遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜 作:SOD
是非見てください。くっそ嫌そうな顔してる偽遊くんを(笑)
何 故 だ
「……………………」
13:30.三沢と軽い雑談をして食堂に帰ってくると、何故かそこには、午前中には居なかった十代の姿。そして翔が突進してくる勢いで目の前にやってきて
「ぎ、ぎぎぎ偽遊くん!! お、おおおお兄さんが、偽遊くんとデュエルがしたいって言ってきて……!!」
と、ほざいた。
「ええー……」
心底ウザいという感情を隠しもせずに目線を上げると、デュエルアカデミアの帝王、カイザーこと丸藤亮。そして隣には、天上院明日香。夫婦かな?
(さてはさっきの録画観せたなあの乳袋……リテラシーの欠片もねえ。教えはどうなってるんだ教えは)
脳内でボロクソ文句を言って(言えない)いると、カイザーが前に出てきた。
「突然押しかけてすまない。俺は、オベリスクブルーの3年、丸藤亮だ。弟が世話になっている」
「あ、どうもこんにちは虚路居です。弟さんのお世話に時間が足りないのでデュエルなら後日お願いしますさようなら」
陰キャとは思えないほど饒舌に、かつ噛まずに言えたことに無闇に感動しつつ、俺はホワイトボードを部屋の隙間からにゅるっと取り出してセットする。
「お、おい偽遊! デュエルしないのかよ!?」
俺にそう問いかけるのは、当然というか、デュエル馬鹿の遊城十代。そりゃあコイツはそう言うわな。解釈完全一致です。だが。
「当たり前だ。こっちとら出来の悪い、しかも学園も見捨ててるも同然の落ちこぼれの授業で忙しいんだよ」
「ガビーン……ボク、見捨てられてる?」
「言っとくが見捨てられるのはテメエの自業自得だから。テスト前に制限カードの死者蘇生大量に買い込んでハチマキに仕込んでるようなバカを見捨てたら教師失格とか叩かれることになるなんて、真面目に教師やってるタイプの先生が可愛そうだろ」
無論、この学園の教師達である禿狸(物語序盤の戦犯)とクロノス(未覚醒)と、ナポレオン(未登場)と、カレーキチ寮長(空気以下)と、不健康ロン毛(老害)と、糸目ロン毛(ホムンクルス)は裏側除外状態であるものとする。
「な、何でそのことを知ってるんすか!?」
「Need not to know」
「え? 英語?」
「重要なのはお前が弱く、バカで、ノロマで、努力嫌いで、逃げ腰の卑怯者だという現実と、ソレを変えなきゃ明後日には退学という未来。この2つを変えなきゃテメエの人生はカス未満だと言うことだけだ」
「こ、言葉に容赦がねえな……」
「こんな風に甘やかされて生きてたから、お前は今現在ヘタレのクズなんだろうが。
あ、いや……人間は普通、失敗すれば大なり小なり反省して次に活かそうとか考えるもんだが、お前はソレすら無いから甘やかされて無くても一緒か」
「………………」
因みに、痛い目を継続して見続けてないと反省して無いのはカイザーも同じ。ソースはフェニックス敗戦後の二十連敗後に魔導サイエンティストにダイレクトアタックで負けて、そのくせ地下でも更に敗北寸前までウジウジしてた最下位ザー。
この兄弟はとにかく無駄にプライドが高く、多少痛い目を見る程度では何の努力もしない。そりゃあもう……尻に火が付くどころか、爆弾の一つも爆発させてやらねえとまっっっっったく成長しない。
だから俺は、いっそヘル翔になるくらいの勢いで追い込んでいる。別に、楽しいからという理由でジープで追い込んではない。
「とにかく、学園中誰も指導しようとしないコイツをデュエルで勝てるまでに成長させるには時間が足りてないんですよ。
アンタは帝王なんて呼ばれて楽しい青春を送ってるんでしょうけどねえ。アンタの弟はクソなんだよ」
「………………」
「才能はねえ。努力もしねえ。勉強もしねえ。根性もねえ。大事な時は神頼み。そのくせ慢心と虚栄心
そんなどうしようもねえ劣化のび太君を、せめて人より少し劣っている程度で留めておくためには、まずこの学園を
断言するぜ。ここで学園退学になったらコイツの未来はぜってえニートか、犯罪者として塀の中だ!! 」
「そんなこと断言しないでほしいんすけど……」
「断言するわ!! お前はクズだわ、周囲にはお前を成長させるつもりのない人間ばっかり。そんな環境でテメエが人並みの人生送れるわけねえだろ!!
