく
「冷静になれ緑谷君!!」
「はぁ……」
俺は個性を使わず出久の迫ってくる拳を避け、鳩尾に一撃いれた
「ガハッ………」
「緑谷君!!」
「貴様なんて…個性を使わずとも倒せれる……この事を噛み締めておくんだな」
俺は止めをささず立ち去った
「……いいのかディスト…知り合いなんだろ?」
「別にいいですよ……今さらね……」
「おいディストにステイン……」
「お、弔じゃん……脳無の調子はどう?」
「エンデヴァーに始末されたのが多数……はぁ…先生にもっと強いの貰えばよかった……」
「おもちゃ感覚かよ」
「無事で何よりですよ…ディスト…ステイン」
「俺の名を呼ぶな……はぁ……また何かあったら連絡する……それまで関わるな……」
「急にはやめてねステイン」
「……善処する」
そうしてステインは立ち去った
「…ディスト……何か友情でも芽生えたか?」
「そう見える?……あ、でも俺は弔の方が大事だぞ?」
「気持ち悪い……」
「今日も仲がいいですね死柄木弔」
俺達は黒霧のワープでアジトへと戻った
こうして保須襲撃は終えた
「緑谷君……」
「緑谷……」
飯田と轟が心配してるのも無理はない
緑谷出久は親友を止めれなかった
(……あの声は大河君だ……それにディストというのは……日本語で歪み……つまり大河君の個性そのもの……なのに……大河君は………)
親友が何故敵連合にいるのか
どうしてそうなってしまったのか
「……僕が助けるから…大河君……」
彼を助け、共に最高のヒーローになるんだ!!!
次回予告
「そういえばディスト……彼女が待ってますよ」
「…え?…トガちゃんが?」
「何でも…デートするとか言ってましたよ」
「……はぁ……ディスト…お前……」
「…………何かすまん」
次回
トガちゃんとデート???