遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜   作:SOD

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キャラクター紹介



虚路居偽遊
運命力に分からされる。

丸藤翔
偽遊よりはよっぽど右手が強い。

内倉(マナ)
運命力が右手

マナ
可愛くておっぱいの大きいヤムチャ視点

ウサギ
0.8ライザ






愛「…………私の勝ち」   偽「あ、はい(察し)

 「ボス~芋ジャージさんのモンスターと装備カード、見たことも聞いたことも無いものばっかりなんですがぁ。今戦況はどうなってるんですぅ?」

 

 偽遊が立っていることを放棄し、ウサギの短足太ももひざまくらの谷間に顔をうずめて不貞腐れていた所、ウサギから盤面の解説依頼が入った。

 

 ここから先、どう考えても(偽遊にとって)辛い運命力のチカラ暴れ無双が舞台袖で待機していると悟った偽遊に顔を上げる力は無く。太ももでモゴモゴと説明口調で解説を始める。

 

 

 「…………『シャイニングドロー』と『リ・コントラクト・ユニバース』によってホープレイ・ヴィクトリーを強化。翔のモンスターを全て破壊することに成功した内倉(マナ)だったが、その代償として手札を全て使い切ってしまった。

 

 一方、翔は手札は二枚。場は効果無効となり文字通り紙切れとなったメガロイド都市。そして伏せカードが一枚。

 

 結論。現状は内倉(マナ)優性」

 

 「ホープレイ・ヴィクトリーの攻撃力が高くて、攻撃したら相手が魔法・罠を発動出来なくて防御し辛いから。ですかぁ?」

 

 「あと、阿修羅副腕は全体攻撃効果も付与している。風神雲龍剣は効果の対象に出来なくする上にホープが戦闘で破壊される場合に身代わりにして代わりに破壊される。

 その上このターンでホープか彼女を仕留められなかった場合。多分もう一度シャイニングドローが飛んできて、往年の『最強形態ホープ』が完成するだろう。

 そうなったら、対策が無いと俺も突破するの厳しい…………」

 

 「そんなバケモノが平然とイカサマ使ってくるの酷すぎませんかぁ。

 …………あとボス。なんか太ももが湿っぽい気がするんですけど、埋めたまま話しててヨダレ垂らしてないですよねぇ??」

 

 

 「おおっ! 偽遊くんが有利だって言ってるよーやったね(マナ)ちゃん、勝ち星が増えるよ!」

 

 「…………あの、マナさん。そう言うセリフは(負けフラグが立つので)控えてください」

 

 「ごめんなさい……(涙目)」

 

  

 

 

 丸藤翔 LP1700

 手札2(ドラゴンロイド アイン・ロイド) 

 場

 

 メガロイド都市(効果無効)

 伏せ1

 

 

 

 

 内倉(マナ) LP3900 

 手札0

 場

 CNO.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー ATK5100(ZW-阿修羅副腕+ZW-風神雲龍剣)

 

 ウィルスメール(効果無効)

 伏せ1

 

 

 

 

 (そのホープを倒すとしたら今しかねえ。手札の二枚にその手段が無い以上は、伏せとドローに全てを賭ける。

 頼むぞバカ弟子。『まだ潰してないチャンス』をどうにか手繰り寄せろォ)

 

 「丸藤翔の戦いはこれからだ……」

 「何で敢えて死亡フラグ立ててるんですかぁ? あとうつ伏せのまま話してるの苦しいんですよねぇ? 息が粗くなってますよ、起きましょう。それか仰向けにしましょうよぉ」

 「現実が見えるからヤダ」

 

 

 (カードを書き換えて来るなんて、流石はあの『自己評価の下限』と『理想の上限』がイカれた男が紹介して来たデュエリスト。遊乃さんと言い、彼女と言い。あの男の眼鏡に叶うデュエリストは、控えめに言って『どうかしてる』人ばっかりっス。

 

 けど、今ならまだ間に合う。ウサギの可愛い子の太ももにうずくまってる偽遊君(許せねえ)が僅かに希望を残した項垂れ方をしている。

 ならきっと僕には『まだ潰してないチャンス』が少し残ってるはず……!)

