遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜   作:SOD

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本当は、前の話を投稿するまで、普通に十代と吹雪でデュエルさせればいいやとか思ってたんです。それから、なんやかんや戦って、セブンスターズ編☆完!! で良いかなって。


 でも……それじゃあせっかくオリキャラをバカほど増やした意味がねえよなぁ!!!?

 


ダークネス襲来!! 戦わなければ生き残れない!!!!(cv.ATM)

 

 森の中に入る……遙か手前。俺は。

 

 

 「ゼェ……ゼェ……ゼェ……ゼェ…………!! ごふっ! ゲホッ、ゴホッ……!! コフッ……(瀕死)」

 

 虫の息になっていた。

 

 

 「よしよーし、ゆっくり呼吸しましょうね〜偽遊さん。汗を拭いてあげましょう」

 

 「主様、酸素ボンベです! ゆっくり吸ってください! 主様ぁ!!」

 

 

 なぼにどぼじでお前らは息すら切らしてないんですがね? 

 

 走った。糞ほど走った。足は痛いし空気は冷たくて肺はアレだしで最悪よ。

 一時間(体感)を超えて走り続けて、息一つ乱さないのは人としておかしいだろ…………。

 

 

 “バトルだ!! エターナル・エヴォリューション・バースト!!!!“

 

 

 何処からか亮の声が聞こえる……どうやらもうバトルは終わりかもな。結局レッドアイズは見れないし、無駄に疲れただけで終わったよ…………。  

 

 「……あ、あれ…………? な、なんで……亮の声が……??」

 

 ダークネス吹雪とデュエルするのは十代のハズじゃなかったか?

 

 「ハァ……ハァ……ゆ、遊乃っ!」

 

 「どうしたの? お水? それとも寒い? 抱きしめてあげようか?」

 

 「よ、様子見て来てくれ……! な、何で今、亮が……デュエルしてるんだ!?」

 

 「…………あ。そう言えばそうだね。でも別に良くない?

 転生者があっちこっちにいれば、そりゃあイレギュラーなんてちょっとした弾みで起こるでしょ」

 

 「頼む……気になるんだよ!」

 

 「むー。私は偽遊さんか恵から離れてまで原作の流れに興味なんてないのに。

 …………はい、このコートお気に入りなんだから、ちゃんと持ってて。あんまり汚さないでね?

 

 あと、後で私の要求も聞いてもらうんだからねー!」

 

 遊乃はぶつくさ言いつつも、身軽にして軽快な速さで声のした方へ向かってくれた。

 

 「ゼェ……ゼェ…………あ、アイツ……同じ転生者(あなのむじな)なのに、何であんな体力あるんだ……? ハァ………………」

 

 「主様、とにかく今は休憩に専念してください。マットを敷きますので……」

 

 「お? おう…………あんがと……」

 

 (普段から殆ど睡眠が取れている様子の無い主様。他の狂徒から聞いても同じご様子。恐らく入眠障害なのでしょうね。

 

 体力の回復が望めない以上、あまり無理をされないように務めるつもりでしたが……まさか10分程度のランニングでここまで消耗されるとは…………)

 

 「……………………やべぇ…………眠い…………っ」

 

 「そうですか。それでは、私の膝を枕にお使い下さい。あの女のコートも掛け布団の役割くらいは果たせましょう。

 

 主様の安全は、私が護ります。()()()()()()……」

 

 「…………そ、れは………まず………い……………………」

 

 「どうかゆっくりお眠り下さい……主様っ……」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 「よっと……!」

 

 偽遊と別れた遊乃は、走りづらい森の大地を走ることをせず、忍者のように木の枝と枝を軽やかに飛び移りながらターザンのように移動していた。

 

 「ったく……こういう移動って手がボロボロになるからやりたくないんだけどなー。でも速いしなー……っきしょー。

 

 つーか何処いんだよカイザー!」

 

 「誰だ……オレを呼んだのは?」

 

 森を外側から視認して脳内ピックを刺したところで、普通はそこに辿り着けはしない。だが、遊乃は大まかに到着していた。よって足元から亮の声が聞こえるに至った。

 

 「何だ、そんなとこにいたのかよ……」

 

 ヒョイと身軽に木から飛び降りると、暗くてよく見えなかった顔が月明かりに照らされる。

 

 (ふむふむ。原作でもさりげなーくイケメン扱いされてただけあって整った顔してんな。

 しっかし、何故全体的にこう……ボロボロなんだろ?)

