遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜   作:SOD

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翔の初めてのシンクロ召喚

 

 

 

 丸藤翔 LP4000

 手札5枚

 場 SRメンコート ATK100

 

 メガロイド都市

 

 内倉(マナ) LP4000

 手札2枚

 スターダスト・ドラゴン ATK2500

 スターダスト・ドラゴン/バスター ATK3000

 

 伏せ1

 

 

 

 「(マナ)ちゃんすごーい! そんな強いドラゴンを二体も召喚するなんて、いつの間にそんなに強くなったの!」

 

 「え、えへへ。マナさん、この位なら、もうちょちょいのちょいですよぉ……もっと褒めてくだしゃい///」

 

 

 

 パートナーの見たことのない怒涛の連続召喚に興奮するマナ。そして褒められて照れつつもっと欲しがる(マナ)。驚き褒められ喜び調子に乗る。これが彼女たちの|流儀(にちじょう)。

 そして、その横に立つのは百合の間に近づく前に逃走する男。虚路居偽遊。

 

 (内倉(マナ)。デッキから見る評価は精々がファンデッカー。それを転生者由来かそれに準ずる何かしらの運命力でデッキを回していくスタイル。

 『主人公』……と言えば、彼女のプレイはそれに近い動きをしている。身も蓋もないことを言えば、本人の実力とは別口の力で戦うプレイヤーか)

 

 

 これは最初に言っておくべきことだが、虚路居偽遊は決してファンデッカーを舐めてはいない。

 彼も前世は大会勢。会社の飲み会、ボーリング大会、社員旅行の全てをブッチして日曜日にカードショップで戦場の椅子に座った社会不適合者(デュエリスト)だ。マイナーデッキを手足のように使いこなすプレイヤーに苦汁を飲まされたことも、手のひらで弄ばれた経験も壊れた魂に刻まれている。

 

 「カードパワーなら彼女。だが、実力の勝負なら。俺とのデュエルの回数分テメエが有利な筈だ。

 

 情けねえデュエルしやがったら殺すぞ。丸藤翔(バカ弟子)

 

 

 端で静かにエールを送るケダモノの声を知ってか知らずか。丸藤翔、第二ターンが幕を空ける。

 

 「僕のターン、ドロー!

 

 --!! これは……」

 

 (手札五枚。潤沢な手札が全て事故ってるわけでもあるまいに、引いたカードにあの反応。

 

 よっぽどクリティカルをツモったか? フン)

 

 翔は引いたカードを手札に加えると、手札から別のカードを()()()()()()

 

 「僕は手札から『ドラゴンロイド』のカードを墓地へ送り、デッキから風属性以外のロイドモンスターを手札に加える」

 

 発動宣言と共に一息分の間を開ける翔。(マナ)の場のスターダスト・ドラゴン/バスターの万能効果は、自身をリリースしなければ使えないが故に考えなしで撃てるようなものでは到底ない。

 しかし一方で、翔は(マナ)のデュエリストとしての実力を知らない。両者が両者の実力を把握していない。ならばこそ、いつ飛んでくるかも分からない無効効果に警戒しておかなければ。最適化されたプレイングと読みを外されて、文字通り『台無し』にさせられかねない。

 

 「あ、無効はないです……どうぞ」

 

 (マナ)相棒(マナ)が見ている手前、普段のおどおどした護って上げたくなるような庇護欲を誘う振る舞いで先を促す。

 

 (丸藤翔は、GXでも凄く弱いデュエリストだった。私の方が強い筈。

 だったら勝つのは当然として、偽遊さんに少しでも好印象を持たれるようにプレイしなきゃ……あの人を手に入れられない。

 

 虚路居偽遊……あんなに、欲しいと思ったのは初めて。欲しい。あの人が、欲しい……)

 

 

 「ドラゴンロイドの効果でデッキから『エクスプレスロイド』を手札に加えます。

 そして、エクスプレスロイドを召喚し、効果発動。墓地から『アイン・ロイド』と『ドラゴンロイド』を手札に加えます」

 

 「…………」

 (相手の手札は7枚。確か、ビークロイドには攻撃力3600の『スーパービークロイド-ステルス・ユニオン』がある。

 融合……ううん。念のため『ビークロイド・コネクションゾーン』が来たら無効化しよう。

 融合でステルス・ユニオンが召喚されたら、次のターンで倒す。破壊無効だけ嫌)

 

 

 「えーっと、たしか翔くんのデッキは偽遊くんと同じで、『融合』を中心にして戦うデッキ……だった、よねえー……偽遊くん?」

 

 デュエル中、購買部で戦った記憶を元に翔の戦略を予想しようとするが、ちゃんと思い出せないマナ。宿題のヒントが欲しくてお伺いを立てるダメな姉のような仕草だ。

 一方、偽遊も難しい顔で返事に困る。

 別に『自分と同じ融合使い』と言われたことが引っ掛かってるわけではない。

 

