遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜   作:SOD

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 相変わらず最新話投稿するとはお気に入りが消えていくなぁ!! そしてほっとくと増えていく!!

 なんなの? 推しに認知されたくない系のファンなの!? ポンコツちゃん可愛いなぁ。


 そんなわけで、超久しぶりに主人公デュエル回やりまーす!
 ねえ知ってる? 投稿数約150話の内で主人公が5回しかデュエルしてない遊戯王二次創作があるらしいよ!! 馬鹿かな!?
 因みに、作中で万丈目がデュエルした回数と同じだよ! つまり主人公より万丈目の方がデュエル回数が多かったわけだよ! 狂気かな!???


 読者のみんなー!!

 …………いやマジでぶっちゃけ何が楽しいんですかねこれ……??


狂宴の来訪者。移ろう者VS彷徨う者 

 

 明日香と亮のデュエルが終わってしばらく…………。

 

 「あーはい。はい。なるほど〜はい、りょーかいでーす。あーい、しつれしゃー」

 

 ツーツーツー。

 

 「なんかカイザー倒したらしいから、もう帰っていいらしい」

 

 百済木ボディの転生者は、電話を切ると偽遊にそう伝えた。

 

 「マ? 亮負けたん?」

 

 特に意外そうでもない偽遊はどら焼きを千切って口に入れながらそう返す。

 

 「っぽいぜ。

 

 まあ、いくらカイザーって言ったって流石に大会勢の転生者がガチったら話にならんでしょ」

 

 「ほう、大会勢いんのそっち? いいなぁーデュエルしてえ……カドショで紙シバきてぇ〜」

 

 「デュエルディスクがあるじゃねえかよ」

 

 「いやいやいやいや。無いわ。ソリッドビジョンがどんだけエモくてもやっぱガチで展開しようとあのいちいちディスクにセットして、墓地へ入れて、セットして、入れてって…………ダルいことこの上ない!!」

 

 「それは百利ある」

 

 「だろ? せめてAV時空のカード入れたら勝手に色々やってくれる系のデュエルディスクが良かった!!」

 

 「けど、ドーマ製のデュエルディスク良いじゃん」

 

 「カッコいいだけじゃ使われないって、ソレ我々転生勢が一番知ってるだろ」

 

 「真紅眼の闇竜、良いよね」

 

 「分かる。

 青眼の光龍のリメイクを俺はずっと待ってる」

 

 「ソレな。せめてアルティメットにアクセスしつつ光龍をサーチ出来るカードか、光龍をデッキから直で喚べるカード欲しい」

 

 「それだわ……マジそれだわ」

 

 無いものをねだり、生産性を産まないウンコ製造機どもの会話はダラダラと続いた。価値のない者同士のマイナスのシンパシー。負け組の空気感は、両者の心の癒しの時間だった。

 

 だがそれも、いつまでも続けられない。

 

 

 「ハァ……んじゃあ名残惜しいけど、オレそろそろ帰るわ。

 今日の動画編集して投稿しねえと」

 

 「何だよユーチューバーやってんのかよ。登録しとくわー」

 

 「あり〜。マジ助かる。ゆくゆくはそれだけやって食って行きてえわ。オレ弱いし」

 

 「がんばー。

 

 機会があったらまた会おうな〜」

 

 「おう。またな〜」

 

 グチュリ。

 

 突然ーー瑞々しい肉を貫き、血が溢れる音がした。

 

 「あ……? あ??」

 

 「え……」

 

 サヨナラと手を振っていた百済木さんの頭に、ハロウィンの衣装で付けるような斧が刺さっている。生々しい血潮が垂れて、ホラー演出は満点。

 

 一つだけ、ハロウィンと違うのは……刺さっている斧が頭蓋骨を半分割って入っていること。

 そして、今一つの命が消えたことだ。

 

 

 

 「フッフフ……いつまでもダラダラ喋ってるだけなら、オレに代われ…………!」

 

 

 百済木ボディが片手で持ち上げられ、屋上から地上に投げ捨てられる。

 

 ブチャリ。

 水分の含んだ物が激突して、中身をぶち撒ける音が虚しく響く。

 

 偽遊はさっきまで命だったものの行く末を確認すべく覗き込む。言うまでもなく、生きている望みは無い。

 

 

 「あーあ……首から上がザクロよりひでえや…………」

 

 

 心底残念そうな声をため息混じりに漏らして立ち上がる。

 

 「誰」

 

 猟奇殺人の犯人を見据えて、ただ一言そう問うた。

 

 偽遊が見据えたソイツは、素肌に蛇革の革ジャンを着て、シルバーアクセサリーをジャラジャラ付けている。 

 それだけ見れば、痛い奴。アンタッチャブル。それだけで済む社会不適合者。

 

