遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜 作:SOD
前話の挿絵。もう少しハゲ散らかして面白く出来たんじゃないかって…………。
「「ーーデュエル!!」」
万丈目卓 LP4000
万丈目準 LP4000
「卓!! 万丈目一族の未来の為、敗北は許されんぞ!」
「なぁに。卓の実力は
存外あっさり勝って、さっさと帰ることになるかもしれんぞ」
「ふむ。それもそうだな」
「「ハーッハッハッハッハッハ!!」」
バカ兄弟共がバカの背後から活を飛ばしつつバカ笑いしている。他に言葉を知らないのかとも思うが、これをバカと呼称する以上の適切な表現が見当たらない。
「おもしれえのは頭だけか……」
「さっさと終わらせてやる。オレの獲物はあのクソガキだ!
オレのターン、ドロー。
フフフ……完璧な手札だ。メインフェイズ。永続魔法『地中界の厄災』を発動。
そして手札からモンスターをセット。カードを一枚伏せてターンエンドだ」
万丈目(偽)の第一ターンが終了し、万丈目(真)のターンが始まる。
「オレのターン、ドロー!」
気合を入れたドロー。目線は決してチャラ男の額より上には上げないと言う鋼の意思を胸に、弾丸の如く手札を使用する。
「ドローフェイズ時。魔法カード『
デッキからアームド・ドラゴン Lv3を特殊召喚する」
アームド・ドラゴン・サンダー Lv3 DEF900
「スタンバイフェイズ時、アームド・ドラゴン Lv3の効果発動。
デッキからアームド・ドラゴン Lv5を特殊召喚!」
アームド・ドラゴン Lv5 ATK2400
「フフフ……
「……どうかしたのか?」
「フフフ。なあ、その『サンダー』は、あのクソガキに貰ったのか
下劣な笑みを浮かべながら、万丈目に話しかける。
「お前も今だけは万丈目だろう」
「遠慮すんなよ、
もっとも、それ以上でも以下でもないけどな」
「………………。
メインフェイズ。手札から『砲撃のカタパルト・タートル』を召喚。」
「は? カタパルト・タートルだ?
何だよ、ガイアのギミックでも入ってんのか?」
「知りたければすぐ教えてやる。
カタパルト・タートルの効果発動。このカードをリリース。そしてデッキから『アームド・ドラゴン・サンダーLv5』を特殊召喚!」
アームド・ドラゴン・サンダー Lv5 ATK2400
「ちっ……そういやデッキから☆5ドラゴンも喚べるんだったな。
しかしなるほどなぁ。万丈目ぇ、お前そのデッキ借り物だな?
自分でデッキすら組めなくなったのかよぉ?」
「………………そうだな。アイツのデッキを使うのは2度目だが……正直言って、このレベルのデッキを組める気がしない」
「ヒャハハハハ!! ダッセええええwww」
「お前にも無理だがな」
「あァ!? なんだとテメェ、ゴルァ!!」
「アームド・ドラゴン・サンダー Lv5の効果発動。手札から『おジャマ・ピンク』を捨てて、デッキから『アームド・ドラゴン・サンダー Lv7』を特殊召喚!」
アームド・ドラゴン・サンダー Lv7 ATK2800
「おジャマ・ピンクには、お互いのプレイヤーに一枚ドローさせて、一枚手札を捨てさせる効果があるが、この効果は使用しない。
永続魔法『
アームド・ドラゴン・サンダー Lv7 ATK 3500
(ふーん。地中界の厄災があるから火力を上げるのは分かるが、アムドをLv10まで進化させないのは、手札にモンスターがいないからか? それとも未採用か?
ピンクなんておジャマモンスターをわざわざ採用してるくれえなんだから、製作者はロマンチスト寄りなヤツなのは間違いねえだろうし。有ると仮定して手札にモンスターが無いと予想すんのが自然か)
「バトルフェイズだ。
アームド・ドラゴン・サンダー Lv7でセットモンスターに攻撃!」
アームド・ドラゴン・サンダー Lv7 ATK3500
「フフフ。昨日のデュエルと地中界の厄災で攻撃力の高い方で攻撃して来たんだろうが、失敗だったなぁ!!」
「何!?」
アームド・ドラゴン・サンダーの雷撃がセットモンスターに直撃し、カードが表に返される。
出てきたのは
メタモルポット DEF2100
「アレは、メタモルポット!?」
「そうだよぉ! お互いの手札を効果で捨てて、お互いに5枚ドローするリバース効果モンスターだ!!」
「くっ……!!」
万丈目が歯噛みしながら、手札を全て捨てて手札を5枚に増やす。それ自体は良い。問題なのは……。
「オレの手札から捨てたのは『シャドール・ビースト』『シャドール・ドラゴン』『シャドール・ファルコン』だ!