 

 丸藤翔は、虚路居偽遊をクソ下種ダメカス師匠と呼んで憚らない。しかし、デュエルに関する判断と教えには全幅の信頼を置く。

 その師匠がまだ切れていない勝利の糸を見つけている以上、ソレを越えて倒すことを誓っている自分が諦めるわけにはいかないのだ。

 

 「僕のターン、ドロー!

 

 よ、良し。来たぞ。偽遊君が以前言っていた通りだ。ドロー力だけは、僕でさえ明確に偽遊君を越えているんだ。

 

 僕は、手札から魔法カード『死者蘇生』を発動。

 墓地の『キューキューロイド』を守備表示で特殊召喚!」

 

 キューキューロイド DEF1200

 

「お。いい具合に引き込みやがったな」

 

 「--っっ!! ま、また偽遊さんの目線が、あの子に」 

 

 「更に、手札から『ドラゴンロイド』を捨てて効果発動。

 

 デッキから『エクスプレスロイド』を手札に加えて、召喚!」

 

 エクスプレスロイド ATK400

 

 「エクスプレスロイド……っ、そう。まだまだ偽遊さんの気を引くつもりなんだ。

 

 …………許せない」

 

 キューキューロイドとエクスプレスロイドを憎々し気に睨む(マナ)。瞳がドンドン光を喪っている。

 

 「エクスプレスロイドの効果発動!

 墓地の『ロイド』と名の付くモンスターを二体対象にして、手札に加える。

 

 僕は墓地の『ドラゴンロイド』と『SR(スピードロイド)電々大公』を手札に加える!」

 

 

 「おおー! エクスプレスロイドの効果って『SR(スピードロイド)』のモンスターも手札に加えられるんだね!」

 

 「流石はボスですねぇ~朝に突然起こされて、ノータイムで無調整にデッキを強化出来るカードを選んで渡すなんて。人間として『そこは踏みとどまっておけよ』って領域を踏み越えてるですぅ。

 

 バケモノでーす♪」

 

 「いや、俺自身は全然無才の凡夫だぞ? アレはただの集合知だ。()()()()()もな」

 

 翔のロイドのコンボはまだ続く。

 

 「この瞬間。キューキューロイドの効果発動!

 キューキューロイドは、墓地から手札に『ロイド』モンスターが加わった時。それらを全て特殊召喚出来る!

 

 来い『ドラゴンロイド』。そしてチューナーモンスター『SR電々大公』!!」

 

 ドラゴンロイド ATK2900 ☆8

 SR電々大公 DEF1000 ★3

 

 キューキューロイド DEF1200 ☆3

 エクスプレスロイド ATK400 ☆4

 

 「これで翔君の場のモンスターのレベルは合計18。ってことはレベル18のシンクロモンスターが出てくるんだね!

 

 なぁ~んて☆」

 

 ちょっとお茶目で言ってみたマナを、偽遊が本気で言ってるんじゃないだろうかと疑わしい目を向けた。

 

 「…………」

 「冗談だよ? ほんとうだよ、偽遊君??」

 「…………さあ行け翔ー逆転だー」

 「本当なんだよ! 本当だってばー!! 偽遊君っ、ねえ!!」

 

 

 「ちっ、あの野郎……いつまでも横目でブラック・マジシャン・ガール……マナさんとイチャつきやがって…………!!!!(怒怒怒)」

 

 「…………偽遊さんに見られて、声援受けてる。応援されてる……愛されてるんだ……。

 イヤだ、やだ。こっちを見て、私を愛して……ッッ(妬妬妬)」

 

 

 「「--絶対に勝ってあの幸福を奪い取って見せる!!」」

 

 

 狂いそうなほど羨ましいと言う嫉妬心に駆られる陰の者二人。純度100%の不純で必勝を同時に宣言する。

 

 

 「僕はバトルフェイズに入るっス! そして間髪入れずにメインフェイズ2へ!!」

 

 「うわぁ!? トチ狂い過ぎてプレイングすら壊れたですぅ!

 攻撃もしないのに何で一旦バトルフェイズに入ったんですかあの人!?」

 

 「世の中には、変わってないように見せかけて本質が変わっているなんて例もあるってこったな」

 

 「……ふぇぁ??」

 

 何言ってんだコイツ。そんな顔のウサギだが、納得する理由は今すぐにでも現れる。

 

 「僕は、レベル4『エクスプレスロイド』に、チューナーモンスター『SR電々大公』をチューニング!