 

 「お前は確か……偽遊がノース校からスカウトしたデュエリスト」

 

 「はいは〜い、はっじめまして〜☆ 火武羅遊乃ちゃんでーす。

 可愛さだけでも覚えて帰ってね〜」

 

 「…………悪いが、今はあまり遊んでいる暇は無いんだ。すぐに次が……」

 

 

 《ダークネス……!!》

 

 「ん? 何だこの重低音にエコー掛けたような声?」 

 「来たか……!!」 

 

 周囲のほとんどが暗闇で辺りが見えない。しかし、何かが近づく足音だけが鮮明に聞こえてくる。

 

 《ダークネスと……一つに…………》

  

 正体の分からない何かが近付いてくる。それだけが火武羅遊乃にはっきり伝わる情報。ならば、彼女の取る行動は一つ。

 

 「………………!」

 

 デュエルディスクを取り出し、臨戦態勢を取った。

 

 

 「カイザー。簡潔に説明して」

 

 「こちらの味方は翔、明日香、遊城十代。

 敵はセブンスターズ。ダークネスという仮面のデュエリスト。数は699体。

 

 勝利条件は699体の影を倒し、最後の本体を倒すこと。

 

 敗者は七精門の鍵を一時的に没収。明朝までにダークネス本体を倒せなかった場合、参加者全員が闇に飲み込まれ、鍵が奪われる。」

 

 

 「なるほどね。

 リメイクされたセブンスターズは、アカデミアにゲーム形式で戦いを挑んで来たってことね……。

 

 

 ーーいや、バカかよ!? ステージ1から数で押してきて勝ち残れとか殺意高過ぎだろクソゲーかよ。

 

 このルール作ったやつはきっと、ハゲかチビで性格腐り散らかしてんな。

 あとぜってー童貞拗らせてくたばったな!!」

 

 《ダークネス……》

 《ダークネス……》

 《ダークネス……》

 《ダークネス……》 

  

 「バカな……これまで一体ずつだった敵が、一気に4体だと!?」

 

 「へっへ〜ん。図星付かれてムキになってんだ〜バーカバーカ」

 

 《ダークネス……》×10

 

 「よっ、止せ火武羅遊乃! 挑発するな!!

 貴様まさかセブンスターズの間者ではないだろうな!?」

 

 

 「まあまあ見てなさいって〜☆」 

 

 

 遊乃はデュエルディスクを操作し始める。すると、それまでデッキ一つ分だったモンスターゾーンと魔法・罠ゾーンが拡張され、三人分の盤面が用意された。

 

 「な、なんだそのデュエルディスクは……!?」

 

 右手に手札。左手にも手札。ついでに口に手札を咥える遊乃。

 

 

 

 「ひゃあ、まひょめへははっへひにゃひゃい(さあ、纏めて掛かって来なさい)」

 

 

 彼女の表情は、ドヤ顔だった。

 

 

 

 「……………………偽遊。彼女の腕は……確かなんだろうな」

 

 そんな様子を見た亮は、胃が痛くなるのを感じ始めていたのだった……。 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 「「「デュエル!!」」」

 「ひゅえふ!」

 

 ダークネス LP4000

 ダークネス LP4000

 ダークネス LP4000

 

 遊乃デッキ1 LP4000

 遊乃デッキ2 LP4000

 遊乃デッキ3 LP4000

 

 

 「私は魔法カード『真紅眼融合』を発動。デッキの真紅眼の黒竜と真紅眼の凶星竜ーメテオ・ドラゴンで融合。

 

 融合召喚ーーレベル8 流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン!」

  

 流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン ATK3500

 

 「あれは、メテオ・ブラック・ドラゴンの強化モンスター!」

 

 「流星竜の効果発動。私はデッキからレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンを墓地へ送り、元々の攻撃力の半分のダメージをキサマに与える」

 

 「! 気を付けろ火武羅!! このデュエルでダメージを受けると、痛みと苦しみが直接襲ってくるぞ!!」

 

 「ふぇ?」

 

 遊乃デッキ1 LP2600 

 

 「ーー痛ってええええええぇぇぇーーーー!!!??(泣)

 

 先に言えよ先に!! わざとか!? ワザとタイミング見計らってただろ!?」

 

 「い、いや……すまない……そんなつもりは」

 

 「私はこれでターンエンド」

 

 「っておいおい待てよ! これ全部同じ見た目ってことは、同じダークネスってことでつまり……!?」

 

 「私のターン。手札より『伝説の黒石』を召喚。特殊効果発動。

 デッキより『真紅眼の黒竜』を特殊召喚。

  

 更に魔法カード『黒炎弾』を発動。キサマに真紅眼の黒竜の攻撃力分のダメージを与える」

  

 「やっぱりだあああああーーー!???」

 

 「喰らえ、黒炎弾!!」

  

 「あっちゅ!? あっちゅ!? あっちゅぃいいいーー!!??(泣)」  

 

 遊乃デッキ2 LP1600

 

 「私はこれでターンエンド(笑)」

  

 「あああああぁー!! お前いま笑ったな!? 笑っただろ!!

