遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜   作:SOD

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今回も天辺越えたのでキャラクター紹介は無しや。

ところで、バーンでライフをほぼ削り切ったデュエル、割と批判来るかと思ってたけど全然だった。お気に入りは露骨に増えて行くし……。



ははーん。さてはデュエルさえすれば高評価付くなこれ?

それが出来れば苦労しないんだよなぁ!!

高評価下さい。代わりにいい匂いのする消しゴムを上げる校長を上げます。
あと、もっとコラボ作品読みたいのと5000兆円も欲しい。






こっち見んな。

 

 「んで、それからどしたの?」

 

 チャラ男とのデュエルに勝利して、おジャマトリオを手に入れた万丈目と遊乃は保健室に戻り偽遊に経緯を説明していた。

 

 

 「うん。逆上して45歳がリアルファイトを仕掛けてこようとしたんだけど」

 

 「何故か火武羅遊乃の火霊術ー「紅」の火が実体化してヤツの頭を燃やしてしまい」

 

 「ギャー熱いいいいー! って逃げていったから、私達はバロネスに乗せて貰ってそのまま来た道を帰ってきた」

 

 「………………衝撃的な体験だった。

 あんな衝撃は、早々起こるまい……と、思っていたんだがな」

 

 万丈目が痛々しい物を見る目で、部屋の隅に視線をやった。

 

 『出番がある。そう思っていた時が、私にもありました……。

 まさか赤き竜(タクシー)にされるなんて思いませんでした』

 

 遊乃の精霊。百合豚のバロネスは、わざわざ実体化して保健室の部屋の隅でいじけていた。 

 

 「うわぁ……これが数多のYP達に恐れられたシンクロモンスターの姿かぁ」

 

 『そうなんですよ虚路居偽遊!!』

 

 ボロっと溢した言葉を耳聡く拾ったバロネスは、偽遊に泣き顔で迫った。

 

 『私強いでしょう!? 攻めて良し、守って良し、墓地のモンスターと交換可能、除去効果有り!

  

 取り敢えず脳死で出して置ける信頼出来るエースモンスターでしょう!? 壊獣でも来ない限り最低1:1交換出来る有能なモンスターでしょう!?

 

 遊乃に言ってやってくださいよ!! 最優のシンクロモンスター『フルール・ド・バロネス』が精霊!! どんだけ恵まれてる状況だと思いますか!? ねえ!!』

 

 「ああもう、うるせえ怪我に響く!」

 

 『だってぇ……! 私、私強いのに!

 

 昔、私が出せる状況で意味も無く「ブラッド・ローズ・ドラゴン」を!! 効果も!!使わないのに!! シンクロ召喚した時はもう私、家出してやろうかと思ったんですよ!!?

 

 愚痴を言っても世界の誰も理解してくれないんですっ!! 分かってよぉ、虚路居偽遊ぅ……!』

 

 「…………このウザさ。正しく遊乃の精霊になるべくしてなったんだな。

 

 いや、言いたいことは分かるし。盤面次第ではちょっと裏に呼びたくなる気持ちも分かるがよ」

 

 『あああああ……!! やっぱり貴方は分がっでぐれる人でじだたあああー!!

 

 私貴方の家の子になりたいでずうううー!!』

 

 「俺のデッキ、レベル10シンクロしないから」

 

 『やろうと思えばデッキぐらい作れるでしょう!? 遊乃が貴方の部屋にいる時、私だって常に居るんですからね!?