 

 殺したいほど羨ましい嫉妬心よ、リア獣を焼き払い僕を二人目のアダムとせよ!!

 

 

 シンクロ召喚! レベル7『ヘル・ダイブ・ボンバー』!!!!」

 

 ヘル・ダイブ・ボンバー ATK2600

 

 「良し、ついに出たな。二回目のシンクロ召喚だ。

 

 けどあの召喚口上については後で話をしとこう」

 

 「--『ヘル・ダイブ・ボンバー』の効果発動!

 フィールドの表側表示モンスターを全て破壊して、破壊したモンスターのレベルの合計×200ポイントのダメージを相手に与える!!」

 

 「全てのモンスターを破壊!?」

 

 ヘル・ダイブ・ボンバーの効果処理時。周囲を巻き込む大爆発を引き起こし、命ある者すべて巻き添えにしてみせる。

 無論、全て破壊なので。死なば諸共。味方はもちろん、戦場の中心に君臨したヘル・ダイブ・ボンバーもまた己の『(ヘル)』に倣って爆発四散する。

 

 「これでフィールドの全てのモンスターは破壊!  

 

 そして、破壊したモンスターのレベル18×200で(マナ)さん。キミに3600ポイントのダメージだ!!」

 

 「私のライフが一気に……!」

 

 

 内倉(マナ) LP300

 

 

 「やっぱり、エクシーズモンスターの『ランク』はレベルとして計算されることはなかったっスね。そうなってくれれば勝てたんすけど、やっぱ僕には遊乃さんほどバーンを使いこなすのは難しそうっス」

 

 

 

 「僕は、ヘル・ダイブ・ボンバーのもう一つの効果発動! 自分の墓地のレベル5以下の機械族モンスターを守備表示で特殊召喚する。

 

 僕は『エクスプレスロイド』を特殊召喚。

 そして、エクスプレスロイドの効果で墓地から『ドラゴンロイド』と『キューキューロイド』を手札に加える」

 

 エクスプレスロイド DEF1600

 

 「スターダスト・ドラゴンだけじゃなく、ホープまで破壊された……っ!」

 

 「悪いっすけど、僕たちの目指してる先にはコレより悍ましいバケモノがいるんで。

 簡単には負けられないんすよ。

 

 僕はこれでターンエンド」

 

 

 

 「えっげつない効果ですねぇ。あのヘル・ダイブ・ボンバーってシンクロモンスター。あんなの使うのは人の心が無いに決まってますぅ。ウサギにも一枚下さい。

 

 あの子みたいにメインフェイズ2で使うようなヘマをせずに、しっかりバトルフェイズで仕留めてみせますよぉ? ついでにみんなにもマウント取れますねぇ~」

 

 「表側限定とは言えブラックホールと、レベルの合計×200のダメージを与えますなんて効果がメインフェイズ1に使えるとあらゆる方法で悪事(ワンキル)を行うヤツが現れる。故に、ヘル・ダイブ・ボンバーの①効果はメインフェイズ2でしか使えない誓約が架されてんだよ」

 

 「あーアレって、トチ狂ってたわけじゃなかったんですねぇ~」

 

 「ああ。最善とは言わずともベターだと思うぞ。相手の手札が0で、戦場の中核を倒しライフを虫の息まで削る。このムーブが弱いわけが無い。

 

 …………相手が普通の競技勢とかなら

 

 

 

 「私のターン。ドロー」

 

 「頑張れー(マナ)ちゃーん! ファイト―!」

 

 「…………」

 (アレ? シャイニングドローじゃないのか。

 回数や創造出来るカードに制限があるとか?

 

 どちらにせよ、シャイニングするまでもなく彼女は常時デステニードローみてえなモンだ。穏便にターンが終わることは無いだろう)

 

 「魔法カード『貪欲な壺』を発動。

 墓地の『エルフの剣士』『翻弄するエルフの剣士』『エルフの聖剣士』『ZW-阿修羅副腕』『ZW-風神雲龍剣』をデッキに戻して、二枚ドロー!」

 

 「当たり前のように壺を引きましたねぇ……」

 「脳が破壊されそう」

 

 引いた二枚のドロ―カード。一瞬だけ確認すると、二枚ともディスクに装填した。

 