 こんな可愛い女の子に火を放って笑いやがった!!

 ぜってぇー許さねええええーー!!!!(泣)」

 

 「気を抜くな火武羅! 次がくるぞ!!」

 

 「次が来るってオイ!! 他人事かよ!? 他人事だったな!!

 偽遊さん助けてー!!」

 

 

 「私のターン。デスメテオを2枚発動」

 

 「レッドアイズ関連ですらねえのかよ!?」

 

 遊乃デッキ3 LP2000

    

 「熱い!! 痛い!! ウザい!! ムカつぐううううー!!!!(号泣)」

  

 「私はこれでターンエンド」

 

 

 「泣いている場合じゃないぞ火武羅遊乃! このターンで手を打たなければ、次のターンでやられるかもしれないんだぞ!! 立て!!」

 

 

 「この冷血漢マジで……っっ!!(涙目)

 

 何でどいつもコイツも偽遊さんよりこんなのが良いと思っちゃってんだよおぉー!! こんなデュエリスト拗らせたような奴と万が一ゴールインに漕ぎ着けたってぜってー家庭を省みないデュエルバカのままなのに! 今確信した!!(泣)」

 

 「バカなことを言って現実逃避している場合か!」

 

 「別に逃避なんかしてないわ!! つーか、今私を仕留めきれなかったことで、コイツらは私を完全に怒らせたんだ…………。

 覚悟しろよ一人仮面舞踏会! 未来で『放火魔』と言われ恐れられた私の力見せつけてやるから」

 

 「放火魔……?」

 「それは罪人なのでは……?」

 「むしろこいつの方が倒されるべきなのでは?」

 

 「正論も正当防衛も、全て我が身可愛さ(わがまま)に焼き伏せる!!

 

 私のターン、ドロー!!」

 

 それぞれのデッキから、同時に3枚のカードを引く。それを横目でチラリと見ると、左手、右手、口のカードを同時に墓地へ装填した。

 

 「ファイヤークラッカーの効果発動。

 相手に1000ポイントのダメージを与える!」

 

 

 「ぬっ!?」

 「その程度……!」

 「ぬるいわ……!」

 

 ダークネス×3 LP3000

 

 「ファイヤー・トルーパーを3体召喚! 召喚したこのカードを墓地へ送り、相手に1000ポイントのダメージ!」

 

 「何!?」

 「何だと!?」

 「私のライフが一瞬で半分に……!?」

 

 ダークネス×3 LP2000

 

 「それぞれの場に2枚ずつカードを伏せてターンエンド!」

 

 「ふっ……ただの虚仮威しか」

 「その程度で」

 「私に勝てるつもりか!」

 

 「「「ドロー!!」」」

 

 「ドローフェイズ時、まずは真紅眼融合を使った個体!」

 

 「ぬ……!?」

 

 「リバースカードオープン! 戦線復帰。墓地の自分モンスターを特殊召喚出来る。

 

 『ファイヤー・トルーパー』を特殊召喚! そして効果発動!」

 

 ダークネスa LP1000

 

 「悪あがきを……!!」

 

 「処理後、リバースカードオープン! リビングデッドの呼び声! 墓地からファイヤー・トルーパーを特殊召喚!!」

  

 「何だと!? 馬鹿なっ!??」

 

 「焼き払え!」

 

 ダークネスa LP0

 

 「ぎゃああああああああーーー!!!!」

 

 「「aーーー!!!!」」

 

 「次! 黒炎弾を使ったやつ!!」

 

 「グッ……!?」

 

 (だが、私の手札にはサイクロンがある! リビングデッドの呼び声でファイヤー・トルーパーを復活はさせんぞ!!)

 

 「戦線復帰でファイヤー・トルーパー!」

 

 「ぐっ……!!」

 

 ダークネスb LP1000

 

 (だがこれで終わりだ。私の勝利は揺るがない! 貴様の負けだ!!) 

