遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜 作:SOD
新年明けましておめでとうございます。
年明け初投稿です。
作者は今日も夜が明けたら仕事です。泣きそう。
デュエルアカデミア、オベリスクブルー女子寮中庭。そこは男子禁制にして、法を侵さずして肉眼で見るとこすら許されない秘密の花園。絶海の孤島にて禁欲生活同然の青春を送る男子たちが立ち入れば退学は免れぬGX版、秘密の部屋だ。
そんな立ち入り不可能な場所で今、デュエルが行われようとしている。観客席は女子生徒と女教師のみ。実技担当最高責任者すら観覧を許されない。
股間に竿が在る限り、男達はその場所の光景を生涯知ることなく学園を去るのみ。
の、筈だったのだが。ここに何故かサラッとその不文律を破り捨てる存在がいた。
「ここが女子寮の中庭か……ウワサで聞いていたのとは随分違う普通の中庭だ……」
「あーね。童貞の男子高校生は色んな想像するよねー」
破り捨てたのは、今回のデュエルを行う内の一人。火武羅遊乃。
オベリスクブルーに編入して以降、べつに学園のデュエルクイーンの座を特に得るでもなく一生徒として過ごしていながら校長から度々頼まれごとをされる内に多少の校則破り程度ではお咎めされなくなった無敵の転生者少女(仮)だ。
「しかし、言われるがままにここに来たが……何故わざわざ男子生徒であるオレを女子寮に招き入れてデュエルを?」
そして、ある意味その遊乃被害者としてここに連れてこられたのはアカデミアの【
大した説明もなく
「そりゃーもちろん。このデュエルを動画に撮って男子に売り付けるためだよ♡ 内容はシークレットにしとかないと。
あ、でもまずは映像室借り切って映画上映だね。マナちゃんと協力して購買部と連携してポップコーンとドリンク付きの前売り券で販売しよう。5000円くらいでいいかな。
プレミアム物にするために上映回数絞って、購入回数を無制限にして絞りつつ最終的に完全予約生産で円盤にダビングして一枚一万円くらいで売って大儲け〜」
「………………………………まあ、良いか」
「いや良いのかよ。肖像権とかあるんだぞ亮?」
そしてこの場にもう一人。思い返せば遊乃部屋にいた時から当たり前のツラをして女子寮にいる男子生徒。虚路居偽遊だ。
この男に関しては、学園内でレイの尻に敷かれていることと、アカデミアのクィーンにして爆裂おっぱいこと天上院明日香からのアプローチを気にも留めていないと言う周知の事実により、ロリコンが全バレしている。よって、害もないし止める手段も無いしもうべつにいんじゃね? と寮長を含めた住人たちから治外法権扱いされているのだった。おかしい。普通なら絶対に許されない。だが決定権を持つ者や意見出来る者が軒並み受け入れているので、嫌だと思っている女生徒もどうにも出来ないのである。
「ーー偽遊さん、余計なこと言わないで。これは遊乃ちゃんとカイザーくんの問題だよ? 両者合意の元で行われる公正な取引きだよね? 問題なんて何もないと思わない?」
「俺は常々、お前の倫理に問題しかないと思っている。
この『虚路居偽遊と言う人間失格』がドン引きするレベルの社会性の欠如を、お前にもう少し重く見て欲しいまである」
「社会性の欠如に関しては音楽性の違いだけで、偽遊さんもランク帯自体は同じだからね? 自分の命の重さをもっと自覚してほしい。
命なんて安いもんだって言ってるアニメキャラですら、自分の命に一定の価値があるって認識してるのに。偽遊さんは自分の命のこと、部屋の隅に溜まってる生ゴミくらいにしか思ってないよね? 捨てるのが当然まで考えてるよね?
遊乃ちゃんにその辺お説教するなら、レイちゃんや狂徒達も交えてちょっと真剣に話がーー」
「おっと電話が鳴ってる(鳴ってない)。分が悪いから俺は失礼する」
「おい待てェ、失礼するんじゃねえ。
逃げんなー!!