 「そして、手札から『エルフの聖剣士』を召喚! 効果で手札から『エルフの剣士』を特殊召喚!!」

  

 「奇跡みたいな引きを眉一つ動かさずに使ってますねぇ」

 「来るぞ遊馬、お使いのデュエルディスクは正常(なん)です(か?)」

 

 「リバースカードオープン。『Hーヒートハート』。

 

 エルフの聖剣士の攻撃力を500ポイントアップ。さらに、攻撃力が守備力を越えていたら貫通ダメージを与える。

 

 バトルフェイズ! エルフの聖剣士でエクスプレスロイドに攻撃!」

 

  

 エルフの聖剣士 ATK2600 vs エクスプレスロイド DEF1600

 

 

 「ぐっ……!!」 

 

 

 丸藤翔 LP700

 

 

 「あ…………」

 

 

 偽遊が思わず声を漏らした。

 

 

 「エルフの聖剣士が相手にダメージを与えたことで、場のエルフの剣士モンスターの数だけドローできる。

 二枚ドロー!!

 

 

 これで、終わり! エルフの剣士で、プレイヤーにダイレクトアタック!」

 

 「いいや、まだだ! ダメージ計算時、リバースカードオープン。『ガード・ブロック』!

 

 無効にして、カードを一枚ドロー!

 

 

 …………これは!」

 

 

 翔が引いたカードを見て目を見開く。引き込んできたのは『パワーボンド』のカード。

 

 実兄、丸藤亮から『使いこなせるデュエリストになれ』と贈られたカード。

 

 

 (僕は、どうするべきなんだろう? ううん、どう()()()んだろう?)

 

 

 これまでの人生、丸藤翔は三人の男の背中に何かを見て来た。

 

 兄、丸藤亮の背中を追いかけて。デュエルアカデミアに入学した。

 アニキ分として慕う、遊城十代の背中を見て天才と凡夫の違いを知った。

 

 そして師匠、虚路居偽遊には。天才と戦って行くための牙を教わり、爪を食い込ませてでも前に進む覚悟を固めることを継承した。

 

 

 (このデュエルは、僕のデュエリストとしての新たな可能性を探すデュエル。

 纏まりの無いデッキの方向性を見定めて、一旦の育てていくスキルツリーを絞る為のデュエルだ)

 

 

 相手の攻撃による即死を防ぐために防御を固めた。

 

 攻撃に行くために装備ビートを使い、凡夫の戦い方としてパワー・ツール・ドラゴンを使った。

 

 豪快な一撃を叩き込む大胆な破壊とバーンの力を使った。

 

 

 デッキの中にそれらの戦術を全て詰め込むこと。それ自体が悪い訳では無い。

 問題なのは、その過程に一連の繋がりが無いこと。

 

 虚路居偽遊なら【キマイラ】のカテゴリーから【レッド・デーモンズ・ドラゴン】【ラビュリンス】【罪宝】とセフィロトの樹のように好きな枝を必要なタイミングで伸ばすことが出来る。

 時にメビウスの輪の如く。変幻自在に連鎖させて一つの一本道とすることが出来る。

 

 今……丸藤翔にソレだけの力は無い。無いが故に学ぶのだ。全てを自分の力として吸収したいならばこそ。一つずつ。一つずつ。長い長い階段を登っていき、彼の高みを目指すのだ。未だ階段を登り続けている目標を、いずれ超えて行くために。

 

 

 

 「汎用(シンクロ)か、高潔(パワーボンド)か、或いは全く別の未知の(エクシーズ)か。

 

 決めるためにも、このデュエルは絶対に勝つっす!!」

 

 

 「………………………………そう」

 

 

 翔の熱意を冷えた目で流した(マナ)は、何気にこのデュエルで始めて。しっかりと偽遊の方を向いた。

 ウサギに膝枕されて顔を埋めている偽遊の方を。

 

 

 「う、うわぁ……ぼ、ボスぅ? すっごい闇の深い目で芋ジャージさんがこっち見てますよ!?」

 

 「…………………………………………………………………………」

 

 どんよりと重〜い顔を上げた偽遊。今日一番、ユメも希望もない瞳で、一言(マナ)に問いかけた。

 

 「……………………………………………………ホープ以外もランク4入ってる?」

 

