遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜   作:SOD

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疲「偽遊くん、なんか普通に人気投票一位取ったね。何で?」

偽「中パンチが結構使えるからさ」

疲「それ元ネタ知ってるやついたら可能な範囲でなんでもしてやるわ」 

偽「じゃあいい加減俺に本気のデュエルさせろよ。なんだよ雑魚狩りとかセルフ縛りプレイとか。俺一回もガチでデュエルしてないぞ。もうすぐ150話になるってのに」

疲「まあ、その辺はおいおい」

偽「おい……」


疲「まあまあ。こっちとら、12月30日にようやく仕事納めと思ったら、1月1日に年初出社なんだぜ…………」

偽「あ、はい」 


疲「あ、そうそう。読者のみなさん、あけおめ」
偽「高評価よろ」
疲「ことよろでなく?」
偽「よろしくするほどコミュケーション取れねえのに?」
疲「百利ある」
 
  


クリムゾン・ヘッド

 

 デュエルが終わり、神楽坂がデュエルディスクを閉じる。瞳を閉じて、静かに佇む姿に勝者の余韻は無く、喜びも驕りも見られない。

 これが、デュエリストとしての力を伸び悩ませて展示品のデッキを盗難していた者の姿か?

 

 「お、おい……アレ本当に神楽坂なのか……?」

 

 「あの儀式モンスターなんなんだ……? 」

 

 「凶導(ドラグマ)白き天底(アルバ・ゾア)……真っ白で、顔が無くて、歯が全部見えるぐらいに口が開いてて、斧みたいなの持ってて……怪物か死神かって感じだったよな……」

 

 「オレ、あんなの夜おしっこに起きた時に見ちゃったらウンコ漏らすわ」

 

 「無理すんなよ。お天道様が登ってたって脱糞RTAだろあんなもん」

 

 「最期の言葉が『母ちゃーん!!』になっててもオレはお前らを笑わないからな」

 

 「誰だよ神楽坂が攻撃力の高いモンスター使いこなせる才能が無いとか言ってたやつ。

 オベリスクと川原で殴り合えるレベルの攻撃力を操ってるじゃねえか」

 

 「氷剣竜のミラジェイドとかいうモンスターもヤバかったぞ。

 

 相手のターンにも発動してモンスターを除外するとかいうキチガイ効果。死者蘇生も使えねえ。

 もう対戦相手を殴り掛かる(オベリスク)するしかねえ」

 

 「オベリスクブルーの奴らが『A.O.J カタストル』とか『ゴヨウ・ガーディアン』とか使い始めてから、一時期強かった【キマイラ教】遂に終わりか? なんて言ってたやつもいたけど、これもうオベリスクブルーが勝つの絶対に無理じゃん」

 

 「そこはカイザーが負けてる時点でオベリスクブルーは完全敗北してるからしゃーない」

 

 「ふと疑問に思ったんだが、そもそも神楽坂のやつは何でオベリスクブルーに行かないんだ?

 昔から理屈はしっかりしてたところに実力が付いたんだから、オベリスクブルーに行けるはずだろう?」

 

 「そりゃあお前、獣王(キマイラ)がラーイエローだからだろ」 

 

 「何でキマイラはオベリスクブルーに行かないんだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 「「「そりゃあお前…………テストの度に行きつけの居酒屋行く感覚で補習行ってるからだろ」」」

 

 

 

 

 獣王(キマイラ)虚路居偽遊のデュエル以外のテストの点数は、最高点数の国語が辛うじて平均に届かない程度。歴史に関しては全校が鼻で笑うレベル。

 

 最近クロノス先生が血尿を出した理由が虚路居偽遊なのではないかと言う噂もあったのだった。

 

 

 

 

 

 「こいつらが、偽遊様に仇なす敵か…………サスケ、偽遊様は保健室でお休みになられてるのか?」

 

 「…………分からない。私にレイ様を護るように厳命された。

 

 けど、あのお方がこの事態にジッとしているとは考えにくい」

 

 「そうか。

 偽遊様の今日のお付きは?」

 

 「…………トラちゃん」

 

 「…………彼女か。

 

 オレは偽遊様の元へ急ぐ、サスケ君は巫女姫様を安全な場所へ匿ってくれ」

 

 「分かーーっ、後ろ!!」

 

 「何!?」

 

 「アアアアアアアアアアァーー!!!!」

 

 神楽坂が後ろに振り返る。すると、倒した筈の手下が起き上がっていた。

 それも、明らかに身体に異常を発して。 

 

 「コイツ……何者だ?

