遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜 作:SOD
もう、何年か前のことになるだろうか。
作者は出来ないことは約束しないので、出来そうなことはついやっちゃうんだ☆
そんなわけなんで、何年か前の誰だったかも忘れたけど。約束を果たそうと思いました。
「待てやこらあああああーー!! 人の男を攫って行きやがってーその男はアタシんだあああーー!!!! ブッ殺してやるー!!」
「あはははは!! 減った減った~童実野町♪ 外れて燃やしてボンバーダ♪」
デート中、突如現れた謎の黒いコートに身を包みフードで顔も見えない何者かに偽遊を拉致られた遊乃は、童実野町の家も町も人間も巻き込んで火炎銃を撃ち散らかしていた。
しかし、童実野町の家々の屋根を立体駆動レベルのパルクールで逃走している敵側は縦横無尽に炎の弾丸を回避し続け、民家やらなんやらに被弾するのみ。
「うわ~辺り構わず火付けまくってる~こいつやっば~♪」
「…………これでボヤ一つ起きてないのすげえな」
「へ?」
偽遊の呆れた声に反応して背後を確認する。丁度、避けた火球が住民が窓から投げ捨てていた古い灯油に着弾したタイミングだ。
「ぎやあああああああああああーーー!?!?!? 熱い!! 熱い!! 熱い!!
熱すぎて…………あれ? オレ今、灯油が燃え上がって火達磨にならなかったっけ??」
着火した童実野町民と民家の炎は瞬時に消え去り、元々火など着いて無かったかのように元通りだ。
「一流の炎使いは、無駄な物は燃やさないんだよ」
射出した炎は完全に遊乃のコントロール下にあるかのようなセリフで、容赦なく銃を撃ち続け、デッキ切れを起こすと同時に革ジャンの内ポケットから新しいカードを取り出して装填する。
「ああああああああーー!! オレの髪がザビエルにいいいいーー!?!?!?」
「「…………」」
「……窓から灯油捨ててるようなカスだし。どうせいつか煙草の不始末とかで同じ末路辿ったでしょ」
「うん。まあ、ソコは異論はねえぞ。俺は」
「うん。ソコは異論はないかな」
「--なんだよ!! 言いたいことがあるならはっきり言えよぉ!!」
「「ドヤ顔でカッコつけておいてミスったの、クソダッセえwwwとか思ってないよ?」」
「うわあああああああああああああああああああーーーー!!!!」
久しぶりにギャン泣きする遊乃なのだった。
追いかけっこが始まって30分が経過。
童実野町の家々の屋根を立体駆動レベルのパルクールで運ばれる偽遊は退屈していた。
「退屈だなーこの状況。俺このままだと完全にただのお荷物なんだよな~うーん。どうしょうかな……歌うか。
曲名∶どみのちょうのうた
歌∶虚路居偽遊
作詞∶武田信玄
作曲∶武田信玄
童実野町の『ド』は~恫喝の『ド』で~♪
童実野町の『ミ』は~民事不介入の『ミ』で~♪
童実野町の『ノ』のは~野放しの『ノ』で~♪
そんな童実野町は~今日もラブ&ピース~♪ どの口ワーローター♪」
「おお~即興の歌にしてはイイネ♡ 特に皮肉と冷笑とただの事実を一纏めにしてるトコ~♪」
「おやおや、分かるかねお嬢さん。さては社会不適合者だな?」
「正解~♪ 社会が合って無くってぇ、良い感じに八つ当たりしてやろーって感じ☆」
「ふむふむ。薄ら寒い正義感モドキを言わないトコとか、自己を正当化しようと思って無さそうな発言は聞いてて耳に良いな」
「おっ、もしかして好感度稼いだ感じ~? じゃあさあ、
「内容によるな。命や生命が破滅するようなことで
「大丈夫大丈夫~命や生命が破滅するようなことなんて無い……あれ?? もしかして、聞いてたよりヤバい人な感じ~?」
タン、っと身軽に次の屋根に飛び移る為に宙に浮いた瞬間、怒号が聞こえた。
「人のデートに横から手ェ突っ込んでイチャついてんじゃねェぞゴルァ!!!!
一秒で四十枚デッキ全てを撃ち尽くす”
デート中に偽遊を奪われ、しかも何やら仲良くしているっぽい雰囲気に秒でキレた遊乃は宣言通り一秒でトリガーを引き切って天を覆うほどの火球を撃ち尽くす。
「ちょちょちょちょちょーーーー!?!? 何を空に絨毯敷くみたいに連射してんのあの人!?
しっかり捕まってよね下手したらお父さん死ぬからね!?」
「死ぬのは歓迎だぞ。死は救済です」
「やっぱお母さんの言う通りのヤバい人だーー!!」
バサッ。勢いよくフードを上げて、それまで隠れていた顔が露わになる。
長く艶やかな黒髪に青のエクステ。誰かとそっくりな血のように赤い瞳。獣の顔と周囲に十二支が付き従える繊細な金属細工のピアス。よく見覚えのある幼女に似た顔立ちをした少女だった。
「レーー!?!?」
「行くよ! 水蒸気爆発エスケープ!!!!」
炎の絨毯に対して、少女は胸元から取り出した定規にしか見えない何かを構えて大量の水を放出して見せた。
「突然ですが、粉塵爆発と言う言葉は読者の皆様に置かれましては必修科目にて履修済みのことと思います。
本日はその亜種、水蒸気爆発について実演します。
高音の物質、今回は望まぬ火球にされてしまった40枚のカード達ですね。これに水を掛けるとどうなるか。実験してみましょうねえ。それではご覧ください」
「誰に話してるのか分かんないけどさお父さん〜噛むよ? 舌♡」
チュドーン!!!!
「
本日はご清聴いただきありがとうございます。それでは皆様、バイバイキーン!」
キラーン。
「ああああああーー!!!! 吹っ飛んで逃げて行きやがったああああーーーー!!!!」
この後、童実野埠頭までふっ飛ばされた。
良く分かる解説。
童実野埠頭←『城之内くん、大好きだ!』
以上。