遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜   作:SOD

132 / 210
 



 日頃から誤字修正機能を使って本作の誤字を直してくださっている方々へ感謝の気持ちを伝えるのを最近疎かにしていたなと思い出したので、お礼を申し上げます。
 投稿してすぐ誤字修正されていることも多く、楽しんで頂けているのだと実感致します。

 本当にありがとうございます。
 

 今後も興味の続く限りで読んで頂ければ幸いです。

 
 アイツらの戦いはこれからだ!!


やはり筋肉。筋肉は総てを解決する……。

 

 

 万丈目準 LP4000

 三沢大地 LP4000

 

 

 

 「オレのターン、ドロー!」

 

 先攻は万丈目。ドローしたカードをそのままディスクへ差し込んだ。

 

 「魔法カード『融合』を発動!」

 

 「む……? 融合か……」

 

 三沢としては予想外のカードの登場に、少し頭の回転を早めて思考する。

 

 (ABC、VWXYZ。いずれも万丈目の融合モンスターは融合で喚び出す権利を持たない特殊なモンスター達だ。

 となると、以前の買収デュエルで使ったデッキでは無いのか?)

 

 「おおっ! 万丈目も融合を使うのか!

 どんなモンスターが出てくるのか、ワクワクするな!!」

 

 「そうだね、アニキ」

 

 (もしもガーディアン・キマイラを万丈目くんが持っていたとしても、召喚条件が満たされていない以上融合召喚は許されていない。

 

 一体何を融合するつもりなんだ?)

 

 十代が純粋にワクワクしている隣では、偽遊のリンチを一身に受け続けていた丸藤翔も万丈目の融合モンスターに注目していた。

 

 この場にいる四人の中で三人がそれぞれ偽遊の教えを受けた、運命力と理論を併せ持つデュエリスト達。

 思考も自然と偽遊に寄り始めている。

 

 そんな中、満を持して召喚される万丈目の融合モンスターは……!

 

 「手札の『おジャマ・イエロー』『おジャマ・グリーン』『おジャマ・ブラック』を融合して、『おジャマ・キング』を融合召喚!!」

 

 おジャマ・キング DEF3000

 

 

 『おジャマ・キィィィーング!

 

 

 「「おジャマ・キング……!?」」

 

 

 三沢と翔の声がハモる。

 

 (確かに万丈目は以前の戦いで『おジャマ改造』などのカードを使い、アームド・ドラゴンとユニオン達をサポートしていた……だが、まさかそのサポートモンスター達を直接主力として使う構想まであるのか!?)

 

 (攻撃を重んじてプレイングを選択する万丈目君が、攻撃力0のおジャマ・キングをわざわざ召喚した……! 攻守逆転でもするつもりなのか?

 

 それとも……もしかして、今の万丈目君はおジャマ・キングの特殊効果すら使いこなすほどの成長をしているのか……!?)

 

 「おジャマ・キングの効果。相手のモンスターゾーン3箇所を使用不能とする。

 

 カードを二枚伏せて、ターンエンドだ」

 

 

 万丈目 LP4000

 手札0

 

 おジャマ・キング DEF3000

 伏せ2

 

 

 「オレのターン。ドロー!」

 

 (おジャマ・キングか……偽遊から渡されたこのデッキの特徴を考えると、これ以上相性の悪いモンスターはそうそういないだろうな……)

 

 「だが、それでも万丈目の手札は0 。伏せカードは2枚だが……。

 なんとか出来なくも無い! 行くぞ万丈目。メインフェイズで……」

 

 「待った。

 スタンバイフェイズでオレは、リバースカードを発動する!」

 

 「このタイミングで発動だと!?」

 

 

 万丈目は待っていたとばかりにリバースを開いた。

 

 「罠カード、『おジャマデュオ』!」

 

 「おジャマデュオ……?」

 

 「このカードは、相手の場に『おジャマトークン』をニ体。守備表示で特殊召喚する!!」

 

 「何だって!??」

 

 おジャマトークン×2 DEF1000

 

 『おジャマするZE☆ チュッ』

 『おい、お茶くれ。お茶』 

 

 三沢の場に、青と赤のおジャマトークンが特殊召喚された。

 

 

 「これで三沢。お前はモンスターの召喚は出来ない!!」

 

 「ぐっ……!!」

 

 

 (…………凄い、万丈目くん。

 ABCのデッキに振り回されていた時から、比較にならない成長をしている。

 

