遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜   作:SOD

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 作『のあ先輩とかもちづきさんとか見てると、まだまだヤバい女はアクセル踏めると思うんですよ。
 どう思う? 遊乃ちゃん』

 遊乃『お前の性癖に付き合わされてヤバい女にされたレイちゃんとか、金髪の人に謝れ。
 私の人生には死んで詫びろ、話しかけんな、ちゃん付けすんな穢らわしい』

 作『(´・ω・`)』
 



追記:次元融合殺はデッキ融合が出来なかったので『墓地から除外した』に修正しました。
指摘してくれた方に感謝を。


【VS十代】 才能

 

 一年生編でまさかの闇落ちを果たした十代の目を覚ますべくデュエルを挑んだ万丈目は、自身のデッキの中核と呼べるモンスター達を連続召喚して十代の第一ターンを迎え撃つべく準備を整えていた。

 はたして、万丈目は十代に勝利することが出来るのだろうか?

 

 

 

 

 万丈目準 LP4000

 

 手札3枚

 

 

 おジャマ・キングDEF3000

 

 ABCードラゴン・バスター ATK3000

 

 アームド・ドラゴン・サンダーLv7 ATK2800 

 

 

 

 

 

 

 

 「ドラゴン・バスター。アームド・ドラゴン。そしておジャマ・キング。

 万丈目のやつ、いつの間にあんなことを一ターンで出来るようになったんだ……」

 

 万丈目の布陣に、三沢が拳を握った。

 凡夫決闘者と比べれば、サーチも無しに儀式召喚を行えたり、ウォータードラゴンをサーチなしで特殊召喚出来たり、アニメ版マグネットを手札に揃えることが出来るなど。三沢大地は明らかに()()()()()側のデュエリストだ。そんな彼でさえも、万丈目の運命力に歯噛みせずには居られない。

 運命力では十代や万丈目に劣り、持ち前の頭脳面でさえも『デュエル』という一点において偽遊に劣るこの現状。決闘者としての三沢は、見栄や承認欲求とは別ベクトルで強さへの渇望が溢れて止まらない。

 

 「欲しくても手に入らないモノへの執着、か。

 

 …………少しだけ、十代の気持ちが分かってしまう気がするな」

 

 「…………冗談じゃないっすよ」

 

 そんな三沢の独り言に異を唱えたのは、翔だ。

 

 「……翔?」

 

 「十代のアニキも、三沢君も。贅沢なんすよ。

 武器に出来るものが一つ。そんなものがあるのなら、僕だって欲しかった。

 

 あれもこれもなんて望まないから、僕もたった一つだけ誰かに負けない才能が。進むべき道しるべが欲しかったっス」

 

 「…………」

 

 翔の告白に、三沢は返す言葉が無かった。

 

 入学した当初。三沢が翔にデュエリストとして、あるいはライバルとしての対抗心があったかと言えば、嘘偽りなくNOだろう。

 あくまで一人の人間。友人として対等に接するが、それでもデュエリストとしては己との隔絶した格差を無意識にでも感じ取っていたはずだ。

 

 今のように、()()()()()()()()()()()だなんて意識はなかった筈だ。 

 

 

 「『大した努力もなしの強さ』を持ってる十代のアニキ。

 

 『興味関心と努力と知能での強さ』を持っている三沢君。

 

 敗北から這い上がって来た『立ち上がる強さ』を持っている万丈目くん。

 

 

 僕には何もない。強さが………………っ。

 揃いも揃って贅沢なんすよアンタらは!」

 

 

 「…………翔」

 

 

 「まあ、それでも最初に偽遊くんを倒すのは譲らないッスけどね」

 

 「フッ……オレも負けないさ。オレたちライバル四人。誰が最初に偽遊を倒すのかの勝負だ。

 

 ……だからこそ」

 

 「……うん。

 

 だからこそ、幻魔なんて危険なカードに頼るような危険な真似をアニキにさせられないッス。

 

 万丈目くん。絶対に勝ってアニキを止めて。

 

 そして、僕たち四人。正々堂々の勝負を再開するんだ」

 

 

 

 

 「オレはカードを2枚伏せて、ターンエンドだ。

 

 さあ来い十代! そしてオレに見せてみろ。実力を上回る程の幻魔(付け焼き刃)の力を!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 「オレはカードを2枚伏せて、ターンエンドだ。

 

 さあ来い十代! そしてオレに見せてみろ。実力を上回るらしい幻魔(付け焼き刃)の力を!!」

 

 

 

 

 

 自信満々だな……。

 学園代表戦でデュエルした時とは真逆の立ち位置だ。

 

 あの時のオレは、今のお前みたいに自信があったよ。デッキのみんなを信じて戦えば、性能の違いなんて関係ないって。

 

 

 でも……違ったんだ。

 

 

 セブンスターズとの戦いで、オレは思い知ったよ。

 

 何があっても絶対に覆らないような、隔離された力の差ってやつを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 遊城十代 LP300

 

 ??? LP4000

 

 

 

 

 『グフフフフフwww

 っぱ主人公とかぁ、所詮は脚本の都合で勝ってるだけの舞台装置なんだよなぁ〜!!』

 

 『何で……何で攻撃してこないんだよ……? オレの場にモンスターはいないし、伏せカードも無い。手札も無い……なのにどうして!?』

 

 『えぇ〜〜?? だってさぁ〜せっかく遊城十代とデュエルしてるんだぜ?

