遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜   作:SOD

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 イカれた講義の受講者たちを紹介するぜ!!







ぎゆーせんせーのたのしーでゅえるじょぎょー(シンクロ編) 序章

 

 

 「とゆーわけで、これよりぎゆーせんせーのたのしーでゅえるじょぎょーを始めようと思ったのですが…………」

 

 

 食事が済んで校舎へ向かい、適当に空いている部屋を占領しホワイトボードの準備が終わった偽遊。いざ振り返り三人の生徒、遊乃、(マナ)、マナの方を見てみると…………。

 

 ガヤガヤ……ガヤガヤ……。

 

 

 「なあにこれえ」

 

 

 いつの間にか教室が、イツメンとキマイラ教の入信者と思わしき生徒や教師がすし詰めになっていた。

 

 

 「へへへっ! これまでの不真面目を反省して、勉強しに来たぜ偽遊! ガッチャ」

 

 

 「まさか(キマイラ)が、これまでそれとなく拒んでいたシンクロ召喚についての講義を行うとはな……」

 

 

 「偽遊のデュエルの講義の機会を捨てるなど、論理的に考えてあり得ない。

 ましてこの半年で学園に広まっていたシンクロ召喚の講義だ。

 

 例え隕石が降ってこようと、オレはここを離れない!」

 

 

 「それにしても珍しいッスね。偽遊くんがレイちゃんの催促も無しにデュエル授業するなんて」

 

 

 

 十代、万丈目、三沢、翔の四人は、遊乃達の後ろの列で仲良く陣取っている。

 

 

 

 

 「いつ以来かしらね。彼がデュエルの講義を開くのは。

 

 もう基礎は大体教えたからってやらなくなったのよね……」

 

 「【獣王(キマイラ)】の講義の後、デュエルアカデミアの勢力図はもう以前のオベリスクブルー至上主義は跡形もなくなりましたからね。

 基礎だけでこの影響力の授業で、シンクロ召喚の知識まで加わったらどんなことになるやら……」

 

 「ウフフ。ワタクシも楽しみですわ〜。

 虚路居偽遊さんは老成した雰囲気を醸し出す目元と、実はお話するととても優しいお方と言うこともあって。今や隠れファンが最も多いイケメンと言われて居るんですもの〜」

 

 「ももえ、あの人ロリコンって有名だからね?」

 

 「良いんですのよ〜顔が良ければ♪

 

 …………それに以前お話させて頂いた時に【猫シンクロ】なるデッキを教えて頂いたんですの。

 この講義を活かして、是非とも【猫シンクロ】を完成させてみたいんですの〜」

 

 「待ってももえ。それっていつの話かしら? 貴女は彼とそんな羨まーー貴重な時間を捻出して貰えたの?」

 

 「明日香さま!? 言い直したように見えて意味合いがあんまり変わってませんっ!」

 

 

 遊乃達の右側の机には、明日香、ジュンコ、ももえの三人娘組の姿。随分久しぶりに見た気もする。

 

 

 

 「偽遊様。お疲れ様でございます。

 不肖、神楽坂。偽遊様の御神託(じゅぎょう)に再び参加出来ることに歓喜しております……」

 

 

 十代達の後ろの列では、獣の頭を象り三日月と教本と十字架と滴る血をモチーフに製作されたシルバーネックレスをご神体のように両手に持ち祈りを捧げる神楽坂の姿があった。

 

 なお、このネックレス。以前の偽遊とユベルのデュエルの動画の収益で作られ、キマイラ教のシンボルと販売されている。(一つ5000円()())

 

 そして余った全ての席にはソレを首から下げた信者達が今、ノートペンを机に出した上で祈りを捧げている。

 もう、この学園はなんか色々駄目かもしれない……。

 

 

 

 「うわー!? 本当に偽遊がデュエル講義やってる!」

 

 

 そして、遅れてやって来たロリコンのヒロイン。早乙女レイ。

 

 遊乃においでおいでーされて最前列の真ん中へ。

 

 

  

 

 さあ観客席は潤った。始めようではないか。

 獣の王から人の子へ、知識を口伝する時間だ……。

 

 

 

 

  

 

 

 

 「……………………その前に、『※鳩』したの誰だ?」

 

 

 鳩=伝書鳩。特定の個人に向けて頼んでもないのに情報を漏らすこと。別名、お喋りな近所のオバチャンムーブ。

 

 

 

 「はーい遊乃ちゃんでーす! 情報料貰って人稼ぎしちゃったテヘペロ☆」

 

