遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜   作:SOD

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どうも、作者です。最近泣いた作品はアニメ『スナックバス江』です。

『筆、降ろしたいなあ』

森田(あんなの)……泣くしかないじゃない……!

明美さんはよく自分が『バス江』だと勘違いされるって言うてるんですけど、作者もよく名前をSODだと勘違いされるんでシンパシー感じてます。りえりーの罵声は良いぞ。   







今回のデュエルは偽遊のガチなので説明とか多めです。偽遊のガチは説得力無いとオリ主としての最後の存在価値が危ぶまれるので。

文句がある人は、そんなデュエルをやれやれと催促してきた人にゆってぃー。

僕は悪くない。だって、大会勢のガチデュエルなんて、思考が分からないとただのオリ主の俺つえーとかになりかねないじゃないか。
 

偽遊は最強系主人公じゃないから。

序盤からずーっと、カードパワーと研鑽したプレイングが武器で運命力はゴミ。原作キャラが同じ条件揃えたらあっさり負けるって本人も言ってるし。

せっかくなので、少しパラメータについての説明を書いておきますね。






デュエリストの強さ=カードパワー+プレイング+運命力


偽遊は プレイング≫カードパワー≫≫≫超えられない壁≫≫≫運命力

十代なら 運命力≫≫≫≫≫超えられない壁≫≫≫≫≫≫カードパワー≧プレイング


漫画版では十代は運だけでなく強いんだーとか言ってましたが、カードパワーは言うに及ばず、プレイングも終盤になってもダメダメでしたからね。仕方ないね。

韋駄天をリリースして受け継がれる力で総攻撃力下げたり、バブルマンのドロー効果使わずに融合して融合解除してネオス召喚はさぁ、やっぱり無しだって…………。







VS【溟界】

 

 「「デュエル!!」」

 

 

 浅倉仁 LP8000

 虚路居偽遊 LP8000

 

 

 イカれた決闘者(メンバー)を紹介しよう。名前は『浅倉仁』と言うらしい。

 どう見ても仁義なんてご存じなさそうな風貌と目をしている今回の俺の対戦相手だが、名前はちゃんと(じん)

 蛇側の革ジャンを素肌に着込んでいるわ、ピアスやら指輪やらタトゥーやら『危険』をこれでもかと知らせる見た目だが、俺が一番注目して欲しいのは目。どういうわけか瞳は金色。そして充血ならぬ充紫? なんて言えば良いのか。とにかくちょっとヒト科の目をしてない。あと口角が上がってる。狂気の笑み。もう顔面に血痕が付いていないことの方がおかしいってくらい、人殺しの目。コワーイ。

 

 「オレのターンからか。

 

 メインフェイズ」

 

 だが、そんなことはどうでもいい。今の俺は、誰でもいい気分だから。

 

 「ああ、空が青い……死ぬには良い日だ」

 

 

 「オレは手札から『溟界の滓-ヌル』墓地へ送り効果を発動。デッキから闇属性・爬虫類族モンスターを墓地へ送る」

 

 溟界。あまり馴染みのないカテゴリーだが、モンスターの採用枚数を絞れるのと、フリーチェーンで全体除去が撃てる大型がいる俺好みのテーマだ。

 まずは良かった。異世界()()者って言ってたからな。唐突に使用カードがアニメ仕様になったりアニメオリカになったりってことはなさそうだ。

 

 「オレが墓地へ送るのは『溟界神-ネフェルアビス』だ」

 

 (急に知らないカードが出てきた……俺が死んだ後に新規で出たカードか?)

