遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜 作:SOD
「チッ……吹雪は負けたか」
「……信じられん。あれ程の猛攻を耐え抜いたと言うのか」
「計算外が起きた……と言って終わらせるには、流石にイレギュラーが過ぎたな。
火武羅遊乃……警戒対象はフェイカーだけじゃなかったってわけだ…………。
まあ良い。どの道、七星門戦争はどちらの陣営が勝ったところでなんの意味も無い戦いだ。
作戦と殺意は完璧にするが、早期決着にはあまりに意味がなさ過ぎるわけだし…………ここは原作通りにしつつ、情報を集めさせるとするか。
おいアムナエル。カミューラを学園に送って情報を報告させろ」
「分かった……」
ダークネス吹雪×700との戦いの夜が明けた日。学園に選ばれた七精門の守護者のメンバーは崩壊した。
闇のデュエルに敗北した丸藤翔、天上院明日香は命こそ別状は無かった。しかし、闇のデュエルによって発生したダメージはプレイヤーの生命力、『
遊城十代、丸藤亮、火武羅遊乃も同じくダメージを負ってこそいる。
しかし、単純なダメージの数値以外に、『敗北』によって発生するダメージは、敗者の二人に早期の回復を許さない。
現在二人は学園の特別な医療施設で入院し、安静を求められる状態になっていた。
幸いだったのは、プレイヤーの敗北こそあったが、ゲーム全体としては勝利していたので『七精門の鍵』は返却されていたこと。
だが……丸藤翔、天上院明日香の二名は事実上のゲームオーバー。七精門の鍵の守護者の枠は、空白となったのだった。
………………が、そんな作風に合わないシリアスは置いといて。今回のお話はこちら。
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AM10:00
オベリスクブルー女子寮にて、自室でゲームを嗜んでいたネズ太郎の部屋には、客が一人訪れていた。
《決闘したのか、オレ以外のサルと……》
「ふ〜ん。つまり、オイラに盾になって大将から守ってほしいと……」
コントローラーから手を離すことなく、訪れた客の話を聞いていたネズ太郎の結論はそうだった。
《ゲッチュー!》
「はい! 私は自分で言い出した手前、偽遊さんに自分のパンツを被らせると言う罰ゲームを遂行しなきゃならないんです!!」
年頃(?) の女子(?) が、自分のパンツを男子に自ら被らせに行く。そんなこと言い出すのは……この学園では狂徒を探せばいそうではあるが、部外者でとなるとたった二人。(二人でも十二分に多いがそこは無視してほしい)
火武羅遊乃が、モニターの画面から目を話さないネズ太郎の小さな背中に土下座をしていた。因みに彼女の前には購買部で買ってきた大量のお菓子やジュース。言うまでもなくお土産である。
「確かにオイラを間に挟んでおけば、大将がいきなり手を出してくることは無いかもしれない」
「でしょ!? ネズ太郎さんにも危害はほぼ無いと思うの!!
同じぺったんこのよしみで助けてほしい!!」
《世界の半分をお前にやろう……》
「どうしよっかな〜。
もし万が一にでも遊乃の味方したことで大将に嫌われることがあったら困るしなー」
「そこをなんとかぁ!!
助けてくれるなら、ネズ太郎さんのデッキに合うカードも上げるから!!」
《けちらせバーサークゴリラ!! やせいかいほう!》
「うーん。大将はシンクロモンスターに関しては、使用どころか所持や知ることすら嫌がってるしな〜。
オイラも狂徒の一人として、好きな男の嫌がることはしたくないしなー」
「え? シンクロモンスター?
いや、ネズ太郎さん確か【代償ガジェ】でしょ? シンクロなんて選択肢に入んないよ?」
「シンクロ以外? 融合ってことか?」
「いやいやいや〜【代償ガジェ】と言えばやっぱり、『エクシーズ』でしょ〜!」
「……………………へぇ」
その時、初めてネズ太郎の手からコントローラーが離れた。
《アタシとソイツとどっちが大切なのよー!!》
「オイラはそれでもっと強くなれるのか?」
「もっちろん! エクシーズが有ると無いとじゃ、【代償ガジェ】は『青眼の白龍』と『青眼の銀ゾンビ』くらい戦力違うんだから〜!
