遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜 作:SOD
ティアキンは本当に素晴らしいゲームですねえ。続編に対する期待値を裏切ることなく、最高の二代目を出してくれました。
雷は振らねえし、ボムゲーは出来ねえし。何よりもミファー公園。初めて見た時は本当に最高の気持ちでした。
天国のミファーを悲しませたくない一心で、水の神殿終わるまで他のことはしない不退転の決意を完遂したので最新話更新です。水の神殿まで24時間かかったけど、こっちの所要時間は90分でした。
ところで 雑魚敵の攻撃力がボスより高えのはどうにかなんなかったんすかねえ……
夢……夢を視ている。
「マンガとかでよくある空間じゃん。何にもないのに、何か有る感じのやつだ」
そう。何もないのに、何かがあるのだ。例えば地面。透明な硝子? いいや。踏んでいる感触が違う。これはもっと柔らかい。足を取られるような、僅かに沈むだけのような。そんな地面。
だと言うのに、俺の背後には明らかに何かが近寄ってくる足音が聞こえた。動けない……なんてことは無いので、好奇心のまま脳死で振り向いた。
『ガルルル…………』
「…………なんだ。俺にも居たのか。『精霊』が。随分妙な話な気もするけども。
なんつーか、お前は文句無かったのか? 幻想魔獣キマイラ」
あのデッキを組んで速攻くたばった俺は、当然この『幻想魔獣キマイラ』と絆だの思い出だのみたいな鼻で笑いたくなるような歴史は無い。それが精霊? どんなご都合主義があったのかねえ?
『ガアアアアアアアアーーー!!!!』
鼓膜が破れそうなほどハードな咆哮が上がる。すごい迫力だ。心臓が止まるかと思った。
「ああ。分かってる分かってる。お美しい前世の記憶とか、運命的な直感なんざ俺らには無い。
お前がヘルポリマーで万丈目のとこ行った時のあの瞳。まるで復讐で屈辱を晴らそうとしてる人間のようだった」
『グガアアアアアアアアーーーー!!!!』
「ハッハァ!! 怒ったか? それじゃあ尚更人間みてぇだぞ? 何だ? 早く人間になりたいってかァ!!」
言い終わると同時か、その前か。俺は自分の切り札に喉と腹と肩を喰い千切られた。
「………………ん」
目を覚ますと、そこはイエロー寮の自室のベッド。修行編の最中でも休憩は大切なので俺は戻って睡眠を取っていた。
因みに翔はロープで縛ってジープの荷物入れの中だ。修行中の分際でベッドとか甘えだから。
「………………さてと。包帯とかあったかな」
早くしないと、寮の食事の時間が終わってしまうので。俺は
「隼人の親父さんが来た?」
学校の授業が終わって、逃げようとした翔を予め撮影しておいたフルヌードでケツに木の棒を挿し込んだ写真をばら撒くと脅して修行の続きをしていると、十代が声をかけてきた。
「ああ。隼人の親父さん、隼人を連れ戻すって言って来てさ。俺と翔で説得して、デュエルで決着付けるってことになってはいたんだけど……」
なるほど、今日が原作第九話『一撃必殺!ちゃぶ台返し』の日だったか。どおりで翔が逃げ出してたわけだ。
「ふーん」
「と言うか、翔は何をやってるんだ?」
「ん? 罰」
逃げ出した翔に根性を注入すべく、今回の修行は予定を変更して精神の修行をしている。
「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”」
手足を縛り下半身の全ての着用物を没収して、金玉にム●を塗った状態の翔は、悶え苦しんでいる。これも修行だよ。翔。
「鼻にワサビを……とも考えたんだけどさ、それはワサビを頑張って作ってくれている人たちにあまりにも失礼な、人の道を外れた行いなんじゃないかって気付いて、今に至ったんだ」
回転寿司の醤油舐めるような生まれてくるべきではなかったカスが脳裏を過ぎったおかげだよ。クロノス
「…………………………そ、そっか」
「それで、十代は何でこんなところに?」
「あー……えっと…………その」
(なんだろう? 『遊城十代』とは思えぬ歯切れの悪さだ。二十代の時だってこうはならなかったぞ? もしかして翔のあられもない姿を見て目覚めたんじゃあるまいな)
なんてことを考えていると、十代の後ろの方から声が響いた。
「ーーた……頼もうーー!!!!」
声の方を向くと、イケメンじゃない方の変な鼻。前田隼人がいた。因みにイケメンの方は遊戯王界のいい漢の頂点、権現坂さん。
まあそれはそれとして。
「なるほどな。つまり親父さんと戦うために鍛えてほしいと」
「そ、そうだ!! 父ちゃんと戦うからには、生半可な気持ちじゃ飲まれるのが見えてる! だから……だから、オレも、地獄に置いてくれ!! 自分を鍛え直すんだ!!」
「は……隼人くん。なんて無謀な……自ら地獄の門を叩くなんて」(←地獄に叩き込まれた金玉ム●の丸藤翔くん)
「ジープでもム●でもワサビでもどんと来い!! オレは……デュエルを続けたいんだ!!!!」
「そういうわけなんだ。偽遊、頼む! このとおりだ!」
「俺はかまわんケド……時間が無いし、見るなら隼人を優先しなきゃならん。だから翔の方が割を食うぞ?」
言いながら、様子を伺う感じに翔の方を見る。すると、なんとも希望に満ちた目をした丸藤翔が、金玉のム●のことすら忘れたのか歓びが溢れんばかりの笑顔で応えた。
「偽遊くん、僕のことは気にしないで! 隼人くんの為なんだ!! 僕のことなんて気にしないで!!」
「そうか。分かった。じゃあ今日は一日隼人の面倒みるか」
「翔……ごめんなぁ」
隼人は心底申し訳無さそうに頭を下げる。
「いいんだよぉ〜気にしないで隼人くん〜」
一方の翔は顔面の全ての筋肉が弛緩したような笑顔を浮かべ続けている。あの筋肉のしなやかさなら、ゴキブリダッシュだって容易だろう。
「まあ、翔がそう言うなら良いか。それじゃあ隼人。レッド寮で待っててくれ。俺は泊まる準備してそっち行くから」
「分かったんだな!!」
「十代、悪いけど今晩よろしく」
「ああ。大丈夫だぜ! 狭いけど、布団敷くくらいならなんとかなるさ」
「ああ、布団は良いよ。
「「「……………え?」」」
みんなが何か表現しづらい顔してるけど、なんだろう? まあいいや。時間ないし。
「取り敢えずム●を全部ビニール袋に入れてっと……」
「………………あの……偽遊さん? つかぬことを伺いますが、そのム●は……??」
「うん? もちろんお前の金玉に漬けておくためのものだ。幸い輪ゴムもあるし、玉袋の根本に縛っておけば一日くらい乾かないだろう」
「ーーーー!!!???」
「いや〜修行の成果が僅かながらでも出たようで嬉しいよ。
罰の途中なのに安全管理出来なくなるって言ってるのに、
「ーーーー!!??????」
輪ゴムが小気味よくパチンと鳴って、ム●塗れのビニール袋が金玉全体に染み渡る。
「じゃあそう言うわけだから。明日のデュエルの時間に迎えに来るぞ」
「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”……!!!?????」
「じゃあな、翔。ここは俺に任せて先に逝け」
「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”……!!!?????」
自ら地獄の門を叩いた前田隼人。やつの運命はどっちだ!?
次回。デス・コアラを攻撃表示で召喚すんなボケ!! お楽しみに
サブキャラのデュエルが見たいかどうか
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