 ま た し て も こ や つ

 

 

 「……………………」

 (遊乃と内倉さんとブラマジガールの三人しかいない前提で作ったあのデッキを回す為の基本技術と定石を書き殴った資料は、よりにもよってデッキの持ち主となる女のせいでおじゃんですかそうですか。

 

 あーあ。限界ハレルーヤしてえ……)

 

 

 偽遊が机に倒れ伏す寸前まで行ったところで、教室のドアをノックする音が聞こえた。

 

 

 「あーもういいよ幾らでも来いよ……予定してた資料は全部パァだが、デュエリストなら不測の事態にニヤニヤしながらそれはどうかなって嘲笑うモンだよなあははは」

 

 

 ガヤガヤ……!!

 

 

 "お、おい……誰だあの美人?" 

 

 "知らねえ……でも、もうこの瞬間から忘れられねえわ"

 

 "クソッ……オレはブラマジガール派なのに……っ!! 何だあの銀髪の美人はぁ!?"

 

 "うっお!? エッッッロ!! 何だあの童貞を全方位から抹殺する服はぁ!?"

 

 

 

 「…………? 何だ、この確実にモテないことを約束された男たちの話題は」

 

 

 偽遊が顔を上げて横目で入り口の方に視線をやる。

 

 すると目に入ったのは……。

 

 

 

 

 「ご機嫌よう、紳士(マスター)。資料の直しとコピーをお持ちしましてよ。

 

 さあ、萎えた気骨(きこつ)を直しなさい。さもないと、ワタクシ自らがジープのハンドルを握りましてよ?」

 

 

 

 資料の束を持ち、シゴデキ風に眼鏡を掛けた麗しの令嬢。白銀の姫(ラビュリンス)の姿だった。

 

 

 「迷宮城の白銀姫(レディ)……当然のように実体化していることが些事と思わせるその紙の束はなんだい?」

 

 「今回の講義の資料よ?

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()。ワタクシに抜かりは無くってよ」

 

 「………………それはどうも。迷宮城の白銀姫(レディ)

 

 未来から発した声を過去で受け取り時を貫いてくれるとは、全くデュエリスト冥利に尽きるね」

 

 「凡百の精霊達と一緒くたにされるのは心外でしてよ?

 

 このワタクシに此処まで尽くされているのは、御仏などではなく"ワタクシからの冥利"ですわ。

 それを忘れるようなことがあれば……」

 

 

 自信と尊厳に満ちた顔が偽遊の耳元に近付き。

 

 

 「二度と忘れられないように、致しますわよ?」

 

 

 可憐な言葉で脅迫した。

 

 

 「…………それは怖い。覚えておこう

 

 さてと、その()()()()()()()()は使えるものなのかい?」

 

 「オホホ。何年共に過していると思っていまして? 貴方がデッキを構築する度に研究の過程を書き記した手記の全てを、手慰みに読み込んでいます。

 

 既に研究され明文化されているモノを筋道立てて纏めるだけなら、小学生だって宿題でやることですわよ」

 

 「………………ふむ」

 

 資料を読んでみれば、それは確かに彼が生前から現在に至るまでに書き記してきた内容と似ている。

 文字が女の子チックなのは、誰かしらの手書きだからだろう。

 

 「講義の進行自体は貴方のセンスで行いなさいな。

 

 得意でしょう? デュエリストを手玉に取るのは」

 

 フフフと笑いながら人差し指を口元に添えて、上目遣いで挑発する迷宮城の白銀姫(レディ)に、偽遊も思わず獣の眼光を発する。

 

 

 「言ってくれる。だが悪くねえな。

 罠の城の城主に手腕を買われるってのはよ。

 

 ちょうど良い。空いてる席で見てろよ迷宮城の白銀姫(レディ)。物言わねえ手記よりはマシに慰めてやるさ」

 

 「良いでしょう。エスコートして下さいな、紳士(マスター)

 どうぞ退屈な観劇となりませんように、奮って慰めて下さいまし」

 

 

 

 

 

 

 

 

 それでは、虚路居偽遊のたのしーでゅえるじゅぎょー。はじまります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 






 迷宮城の白銀姫の着る『童貞を全方位から殺す服』のカタチはご想像にお任せします。



さーて、たのしーでゅえるじゅぎょーは何について書こうかなー? 

『シンクロ召喚はレベルの足し算をして召喚する召喚法です。おわり』

とかやったらみんな怒るかなー? あはははー


こんなことばっかやっててそろそろマジで200話行くんだよな……これでいいんだろうか? この作品……


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