 

 目は白目を向いて、肌は赤黒く変色して血管が浮き出て、ついでに口元はヨダレでベタベタだ……気持ち悪ぃ」

 

 

 

 「お前ホント可愛いナぁアアアアアアアアアアァーー!!!!」

 

 

 バキン。敵の腕の筋肉が膨張して、腕に付けていたデュエルディスクが粉砕される。

 

 そして、ディスクが着いていた位置には、目を逸らしたくなるような肉の暴走の果て、生物的な脈動を打つ血肉のデュエルディスクが形取られた。

 紙で作られる筈の、デッキさえも。ドクンドクンと鳴っている。

 

 

 「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーー!!!!

 

 デュエルウウウーー!!!!!」

 

 

 

 

 「なるほど、これがセブンスターズの仕掛けてくる闇のデュエルというやつか。

 

 サスケ、何が何でも巫女姫様を護れ!!」

 

 「承知!!」

 

 「もちろん自分の身も守れ!」

 

 「言われるまでもない!」

 

 サスケはそう言いながら、レイを庇うように肩を抱く。

 そして神楽坂は再びデュエルディスクを構える。目的は、二人の逃げるための道作りと、囮になるため。

 

 

 「アアアアアアアアアアー!!!!」

 

 腹を空かせたゾンビのように、狂ったように吠えてくる敵。周囲の生徒は怯えるだけ。

 見た目も、状況も、ショッキングこの上ない。だが、神楽坂は怯まない。

 

 

 「一度きりの勝利は偶然。勝ち越してこそ実力。オレは……強くなる。

 

 

 ジェアアアアアアアアアアアーー!!!!!」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 「……………………百済木さんが飛んでる」

 

 

 偽遊が風通しの良い屋上で学園全体を見渡していると、不意に視界に清潔感の無い三頭身程度の身体に学ランを着用した汚い者が飛んでいるのが見えた。

 

 向こうも偽遊に気付いたらしく、自在に移動して見下ろしてきた。

 

 

 「へえ、お前が虚路居偽遊か。

 

 …………何か写真で見た時より目の下のクマが酷いけど、健康とか大丈夫そう?」

 

 

 「なるほど、百済木さんになったパターンの転生者だったか。

 

 健康はすこぶる糞だぞ。もう2ヶ月くらい寝れてねえ」

 

 偽遊の発言にドン引きする百済木さん(工藤新一《同姓同名の別人》)は、何か可哀想な目になっている。 

 

 「…………オレ、この世界で良い医者知ってるんだけど紹介しよか? デッキをシャッフルするだけで滝汗掻くもやしだけど、いいやつなんだ」

 

 「お、おう。ありがとう。でもお前、セブンスターズだろ?

 

 一応敵側サイドだし、気持ちだけ貰っとくよ」

 

 「ああーそうだよなぁ……うん。

 

 オレも影丸と取り引きしてセブンスターズやってるからなぁ。

 まあ、後日縁があったらってことで」

 

 「ああ、サンキュー。

 

 さて、それじゃあちょっと殺し合うか」

 

 偽遊がドーマデュエルディスクを構える。

 

 

 「あーそれなんだけど、オレ今カイザーと他数人とデュエルしてるんだわ。

 ケリ付くまで待っててくれる?」

 

 「他数人ってことは、ダークネスの時の影分身的なやつか?」

 

 「いや、前回は闇討ちだったけど、今回のテーマはパニック映画寄りだな。

 

 だからオレの配下は『ゾンビ』だ」

 

 「ゾンビ? 頭撃たねえと死なねえの?」

 

 「そこは心配ねえよ。原作知ってるなら分かるだろ? 必要なのはデュエルエナジー。敵の死骸も血も必要ねえ。

 

 闇のデュエルでカードや人形にするとか、ぶっちゃけフレーバーだし

 

 

 ただ、オレの好みのゾンビはバイオだ」

 

 「バイオ……………………」

 

 (ウィルス? 寄生虫? カビ?