(まあ、あんまし新しいエクシーズは持ってないけど。アーゼウスとか)
…………というわけで、ほんとマジお願いします!!」
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AM11:00 ラーイエロー。偽遊の部屋の前
「ついにこの時が来てしまった……っ!!」
火武羅遊乃は、右手に自分のパンツ(一番最近買ったやつ)と、左手にネズ太郎。そして……。
「………………何でボクまで」
眼前に早乙女レイを立たせて、完璧な対偽遊防御壁を構築していた。
「ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……っ!!」
「遊乃センパイ……過呼吸になるほど嫌なら止めればいいのに。
亮サマなら、絶対に許してくれると思うけど」
レイは至極真っ当なことを言って遊乃を止めようとしている。
「嫌だっ!!
私の中の意志と歴史が囁き続けるんだよ!
『賭けカスとして恥ずかしくないのか!!』
って! 私は、私の博打の結果は誇りを持って受け止めるよ!!
そうじゃなきゃ、これまで散っていった
「賭けカスを誇るなよ。恥じろ」
ネズ太郎のこれまた真っ当なツッコミが入る。
だが、
「いざぁっ!!!!」
ピンポーン。
偽遊の部屋のチャイムに勝負の人差し指がベットする。掛け金は払われた。もう逃げ場は何処にもない。
部屋の中の偽遊は玄関の近くに居たのか、数秒で鍵が開きチェーンを上げる男の後に扉が開いた。
(来た! 先手必勝!!
土下座しながら全て言い切る! 本人のツラを見ながら言えるわけねえからな!!)
「ん〜?」
「偽遊さんおはざっす!! 突然ですがこの遊乃ちゃんのパンツを頭に被ってください!
ちゃんと洗ったし一番新品に近い中古品です!! この女を哀れと思うなら一つお願いします!!!!」
床にオデコを擦りながら、両手はしっかりパンツとネズ太郎を離さない。特に
「ふわにひっへんはほまへ?(何言ってんだお前?)」
「え? 何、偽遊さん歯磨き中?
ーーえ………………」
口の中に泡の詰まった声に、遊乃が頭を上げる。
が、すぐに固まってフリーズした。
「おはよう大将」
「おはよう偽遊」
「「いつのまにメガネ掛け始めたの(んだ)?」」
「おほ、ほはほう(おお、おはよう)。
ふぁいひんふぇほ……」
「ーー取り敢えず口の中洗いで来なよ。
ボクたち中に入っていい?」
「ぼーほ(どーぞ)」
レイに促されて洗面所へ向かう偽遊。部屋主に許可を得たので入室するレイとネズ太郎。
しかし、遊乃だけは固まっていた。
何故か?
(偽遊さんがメガネ掛けてた…………)
歯を磨きながら何か読んでいたのか、偽遊の顔には普段見かけないメガネが掛かっていた。
(あの渋い顔に、老眼(?)のためのメガネ…………メガネ…………)
他の者にとっては、ただ偽遊が眼鏡をかけていただけ。
(メガネ………………メガネ………………)
だが
(メガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネ)
偽遊の疲労感溢れる顔を渋いと好みと言う、老け専のような性癖を持つ火武羅遊乃にとって、更に老後の想像を掻き立てる眼鏡の着用は、ベストマッチだった。
「あは……あははは……!!」
「…………おーい、遊乃ー入んねえのー?
ってアレ? 居ないぞアイツ……ビビって逃げた?」
「ええっ!? ボクたち何のために呼ばれたのよ……」
その十分後に再び現れた遊乃の手の中には零れ落ちる程の眼鏡が抱えられていた……。
「偽遊しゃあああぁぁーん! これちゅけてみてぇぇぇー!!」
「フワッ!!??? な、何だその大量の眼鏡は!?」
「らいじょうぶらよぉ〜! じぇ〜んぶ除菌・洗浄してきたからキレイらよぉ〜!!」
欲望にのみ脳を支配された顔をしながら迫ってくる遊乃に、偽遊は初めて己のための恐怖を抱いたという……。
「おねがぁ〜い偽遊しゃーん!! 気に入ったやちゅぜぇ〜んぶあげりゅからぁ〜!! レンズも交換すりゅかりゃぁ〜!!」
「怖ぇよお前!!!!」
「遊乃ちゃんのことはきらいれもメガネのことはきりゃいにならないれくだしゃ〜い!!」
突然のオリカ
Warosーメスガキの嘲笑ー
永続罠
モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された場合に発動する。
トリガーとなるモンスター全ての攻撃力を元々の攻撃力分上昇させる。その後、上がった攻撃力分のダメージをプレイヤーは受ける
100話記念にヒロイン人気投票してみる。(ネームドに限る)
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早乙女レイ
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天上院明日香
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イノ子
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トラちゃん
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ネズ太郎
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メタウマ
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レイン恵
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火武羅遊乃
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トメさん