遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜   作:SOD

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キャラクター紹介





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紹介と言いながら何も教えない作者! ドS!!
慄いたか!! フハハハハハハ!! 良いぞ良いぞ〜。


昨日ようやく日曜日に休みが取れたので、半年ぶりに公認大会()()に行ってきました。

抽 選 に 漏 れ ま し た。

現場からは以上です。 


VS エルシャドール・ミドラーシュ

 

 「「デュエル!!!!」」

 

 その異変に最初に異を唱えたのは、万丈目準だった。

 

 万丈目卓 LP8000

 火武羅遊乃 LP8000

 

 「何故ライフポイントが、8000になっているんだ?」

 

 誰に問うでも無かった疑問の言の葉は遊乃の耳に届き、返事が返る。

 

 「ああ、私たち転生者同士がデュエルをしようとすると、デュエルディスクはデフォルトでLP8000の新マスタールールを選ぶんだよ。

 1対多数だと、その時々によってライフや手札、フェイズの制限が発生して条件をゲーム本来のイーブンに近いものに持って行こうとする」

 

 「何だそれは? 転生者……?

 それに、まるでデュエルディスクに意思があるかのようなセリフじゃないか」

 

 「あるんだよ。デュエルディスク……と言うよりは『カミサマの意思』だけど」

 

 「へぇーそれはオレも知らなかったわ。

 この世界でオレ以外の転生者がまだいるとはな。いい情報を聞いたぜ」

 

 遊乃の言葉にチャラ男がニヤニヤしながら横入りしてくる。

 まるで重要な秘密を盗み聞きしたかのように。

 

 (コイツ、他の転生者と会ったことがないんだ……ってことは、私が探している奴とも、この世界でレイちゃんを攫った奴とも関わりのない通りすがりの45才児ってわけか)

 

 実際に重要な情報を拾ったのは遊乃の方だろう。  

 他の転生者とエンカウントすれば自然と知ることになる情報と、個人の情報では、希少性は圧倒的に後者に軍配が上がる。敵の情報ならなおさらだ。

 

 「ところで先攻、アンタのターンだよ」

 

 

 「うるせえよ。オレに指図すんな!

 

 オレのターン、メインフェイズ。

 

 モンスターをセット。カードを2枚伏せてターンエンドだ!」

 

 

 チャラ男 LP8000

 手札 2

 場 モンスター(裏)

 伏せ×2

 

 

 (モンスターとリバースを伏せるだけ……?

 この世界なら珍しくも何とも無いけど、転生者が相手だと思うと違和感がハンパじゃないな)

 

 

 「私のターン。ドロー」

 

 遊乃のドロー。引いたのは『篝火』。

 このデッキは普段学園で使っている【フルバーン】のものではない。ライフ4000なら猛威を振るう【フルバーン】だが、ライフ8000では正直言って自殺行為も良い所だ。

 

 彼女が『虚路居偽遊に勝てない』と自認しているのは、実力もさることながら

 

 『デュエルする時はライフ8000の新マスタールールになる』

 

 と言う、フルバーンにとっては何一つとして有利に働かないこの転生者同士特有の現象が原因の大部分にある。ワンチャン狙えない。

 

 そして、今回のデュエルはどうなのか。

 

 (相手が昔遊戯王齧ってただけでこっちの世界でイキってる雑魚転生者なら、勝率はある。

 

 ファンデッキとかで十分なデッキパワーが無くても勝てる。

 

 

 問題は、あのデッキが私のデッキを上回るデッキパワーを持っている場合……)

 

 

 遊乃の手札は

 

 『篝火』

 

 『火霊術ー紅』

 

 『ヴォルカニック・トルーパー』

 

 『ブレイズ・キャノン・マガジン』

 

 『ヴォルカニック・クィーン』

 

 『ファイヤークラッカー』

 

 

 (この手札で出来ることはあんまり多くない。取り敢えず対応力を上げていこうかな)

 

 「メインフェイズ。魔法カード『篝火』を発動。

 『火天獣(アグニマル)ーキャンドル』を手札に加える。

 

 キャンドルの効果発動。このカードを特殊召喚!」

 

 「この瞬間、リバースカードオープン!」

 

 (ここで動いて来た! 何を使ってくる?)

 

 「速攻魔法『神の写し身との接触(エルシャドール・フュージョン)』!!

 

 手札の『シャドール・ヘッジホッグ』『影霊の翼(リーシャドール)ウェンディ』で融合!

 

 『エルシャドール・ミドラーシュ』!」

 

 エルシャドール・ミドラーシュ ATK 2200

 

 「うぎゃあああああーー!!??(泣)」

 

 「ーー!? な、何だ突然!? 何を泣き出したんだ!??」

 

 「ミドラーシュは特殊召喚の天敵なんだよぉ!!