 元々得意だったパワープレイだけでなく、こんなトリックプレイまで出来るようになっているなんて…………)

 

 「中等部からのオベリスクブルー進級者…………その殆どがカード資産が少しマシなだけで、実力差はレッド寮生と比較しても無いも同然だ。

 

 けど、万丈目準だけは違う」

 

 「? 何だって翔」

 

 「偽遊くんが言ってたんだよ。万丈目くんが三沢くんとのデュエルで負けて学園を去った次の日に。

 

 きっとアレは、この『眠っていた才能』の話をしていたんだ。

 ソレを偽遊くんが、数日で起こして見せた…………」

 

 「へえ〜! 万丈目って凄えな!!」

 

 

 (……確かに万丈目くんも凄い。

 彼はきっと、偽遊くんの言うところのーースキルツリー。『使いこなせる才能』が広く深いんだ。

 

 けど…………)

 

 

 「そんな他人の才能をちょっと見て把握して、こじ開ける偽遊くんは……一体何なんだ……?」

 

 

 「…………オレは、何もせずにターンエンドするよ」

 

 

 全モンスタースロットを潰された三沢、無念のターンエンド。

 

 (手札は全てモンスター……全く動くことは出来ない。

 

 だが、万丈目の手札は次のターンで1。場には攻撃力の無いおジャマ・キング。

 きっとまだ逆転のチャンスはある)

 

 

 「オレのターン、ドロー!

このドローフェイズ時。オレはリバースをオープン。『無謀な欲張り』ドローフェイズを2ターンスキップする代わりに2枚ドロー!」

 

 「手札が3枚に増えたか……!!」

 

 「行くぜ。

 フィールド魔法『おジャマ・カントリー』を発動。

 

 場におジャマモンスターが存在する限り、モンスターの攻守は逆転する!!」

 

 「なんだと!?」

 

 おジャマ・キング ATK3000

 

 おジャマトークン DEF0

 

 「本当に攻守を逆転して来たっす……」

 

 「少し早いが、これで終わりにしてやる!

 魔法カード『おジャマッスル』!!」

 

 「おジャマッスル……!?」

 

 

 「おジャマ・キング一体を除く場のおジャマモンスター全てを破壊!!」

 

 『おジャマしたな。帰るZE☆ チュッ』

 『ぶぶ漬けくれ。ぶぶ漬け』

 

 『ソナタたち オヤクメごくろう

 

 

 「おジャマトークンは破壊されると、プレイヤーに300ポイントのダメージが入る」

 

 三沢LP 3400

 

 「そして、破壊したおジャマモンスター一体につき、おジャマ・キングの攻撃力が1000ポイントアップ!!」

 

 

 『おジャマッスル!!!!

 

 

 おジャマ・キング ATK5000

 

 「お、おジャマ・キングの攻撃力が……」

 

 「「5000……!!」」

 

 

 頭と股間の上下にパンツを被った変態の王が今、究極竜や神を超える筋肉(マッスル)を手に入れたことで、王の名を冠するに相応しい攻撃力と相成った。

 

 

 『キンニクの力 ゆるぎなし

 

 

 「な、何ということだ……相手の召喚を封じて……その上、おジャマ・キングでワンショットキルを狙ってくるとは……」

 

 「行け、おジャマ・キング!!

 

 フライング・マッスル・ボディアタック!!!!」

 

 

 

 

 『おジャマッスルす!!!

 

 

 おジャマ・キング ATK5000

 

 三沢大地 LP3400

 

 「いつかの借りは返したぜ……」

 

 

 「それはどうかな?」

 

 

 「何?」

 

 「忘れたのか? これは偽遊のカードで作ったデッキだ。

 それまでの全ての勝利の方程式を崩壊させるアンノウンXの存在が、オレたちの常識を過去にした。

 

 今や、ダイレクトアタックが安全な勝利の方程式である時代は終わったぜ!!」

 

 「ダイレクトアタックが……安全じゃない……!?」

 

 「フィールドを空けてくれて助かったよ、万丈目。

 

 相手のモンスターの直接攻撃宣言時、手札から『妖仙獣 大幽谷響(おおやまびこ)』の効果発動! 『妖仙獣 閻魔己裂(ヤマミサキ)』を捨てて、このモンスターを特殊召喚する!!」

 

 