 

 「リバースカードオープン!!」

 

 「させん!! 速攻魔法サイクロン! リビングデッドの呼び声は破壊させてもらう!!」

 

 「ーー不運の爆弾!!!!」

 

 「へ?」

 

 「レッドアイズを対象に発動。私は攻撃力の半分のダメージを受ける」

 

 遊乃2 LP200

 

 「その後、私の痛みをお前に与える!! 自業自得の痛みを味わえ!!」

 

 「自業自得って言うかーー」

 

 

 ダークネスb LP0

 

 

 「それただのマッチポンプだろおおおおーー!!!!」

 

 「bィィィィィィーーー!!!!」

 

 

 「…………アイツ、偽遊より酷い…………」

 

 

 

 

 

 「さあて……後はアンタだけだね? 最後は景気良く大炎上させよっか?

 『ヴォルカニック・エミッション』。デッキから、ヴォルカニック・デビルを特殊召喚」

 

 

 ヴォルカニック・デビル ATK3000

 

 攻撃力3000の高火力モンスター。普通に殴っても充分に強いモンスター。

 だが、しかしと言うか、当たり前のように攻撃してくる未来が微塵も見えない。

 

 「くっ……私の負けか……だが、放火魔とは無駄に誇張したものだ。

 そんな奴が捕まらずにのうのうと学生生活など送っているものか」

 

 負け犬の遠吠えか。ダークネスが口にする。

 だが、遊乃は少しきょとんとした顔をした。

 こんな状況でなければ、だいぶ可愛い顔だ。だが…………。 

 

 

 「…………人類滅亡って、絶対に罪には問われないんだよ?

 

 だって、殺戮だろうが、人類を焼却しようが…………罪に問う人類が居ない(バレなきゃ犯罪じゃない)んだもん☆」

 

 

 その口から放たれた言葉は、微塵も可愛くなかった。

 

 

 「お……おかしい……おかしいぃぃー!! 

 

 ーーそんなの絶対に正義の側が言うことではなあああぁぁぁーーい!!」

 

 

 

 「ーーいつから自分だけが悪の側だと自惚れていた?」

 

 

 

 「ひっ!?」

 

 「火霊術ー「紅」。デビルをリリースして3000ポイントのダメージを与える。

 

 灰になれ。身体も、希望も、家も、未来も……」

 

  

 「おがあちゃあああああああああああーーーーん!!!!!」

 

 

 ダークネスc LP0

 

 

 

 「……………………」

 

 ついさっきまで同じカタチを取っていた仲間が消えた。だが、他のダークネス達は無反応だ。

 

 デュエルをするまで、人格らしいものは存在しないようだ。

 

 

 「よし、いっちょうあがり!

 

 どーよカイザー? ザコ敵なんてちょっと多めに誘き寄せて纏めて焼いた方が早いっしょ〜!」

 

 「……………………あ、ああ……そうだな」

 

 「……? なんか、不満そう?

 何? バーンはサイバー流のリスペクトに反しますとか言っちゃう系?」

 

 「……いや、そんなことは無い。バーンは立派な戦術だ」

 

 「むっふっふーそうだよね〜。分かってるじゃんカイザー!」

 

 パンパンと亮の背中を叩く遊乃。なんとも複雑そうな表情でされるがままの亮。

 

 

 

 「それじゃあ、残りの焼却処分(デュエル)を始めよっか。

 

 どっちが多く狩れるか競争しようぜ〜! 負けたら罰ゲームで、自分のパンツ偽遊さんの頭に被せて来るミッションな☆」

 

 

 「……………………この戦い、負けられない理由が一つ増えたな。

 一つと言う数字が、ここまで重くのしかかることがあるのか。

 

 オレは、2つの友情を守ってみせる!! 吹雪、偽遊、見ていてくれ……!!」

 

 

 

 

 

 「「ーーデュエル!!!!」」 

 

 

 

 ダークネス撃破の途中スコア。

 

 

 十代 39体

 翔 38体

 明日香 12体

 亮 85体

 

 遊乃3体

 

 残り、522体

 









セブンスターズ編を最初から改変して、森の中の無双ゲーにしたアホがいるらしい。


高評価くれよな☆

100話記念にヒロイン人気投票してみる。(ネームドに限る)

  • 早乙女レイ
  • 天上院明日香
  • イノ子
  • トラちゃん
  • ネズ太郎
  • メタウマ
  • レイン恵
  • 火武羅遊乃
  • トメさん
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