 「アイツが、融合使いかどうか……?? 難しいこと聞いてくれるな。

 対戦相手の場のモンスター次第では、サブマリンロイドと防御カードでチクチクするのもメイン戦術なアイツが『融合使い』…………うん。現状は『違う』と答えるのがベターだな。

 

 つーか、シンクロ召喚使いてえって言いだしたのが、このデュエル始めた理由だし。何より最近アイツのデュエル碌に見てねえから、デッキの採用カードすら俺の中でアップデートしてな--」

 

 

 「手札から魔法カード『大融合』を発動!!」

 

 「え……??」

 

 

 偽遊の声を遮るカタチで翔が使用カードを宣言する。

 

 「大融合? 聞いたことないカードだなあ?

 ねえ偽遊君。『()融合』ってユベルが使ってた『()融合』とは違うの?

 

 名前だけ聞くと、どっちも似たような印象なんだけどな」

 

 「…………まあ、アレだ。良い例えが浮かばないんだが。

 例えばお前のコスプレ服を--」

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 「コスプレじゃないっ!!

 

 「…………」

 

 「ふーっ、ふーっ……!(威嚇する泣き顔)」

 

 「--お前の()()()を、お前自身が着てる時と、トメさんが着た時の需要の差ぐらい違うな。

 本質は服だが、意味合いが全く別ってことだ」

 

 「ぐすっ……」

 

 「分かったもう言わんから泣くな。

 

 『大融合』は融合素材三体以上専用の融合魔法。

 融合したモンスターに効果破壊耐性と貫通能力を付与する。

 

 『超融合』は手札一枚を発動コストにしなきゃならんし、手札のモンスターを融合素材に出来ない。

 代わりに相手の表側表示モンスターを融合素材に出来て、チェーンも不可能。

 

 大融合は出してからが本番。超融合は出すまでが本番。

 

 分かったか?」

 

 「…………うん。

 

 分かんなかったから、後でもう一回説明して……?」

 

 「はあああああぁぁぁぁ…………」

 「溜息が深すぎるよおおーー!!」

 

 

 相棒(マナ)が分からなかった説明をしっかり聞いていた(マナ)が、ここで動く。

 

 「『大融合』は、効果で破壊されない効果を与えるカード……そんな耐性を持ってステルス・ユニオンが召喚されたら、処理が難しくなる。無効にするしかない。私にはまだスターダスト・ドラゴンも居る。なら、これが正しい選択……。

 

 --『大融合』にチェーンして『スターダスト・ドラゴン/バスター』の効果を発動します。

 このカードをリリースして、大融合の効果を無効にして破壊します」

 

 「…………コンビを組んでるらしい二人の読解力の格差に、悲しいものを感じるなあ」

 「そんなことを言われる私が、一番『悲しい』を感じているんだよ偽遊君……」

 

 

 「…………」

 

 (大融合の発動を止めて来た……か。

 

 なら、このカードを使ってみるっスかね?

 

 ……けどなぁ、このカードリスク重すぎやしないっすか、偽遊君?)

 

  翔の手札には特別異彩を放つカードが一枚。

 デュエル前に偽遊が渡したカードのひとつだ。

 

 

 (あの『デュエルが強いことだけが取り柄』のクソ下種ハーレム野郎の師匠が渡して来たカード、マジでエグいことしか書いてない。『効果』も『リスク』も重い。明日香さんの偽遊君に向ける感情くらい重い。

 

 …………すーっ、そう考えると使うのに抵抗が生まれるっスねえ。いっそ妥協して次のターンに賭けるとか? その方がまだ安全に…………)

 

 『相性だのなんだのウダウダ言ってても、けっきょく『使ってみたい』だろ?』

 

 安全重視の択に行きかけた翔の脳裏に、師匠のデュエルが楽しそうな声が蘇った。

 

 「………………ほんと、恐ろしい男っスよね。あんだけ血の通わない発言ばっかりしてんのに、カリスマ性って言うんすかねえああ言うの。或いは洗脳? 詐欺師?