 「相手の直接攻撃に反応して特殊召喚されるモンスターだと!?」

 

 妖仙獣 太幽谷響 DEF0

 

 「くっ……なら、おジャマ・キングで攻撃だ!」

 「妖仙獣 大幽谷響は、ダメージステップの間だけ相手モンスターの元々の攻守の数値を得る。

 だが、おジャマ・カントリーがあるから守備力は0だな」

 

 「紛らわしい奴め……」

 

 「半分お前の影響だぞ。万丈目」

 

 おジャマ・キング ATK5000

 妖仙獣 大幽谷響 DEF0

 

 山よりもデカい妖仙獣 大幽谷響だが、筋肉の恩恵で天まで飛び上がったおジャマ・キングが、頭の先から腹筋で自由落下してゆき、ハンマーのようにべっちゃりと頭から潰して行った。

 

 

 『これこそがキンニクの力!!

 

 

 「大幽谷響の効果発動。戦闘破壊されたことで、デッキから『妖仙獣』と名のつくカードを手札に加えることが出来る。

 オレが選ぶのは罠カード『妖仙獣の居太刀風』だ!」

 

 「これで今度こそ貴様のフィールドはガラ空きだ」

 

 「だが、お前の場には既に攻撃出来るモンスターはいないぜ!」

 

 「居なきゃ喚びつけるまでだ!!

 墓地の『おジャマデュオ』の効果発動。デッキから2種類のおジャマモンスターを特殊召喚する。

 

 

 来い『おジャマブルー』!! 『おジャマレッド』!!」

 

 

 おジャマ・ブルー ATK1000

 おジャマ・レッド ATK1000

 

 『また会ったな。おジャマするZE☆ ちゅっ』

 

 『お茶ァー!!』

 

 

 「またコイツらか……」

 

 若干嫌そうな顔をする三沢。自軍のモンスターゾーンを完全封殺されていたのはやはり嫌だったと見える。

 

 「行け、カスども!!」

 

 『お前のハートに、おジャマするZE☆ ちゅっ』

 

 『お茶寄越せやあああああー!!』

 

 おジャマ・ブルー ATK1000

 おジャマ・レッド ATK1000

 

 

 「ぐううう……っっ!!」

 

 三沢 LP1400

 

 「万丈目、学園に戻ってきてから引き籠もっていたらしいが……本当は偽遊と特訓でもしてたんじゃないのか?

 とてもブランクを感じないぜ……」

 

 「………………まあ、風呂だの食事だので一方的に聞かされていたこともあったかな。

 

 アイツは聞く気のない時はべらべら話すくせに、人が頼むと急に黙り出すんだよ!!

 あの天邪鬼があああー!!」

 

 「気分屋な部分も多いからな。偽遊は……」

 

 「気分で振り回される身にもなれってんだ……!!

 

 はぁ、オレはこれでターンエンドだ」

 

 

 

 「ハハハ。ともかく、本当に完全復帰しているようで何よりだよ。万丈目。

 

 それじゃあ今度はようやく、オレが計算し尽くした【妖仙獣】の力を見てもらうぜ。

 

 

 このオレが本気で頭を悩ませた、この掴みどころの無い()()達の力をな」

 

 「ああ、見せてみろ三沢。

 デッキビルダーとしても一流の(キマイラ)が渡して、貴様の頭脳で組み上げたデッキ。

 

 どれほどのものか、この万丈目サンダーが見定めてやるぜ!!」

 

 「行くぜ! 万丈目!!」

 

 「来い、三沢!!」

 

 

 

 

 

 「オレのターン……ドロー!!」

 

 

 

 

 ぶつかり合うデッキとデッキ。才能と才能。力と力。

 若く情熱溢れる彼らのデュエルは、まだまだ続く。

 

 

 

 

 

 デュエル・アカデミアの生徒たちの戦いは、これからだ!!

 






fin...



言ってみたかっただけ。




キャラクター紹介

おジャマ・ブルー
かっこよくないキザ。

おジャマ・レッド
お茶に執念を燃やす。






今週ようやく休みになったので、いい加減タイヤ交換行かねえと…………面倒くせえ。

寝て起きたら妖精さんがやっといてくれねえかな……出来れば腹にポケットを付けた青いタヌキみたいなやつ…………いや駄目だわ。あの自称猫型ロボットじゃ、下手したらタイヤがバーストとかしかねん。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。