遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜   作:SOD

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今回のキャラクター紹介はてっぺん超えたのでお休みする。

サスケのターンだからNODATAで誤魔化せないしな!!

 コタロウとサスケが居るから、この際ハンゾウとかマゴロクとかも欲しいと思っている。

 男の名前のくノ一シリーズ。
 なんか良いよね。『秀吉』感ある。
 



VS 火霊術ー「紅」

 

 「私のターン、ドロー」

 

 遊乃がディスクからカードをドローする。

 静かな表情。揺れない(こころ)。透き通った赤い瞳で。

 これで手札は5枚。5枚あればYPはどんな戦術だって取れる。

 

 では、火武羅遊乃がここから取る戦術とは……?

 

 

 「……………………なんもできねー……あはははー」

 

 

 それどころじゃなかったらしい。

 

 

 

 「おい火武羅遊乃!!

 お前、オレに散々勝っておいて、ソイツに負けを認めるのか!?」

 

 「うっさいなー私は雑魚狩りが専門なの!」

 

 「誰が雑魚だあああああああああああああーー!!!!」

 

 

 「ったくよぉ……どうしろってんだよぉ」

 

 

 新しく入った手札は二枚。その中に現状を打開出来るカードは無い。

 そうでなくても、戦闘破壊が厳しい火力のモンスター達がそれぞれ墓地へ行ったときに発動する効果持ちというクソゲー状態。

 

 「偽遊さんならキマイラ出して回数殴っていくんだろうけど、このデッキにそんな変態的な脳筋プレイは出来ないし。

 そもそもミドラーシュが邪魔すぎる。

 

 私これ詰んでね?」

 

 

 一応、遊乃の手札にはヴォルカニック・クィーンがある。

 このカードでミドラーシュをリリースすれば、特殊召喚の制限は消える。だが、それではゴブリンの一時しのぎ。どうせ次のターンには第2、第3のミドラーシュがやってくるのだ。

 それを阻止するための手段が、無い。 

 

 「オイオイどうしたー小僧〜?

 あんまし遅延してっとジャッジ呼んじゃうよ〜??」

 

 対戦相手のチャラ男がウザい煽りをしてくる。

 地味に言っている内容だけは正当な抗議なのが始末に悪い。

 

 良い子は無意味な遅延はしちゃ駄目だぞ。

 

 

 「チッ……ウゼえなぁ。

 

 しゃーない。このままじゃどっち道だ。

 

 メインフェイズ。『ブレイズ・キャノン・マガジン』の効果発動。

 ヴォルカニックモンスターを手札から捨てて、カードを一枚ドローする。ドロー!」

 

 ここで何かしら逆転のカードを運命的に引いちゃうのが主人公補正と言うものだ。

 引いたカードは……。

 

 「…………………………へっ」

 

 ひっでぇ顔で笑うカードだった。

 

 「ハハハハハ!! そんだけカード引いてマシなカード一枚引けないとかwwwデュエル止めろよお前wwwwww」

 

 「火武羅ァ!! お前良いのか! あんなのに負けるんだぞ!?

 殺る気出せぇ!!」

 

 「別に黒星付いたからどうなるもんでも無いじゃんか〜闇のデュエルでもないし賞金があるわけでもしさ〜」

 

 全身から力が抜けたような腑抜けた顔をしながらてきとーに返事する遊乃に、万丈目はワナワナとしながらバッと指を指した。

 

 

 「10万!!」

 

 

 「…………へ?」

 

 「アイツに勝てたら賞金として十万出す! オレの最後の資金だ!!」

 

 「な、何で急にそんなこと言い出すんですか万丈目()()!?」

 

 驚いた声で万丈目に振り返る遊乃( $ω$)。

 

 「何でも良いから勝て!!

 今負けられると縁起が悪い!! いいから勝て!! 何が何でもだ!!」

 

 「オッス! 勝ちます!!」

 

 メラメラとやる気が燃え上がる。諭吉を掴めと煩悩(こえ)が響く。

 

 「十万あれば……この前の負け分を取り返せる!!」

 

 火武羅遊乃、負けるのに嫌悪感が薄いのは、日常的に負け続けているからなのかも知れない。

 

 「なぁ〜に言ってんだオメェ。さっきまで負け犬の雰囲気醸し出してたクセにーー」

 

 「魔法カード『ファイヤー・エジェクション』!

 デッキから『ヴォルカニック・エンペラー』を墓地へスタンバイ!

 更にレベル×100のダメージを与える! 

 くらえ800のダメージを!!」

 

 万丈目卓 LP7200

 

 「ふん、こんな程度のダメージで何を……」

 

 「墓地の『炎天獣ーキャンドル』と『ヴォルカニック・トルーパー』『ヴォルカニック・デビル』を除外状態にして、墓地の『ヴォルカニック・エンペラー』を特殊召喚!!」

 

 ヴォルカニック・エンペラー ATK3100

 

 「ヴォルカニック・エンペラー……? 知らねえぞこんなモンスター」

 

 「エンペラーが自身の召喚条件で特殊召喚した時、効果発動。

 除外状態の炎族モンスター一体につき、相手に500ポイントのダメージを与える!

 

 喰らえ1500のダメージを!!」

 

 万丈目卓 LP5700

 

 「んなチミチミと涙ぐましいバーンしてどうしようってんだよ?