 その質問に対して(マナ)は考える。どんな返答が彼好みなのか? どのような言葉のチョイスが、彼の好感度を得るのか。

 少し考えた後で、一言告げる。

 

 

 

 「…………私の勝ち」

 

 

 「あ、はい(察し)」

 

 

 

 その二人のやり取りに、キョトンとする翔、マナ、ウサギ。

 

 

 

 「翔。突然だか一つ。ぎゆーせんせーからたのしい授業をしてやろう。

 

 ハァ……(ため息)」

 

 「え? 本当になんすか突然。なんで僕もう負けた感じになってるんすか!?」

 

 「いや、まあ今回のデュエルって言ってしまえばただの日常編の一欠片って言うか。GXで言えばテニス部部長との青春デュエルくらい勝敗が影響無いわけだからな。こんなこともあるんだよ。うん………………ハァ………」

 

 「また意味分かんないことを。

 言いたいことがあるならはっきり言うッスよ!?」

 

 「ではサラッと言うぞ。

 

 俺の世界には『ガンマンライン』と言うライフポイントのキル圏内が存在する。

 ライフが800以下でレベル4が二体揃って応じ手なしなら負け確ってことな」 

 

 

 

 「ライフが800以下で」

 

 丸藤翔 LP700

 

 「レベル4二体で応じ手無し」(←伏せ無し)

 

 

 エルフの剣士 ☆4

 エルフの聖剣士 ☆4

 

 

 「私は、レベル4のエルフの剣士とエルフの聖剣士でオーバーレイ!

 

 エクシーズ召喚。ガガガガンマン」 

 

 

  

 ガガガガンマン DEF2400

 

 

 

 「え? まさかそれって……」

 

 

 「ガガガガンマンの効果発動。オーバーレイユニットを一つ取り除き、相手に800ポイントのダメージを与える!!」

 

 

 「今の僕のことっすかーー!?!?!?」

 

 

 

 『ガガガ!!!!』

 

 

 ガガガガンマンが無情な早打ちで翔に弾丸を撃ち込んだ。

 

 

 「ぎゃふん!?」

 

 

 丸藤翔 LP0

 

 

 

 

 

 「………………まあ、俺の個人的な危険だけが天元突破してるだけのこの日常デュエル回。俺が一番つらい思いすることになるのは、作者の傾向的になんとな〜く見えていた気も致します。

 

 俺の虐待を好む観劇者の皆様に置かれましては、ご満足頂けましたでしょうか?」

 

 

 「誰に向かって話してるんです? ボスぅ」

 

 

 ウサギの太ももに顔を埋めていた偽遊が剥がされて、猫のようにプラーンとする。

 (マナ)が抱きかかえたせいだ。

 

 

 「やっぱり、偽遊さんとっても軽いですね。

 流石にずっと持ち上げて運ぶのは難しいので少し引きずりますね」

 

 「え!? ちょ! ボスぅ!?」

 

 「しゃーないんだウサギ。やると言っちまった以上、もうナシには出来ねえ………………ハァ。

 

 悪いけど、ウサギ。翔の修行の続きは任せた。

 

 ブラマジガール、お前から遊乃にも言っといてくれ。デッキの方向性と言う意味じゃアイツ以上に拘りがウザいやつもそうはいないからよ……」

 

 「え、あ。うん。言っておくね」

 

 ズルズルズル……抱きかかえられながら脚だけ引きずって移動させられる偽遊と移動する(マナ)。両者の表情は絶望と希望の対極。アンチホープとホープである。

 

 

 「えへ、えへへへ。偽遊さん、捕まえましたよ。もう逃がしてあげませんからね……えへへへ」

 

 「ドナ・ドナ・ドぉ〜〜ナあぁぁぁぁぁ〜〜」

 

 

 

 

 虚路居偽遊は何処ぞへと連れ去られて行く。

 

 

 「えええ……」

 「あ、あ〜〜っと。これ、私のせい……でもあるよね……」

 「と言うかウサギ、サラッと重大なこと任されました? 

 うわぁ〜成功したらマウント取れそうですけど、絶対に無理なんでみんなにSOSですねぇ〜……」

 

 

 

 

 残された三人は、友達の友達同士で置いていかれた感じで微妙な空気になるのであったとさ…………。

 

 

 

 




果たして、虚路居偽遊の明日はどっちか……
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