…………ったく、私だって本当は偽遊さんに『愛してくれる人がいる有難み』についてねっちょり語り聞かせてやりたいっつーのっ。
ばぁか」
「…………ったく、いつの間にカウンターなんて覚えやがったんだあのバーン娘は」
「何言ってるの。今のは偽遊が悪いでしょ。
ボクたちが心配してても、偽遊はちっとも聞かずに好き勝手して! ボクも狂徒のみんなも遊乃さんもどれだけ偽遊に言ってるか分かってる!? 大体偽遊はいつもいつも」
分が悪くなって退散した偽遊。だがその先に待っていたのは、違法
「わ、わぁ……(泣)」
この後めちゃくちゃ説教された(笑)。
「ふぅ……」
レイの説教から15分後、ようやく解放された偽遊は既に満身創痍でベンチに体を預けている。最も効率よく腰を破壊する姿勢で。
「おつかれさま、偽遊くん。お説教は身に沁みましたか〜?」
すると、ふにょんと言う擬音と共に偽遊の頭に柔らかな質量が乗せられ、明るく元気に僅かな煽りのフレーバーを含む声が掛けられた。
声と柔らかな質量の主は、ブラック・マジシャン・ガールのマナ。今日も肩出し胸チラなギャル系スタイルだ。
「か・な・り黙っててください……あと、頭の上の駄肉をどけろマジで。重い」
「フフフフフ。わたしがこうして喜ばぬ男の子はいなかった……なんてね〜」
「じゃあ
「いやだよそんなの!? 恥ずかしいもん!! それに襲われたらどうするの!?」
「言ってることとやってることが別だろうが!!
「別じゃないよ。だって偽遊くん、私に女の子として興味無いでしょ?」
「ーーうん(迷い無き即答)」
ガシッ!! むにゅむにゅむにゅ……っ!!
即答した偽遊の首をロックしながら自らの果実を押し当てるマナ。
「分かってるけど……っ、そこで興味あるって言われても困惑しちゃうけど……っ、乙女心のカタキぃぃーー!!!」
「ヘッドロックして乳押し当ててくる乙女心とか聞いたこともねえよ!? 離せー!」
偽遊がマナとイチャイチャ(傍から見るとそうにしか見えない)していると、マナの腋をくすぐる両手が現れた。
「あひっ!? あは! あははははは!!
ちょ、止めーー
マナがくすぐりの犯人を確かめると、それはここまで強い絆を結び旅をしてきた
「…………マナさん、ズルいです。そんな気軽に、その人と楽しそうにして……羨ましい」
「あはははははは!! 待って!? 待って、本当に待ってぇ!
くすぐったい……っっ、腋は弱いのお!! んっ……やぁ!?」
身を庇うように地に伏して亀のポーズを取るマナに、更に追撃を掛ける。
「羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい……………………」
「ひっ……ひぃ……ひぃぃ……っ!!」
「私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのに私が欲しいのにーー私が欲しいのにィ!!!!」
「ひぃ……えぁう……ぶぁ…………!?」
「ーー怖い怖い怖い怖い!?