 

 どれもデュエルで再現するには自由がねえな。

 

 ロケラン。一定以上のダメージを与えるまで敗けないみたいな特殊ルールがあるのか?

 

 いや、複数の手下がいるらしい口振りから察するなら、オマージュする性能もザコ敵からコピーするのが自然か。

 特徴があって、ザコ敵で、デュエルでの再現性があるもの…………)

 

 

 

 「………………クリムゾン・ヘッド……!!」

 

 

 「正解〜!

 

 正しい攻略法は単純明快、2回死ね。つまり2回倒すってことだ。

 

 そして、ゾンビを倒すことで『強化状態で復活する』クリムゾン・ヘッドの特性にしたがって、一度倒したゾンビは二回目にはデッキもろとも一新して襲いかかってくる!」

 

 「………………因みにそれ、敗けた場合は?」

 

 「『感染』だ」

 

 

 「ーーっっ!?」

 

 

 「安心しな。ゲームが終わったら元に戻るからよ。

 

 そこんとこは、あくまでも全力のデュエルエナジーを絞るためのフレーバーだからよ」

 

 「…………それを俺に言う理由は?」

 

 「そりゃあ、せっかくデュエルアカデミアで俺つえーしてハーレム状態なのを壊されちゃたまらねえだろって配慮さ。

 

 そんで、こっからはオレの都合だが……ある程度エナジーが貯まるまで手出さないでくれや。

 

 どうせ幻魔が復活しても主人公なりオリ主なりが活躍して、グッドエンドちゃんちゃんだろ? オレはノルマがあるからよ。それクリアしてえんだよ」

 

 そう言いながら、百済木は偽遊に未開封のガムを渡してきた。

 

 「………………条件出してえ」

 

 「何だ?」

 

 「早乙女レイ。あの子には手を出さないこと」

 

 「早乙女レイ? へぇー原作とちょいと違う感じなんだな。

 

 良いぜ。そのくらいの操作は余裕だ。写真とかある? 」

 

 「何枚いる?」

 

 偽遊はポケットからデッキよりも遥かに分厚い写真の束を4セット取り出した。

 

 「………………一番最近ので、顔が分かれば何でもいいよ」

 

 「だったらこの歩いている時に撮れた横顔の写真と、デッキ組んでる時に撮れた横顔と、あと友達と喋っている時の遠巻きに収めた写真と……」

 

 

 「全部盗撮写真じゃねえかああああああーー!!」

 

 

 「当たり前だろ。おっさんがロリに写真撮らせて、なんて声かけるのは事案だぞ」

 

 「オッサンがロリを盗撮するのは、事案の一歩先の段階だろ!」

 

 「何だよ、学校に爆破テロ起こした奴が常識を語るなよ」

 

 「悔しい! でも語りてえ!!」

 

 

 

 「ハッハッハ。

 

 さぁーてと。そんじゃあ俺も見学させて貰いますか」

 

 「アンタ一応、正義側なのでは?」

 

 「俺は一度だって正義なんて名乗った覚えも、正義だと思ったこともない」

 

 

 

 「…………へぇー」

 

 

 

 

 




毎日毎日3時間も残業させられてると、とても書いてなんていられねえんですよ。ゆるちて。

あと正月休みが存在しない作者を哀れに思うなら慰めて。




なんか見て面白かったやつ


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やりたかったけど諦めた格付けパロ回諦めの供養。


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