遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜 作:SOD
デュエル書くのに疲れた作者は、女の子書きたい。
翔と
ブラマジガールの方のマナは偽遊に頼まれた通りに遊乃を呼びに行くためにその場を離れて行った。そして陰キャの方の
その場に残ったのは、翔とウサギの二人だけだった。
(負けた……しかも、凄い無様な最後だったなぁ)
ガガガガンマンの効果、800ポイントのダメージ。ライフ4000で見れば1/5の数値。バカに出来たモノでは無い。しかし、翔は自分を恥じる。
(未知の召喚法に、未知のカード。そんな可能性の塊を相手にしていたのに、僕はこのデュエルに本当にその時その時で万全の戦いが出来ていたんだろうか?)
すぐにでも偽遊に聞いてみたかった。『答え』を。あの男なら知っている。
しかし、師匠はもう居ない……。
(まあ、負けた僕のせいと言えば、そうなんすけどね。ハハッ。
…………あ!)
翔が思い出したように、横目でウサギを見る。
同じ位の目線。ピンクでボリュームのあるツインテール。黒いミニスカートに自分よりも低い位置の腰、太くて短い脚。大きな白兎のポシェット。
手には可愛らしいペンと『ボスの観察ノート♡』と書かれたゴッッッ……ッイ鍵の付いた辞典のようなノート。ポシェットに普段入れているのだろう。気は確かだろうか?
一瞬怯んだ翔だが、ドナドナされて行った師匠の偽遊は修行の続きをウサギが引き継ぐように言っていた。
亮との卒業模範デュエルまでは時間が無い。一秒とて惜しい。となれば行動するしかない。奮い立て翔! お前はジープに轢かれた男だ!!
「あ、あのぉ……」
「なんですかぁ?」
サラサラと丸っこい字でノートに何かを書き記し続けるウサギ。その手は淀みがなくペンを走らせ続ける。
「僕の修行って、えっと……先輩が続けてくれるんですか……ねえ??」
三下みたいに腰低く尋ねる翔。ジープに立ち向かう修練は、非モテ男子を女の子とお話出来る男にはしてくれないのだ。
「そーですねぇ。ボスから今後の行動については聞いてますから、それをなぞって行きますぅ」
「え? 聞いているって、いつの間に? 僕、偽遊君に朝凸してから今までずっと一緒に行動してたんすけど」
「それはもちろん、ボスがウサギの膝でモゴモゴ言ってた時ですよぉ。
ホープ・ヴィクトリーがロボットアニメみたいに次々と合体していった所で『翔が負けた時のプランを説明します』って言いだして、ずっとモゴモゴしてましたからねぇ。
…………おかげでちょっと変な気分のまま放置されて、集中出来ないです……」
顔を赤らめながら、むすっとするウサギ。
走らせていたペンを止めて、ノートから紙を取って翔に渡す。どうやらルーズリーフに書き込んでいたようだ。
「なんすか? これ」
「今のデュエルの棋譜ですぅ。これを使って先ずは『感想戦』をします。
場所は学食がいいですねぇ。この紙を…………えっとぉ。
そうですねぇ、遊乃ちゃんが来るって言ってたから、メイドちゃんを呼ぶと何十回目かのゴジラVSキングギドラ的デュエルを始めかねないからイチ抜かしてぇ」
「ゴジラ対キングギドラ的デュエルって何すか? 何十回もしてるんすか!?」
う~ん、と上を向きながら指折り数えて行くウサギ。
「留年確定のふわりちゃんはぁ、『ロリになる薬』が実験段階に入っているって言うから二ィ抜かしてぇ……」
「倫理的に看過できない違法薬物が、実験段階まで開発されているっすか!?」
「
「その男のロマンについて詳しく!」
ウサギの判断が正しいことが今証明された。
「サスケちゃんはボスから離れるわけないのでヨン抜いてぇ」
「狂徒って、改めて色んな人がいるんすねえ……」
「ポチちゃんは頭は弱々なので感想戦デッキから抜いちゃいましょう。ゴ抜きぃ。トラちゃんは知らない人とお話出来ないからロク。メタウマちゃんは座っていられないからナナ………………あ」
「なんすか? 今の『あ』は?」
「もう半数以上の狂徒が呼べないので、いっそ適性がある人だけお願いすることにしましょう。
と言うわけで。あの場に居た3人分に、ネズ太郎ちゃんの分を足して四部コピーして来てくださいねぇ。
後で誰か来た時の為に、ちゃんと原紙は別にしておくんですよぉ」
「あ、12人いる狂徒。結局召喚出来るの一人だけになったんすね」
「適性と付き合いの良さを考えると、結局ネズ太郎ちゃん位しか捕まりそうに無いのでぇ。
ボスが召喚すると12人さっと揃うので、ズバリ人望と魅力の差ですねぇ~」
「何で今刺されたんすか僕……????」
非モテは心に傷を負い、悲しみを背負って棋譜のコピーに向かうのだった。
早く次に行きたい気持ちがある……一年生編ラストデュエルを書きたいんや。
だが、まだ、積み重ねなければならない。
付き合って