 呼吸するように遊乃よりも精度の高いデッキ作ってるの私見てるから!!』

 

 「いやバロネス。私、貴女を手放す気無いから。

 超便利だもん。精霊バロネス」

 

 『だったらデュエルでづがっでえええええええーーー!!!!』

 

 

 「ヤ。私、炎属性使いだから。

 数多の敵を焼滅してきた【放火魔】の名は伊達じゃないんだよ」

 

 『風は炎と相性良いってNARUTOで言ってたじゃない!』

 

 「バロネスの風は炎を消す勢いだから駄目です」

 

 

 『うわああああああーーん!!!!』

 

 

 遂に本気で泣き出したバロネスは、何処かに走り去って行った。ちゃんと実体化を解いているので誰に迷惑を掛けることもないだろう。

 

 

 「………………アレが、俺らが苦戦させられた最優のシンクロモンスターかぁ……ハァ……」

 

 

 「帰ってきたらベッドに簀巻きにされてた偽遊さんも大概だろ。

 何したんよ?」

 

 「いや、胸骨がポキポキ折れる音を聞いてたら、急にポッ●ーが食べたくなって、ちょっとお買い物に行こうとしたらバレた」

 

 「馬鹿なんじゃねえのかお前」

 

 「ロリコンとしてはフランの方が良かっただろうか」

 

 「何いってんだコイツ」

 

 

 (………………オレは、コイツに負けたんだよな……)

 

 

 遊乃と偽遊のやり取りを見ている内に、目頭が熱くなる万丈目。胸の中は悲壮感でいっぱいだ。

 

 「まあ良いや。授業すっべ。時間ねえし。

 遊乃、この運動会の綱引きで使いそうな縄を解いて」

 

 「えー…………ったく、もう……」

 

 編み上げられて子どもの腕より太い縄をギコギコとダンボールナイフで切り始める遊乃。

 

 「それから万丈目」

 

 「? どうした」

 

 「遊乃からデッキを受け取ったんだろ?」

 

 「ああ、これにおジャマ三兄弟のカードを入れて完成だったか?」

 

 「ああ、それはもう忘れろ」

 

 「何ーー!?」

 

 突然のことに戸惑う万丈目をよそに、縄が切れて自由になった偽遊は、天井を見上げて声を掛けた。

 

 「サスケー」

 

 「ははっ!」

 

 呼ばれて飛び出てババーン。

 サスケがベッドの下から顔を出した。

 

 「いや天井じゃないんかい」

 

 「ああ、俺も意外だったわ。

 ところで頼んだ物見つけられた?」

 

 

 「もちろんでございますお館様。

 

 こちら、ジュラルミンケースでございます」

 

 

 「おう、これこれ。サンキュー。重かったろ?」

 

 「決してそのようなことは。

 初めての忍びらしいお勤めに、恥ずかしながら浮き足立ったくらいでございましゅ。す」

 

 (噛んだ……)

 

 「ありがとうな。

 

 それじゃあ万丈目、今のデッキからおジャマトリオ抜いて、コッチに差し替えろ」

 

 言いながら、取り出した別のデッキを万丈目に差し出す。

 

 「いったいどう言うつもりなんだ? 急にデッキを変えてくるとは」

 

 「相手がシャドールと分かったからな。

 そのデッキはただの【おジャマ】デッキだが、とてもシャドールに勝てそうにない。

 

 何より、あのチャラ男。聞いてる限りじゃ相当()()()()()()()()やがるからな。

 

 ゆくゆくお前に渡すつもりだったデッキをさっさと解禁することにした」 

 

 「聞いてる限りって……一体何を読み取ったのさ偽遊さん」

 

 「…………まあ、当日のお楽しみさ。

 外れてたらダサいから言いたくない」

 

 「いや、その発想が既にダサいだろ……」

 

 「ハハハハハ。遊乃。お前、万丈目から10万貰うんだったよな。

 ソレ、借金の返済として俺が貰うからな」

 

 「待ってぇ!? ごめんなさい!! 偽遊さんカッコイイですからー!!(泣)」

 

 「そんなわけだから万丈目。支払いはこっちに頼むぞ」

 

 「分かった」

 

 「即答!? 何で!? 即答何でぇ!?」

 

 「借りたものは返すのは常識だろう。

 だが、キサマの性格で借金を返すビジョンが見えない。

 