 

 

 特殊召喚を1ターンに一度しかさせない!

 フリーチェーンで湧いてきてプレイング操作してくる!

 効果で破壊できない!

 死んでも墓地からシャドール魔法・罠を回収してくる!

 ウザい!!

 

 最悪の一手だよ畜生!」

 

 「アハハハハハハ!! ザマァみろ!!

 ヘッジホッグの効果でシャドール・ドラゴンを手札に加えて、ウェンディの効果でデッキからシャドール・ビーストを裏守備表示で特殊召喚もオマケしてやるよ!」

 

 (くそっ……他の転生者が強すぎたから用意した対転生者用のデッキだったけど、これならバーンに寄せた方のビートバーン使うべきだった)

 「ヴォルカニック・トルーパーを召喚。デッキから『ヴォルカニック・エミッション』を手札に加える。

 

 カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

 火武羅遊乃 LP8000

 手札3

 

 火天獣(アグニマル)ーキャンドル DEF0

 ヴォルカニック・トルーパーATK1000

 伏せ×2

 

 ターンが一巡して、チャラ男にターンが返る。

 お互いに敵のデッキを大まかに把握したことで、この後のプランの方向性を検討し始める。

 

 (あのガキのデッキは【ヴォルカニック】をメインにした炎属性シンクロデッキか?

 ヴォルカニックなんて全然知らねえけど、デッキパワーと相性はこっちの方が上だろ。

 

 だったら予定通りのファーストプランで行くか)

 

 (シャドールの採用カードは見えたけど、これが純構築なのか出張多めなのかがまだ分かんないな……。

 

 最初にセットしたモンスターはシャドールなのか? それとも別カテゴリー?

 

 ビーストがセットされてるのもヤバいな……これで相手のターンに手札事故ってて動けないパターンは期待出来なくなった。

 最初からリソース目一杯使っていく感じになりそう……やだなー)

 

 

 「オレのターン、ドロー! おっ! 来たじゃん。デステニードローってやつ?

 

 永続魔法『地中界の厄災』を発動!」

 

 「地中界の厄災……?」

 

 地中界の厄災。以前、偽遊が隼人のコアラデッキに採用したリバース戦術の安全性と火力を底上げする永続魔法。

 

 比較的新しいカードではあるが、炎属性をメインとしていて、大会でも使われる部類では無いこのカードの存在を遊乃は知らない。

 

 「そして裏側表示の『シャドール・ビースト』をオープン。効果発動。デッキから2枚ドローして一枚捨てる。

 

 へへっ。っぱしオレはこの世界に選ばれた存在だな。あっちのクソ世界なんかとは格が違うぜ〜」

 

 さっきまでガンギレだったチャラ男が、良い引きに機嫌を良くしてニヤニヤしている。

 

 「魔法カード『ヒュグロの魔導書』を発動!

 シャドール・ビーストの攻撃力を1000上昇! ウィィィィーー!!」

 

 

 「シャドールに魔導書……?」

 

 

 

 【シャドール】というテーマに対して、魔法カードを多様して戦う【魔導書】というテーマを組み合わせる。

 一見『魔法使い族』をサポートする【魔導書】は魔法使い族テーマの【シャドール】と相性が良いように見えるかもしれない。

 

 しかし、【シャドール】というテーマを強化することを考えればモンスターを自発的に墓地へ送る力を持たない【魔導書】は特別なシナジーは存在しない。同じ『魔法使い族』で組み合わせるのなら、なら【ドラグマ】で十分だ。

 

 では【魔導書】と言うテーマの力を発揮するのなら?

 やはり【シャドール】が特別何かの役に立つことなど無い。特にお勧めする理由は無いが、それでも【シャドール】よりはコントロール寄りのビートダウンが主な戦術になる【ドラグマ】で良い。

 

 

 もしも虚路居偽遊がこのデュエルを見ていれば、この時点でアクビをして昼寝を始めることだろう。

 だが……。

 

 

 

 

 「モンスターをセットする。

 

 そして『黒き森のウィッチ』を反転召喚。

 

 さあバトル行くぜ!」

 

 「くそっ……意味がわかんねえ! 何があるって言うんだよ!?」

 

 

 理論と最適解を突き詰めて不純物を削ぎ落とし続けるガチ勢との対戦経験値が少ない遊乃には、目の前の不純物が自分の知らない大会実績を残すレシピなのではないかという不安が拭えない。 

 

 

 「さあ行けシャドール・ビースト!!」

 

 

 シャドール・ビースト ATK4700

 

 「え? は??

 

 シャドール・ビーストの攻撃力が2500上がってる!?」

 

 「知らねえのかよ素人が! 『地中界の厄災』が表側で存在する間にリバースしたモンスターの攻撃力は1500上がるんだよ!!