 

 オレの【イシズティアラメンツ】を遺憾無く発揮して、延々と弄んでぇ……たのちいwww

 

 っつーわけでまたしてもエンドフェイズ、ターン終了でぇ〜す!』

 

 『くっ……!!

 これが、オレのデッキの最後の1枚だ。

 

 頼む……ドロー!!

 

 よし、ミラクル・フュージョン発動!』

 

 『今何を見てヨシって言ったんですかぁ〜〜??

 

 「ティアラメンツ・ルルカロス」で無効でぇwwwす』

 

 

 『……………………これで、オレのデッキは0枚だ。

 

 もう、勝敗はついた』

 

 

 『はいダメェwww「剣神官ムドラ」の効果を発動して、お互いの墓地かフィールドから3枚……ではなくぅ〜〜? 「現世と冥界の逆転」が墓地にあるので5枚戻しまぁ〜す!』

 

 『な、なんだと!?』

 

 『っつーわけでぇ、オレの墓地からはぁ「異次元からの埋葬」。

 主人公くぅんの墓地からはぁ「Eーエマージェンシーコール」と「バーストリターン」と「スパークガン」と「融合賢者」をデッキ戻しまぁ〜〜ちゅ! プッフフwwwwwwwwwウケるwww』

 

 『そんな……どれもこれも、ヒーローがないと効果を発動出来ないカードばかりじゃないか…………!』

 

 『まあまあまあまあwwwデッキとのぉ? きぃずぅなぁ〜〜? wwwがあればどうにかなるんでしょ〜〜? 頑張ってもろてぇwwwwww!!!! ヒャハハハハハハハーー!!!!』

 

 『何で……どうしてこんな……!!』

 

 

 『………………せいぜい思い知れよ。

 絆だの想いだのテキトーホザいて雑魚カードで主役張って調子乗りやがって。

 何が魂のデッキだってんだよ? あ?

 

 

 

 ーー現実はそんな甘くねえんだよ糞ガキがァァァーーー!!』

 

 

 

 それから、オレは手札の6枚と場の10枚のカード以外全てを『魂の解放』で除外された後、『サンダーボルト』と『ハーピィの羽根帚』で場のカードを全て破壊されて、『異次元の埋葬』で1枚だけ墓地へ戻された『ハネクリボー』を『死者蘇生』で特殊召喚され、ダイレクトアタックで敗北した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「付け焼き刃だって……? どんな人間だって銃で撃たれたら死ぬ。

 

 このデッキは、そういう力があるんだよ。万丈目……!」

 

 

 「…………十代、キサマ一体なにを見たと言うんだ……。

 

 そんな、酷い顔で……っ」

 

 

 「…………オレのターン。ドロー。

 

 フィールド魔法『失楽園』を発動する」

 

 

 オレのカードの発動と共に、世界が暗く闇に包まれていく。

 木々は枯れて、鳥は墜ちて、海が渇いていく。

 

 

 「何っすか……この悍ましい世界観のフィールド魔法カードは……!

 

 こんなのが、今の十代のアニキの『スカイスクレイパー』の代わりの戦う舞台なんすか!?」

 

 

 「オレの心には闇がある。相応しくない。ヒーローの戦う舞台だなんて。

 

 

 行くぞ万丈目……! ここのデッキの、オレの、新たな切り札!! 

 

 ーー魔法カード『次元融合殺』を発動!!!!」

  

 

 失楽園の枯れた木の一つから、真っ赤に成った林檎が落ちる。この世界のあらゆるモノが、乾きを潤すべく林檎へと群がっていく。

 我先に、我だけが。唯一無二に。自分だけあれば。

 そんな怨嗟が、世界に響くようだ。

 

 

 「次元融合殺の効果により、手札抹殺で墓地へ捨てた三幻魔ーー『神炎皇ウリア』『降雷皇ハモン』『幻魔皇ラビエル』を除外融合!!

 

 

 滅亡せよ、反逆せよ、燃え盛れ、振るい堕ちよ。

 存在価値(レゾンデートル)は崩壊し、我が末路は混沌(カオス)に終わる!! 

 

 次元融合殺!! レベル12『混沌幻魔アーミタイル』!!!!」

 

 

 

 

 混沌幻魔アーミタイル ATK0

 

 

 

 「混沌幻魔……アーミタイル……?」

 

 「三幻魔の融合体……!!」

 

 「十代のやつ……どうやら最初から出し惜しみなしで来たようだな。

 デッキの核である筈の三幻魔を、一ターン目から全て除外してくるなんて」

 (気になるのは、アーミタイルの攻撃力が0であると言うこと。

 

 三幻魔がこの世界のカードであり、偽遊の持つ異質なモノを特例とすれば最強のカードであったとしても不思議はない一方で、三幻神に並ぶとも劣らないという話であったことを考えれば今のオレたちから見ればそこまで強力ではない可能性もある。

 

 

 一体、どんな効果を持っているんだ……?)