 

 知らないカードは即チェック。これ、デュエリストの基本です。出来ない(やつ)殺します(ジープ)

 

 「墓地に存在する限りターン1で蘇生出来る効果。

 発動条件(トリガー)は『手札・デッキからモンスターが墓地へ落ちた場合』。

 制約(ギアス)は『発動後から次のターン終了まで爬虫類族以外の特殊召喚権の消失』か」

 

 相手のターンでも動くことが可能な上に、手札誘発を空撃ちしても特殊召喚出来るのは優秀だな。

 

 「更に、手札から『溟界の滓-ナイア』を墓地へ送り、効果発動。デッキから光属性・爬虫類族を落とす」

 

 「--って、おいこれって……」

 

 なるほど。ネフェルアビスは、初出の段階で足りなかった部分を補う役割だったわけだ。環境はまだしも、テーマの完成度なら充分だろう。

 

 「『溟界神-オグドアビス』を墓地へ落とす。

 

 そしてこの瞬間、ネフェルアビスのトリガーを引く。

 墓地からネフェルアビスを特殊召喚だ」

 

 

 溟界神-ネフェルアビス DEF3100

 

 「ネフェルアビスの効果発動。

 

 墓地のモンスターを対象に取り、ノーコストで特殊召喚。

 

 湧け、溟界神-オグドアビス!!」

 

 

溟界神-オグドアビス ATK3100

 

 

 「墓地のモンスターを無条件で特殊召喚。それもターン1。特殊召喚の時のギアスがあるから今は爬虫類しか呼べねえけど、ターンが進めば関係ねえわけだ。にしても……」

 

 

 

 溟界神-オグドアビス ATK3100

 溟界神-ネフェルアビス DEF3100

 

 

 「ああ……良いな。敵として充分だ。喰い散らかしがいがありそうだ」

 

 「カードを一枚伏せてターンエンドだ。

 

 さあ、お前のターンだ虚路居。

 

 

 壊れてくれるなよ。バラバラのグシャグシャに、オレがするまで……」

 

 

 「上等だよ。浅倉。

 

 俺のターン。ドロー」

 

 引いたカードは、『ミラーソードナイト』。

 

 「ミラーソードナイトを召喚」

 

 こいつの偉いところは、フリーチェーンなとこ。特に今は最高まである。

 

 「それで、召喚成功時はどうする?」

 

 「無論、優先権を行使してミラーソードナイトの効果を発動!」

 

 「ああ、そうだよな」

 

 浅倉の口ぶりから察するに、ヤツは【キマイラ】のデッキを把握しているらしいな。

 

 よく分かってない人に説明しよう。

 浅倉の『溟界神-オグドアビス』の効果を『ミラーソードナイト』の発動宣言前に発動されるだろう? すると『ミラーソードナイト』が墓地へ送られて効果が発動出来ないのだ。しかし、オグドアビスの効果にチェーンして『ミラーソードナイト』の効果でデッキから『大翼のバフォメット』を特殊召喚しても、まずチェーン処理で『大翼のバフォメット』が死ぬ。召喚成功時効果を持つモンスターがなんらかの事情で効果発動を宣言するまでに場から離れていると、特殊召喚成功時に発動できたはずの効果を発動する権利がなくなるのだ。そして【キマイラ】は初動を潰されると詰むのだ。リアルの環境が変化してたら知らん。

 

 「『大翼のバフォメット』を特殊召喚」

 

 大翼のバフォメット DEF1800

 

「特殊召喚成功時効果発動。デッキから『幻爪のガゼル』と『合成獣融合』を手札に加える」

 

 【キマイラ】のいつもの奴が通ったのでとりま一安心。ここからうらら撃たれたら泣くに泣けないからな。

 

 しかし、いつもならここから発動出来る『合成獣融合』が発動出来ない。さっきも言った通りオグドアビスの全体除去はフリーチェーン。なので融合素材にしたいバフォメットがブッ殺される恐れがあるのだ。

 

 (相手目線、融合素材が手札に有った場合。或いは二枚目の『合成獣融合』が握られていた場合のことをどこまで考えていて、どう対処する算段なのか。

 

 探ってみるか)

 

 「処理後速攻魔法『合成獣融合』を発動」

 

 「ほう、攻めて来るか。いいぜ、来いよ」

 

 「なら行かせてもらうか。

 

 ガゼルとバフォメットで融合。幻獣王キマイラを融合召喚」

 

 幻獣王キマイラ ATK2100

 

 (この瞬間、墓地のミラーソードナイトの効果が有効になった。相手の場のモンスターの効果発動を無効に出来る。

 だが、打点はこっちの方が低い。キマイラの召喚が通った今、どう戦略を立てるべきか?