テメエの
テメエはテメエで、自発的に行った行動は何だ!? 逃げただけじゃねえか!! そんな人間が、学校クビになって、テメエで就活なり復学なりして社会復帰出来るってのか!? 今のお前が真っ当に生きていけるなんて、
ああ、何か温まってきた。
「…………っ!!」
「そのツラは何だ!? 負け犬のツラだ!!
その目は何だ!? 逃げ腰のヘタレの目だ!!」
「……っっ!! ぐすっ……!」
ーーッッッッッ!!!!!
「ーーその涙は何だアアアアアアアアアァァァァーーッッ!!!!!」
ホッカホカの頭で理論もへったくれもなく拳が上がる。だがそれは隼人が羽交い締めにしたことで未遂に終わった。
「ぎ、偽遊!! 落ち着くんだな!!」
「そうだぜ偽遊! そんな怒鳴ったって仕方ないじゃんか。翔だって一生懸命にーー」
「一生懸命だと!? ふざけんなァ!! コイツのどこに懸命さがあるってんだ!?」
「う……うう……っ」
「翔!! テメエがほんとに本気だってんなら、今この場で丸藤亮と戦え!!!!」
「「「「え!???」」」」
俺の半分勢いだけの言葉に、カイザー以外の全員が揃って驚愕の声を上げる。
「な、なに言ってるのさ偽遊くん。ボクなんかが、お兄さんに勝てるわけが……」
「言い訳ばっかしてんじゃねえよ!!!! 負けたら死ぬのか!? 退学になるのか!? 違うだろ!! このデュエルはそうじゃねえだろ!!
いいか翔!! この世に生まれ落ちた生きとし生けるもの全ては、死にかけの敗北から成長してるんだ!!
負けることは勝つことだ!! 漫然とした勝利から得られるものなんざ何もねえ!! 虚しいだけだ!!
俺はこの学園来てから、オベリスクブルーの雑魚どもを蹴散らしてきた!! だがその勝利に喜びを感じたことなんかねえ! 勝って当然だったからだ!! そこに成長の余地が無いと知っているからだ!!」
「で、でもボクなんてお兄さんとデュエルしたって……っ!」
「偽遊、言ってることは分かるけど、実力差が開きすぎてる相手と戦って負けても、得られるものなんてそんなにないんだな……」
「はっ!! 実力差だぁ!?
俺から言わせれば、
「ーー!!」
「…………な、なんだって……??」
「か、カイザーが……翔と同じ……??」
「亮が、翔くんと……??」
(彼は一体何を言っているの? まさか、虚路居偽遊の目には、翔くんと亮が同じ穴のムジナに見えているって言うの!?)
そこまで言って、今までクールぶって黙っていたカイザーが口を開いた。
「虚路居偽遊。そこまで言うのだから、オレとデュエルをすることが怖いわけではないのだろう?」
「は? 普通に怖いが?」
「「「「「?????」」」」」
「ライフ4000ルールでパワボンがいつ飛んでくるのか分からない状態が怖くないとか素人の寝言だろ」
ライフ8000ならまず負けない。カイザー・グライダーだの魔界の機械兵だのが入ってるようなデッキに負けるか。
だが4000になるとちょっと不運と踊っちまったらおしめえだ。火力バカとはそう言うものだ。
「なら、やはり、逃げるか?」
「ふん。良いぜ。どうせもうこのままじゃ授業になんざなりはしねえんだ。
デッキとディスクを取ってくるから実技室で待ってろよ。テメエがふんぞり返ってる
「偽遊くん、何を言ってるの……?」
「翔、テメエもせいぜいその素人の頭で見ておけ。
テメエのお美しい
ラーイエロー、偽遊の自室にて
偽遊「ふええええ……めんどくさいよぉー……何が喰い散らかされる光景だよぉ……ダルいよぉ……キマイラでサイバー流の相手とかしたくないよー…………んー、別にキマイラ全抜きしてビーステッドに振り切っても構わんのだろぉー……?」
勢いで言っちゃった偽遊くんは、割と後悔しながらデッキを対カイザー用に調整しているのだった……
キマイラ全抜きにしても
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私は一向に構わんッッ!!!!
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構うわボケ