ビーストで一枚ドロー! ドラゴンでアームド・ドラゴン・ライトニングを破壊して、ファルコンで墓地から自身を特殊召喚!!」
「クソっ……たった一枚のカードから、デュエルの形成を塗り替えて来やがる! これが……『転生者』か!!」
「フハハハハ!! 今更気づいても遅えよ!!」
「だが、オレにはアームド・ドラゴンがいる! お前の場にモンスターは残さん!!
行け、アームド・ドラゴン Lv5。」
アームド・ドラゴン Lv5 ATK2400
「甘ぇ……甘ぇよお……チョコみてえだァ……!
シャドール・ファルコンの素の守備力は1400だぜぇ!? つまり地中界の厄災でパンプして守備力わァ!!」
シャドール・ファルコン DEF2900
「かぁぁぁぁぁえり撃ちいいいい〜〜!!」
「ダメージ計算時、速攻魔法『禁じられた聖典』を発動! このバトル中に全ての場の効果は沈黙し、モンスターは元々の自身のステータスでバトルする!!」
「は? 禁じられた聖典だと……!?」
「アームド・パニッシャー!!!!」
アームド・ドラゴン Lv5 ATK2400 VS シャドール・ファルコン DEF1400
返り討ちのハズのアームド・ドラゴンに影の鳥が無様に殴り潰されていく様に、卓は目を見開いた。
(『禁じられた聖典』だと……?
場の表側の全ての効果を無効化して、元々の数値でバトルさせる速攻魔法……そんな玄人好みのカードまで採用してんのかよ。
『ネフィリム』や『地中界の厄災』も貫通して、一時的に遊戯王を
そんなシブいカードを、昨日のバーン使いのガキがチョイスした? ワンチャンでワンキル狙ってくるようなデッキ構成の脳筋なガキが…………?
いいや、そんな訳がねえ。
コイツはもっと、敢えてデュエルのテンポを落としてアドバンテージを奪い合いながら、ジリジリ間合いを詰めて最終的にチリも残さねえタイプのプレイヤーの構築。
勝つも負けるも運次第なんて甘えを許さねえ、全てに勝ちたがるやり方だ……!)
「………………そう言えば、転生者はまだまだいるって話だったな……」
「メインフェイズ2。カードを2枚伏せてターンエンドだ!」
万丈目のエンド宣言。卓はすぐには動かなかった。
「………………」
万丈目卓 LP4000
手札6
場
地中界の厄災 伏せ×1
万丈目準 LP4000
手札2
場 アームド・ドラゴン・サンダー Lv7 ATK3500
アームド・ドラゴン Lv5 ATK2400
伏せ×2
「アア……なるほどな…………つまりィ、ケツモチは
そう言いながら、万丈目卓はそれまでの煽りカスの目付きを一変させたのだった……。
「上等だよ」
車椅子に座って観戦している偽遊「ちっ……やっぱし教育の時間が足りてねえか。
元がパワータイプなのもあって、デッキ構成と戦術理論が微妙に万丈目に噛み合ってねえ。
あそこは聖典使わずにリバースだけ潰して待ち受けろ。どうせあんだけ手札があったら相手は動くんだから、敢えて中途半端に動かさせてリソースを枯らしてからマストカウンターを狙って返しのターンでボコすんだ。
って、後で教えるべきか? いやでも、パワー系にそこまでプレイングの変化を求めるくらいなら、デッキの方で合わせてやるべきか……?
ブツブツ……」
デュエルについて
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タリナァイ……もっと戦わなキャア……!
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ハナス! ハナス! ゼェーンブハナシダァ
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ガチじゃない決闘なんてツマラーン!
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意味も無く戦うカラ楽しいんだよォ!
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転生者…オリスト…結末は何処へ行く?
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見たいキャラのデュエルがある