 だが、一つだけ違う点がある。それは、ソイツの瞳だ。

 

 蛇のように獲物を狙う、ギラギラとした目。

 餌を食うことを目的とせず、餌を餌とする過程にこそを価値を視る。狂った目だ……。

 

 

 

 「遊ぼうぜ……? オレはただ、それだけの人間だ」

 

 

 答えになっているのかいないのか。返事を返した蛇革の男がデュエルディスクを装着する。それは、翡翠の宝石で創られたことが伺える特殊なデュエルディスクだった。

 

 「お前もセブンスターズか?」

 

 相手の情報を探ろうと、会話の続投を試みる偽遊。ついでに、自分の腕にデュエルディスクを装着することを忘れない。

 相手を自分の意のままに動かすために、相手の要求をなるべく飲んで見せる。これは交渉のプロが使う基本中の基本のテクニックだ。

 

 「そうだ。いや、今は違うか。

 待機していろってことだったが……もうどうでもいい。欲しい物は見つけたからなァ……」

 

 「欲しい物?」

 

 フフフ……と口の端を歪ませて鼻で笑うような音で人差し指で前と後ろを示した。

 

 「仲良くなれると思うぜ、オレたち……」

 

 「………………?」

 

 「お前、暴れたくて仕方がないって顔してる。力を振るわなきゃ呼吸がし辛いってツラだ。

 

 オレもだよ……暴れたくて暴れたくて仕方がない。

 デュエリストとして。

 だが、喧嘩と違ってコイツは……対等なサンドバッグが無きゃ、一発殴ることすらままならない。

 

 だが、もうそんなヤツはオレの次元にはいなくなった。それでも止められない。

 

 だからオレは、新たなサンドバッグを求めてあらゆる次元を越えて来た」

 

 「次元を越えて……? お前、転生者じゃないのか?」

 

 「違うなぁ……オレは、言うなれば【転移者】。満足のいく戦いと戦場を求めて彷徨う。

 突き出した拳が迷子なんだよ。

 

 だから、お前でも、オレでも、誰でも良い! 力に晒されて、傷口を拓いて、平和を壊して!

 

 ーーズタボロになる奴がいればソレでいい!!!!」

 

 

 「………………なるほどな」

 

 偽遊はデュエルディスクからデッキを抜いた。

 

 「フフフ……!!」

 

 ソレを見た蛇革の男は、さっきまでとは違う全面の狂気が溢れる笑顔で同じく自らのデッキを引き抜いた。

 

 

 そして、互いにデッキを手渡し、シャッフルする。大切に、入念に。

 何せ、自分の手元にあるのは、大切な大切な…………。

 

 

 「お前、名前は?」

 

 「必要か? そんな不純物(もの)

 

 

 シャッシャッシャッシャッ……!

 

 

 「美味い餌だったら、メニュー名ぐらい覚えておくさ」

 

 「フッフフフ……! まあ良い。それでお前がやる気を出すなら、いくらでも教えてやるさ。次元を股に掛ける迷子だ、個人情報なんて無いも同然だしな」

 

 「話が分かって良いな。

 これで、お前が強ければ文句はねえけどな」

 

 「ああ……やっぱりオレたち仲良くなれそうだな。

 

 オレは、浅倉仁(あさくらジン)だ。

 

 お互い地獄に堕ちたらヨロシクなぁ」

 

 

 「ああ、よろしくな。

 

 虚路居偽遊だ」

 

 

 シャッフルを終えたデッキをお互いに返す。

 これで戻った。お互いに、大切な相手のデッキ(最高の餌)が。

 

 

 

 

 

 「妙な展開になっちまったが、まあ良いさ。どの道俺は、そろそろ強い奴とヤらなきゃ退屈で死んじまうからよ。雑に命がけなら、尚の事良い……!」

 

 

 「嬉しいぜ……また、(闇のデュエル)が始まる……!」

 

 

 両者ともデッキからカードの剣を抜き、ディスクの盾を構える。

 旧き時代には誉れ高き儀式(デュエル)であったとされる行為。

 だが、今のこの二人にとっては……。

 

 

 「「さあ、ぶっ殺しあおうぜ(デュエル)……!!」」

 

 

 自分の狂気を満たすための、手段(デュエル)に過ぎない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




きっと今偽遊くんは転生して一番活き活きした顔してる。ちょっと青春真っ只中の子達には見せられない感じで。


わぁい闇のデュエル。作者闇のデュエルの残酷描写だぁ〜いすき♡

何で闇のデュエルかって? 躊躇なく人殺して次元渡ってフリーお願いします! なんてしてるやつもう闇のデュエルさせるしかねえだろそんなの。
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