内倉さんちょいステイ! くすぐりは本来拷問の用途で使われる列記とした殺人方法だから!! なんぼブラマジガールが精霊と言えども生命に関わりそうな顔になってるて!! グロ系の薄い本か!!」
余りの迫力と酸欠で意識が飛びかけたマナを見兼ねた偽遊が思わず
「あ……♡
偽遊さんに……抱かれちゃった…………♡」
「不穏なことを言わんで貰えますかねえ!?」
この後、レイ、遊乃、周囲にいた狂徒達、当然デュエルを観戦に来ていた明日香達全員の目が光を闇に呑み込むようなモノに変質した。偶然その目を見てしまった一部の女生徒たちはSANチェック。一部は失敗して発狂してしまったのだった……。
そ れ か ら ど し た の 。
「………………あの後、謎の失神を起こした女生徒たちを介抱した(俺と亮はNOタッチ)のちに、デュエルフィールドはなんと俺とユベルがデュエルしていた天空決闘場に移動したのだった。と」
偽遊がヘリから降りて独り言を呟く。
「………………漫画版にはあまり明るくなかったから覚えてなかったんだが……この天空決戦場って、本来ヘリに乗ってくる所だったんだな。
予算の無駄遣いってレベルじゃねえぞ……」
「えう……な、何を一人でブツブツゆってるの? 偽遊くん……」
続いてヘリから降りてきたマナが、フラフラになりながら偽遊を杖代わりにカラダを預けて平素の十倍色気を撒き散らす声を出す。
「いや何も。
って言うか、
ここ椅子もなにもねえよ?」
「…………ダメだよぉ。だってわたし、あの時4対1のデュエルで何の役にも立てなかったんだもん。
「……………………デュエルを強くなりたい、か。
遊乃が俺にあのデッキを構築しろって言い出したのもソコか」
「因みに、ソレを言うならボクもそうだからね。マナさん」
ヘリからひょいと飛び降りて、レイが続く。
「レイちゃん……」
「デュエルアカデミアの暫定セカンドトップの遊乃さんも手も足も出なかったようなデュエリストとは言え。ボクも何も出来なかった。
悔しいのは一緒だよ。一緒に頑張ろう!」
「レイちゃん……うんっ。わたし達、頑張ろう!」
(………………レイのやつ、なんか本編の成長レイよりデュエリストの顔してるな。カラダは本当にあと1年以内であそこまで育つのか
「……………………あの、偽遊さん」
クイクイと偽遊のタンクトップの裾を引くいつの間にか降りてきていた
「ん? ああ、どしたん?」
「わたし、最初のターンはペンデュラム狙って手札温存してたら、たまたま相手の除去に巻き込まれなかっただけなんです。
それでリソースが潤沢だったから偶然ハマっただけで。
だからその、それがバレた時にみんなに失望されるのが怖いので、デュエルを教えて欲しいんです。
まだ当分は、この次元に居ると思うので……」
「………………は、ハハッ。
良いねえ、若い子達がやる気に満ち溢れてん姿を見るのは。
オッサン久し振りに自分のトシ自覚した気分だわ〜」
「すみません。わたし実はそんなに若者でもなくて……本当はもう二十歳越えてるんです…………だからアカデミアの制服とか、絶対に着れなくて」
「分かる。俺もあの制服を自分の年齢自覚して着るの無理」
「あ、そうですよね……! やっぱりあのコスプレ服なんて無理ですよね」
「ああ。無理だな。
特に俺なんて顔が前世のトシに引っ張られてるせいか、肉体年齢を無視して老化してるもん……」
ブロロロロロロ……!!
「第2陣か。明日香たちも来たようだな……」
「天空決戦場でデュエルするんなら、アイツらからも観戦料取れば良かったな……ショバ代だと思って何も言わんかったけど、これなら通す義理なんて何もねえじゃん。ちっ……」
「火武羅遊乃。キミは明日香とは仲が悪いのか?」
「は? いやべつに。禄に話もしないけど」
「そうなのか? その割には、やけに表情に嫌悪が見えるんだか……」
「嫌悪ねえ……ま、もしかしたら記憶から消した私を産んだ女に顔とか胸とか似てんのかもね。
心底どうでも良いけど」
「どうでも良い……か」
どうでも良いと語る遊乃は、親の敵を見るような目で降りてくるヘリを睨んでいた。
「さてと。それじゃあ全員が降りてきたら始めようか。
私の新生シンクロバーンと、カイザーくんのサイバーエンド。高火力速攻デッキ同士の激突。
話題性もバッチリだ。これは金になるよ、きっとね」
そう言いながら、自身のデッキを愛おしそうに撫でる遊乃。
「…………いいデュエルになりそうだ。
オベリスクブルー【
「【放火魔】火武羅遊乃。私の
「「ーーデュエル!!!!」」
次回はデュエル回。
もしもモンスターが実体化していたら、きっと天空決戦場は毎ターン崩壊して地上に堕ちてる。
200話記念 キャラクター人気投票 味方サイド
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遊城十代
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万丈目準
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神楽坂
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早乙女レイ
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狂徒12人の誰か
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火武羅遊乃
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内倉愛
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マナ(BMG)
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その他