遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜   作:SOD

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 万丈目が風呂に連れられて自分で歩けなくされてから数日経過。あれから毎朝、万丈目は歩けない日々が続いている。

 「いい加減、自分で歩いて帰れよな……」

 「……………………嫌なら、捨てていけば良いだろう。兄さんたちみたいに。
 ()()()なるくらいなら、いっそ……もっと早く…………ッ!」

 「まだまだ余計なこと考えてやがるな。いっそソープ嬢でも呼ぶか? 禿狸に言えば行けそうだ」

 「……………………………………冗談じゃ……ない…………」

 「プライドなんて砕き潰しても生きていけるぞ。遊乃を見てたんだろ? シンクロモンスター貰ってたぐらいだし。いっそあのくらい素直になってみたら?」

 「…………………………………………………………た……た」

 「んー?」

 「……………………いいから、歩いてくれ」

 「やれやれ…………」







 (………………おんぶなんて、親にもされたことなかったな……もちろん、兄さんたちにも…………。

 最近……本当に…………疲れ、て………………)


 「………………スゥ……」

 「寝やがった」

 「……………………にい、さん…………」



七星門の鍵編 〜リライティング・セブンスターズ〜
セブンスターズ編序曲。 青空になる。


 

 万丈目を風呂に入れて、レイたんと一緒に寮の朝飯を食い、レイたんと一緒に授業を受ける。なんともゆったりとした日常か。

 ずっとこんな日々が続けばいいのに。もう、デュエルとかしなくてもいいやんな……。どうせ雑魚ばっかやし。

 

 「………………デュエリスト、引退しようかな」

 

 青い空に、飛んでいく白い鳥。教壇に立ってよく分からないことを喋っている教師に、ノートを取ったりこっそり喋ったりする教室の日常。全て、俺には似つかわしくないもの。それでも、少し遠くから眺めるくらいのことは良いだろう。若人よ。学生時代とかマジで奇跡の時間だから。課題とか忘れても怒られるだけで済むとかマジで奇跡。

 社畜だったら激ツメされてサビ残させられて自分より多く給料貰ってるゴミカス糞上司に飲み会説教に連れて行かれる。それも自腹で。

 

 ーーつまらないことを考えていると、昼休みを告げるチャイムが鳴った。

 

 

 「よっし! 昼メシだ!!」

 

 「寝てたんすかアニキ」

 

 「気付けよ翔♪ 今日のはトメさんお手製弁当だぜ!」

  

 「………………ふむ」 

 

 

 

 「ああ、十代くん。お昼はちょっと待つのだにゃ」

 

 「え?」

 

 「先生と一緒に、校長室へ来るのだにゃ」

 

 「アニキ、また何したんすか?」

 

 「ん〜? 覚えが無いぞ〜〜??」

 

 「まさかまた退学なんじゃないでしょうね!?」

 

 「それから、天上院くん。神楽坂くん。虚路居くん。火武羅くん。レインくんもだにゃ………………あれ?? 神楽坂くん。虚路居くんは何処へ行ったのにゃ?」

 

 「我らが神は

 

 『俺は青空になる。見ててくれ一条さん。俺の変身』

 

 と言ってレイ様を抱えてどちらかへ向かわれました。オレもお供しなくてはなりませんのでこれで失礼します」

 

 「青空……? あ、ちょっと待つにゃ神楽坂くん!

 

 

 て、天上院くん。火武羅くんとレインくんが何処へ行ったか知らないかにゃ?」

 

 「火武羅さんなら

 

 『やべえ! 今日がエックスデーかっ!? あばよ裏切り者のアムナエル!!』

 

 って言って、レインさんの手を引っ張って出て行きましたよ」 

 

 「ーー!?? そ、そうか……いや、にゃ。

 

 し、仕方ないにゃ。今いる人達だけでも来てほしいにゃ」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 大徳寺に連れられて、校長室へやってきた十代と明日香。その頃ちょうどクロノスに呼ばれて同行してきた丸藤亮と鉢合わせた。

 

 「アパ……? シニョール明日香に、ドロップアウトボーイ。あなた達も校長に呼ばれたのデスーカ?」

 

 (カイザーとクイーン。そして、業腹ながらワタクシを倒してみせたシニョール十代が同時に校長に呼ばれてイール……これは一体……?)

 

 「大徳寺先生。モシーヤ、シニョール偽遊も呼んでいるのでスーカ?」

 

 「ああ……そのはずだったんだけど。呼ぶ前にいなくなっちゃったのにゃあ」

 

 「…………なるホード」

 

 (これは、嫌な予感がするノーネ…………)

 

 クロノスが真面目な顔で何かを考えていると、小さな足音が聞こえてくる。

 

 「……あっ、良かったまだいたっすね!」

 

 「翔! どうしたんだ?」

 

 「翔……?」

 

 突然現れた翔に、兄貴分の十代と、血の繋がった兄の亮が同時に反応した。

 

 「それが、偽遊くんからメールが来てて。

 

 校長先生に一言『テメーでやれ、腐れハゲ。あと死ね』って返しておけ。って」

 

 「なんか、偽遊めちゃくちゃ怒ってねえか?」

 

 「それから、お兄さん……」

 

 「何だ?」

 

 

 「『時は来た』って」

 

 

 「ーー!!!!」

 

 

 その一言は、帝王に衝撃を与えた。

 

 「ふ……フフフ……! そうか。そうなのか。偽遊……ついに来たのか……!!」

 

 「時は来た……? 何の話なの、亮」

 

 「ああ。明日香。もうすぐ、吹雪が帰ってくる!」

 

 「え……」

 

 「ずっと行方不明だったアイツが、帰ってくるんだ!」

 

 「……………………そう、なのね」

 

 「……? 明日香?」

 

 

 兄の帰還。待ち望んでいたはずの妹は、どこか複雑そうな表情で顔を逸らすのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




十代 カイザー 神楽坂 明日香 偽遊 遊乃 レイン恵

校長に呼ばれた7人の内、四人シカトとかマ?

100話記念にヒロイン人気投票してみる。(ネームドに限る)

  • 早乙女レイ
  • 天上院明日香
  • イノ子
  • トラちゃん
  • ネズ太郎
  • メタウマ
  • レイン恵
  • 火武羅遊乃
  • トメさん
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