 

 苦し紛れの形作りかぁ!?」

 

 「更にこの効果使用後、デッキから『ヴォルカニック』罠をデッキからセット出来る!

 『ヴォルカニック・インフェルノ』をリバース。

 

 バトルフェイズ! 『ヴォルカニック・エンペラー』で、『エルシャドール・ミドラーシュ』に攻撃!」

 

 ヴォルカニック・エンペラー ATK3100 VS エルシャドール・ミドラーシュ ATK2200

 

 「ちっ……!」

 

 万丈目卓 LP4800

 

 「エルシャドール・ミドラーシュが墓地へ行ったことで、墓地の『神の写身との接触』を手札に戻す!」

 

 「メインフェイズ2!

 

 手札の『ファイヤークラッカー』の効果を発動!

 喰らえ1000ポイントのダメージを!!」

 

 「え……? は……??」

 

 万丈目卓 LP3800

 

 ここに来てようやく、チャラ男の表情からニヤけた笑いが消えた。

 苦し紛れ? 冗談ではありません。

 

 バーンの真髄は何もさせずに相手を焼き殺すことにあります。

 

 

 「魔法カード発動! 『火炎地獄』!!

 

 私は500。お前の髪は1000ポイントのダメージを!!」

 

 「髪の毛はやめてえええええーーー!!!??」

 

 万丈目卓 LP2800

 火武羅遊乃 LP1200

 

 

 「あ……あんなにあったライフが…………こんなに……は、あはは……」

 

 

 

 では何故出来るのに殺らなかったのか?

 

 一つは単に万丈目の明日のデュエルの為に少しでも相手の引き出しを開けておくため。

 負けても失うもののないこのデュエル。積極的にとは言わないが、負けるなら負けても良いと思っていたのだ。45才児を相手に本気になることがなんとなく嫌だったというところもある。

 

 

 もう一つは自分の戦術を無闇に外部に晒さないため。

 いつ何処で本来の宿敵相手に見られているのか分からない。にも関わらず、自分の本気をわざわざ晒したくなかった。

 

 以上の割とそれらしい理由でお披露目されない筈だった本気は……

 

 

 

 「お金! お金! お金! お金ええええ〜〜!!

 

 リバースカードを伏せてターン終了!」

 

 

 物欲に負けて顔を出す結果となった。

 

 

 

 

 

 「は、はは!! バカがっ!!

 

 オレのシャドール・ビーストはお前のヴォルカニック・エンペラーより攻撃力が高いんだよ!!」

 

 シャドール・ビースト ATK3700

 

 「オレのターンドロー!

 これで終わりだぁ!!!! バトルフェイーー」

 

 「ーーこれで終わりだぁ!!!! ドローフェイズ時、リバースカードオープン!! 『火霊術ー紅』!! 

 エンペラーを炎に変換してお前を爆殺する!!

 

 喰らえ3100ポイントオオオオーー!!!!」

 

 「何ーー!?」

 

 「燃えろ燃えろ燃えろオオオオーー!!!! 私のお金の糧になれはぐれスライムううううううううーーー!!!!

 

 アーッハハハハハハハハハハー!!」

 

 

 火霊術ー紅 BP3100

 

 万丈目卓 LP0

 

 

 

 「う、嘘だろ……あんだけあったライフが一気に0に……?」

 

 「( ゚д゚)」

 

 

 

 「やったああああああーー!!!! 十万円だばああああ〜〜!!」

 

 

 万丈目卓の敗因は唯一つ。

 火武羅遊乃の勝負にお金を絡ませられたことだ……。

 

 

 「…………伏せてた神通、使うタイミングが無かった…………『ヴォルカニック・エンペラー』からここまで連鎖するなんて分かるかよォ!!!!」

 

 「………………………………マジかあの女……」

 

 

 有利を確信していたチャラ男は負けた時の常套句(まけおしみ)を発している。

 

 遊乃を(金で釣)って殺る気スイッチを押した万丈目はドン引きしている。

 

 

 

 「イェーイ!! 十万円!! イエーイ!!!!」

 

 

 一方その頃遊乃は、ブリッジ状態で壁を這い回り、喜びのテケテケと化していた。

 

 




仕事中に仕事を疎かにしながら色々考えたんだよ。
真面目なカッコいいデュエルにするのか、取り敢えず遊乃を泣かすのか。チャラ男をハゲにするのかとか。

遊乃が負けたチャラ男に万丈目は勝てるのかーみたいな展開にするとか。 



んで、結果。

真面目なデュエルは万丈目同士でやって貰う。ただし45才児の頭は焼く。
だってよぉ、ただでさえおにいちゃんいなくてちゃみちぃ万丈目くんが、ここから更にプレッシャー与えられるなんてカワイソウジャナイデスカー。

仮にこれがBLだったら、敢えてプレッシャー与えて偽遊を心の支えにして戦って勝利する万丈目が描かれるとこだが。
今のコイツに心の支えイズ何? のアンサーがアンサートーカーでも出なかった。

だからチャラ男はザビ得(ハゲ)る。仕方ないね。

デュエルについて

  • タリナァイ……もっと戦わなキャア……!
  • ハナス! ハナス! ゼェーンブハナシダァ
  • ガチじゃない決闘なんてツマラーン!
  • 意味も無く戦うカラ楽しいんだよォ!
  • 転生者…オリスト…結末は何処へ行く?
  • 見たいキャラのデュエルがある
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