 

 まず、キマイラのハンデス効果だが。現状『使う』判断で良い。

 墓地利用の溟界相手に一見悪手に見えるが、切り札が放出されて盤面が出来上がっている今は使い時だ。

 墓地へ落ちた場合の効果が溟界に無い。ネフェルアビスは場に居るのみ。しかも手札から捨てて発動する効果持ちまでいる。となれば、ここは情報を求めつつのハンデスで良い。

 

 ガゼルのサーチ効果は迷う理由無し。バフォメットのリアニメイトも『墓穴の指名者』のケアとオグドアビスの除去効果の外の壁を増やす意味で出すしかねえ)

 

 「チェーン1でガゼルの効果発動。チェーン2でバフォメットの効果。対象は『ミラーソードナイト』。チェーン3でキマイラの効果を発動する」

 

 「通すぜ」

 

 「なら、『コーンフィールドコアトル』をサーチ」

 

 

 ミラーソードナイト DEF300

 

 

 次、貧弱な攻撃力の幻獣王キマイラをどう立ち回らせるのか?

 

 「とりあえず墓地の『合成獣融合』の効果発動。サルベージする」

 

 「そっちもだ」

 

 「コアトルのサーチ効果。手札から切って発動」

 

 「無い」

 

 「二枚目の『ミラーソードナイト』だ」

 

 これで、場にはモンスター二体。手札には一枚。あくまでも公開情報のみだが。

 

 (ライフアドバンテージを優先して幻想魔獣を召喚しても良い場面ではある。攻撃が通らなかった時のことをケアするにしても、手札のミラーソードナイトと場の幻獣王だけを素材にして融合すれば良い話だ。

 

 そして墓地へ送った『幻獣王』の効果で墓地のモンスターを万が一の壁にも出来る。コアトルが墓地にいる以上『無限泡影』もケア出来る……)

 

 

 「良し。攻めてみるか。

 

 速攻魔法発動。『合成獣融合』!」

 

 「あぁ……嬉しいぜ。早速、遊べるってか」

 

 「ああ、玩ぼうぜ……命を」

 

 「フフフ……」

 

 あーあ。ギラギラした目で笑いやがる。良いねえ。良い感じだ。十代風に言うなら……ワクワクして来たな。

 

 「引き裂き、八つ裂き、狂い咲き。

 摂理から外れた命を造りしヒトの罪。絶望を示し嘲笑(わら)おうぞ!!!!

 

 

 融合召喚--レベル8 幻想魔獣キマイラ!!!!」

 

 

 『ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーー!!!!』

 

 

 召喚すると同時に、悲痛さも感じる怒号が響いた。どうしたキマイラ? 召喚されるのがそんなに嫌か。

 けど残念。その怒りと憎しみは闇のデュエルには良い餌だ。アハハ。

 

 「バトルフェイズだ。さあ……喰い散らかせ、キマイラ」

 

 

 幻想魔獣キマイラ ATK3100

 

 

 『グアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァーーーー!!!!』

 

 

 「溟界神-オグドアビスに攻撃!!」

 

 幻想魔獣キマイラ ATK3100 vs 溟界神-オグドアビス ATK3100

 

 蛇を象る溟界の神を喰らおうと、命を弄ばれた魔の獣が駆ける。その牙には怒りを。その爪と刃には害意を。

 

 生死を移ろう命の神と、生死を継ぎ接いだ命の被害者が激突する。

 

 

 「アハハハハ! じゃあ行くぜ。オグドアビスの効果発動!

 ここを溟界とし、命ある者を引きずり込む。終末の日・最期の審判(ドゥームズデイ)

 

 やはりなどと宣うまでも無く、浅倉はオグドアビスの効果を発動して来た。

 

 「チェーン。融合素材にして墓地へ行った『ミラーソードナイト』の効果発動!」

 

 闇よりも暗い溟界(やみ)がオグドアビスから放出されて行く。今日からここを溟界とすると言わんばかり。

 だが、その闇はミラーソードナイトの鏡鎧が遮断する。これで、奴の一生に一度の力は封じ込めた。

 

 本来なら、一生のお願いくらいの頻度で一生をやり直し続けてくるところだろうが、そうはいかねえ。

 俺と仲が悪いキマイラだが、一つだけ共有する理念がある。それは……。

 

 

 「これでもう全体除去は使えねえ。一度死なない限りは。だが、俺達はそんなもの許さねえ。

 

 ()()()()だ。誰が救ってやるものかよ。心と魂が砕けるまで、喰い散らかしてやる!