 だったら偽遊に渡すのが筋だろう」

 

 「うむうむ。流石だぜ万丈目。部屋の敷金を気にして、犯人の証拠となる壁の穴を埋めただけのことはある」

 

 「……? 何の話だ?」

 

 「こっちの話だ。

 

 そんじゃあ、万丈目。そのデッキについて軽く3時間ほど説明する。

 サスケ、ノートとペンを万丈目に」

 

 「かしこまりました」

 

 「あ、ああ。ありがとう……」

 

 「そんじゃあ、俺氏考案。万丈目サンダー用の闇鍋デッキの説明に入る」

 

 「待て、何だ闇鍋って!?」

 

 「うむ。お前の運命力を考えると、理路整然とした大会用デッキなんかよりも『紙束から好きなカードを好きな時に持ってこれる』デッキの方が絶対に強いと判断したんだ。

 大会勢だって、常に自分の引きたいカードを引いて来れるのなら『増援』とか『三積み』とかの、事故回避目的の構築なんざしないからな。

 俺だってしない。そんな夢の紙束回す運命力が欲しかったわ。

 十代と言いお前といい神楽坂と言いもう…………。

 

 …………ケッ!!!!

 

 「…………運命力って何だ」

 

 「さあーこれから徹底的にこのデッキの扱い方を学ばせてやるからな! 覚悟しろよ紙束ユーザー!!」

 

 

 (………………紙束ユーザーって、何だ…………?)

 

 

 

 このあとめちゃくちゃ授業を受けた。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 そして翌日。

 

 現在デュエル場にて、万丈目兄弟と転生者達が現れ、学園の運命を賭けた決戦の火蓋が切られようとしている。

 

 

 「………………っ!」

 

 万丈目の上ふたりの兄弟達が見守っている。ぽっと出の三男を。

 

 だが、万丈目は兄たちを見はしなかった。

 

 視線はあくまでもこれから倒す相手に向けられる。

 意識も、敵意も。殺意もだ……。

 

 

 「……………………」

 

 同じように、万丈目卓も準を見ている…………かと思いきや、その視線は遊乃へ向けられていた。

 昨日焼かれた恨みの籠もった視線。だが遊乃はしっかりと目をそらしている。肩を震わせて。

 

 「…………ふー……! ふー……!!」

 

 卓の目に、更に殺気が籠もる。

 殺したい。今すぐアイツを殺したい。目が訴え続ける。

 今更原作キャラ(万丈目)など眼中に無いという余裕の訴えでもあるのだろう。

 

 

 時間が近付き、クロノスがフィールド場に上がってくる。今回の司会役だ。

 

 「…………エー、それではブフこれヨーリ。

 デュエルアカデミアの買収を賭けた、本校代表ー万丈目準と、万丈目グループ代表、万丈目卓とのデュエルを始めますノーネ!

 

 両者ブフとも、準備はよろしいノーネ?」

 

 「さっさと終わらせてやる。そしたら今度はあのクソガキだ……!! 必ず殺してやる…………!!」

 

 

 「…………いつでも良い」

 

 

 「それでは、両者とも、正々堂々とデュエルするノーネ!!

 

 学園買収決議デュエル! 始めナノーネ!!!!」

 

 

 

 「「ーーデュエル!!!!」」

 

 

 

 

 

【挿絵表示】

 




万丈目「…………ブフッ……!!」

元チャラ男「テメェ……今、笑ったな?」

万丈目「……わ…………笑って……にゃい……っっ。ブフッ……!!」  

デュエルについて

  • タリナァイ……もっと戦わなキャア……!
  • ハナス! ハナス! ゼェーンブハナシダァ
  • ガチじゃない決闘なんてツマラーン!
  • 意味も無く戦うカラ楽しいんだよォ!
  • 転生者…オリスト…結末は何処へ行く?
  • 見たいキャラのデュエルがある
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