 

 

 「失楽園の効果を発動。三幻魔かアーミタイルが場に存在している場合、カードを二枚ドロー出来る」

 

 「毎ターン二枚のドローが出来るフィールド魔法か……なるほど、キサマに合ったカードだ」

 (今ABCの効果を使えば、失楽園を除外してドローを封じることは出来る。

 しかし、十代の手札は未だ4枚。(キマイラ)の理論で言えば、既にやりたいことを何でも出来るだけの充分な手札枚数だ。

 

 ここでドローを止めた所で焼け石に水だろう)

 

 

 「ドロー!

 

 来たか……装備魔法『レインボー・ヴェール』を発動。

 アーミタイルに装備する。

 

 このカードを装備したモンスターが攻撃対象に選択した、或いはこのカードを攻撃対象に選択したモンスターは、レインボー・ヴェールが存在する限り、このバトルフェイズの間モンスター効果の発動と適応が行えなくなる。

 

 この効果はチェーンブロックは作られない」

 

 「バトル中ではなく、バトルフェイズが終了するまでの無効……十代のやつ、偽遊の『幻想魔獣キマイラ』への対策札も用意していたのか」

 

 「けど、アーミタイルの攻撃力は0のまま。

 アニキは一体ここから何をするつもりなんだろう?」

 

 

 

 「バトルフェイズだ!

 

 この瞬間、手札から速攻魔法『封魔の矢』を発動!!」

 

 

 オレが発動を宣言した瞬間、万丈目の場に伏せられていたリバースカードが矢で串刺しにされて封じ込められる。

 

 

 「オレのリバースカードがチェーンする間もなく封じられただと!?」

 

 

 「封魔の矢の効果に対して、あらゆるプレイヤーはチェーンする権利を持たない。

 

 バトルフェイズスタートステップ時にのみ発動するこのカードは、互いにターン終了までの間に魔法・罠カードの効果を発動出来ない!

 

 これで、場のリバースカードはもちろん、手札と墓地の魔法・罠カードも全て封じた!!」

 

 

 「くっ……!! だが、アーミタイルの攻撃力は0だ! 攻撃することなど…………ッッッッ!?!?」

 

 

 

 混沌幻魔アーミタイル ATK10000

 

 

 

 「何を勘違いしているんだ。

 

 『混沌幻魔アーミタイル』はオレのターンの間、攻撃力が一万ポイントアップする!!!!」

 

 

 「十代………………お前」

 

 

 「攻撃力10000のアーミタイルに、モンスター効果を無効にするレインボー・ヴェールを装備して、封魔の矢で魔法・罠カードを封じて一撃必殺を仕掛ける…………。

 

 これが、十代が偽遊に勝つために出した方程式(こたえ)だと言うのか……!?

 

 そんなもの、めちゃくちゃじゃないか……!! 戦術も理論もあったものじゃない。『次元融合殺』も『レインボー・ヴェール』も『封魔の矢』も、ただ引いてきたカードを使っただけ…………そんな行き当たりばったりが、何度も成立するわけが…………くそ……ッッ!!」

 

 「…………………………偽遊くんの理論なら、確かに鼻で笑われるようなコンボッスね。

 

 『相手のライフ+攻撃表示モンスター以上の攻撃力を持つモンスターを用意します。相手のモンスター効果を無効にしておきます。魔法・罠カードの効果の発動を封じるカードを用意します。攻撃します。勝ちましたね?』

 

 なんて、机上の空論。再現性の無い夢物語ッス。

 

 

 でも…………」

 

 

 

 「……………………(キマイラ)はいつも言っていた。

 

 自分は、無才だと。()()()()()()()だから理論を突き詰めて戦うしか無かっただけ。頂点(金メダル)に届かない価値の無い引き立て役(銀メダリスト)が関の山の負け犬だと。

 

 だから、真実の意味で『強いデッキ』とは、机上の空論を天下に拡げることの出来る『真の決闘者(デュエリスト)』が操る強いカードだけで寄せ集めた紙束(グッドスタッフ)である。と」 

 

 

 

 

 

 「「「そんな天才が……遊城十代なんだと」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「オレの勝ちだ……万丈目!!」

 

 

 

 混沌幻魔アーミタイル ATK10000

 

 

 

 

 

 

 






 本当は三幻魔出してチマチマ行く案もあったんですよ。


 でもめんどくさーーゲフンゲフン!!!! 白の結社編のアイディアがいっぱいうかんだから早く進めたくなっちゃったんだ〜!!



 

 じゃけん、迷ってたプロットはバッサリ斬り捨てて巻いていきましょうね〜。
 次の投稿はモチベ次第で来年かもしれないかなぁ〜?? 良いお年を! ご安全に! 来年こそ元旦初っ端から仕事中に地震に見舞われて夜ご飯に苦労しない年始めするんだお!!



気が向いたら来週とか再来週とかになるかもしれません。
  
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