 

 みんなして、あの男の何かに惹かれて、狂って憧れ。そして、進化した。お兄さんさえも……」

 

 共に目標に向かって走る仲間たちの顔が浮かぶ。憧れた兄の顔が浮かぶ。

 

 そして、嘗て十代と共に自身の進退を賭けて戦ったあの日。最も強く投げかけられた、あの言葉が浮かんだ。 

 

 その瞬間腹は決まる。日和った翔の心にワクワクの火が灯った。

 

 「--『使ってみたい』ことだし……久しぶりに、()()()()()()()()()()っスかねえ!」

 

 (それで良いバカ弟子。逝ってヨシ)

 

 「ライフ2000ポイントを払って、エクスプレスロイドを対象に。

 手札から魔法カード『超逸(ちょういつ)融合(ゆうごう)』を発動するっす!!」

 

 

 

 丸藤翔 LP2000

 

 

 「()()融合……?」

 

 

 「このカードはライフ2000ポイントを支払い、全体の場から効果モンスターを対象に取って発動するっす。

 

 対象のモンスターと違うレベルで同じ種族・属性のモンスターを一体EXデッキから特殊召喚する。

 

 僕はEXデッキから『スチームジャイロイド』を特殊召喚!」

 

 

 スチームジャイロイド ATK2200

 

 

 「おおー! 凄いねあのカード! 融合モンスターを融合無しで特殊召喚出来るんだ!

 

 …………あれ? 融合しないのにあのカードは『融合』カードなの??」

 

 「見てな……まだ続く」

 

 「なにが?」

 

 

  「超逸融合の更なる効果。

 特殊召喚したモンスターと対象のモンスターを融合素材として、融合召喚を行うっス!

 

 今こそ、僕の進化の行き先を問う時! 融合召喚。レベル10、『スーパービークロイド-モビルベース』!!」

 

 

 スーパービークロイド-モビルベース DEF5000

 

 

 「しゅ、守備力が……」

 

 「ご、ごごご、5000!?」

 

 

 「あのカードは、ロイド融合モンスターとロイドモンスターを融合素材に要求してくる大型融合モンスター。

 【ビークロイド】としては重すぎる召喚条件を踏み倒して、ライフ2000のタダ同然で召喚出来る『超逸融合』との相性はかなり良い。しかも正規召喚扱いと言う嬉しいオマケ付きだ」

 

 (それに、シンクロするにしろ他の召喚法をするにしろ。あのカードの効果は翔にとってかなり具合が良いはずだ) 

 

 「(マナ)さんの『スターダスト・ドラゴン』を対象に、スーパービークロイド-モビルベースの効果発動。

 

 対象モンスターの攻撃力以下の攻撃力を持つ『ロイド』モンスターを、デッキまたはEXデッキから特殊召喚出来る!」

 

 

 

 「つまり、攻撃力2500以下の攻撃力のロイドモンスターなら、さっきみたいにEXデッキから特殊召喚出来るんだね」

 

 「ああ。けど、今回はデッキからで良いだろうな」

 

 「?? 何で? EXデッキのモンスターの方が強いと思うけど」

 

 「モンスターの特殊召喚は、一回で終着駅に着くもんじゃねえんだよ」

 

 「????」

 

 

 「僕はデッキから、チューナーモンスター『SR(スピードロイド)電々大公』を特殊召喚!」

 

 SR電々大公 DEF1000

 

 「アレは、スピードロイドのカード!」

 

 「そう。SRことスピードロイドは、全て『ロイドモンスター』でもある。だからモビルベースの効果で喚び出せる。

 元々の攻撃力が低いSRチューナーなら、相手の場にモンスターが暇してるだけで大抵が特殊召喚圏内。このやり方なら、相手の攻撃力の依存度を下げて自分のプレイングを通しやすい。

 

 何より()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 「あ……!」

 

 

 「これで、僕の場には☆4のメンコートと★3の電々大公が揃った!

 

 メンコートに電々大公をチューニング! これが僕の、初めてのシンクロ召喚っス!!

 

 

 --シンクロ召喚!! 出でよ『パワー・ツール・ドラゴン』!!!!」

 

 

 

 パワー・ツール・ドラゴン ATK2300

 

 

 

 「アレは、ゴッズの龍亜のエースモンスター…………」

 

 これまで翔のデュエルに必要な返事しかしなかった(マナ)が、初めて翔の盤面に反応を見せた。

 

  

 「パワー・ツール・ドラゴンの効果発動!

 

 デッキから三枚の装備魔法を選び、相手に見せる。

 相手はその中からランダムに一枚選んで、それを僕が手札に加える。

 

 僕が選ぶのは『重力砲』『団結の力』『月鏡の盾』ッスね」

 

 翔がサラッとシャッフルして「さあ、選んでくださいっス」と差し出す。

 

 

 「まんなか」

 

 

 迷うそぶりも無く即答した。

 それは何もおかしくない。裏側から無作為に選ぶのがルールなのだから、寧ろプレイヤーとしては『お手本』と言っても差し支えない行動だ。

 

 翔もまた、選ばれた真ん中のカードだけを手札に加え、残りをデッキに戻す。

 

 無駄のない、ルールとマナーに沿った行動。だと言うのに…………。

 

 「…………なあ、何か彼女怒ってねえ??」

 「え? (マナ)ちゃんが?

