遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜   作:SOD

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偽遊「zzz...うぅ〜ん。もう食べられないよぉ〜うへへ……」

 
レイ・遊乃「「ーーブフッwww」」 


【VS十代】 友よ!! 万丈目が立つ

 

 

 

 『フフフ。ようやく出来たね、十代。最強のデッキだよ。

 

 これでもうキミは無敵だよ。誰にも負けない。誰にも傷つけられないんだ……』

 

 「そうか。これで、オレは無敵なんだ……!

 

 待ってろよ、偽遊……今度こそオレがお前を倒す…………ハハハ」

 

 

 「アニキ……一体どうしちゃったんすか……」

 

 「十代…………」

 

 

 翔と三沢の悲痛な表情に見向きもしない十代は、そのまま偽遊がいるであろうラーイエローの寮へ歩みを……。

 

 

 「ーー待て、十代……!」

 

 

 進めようするのを、万丈目が呼び止めた。

 

 

 「…………なんだよ、万丈目」

 

 呼び止められたのを無視することなく歩を止めた十代。その瞳は、普段のものとも違えば金色のソレでもない。もっと暗い閉ざした目だ。

 

 その目を視た万丈目は、ギリギリと奥歯を噛み締めてデュエルディスクを装着していた左腕を宙に振り抜いた。

 

 

 「オレと決闘(デュエル)しろ」

 

 

 万丈目のデュエルディスクが起動する。

 

 「お前とデュエルを……? 悪いが今オレは、偽遊に勝つことしか興味が無い」

 

 「(キマイラ)に勝つだと? 笑わせる!」

 

 「何……?」

 

 「万丈目くん……?」

 

 「万丈目……お前」

 

 「笑わせると言ったんだ!

 

 お前は、あの男が言っていることを何一つして理解していない。

 

 

 デュエルモンスターズのルールも、デュエルの戦略も、デッキの組み方も。何も()()()いない!」

 

 「何が言いたい、万丈目」

 

 

 「分からないのかバカ野郎!!  

 

 どんな強力なデッキを組んだか知らないがな、お前はつい昨日『相手より強いデッキ』を使って敗北したんだ。

 

 どんな強いデッキだろうが、使いこなせなければ豚に真珠。組んだばかりのデッキでデュエルなど愚の骨頂!

 まして、自分の世界に閉じ籠もった奴が勝てるものか!

 

 

 それをこの万丈目準が証明してやると言ってるんだよ。このデュエルで。

 

 

 構えろ十代!! オレが……オレがァ……っっ!!」

 

 

 

 万丈目の脳裏に、あの日の記憶が蘇る。

 

 

 

 

 

 《………………なあ、万丈目……偽遊は確かに強いけどさ。

 

アイツが強いのって…………戦ってる相手をちゃんと見てるって所も、あると思うぜ》

 

 

 《………………相手を…………見る……?》

 

 

 《今日のお前はさ……オレと戦ってるようで、ずっと偽遊と戦ってるみたいだった。

 

 けど、今デュエルしてる相手はオレなんだ。

 

 デッキも、戦い方も、全然違う。なんたってオレは偽遊がいつもやってるデュエル教室は全然参加してないからな。似通う訳がないんだ》

 

 

 

 

 あの時の、落ちに落ちた自分に向き合ってくれた。あの十代が。

 

 だから、こんどは…………。

 

 

 

 

 

 

 「ーー今度は、オレが……! お前の目を覚ましてやる番だ!! 十代!!」

 

 

 「……………………そこまで言うなら、万丈目。このデッキの力をお前に見せてやるよ。

 

 偽遊と戦う前の肩慣らしだ」

 

 

 

 「「ーーデュエル!!!!」」

 

 

 

 

 万丈目準 LP4000

 

 遊城十代 LP4000

 

 

 

 

 「先行はオレだ。ドロー!

 

 魔法カード『手札抹殺』を発動。お互いに手札を全て捨てて、捨てた枚数分ドローだ」

 

 

 「万丈目くん、いきなり手札抹殺ッスか!?」

 

 

 (……万丈目のデッキは、『アームド・ドラゴン』『ユニオン』『おジャマ』と言う三種の限りなくシナジーの無いカード達によって構成されている。

 おジャマカードによって僅かな横の繋がりが有るには有るが、理論的には焼け石に水と言わざるをえない。

 

 手札抹殺を採用したのは、手札事故を避けるためのものだろうか?)