 

 ほら喰らいな!! ヴォルカニック・トルーパーに攻撃!」

 

 シャドール・ビースト ATK4700 VS ヴォルカニック・トルーパー ATK1000

 

 「ぐうっ……!!」

 

 遊乃 LP4300

 

 「モンスターを戦闘破壊したことで、ヒュグロの魔導書の効果で『グリモの魔導書』を手札に加えるぜぇ!

 

 次、エルシャドール・ミドラーシュでキャンドルに攻撃!」

 

 「けど、攻撃力の高いシャドール・ビーストさえ攻撃権を失っちまえばこっちのもんだ!

 

 バトルステップ時、リバースカードオープン!

 『ヴォルカニック・エミッション』!!

 

 デッキから『ヴォルカニック・デビル』を特殊召喚!」

 

 

 ヴォルカニック・デビル ATK3000

 

 

 「ヴォルカニック・デビルがいる限り、相手はバトルフェイズで強制的にデビルを攻撃させなければならない!」

 

 「ああ、そんなカードアニメでいたな。効果は知らなかったけどよ。

 

 でも残念だったなぁ! 無意味だよ!!」

 

 「何ーー!?」

 

 「特殊召喚成功時、墓地の『影光(レーシャドール)()聖選士(インカーネーション)』を発動!!

 

 墓地のウェンディとこのカードを除外して、オレの場の裏側モンスターを表側にする!」

 

 「ビーストで捨てたカードそれかよ!」

 

 シャドール・ドラゴン DEF1500

 

 「『シャドール・ドラゴン』を表側守備表示にする。そして、リバース効果発動。ヴォルカニック・デビルを手札に戻す!」

 

 「さ……最悪だ……」

 

 「そんじゃあそのままミドラーシュでキャンドルに攻撃!」

 

 エルシャドール・ミドラーシュ ATK2200 VS 炎天獣ーキャンドル DEF0

 

 「くっそぉ! チューナーが殺られた!!」

 

 「このままオメェも死ぬんだよぉ!!

 黒き森のウィッチでダイレクトアタック!!」

 

 黒き森のウィッチ ATK2600

 

 「うわああっ!!」

 

 遊乃LP1700

 

 「くそっ……ボコスカ殴りやがって……!」

 

 「アハハハハハハ!! 年長者に舐めた態度取ってるから、痛い目に合うんだよ!!」

 

 ざまあみろ!

 

 メインフェイズ2でグリモの魔導書の効果発動。デッキから『トーラの魔導書』を加える。

 

 

 カードを伏せてターンエンーー」

 

 「おっと、メインフェイズ2にリバースカードオープン!」

  

 「はあ? まだ悪あがきすんのかよ」

 

 「永続罠『ブレイズ・キャノン・マガジン』を発動。

 

 手札の『ヴォルカニック・デビル』を捨てて、一枚ドローする」

 

 「あっそ。ほんじゃあ改めてターンエンド」

 

 

 万丈目卓 LP8000

 

 手札5

 

 エルシャドール・ミドラーシュ ATK2200

 シャドール・ビースト ATK3700

 黒き森のウィッチ ATK2600

 シャドール・ドラゴン DEF1500

 

 (永魔)地中界の厄災

 伏せ2

 

 火武羅遊乃 LP1700

 

 手札4

 

 (永罠)ブレイズ・キャノン・マガジン

 

 

 「バカな……火武羅遊乃が……押されている……??」

 

 自分がノース校で敗北した火武羅遊乃が手も足も出ずに押されている。

 この光景は、万丈目を少なからず動揺させる。

 明日、自分はコイツと戦わなければならないと言うのに。勝って家族を取り戻さなければならないと言うのに。

 だと言うのに……。

 

 

 

 「…………あの男は…………オレより強い火武羅遊乃より、強いのか……?」

 

 

 

 まるで……勝てるビジョンが浮かばなかった…………。

 

 

 




 

フリーやった感じ【ラビュリンス】はもうダメそうなので、何となくで組んでレスキューに有利取ってくれた【炎王】で行こうと思います。あとサラマングレイトも組もうかな。

現在遊戯王は炎属性がこの世の春とばかりに暴れている。

 でも学生の頃に炎王急襲買って『紙の質が何か違う』ってなった時の悲しみは忘れてねえからな。

デュエルについて

  • タリナァイ……もっと戦わなキャア……!
  • ハナス! ハナス! ゼェーンブハナシダァ
  • ガチじゃない決闘なんてツマラーン!
  • 意味も無く戦うカラ楽しいんだよォ!
  • 転生者…オリスト…結末は何処へ行く?
  • 見たいキャラのデュエルがある
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