 いつもの通りだと思うけど……?」

 「………………ふぅん」

 

 何故か偽遊が思わせぶりなことを言い出した。スポットライトの当たらない脇役に退屈したのだろうか?

 

 「装備魔法『月鏡の盾』を発動。パワー・ツール・ドラゴンに装備する。

 

 さあ行くっすよ! バトル。パワー・ツール・ドラゴンでスターダスト・ドラゴンに攻撃っス!!」

  

 

 パワー・ツール・ドラゴン ATK2300 VS スターダスト・ドラゴン ATK2500

 

 

 「このバトルのダメージ計算時、月鏡の盾の効果発動!

 装備モンスターの攻守を相手モンスターの攻守で数字が高い方+100にする。

 

 スターダスト・ドラゴンの攻撃力は2500。よって、パワー・ツール・ドラゴンの攻撃力は2600だ!」

 

 

 パワー・ツール・ドラゴン ATK2600 VS スターダスト・ドラゴン ATK2500

 

 

 「…………っっ!!」

 

 

 内倉(マナ) LP3900

 

 

 「(マナ)ちゃん、大丈夫!?」

 

 「--平気……っ!

 

 …………です。私の墓地にはスターダスト・ドラゴン/バスターが居ます。このターンのエンドフェイズに復活させて、次の私のターンで攻め込みます」

 

 「そ、そう?

 なんか……いつになく好戦的……? だね、(マナ)ちゃん」

 

 

 「悪いけどそうはさせないよ。

 

 僕たちはいつも偽遊くんを倒す為に研究してる。

 特にあの性格の悪い陰気な外道師匠は、墓地から発動出来る効果を大量に仕込んで来るからね。対策はかなりしてあるんだよ」

 

 

 「ものすっごい悪口言われてるよ偽遊君!?」

 

 「ハッハッハ~!! 褒めても何も出ないぜ、翔くぅん~☆」

 

 「今日イチ上機嫌!? あれが誉め言葉扱いなのは人としておかしいんだよ偽遊君!」

 

 「だって、崇拝だの敬愛だのの方が居心地悪いんだもん俺」

 (濁った川の水に好んで住む魚がいるってね)

 

 

 

 「スターダスト・ドラゴン/バスターの活躍はここまでにさせてもらうよ!

 

 手札から魔法カード『魂の解放』を発動! 『スターダスト・ドラゴン』と『スターダスト・ドラゴン/バスター』。ついでに『ニトロ・シンクロン』と『マジシャンズ・ソウルズ』と…………ちょっと心苦しいけど『ブラック・マジシャン・ガール』も除外!!」

 

 目尻に少し血涙がにじんでいるような気がする翔くん。

 

 「あ…………」

 

 墓地から指名されたカードが除外される。それを見つめる(マナ)の様子が、さっきまでと少し変わっていく。

 

 「ふう。【対虚路居偽遊専用、爆アド最強兵器】が今日もいい仕事をしてくれたっす。

 

 『魂の解放』は一枚で5アド取ってくるぶっ壊れパワーカード! これデュエルアカデミアの常識で、必須枠!! あっはっはっはっはー!」

 

 「--だから。何で。お前らWA! サーチ手段無いピン刺しカードWO! 毎回毎回毎回MYCARD!! 素引きで拾って来るんだYO!!??(ガンガンガンガン!!)」←デッキのピン刺しのカードをサーチ手段もなく素引きしてくる原作キャラ達への熱い思いを込めたヘドバンON硬い床。

 

 「わああああーー!? 頭! 頭割れるってば偽遊くん!! だめえええー!

 

 あたっ!? いたっ!? いたい! 偽遊くん本気過ぎ!!」 

 

 意味の分からないラップ帳で自傷する偽遊の頭を慮って自分の両手を差し出してくれる天使ブラック・マジシャン・ガールのマナ。惜しむらくは、偽遊の頭は既にもう手遅れだと言うことくらいだろう。

 

 

 「さあて。どうにか強力なシンクロモンスターを突破出来た所で、カードを伏せてターンエンドっす」

 

 

 

 丸藤翔 LP2000

 手3枚(ドラゴンロイド アインロイド)

 場 スーパービークロイド-モビルベース DEF5000

 パワー・ツール・ドラゴン ATK2300(月鏡の盾装備)

 伏せ×1 

 

 メガロイド都市

 

 内倉(マナ) LP3900

 手札2枚

 

 伏せ1

 

 

 人生初のシンクロ召喚と、パワー・ツール・ドラゴンの活躍に喜ぶ翔。そして奇行に走る偽遊と、止めるマナ。

 

 

 その誰もが気付いていなかった。

 

 

 「………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」

 

 

 

 

 内倉(マナ)の表情が、浮浪叉(ふろうしゃ)夜遊(よあそび)に迫られた時のような冷たさを持っていたことに。

 

 

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