 

 

 万丈目と十代。両者はそれぞれ手札5枚を捨てて、新たに5枚ドローする。

 

 「この瞬間。手札抹殺で捨てた『おジャマジック』の効果発動! デッキから『おジャマ・イエロー』『おジャマ・グリーン』『おジャマ・ブラック』を手札に加える!」

 

 「これで手札は一気に8枚ッスね」

 

 「だが、このまま手札におジャマ達を持っていても仕方ない。

 万丈目は、おジャマ達を有効に使えるカードを引き込めているのか?」

 

 

 「当たり前だ三沢。オレを誰だと思っている!

 

 手札から魔法カード『融合』を発動! 『おジャマ・イエロー』『おジャマ・グリーン』『おジャマ・ブラック』を融合して、『おジャマ・キング』を融合召喚!」 

 

 

 

 『おジャマ・キィィィーング!』

 

 

 おジャマ・キング DEF3000

 

 

 「おジャマ・キングの効果により、十代の場のモンスターゾーンを三ヶ所使用不能にする!」

 

 

 「だが、まだ二ヶ所ある。それだけ有れば十分だ」

 

 

 「フッ……果たして本当に十分かな?」

 

 「…………」

 

 

 「オレは更に墓地の『Aーアサルト・コア』『Bーバスター・ブレイク』『Cークラッシュ・ワイバーン』を除外!」

 

 「万丈目くんのこの召喚方法は!」

 

  

 「いでよ! 『ABCードラゴン・バスター』!!」

 

 

 

 ABCードラゴン・バスター ATK3000

 

 

 「凄い! 万丈目くんの切り札がいきなり二体だ!」

 

 「まさか……最初の手札にABC全てとおジャマジックを引いた上での手札抹殺とは。

 万丈目……やはり恐ろしいデュエリストだ」

 

 

 

 

 「まだだ! 手札から『砲撃のカタパルト・タートル』を召喚!!」

 

 砲撃のカタパルト・タートル ATK1000

 

 

 「砲撃のカタパルト・タートル……? 普通のカタパルト・タートルと違ってレベルが低いッス」

 

 「あのモンスターは、確か万丈目一族の買収騒ぎの時に出てきた……!」

 

 

 「砲撃のカタパルト・タートルの効果発動! 場のモンスターを生贄にして、手札・デッキから『暗黒騎士ガイア』モンスター又は()()()5()()()()()()()モンスターを特殊召喚出来る!」

 

 「レベル5……と言うことは万丈目くんが喚び出すモンスターは!」

 

 

 「オレはデッキから『アームド・ドラゴン・サンダーLv5』を特殊召喚!」

 

 アームド・ドラゴン・サンダーLv5

 

 「アームド・ドラゴンまで出てきて切り札揃い踏み!?」

 

 

 「Lv5の効果発動! 手札から『アームド・ドラゴン・サンダーLv3』をコストにして、デッキから『アームド・ドラゴン・サンダーLv7』を特殊召喚だ!!」

 

 

 『ゴオオオオオオオオォォォーーー!!!!』

 

 

 アームド・ドラゴン・サンダーLv7 ATK2800

 

 

 

 

 「万丈目……お前……っっ!!」

 

 

 万丈目のプレイング……エースの連続召喚に、三沢が思わず背筋を震わせた。

 理論での再現が許されない、運命力を持ち合わせたデュエリストにのみ許された華。己には真似できない芸当に、武者震いと嫉妬を同時に感じている。

 

 

 「アームド・ドラゴン・サンダーLv3の効果により、カードを一枚引かせてもらう」

 

 

 

 おジャマ・キングDEF3000

 

 ABCードラゴン・バスター ATK3000

 

 アームド・ドラゴン・サンダーLv7 ATK2800

 

 

 

 「十代、これが今のオレのデッキ。オレの出せる全力だ。

 

 

 お前のデッキの持ちうる戦術の全てを掛けて挑んで来い!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「……………………」

 

 

 





万丈目準 LP4000

手札3枚


おジャマ・キングDEF3000

ABCードラゴン・バスター ATK3000

アームド・ドラゴン・サンダーLv7 ATK2800 
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