 

 引き裂けキマイラ! 気まぐれな晩餐会(メッシィ・ディナー・パーリィ)!!」

 

 

 笑いながら、命を弄べ。なんたってお前も被害者だ。 

 いじめられっ子がいじめっ子に復讐するのが正当なら……生まれてきてしまったことに対する復讐なんて、神にでもするしかねえよなァ!!

 

 

 「リバースカードオープン。速攻魔法『黎溟界闢(れいめいかいびゃく)』。

 オグドアビスをリリースして、レベル2につき一体まで『溟界トークン』を特殊召喚する。

 

 4体まで特殊召喚だ」 

 

 「まだ新規があったのか……」

 

 こうなってくると、戦闘でモンスターを破壊出来ない効果が足かせになっちまったな。

 

 「だったらしゃーねえ。ネフェルアビスを攻撃だ」

 

 幻想魔獣キマイラ ATK3100 vs 溟界神-ネフェルアビス DEF3100

 

 超初歩的なことを言うが、戦闘するモンスターの攻撃力と守備力が同じ場合、戦闘破壊は出来ない。

 

 「ダメージステップ終了時、幻想魔獣キマイラの効果発動。ネフェルアビスの攻撃力を0にして、効果を無効にする」

 

 さっきも言ったが、ネフェルアビスには毎ターンノーコスで自分の墓地のモンスターを特殊召喚する効果がある。今は脅威でも無いが、ノーリスクで無効化出来るんだからやっておくに越したことは無い。どうせすぐリリースとかリンクとかされるんだろうけど。

 

 

 「フフフ。お互い、アイサツは終わったな」

 

 「ああ。名刺交換は充分だ。

 

 カードを一枚伏せてターンエンド」

 

 

 良い。良いぜ。脳が汁気で溢れて行く感じだ。

 これだ。この感じだ。

 予定が未定。思う通りに進まない戦況。行き止まりが自ら迫ってくる焦燥感。ジワジワと(たいくつ)体外(そと)へ流れて行く。  

 

 これが……これこそが、デュエルだ。

 

 

 

 

 

 

 

 「「さあ、殺しあおう」」

 

 

 

 

 

 ホント……お前とは仲良くなれそうだよ。浅倉ァ……。

 

 

 

 





浅倉仁が某王蛇がベースだろって言った人。正解です。

彼は作者が投稿した作品のとあるキャラクターのバッドルートの成れの果ての姿で、色んな次元を彷徨う凶人。という感じで差別化をした上で生み出したのが約15年前。Fake Originで出したのがハーメルンでの初出です。

でも、王蛇さん他のライダーのところに割とひょいひょい行っちゃうし、なんなら特異点なんじゃね?って疑惑まで沸いて来てて……まさか元ネタが他の次元(ライダー)のとこで祭りするキャラになるなんて読めんやん!





キャラクター紹介

浅倉仁 (25)


【挿絵表示】



元々居た自分の世界を溟界モンスターのエネルギーに変換、消滅させて異世界に渡った狂気とバトルジャンキーなデュエリスト。

勝敗そのものに拘りを見せないが、相手が弱いとつまらない。





異世界に渡る前に闇のデュエルを行う力を手に入れており、主に相手のやる気スイッチを押すために使っていた。


基本、彼のやる闇のデュエルはクソ痛い。泣き叫ぶほど痛い。デュエルどころじゃない。コイツとデュエル出来るやつは普通の人間じゃない。

そして弱かった相手への罰ゲームもエグい。例:尿路結石を作る



強くて楽しかった場合、『全身複雑骨折させてから完全に治療して健康体になる』くらいになる。




こういうやつの資金源ってどうなってるの? って疑問はよくあると思うので答えておきます。
コイツはマグロ漁船乗ってます。(悲痛な声も聞けるし飯も出るので一石二鳥。それでも強い奴とデュエル出来ないとイライラしていく)
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