遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜   作:SOD

227 / 227

 もう、何年か前のことになるだろうか。

 作者は出来ないことは約束しないので、出来そうなことはついやっちゃうんだ☆


 そんなわけなんで、何年か前の誰だったかも忘れたけど。約束を果たそうと思いました。








どみのちょうのうた

 

 

 

 「待てやこらあああああーー!! 人の男を攫って行きやがってーその男はアタシんだあああーー!!!! ブッ殺してやるー!!」

 

 「あはははは!! 減った減った~童実野町♪ 外れて燃やしてボンバーダ♪」

 

 

 デート中、突如現れた謎の黒いコートに身を包みフードで顔も見えない何者かに偽遊を拉致られた遊乃は、童実野町の家も町も人間も巻き込んで火炎銃を撃ち散らかしていた。

 しかし、童実野町の家々の屋根を立体駆動レベルのパルクールで逃走している敵側は縦横無尽に炎の弾丸を回避し続け、民家やらなんやらに被弾するのみ。

 

 「うわ~辺り構わず火付けまくってる~こいつやっば~♪」

 

 「…………これでボヤ一つ起きてないのすげえな」

 

 「へ?」

 

 偽遊の呆れた声に反応して背後を確認する。丁度、避けた火球が住民が窓から投げ捨てていた古い灯油に着弾したタイミングだ。

 

 「ぎやあああああああああああーーー!?!?!? 熱い!! 熱い!! 熱い!! 

 熱すぎて…………あれ? オレ今、灯油が燃え上がって火達磨にならなかったっけ??」

 

 着火した童実野町民と民家の炎は瞬時に消え去り、元々火など着いて無かったかのように元通りだ。

 

 「一流の炎使いは、無駄な物は燃やさないんだよ」

 

 射出した炎は完全に遊乃のコントロール下にあるかのようなセリフで、容赦なく銃を撃ち続け、デッキ切れを起こすと同時に革ジャンの内ポケットから新しいカードを取り出して装填する。

 

 「ああああああああーー!! オレの髪がザビエルにいいいいーー!?!?!?」

 

 「「…………」」

 

 「……窓から灯油捨ててるようなカスだし。どうせいつか煙草の不始末とかで同じ末路辿ったでしょ」

 

 「うん。まあ、ソコは異論はねえぞ。俺は」

 

 「うん。ソコは異論はないかな」

 

 「--なんだよ!! 言いたいことがあるならはっきり言えよぉ!!」

 

 「「ドヤ顔でカッコつけておいてミスったの、クソダッセえwwwとか思ってないよ?」」

 

 「うわあああああああああああああああああああーーーー!!!!」

 

 久しぶりにギャン泣きする遊乃なのだった。

 

 

 

 

 

 

 追いかけっこが始まって30分が経過。

 童実野町の家々の屋根を立体駆動レベルのパルクールで運ばれる偽遊は退屈していた。

 

 

 「退屈だなーこの状況。俺このままだと完全にただのお荷物なんだよな~うーん。どうしょうかな……歌うか。

 

 

 曲名∶どみのちょうのうた

 歌∶虚路居偽遊

 作詞∶武田信玄

 作曲∶武田信玄 

 

 

 童実野町の『ド』は~恫喝の『ド』で~♪

 

 童実野町の『ミ』は~民事不介入の『ミ』で~♪

 

 童実野町の『ノ』のは~野放しの『ノ』で~♪

 

 そんな童実野町は~今日もラブ&ピース~♪ どの口ワーローター♪」

 

 

 「おお~即興の歌にしてはイイネ♡ 特に皮肉と冷笑とただの事実を一纏めにしてるトコ~♪」

 

 

 「おやおや、分かるかねお嬢さん。さては社会不適合者だな?」

 

 「正解~♪ 社会が合って無くってぇ、良い感じに八つ当たりしてやろーって感じ☆」

 

 「ふむふむ。薄ら寒い正義感モドキを言わないトコとか、自己を正当化しようと思って無さそうな発言は聞いてて耳に良いな」

 

 「おっ、もしかして好感度稼いだ感じ~? じゃあさあ、ち(・)ゃ(・)ん(・)ボ(・)ク(・)にちょこっとだけ協力して欲しいんだよね~」

 

 「内容によるな。命や生命が破滅するようなことでな(・)け(・)れ(・)ば(・)お(・)断(・)り(・)だ(・)な」

 

 「大丈夫大丈夫~命や生命が破滅するようなことなんて無い……あれ?? もしかして、聞いてたよりヤバい人な感じ~?」

 

 タン、っと身軽に次の屋根に飛び移る為に宙に浮いた瞬間、怒号が聞こえた。

 

 「人のデートに横から手ェ突っ込んでイチャついてんじゃねェぞゴルァ!!!!

 

 一秒で四十枚デッキ全てを撃ち尽くす”天空焦がす弾丸花火(フル・ファイヤーワークス)”を喰らええええーーーー!!!!」

 

 

 デート中に偽遊を奪われ、しかも何やら仲良くしているっぽい雰囲気に秒でキレた遊乃は宣言通り一秒でトリガーを引き切って天を覆うほどの火球を撃ち尽くす。

 

 

 「ちょちょちょちょちょーーーー!?!? 何を空に絨毯敷くみたいに連射してんのあの人!?

 

 しっかり捕まってよね下手したらお父さん死ぬからね!?」

 

 「死ぬのは歓迎だぞ。死は救済です」

 

 「やっぱお母さんの言う通りのヤバい人だーー!!」

 

 バサッ。勢いよくフードを上げて、それまで隠れていた顔が露わになる。

 長く艶やかな黒髪に青のエクステ。誰かとそっくりな血のように赤い瞳。獣の顔と周囲に十二支が付き従える繊細な金属細工のピアス。よく見覚えのある幼女に似た顔立ちをした少女だった。

 

 「レーー!?!?」

 

 「行くよ! 水蒸気爆発エスケープ!!!!」 

 

 炎の絨毯に対して、少女は胸元から取り出した定規にしか見えない何かを構えて大量の水を放出して見せた。

 

 「突然ですが、粉塵爆発と言う言葉は読者の皆様に置かれましては必修科目にて履修済みのことと思います。

 本日はその亜種、水蒸気爆発について実演します。

 

 高音の物質、今回は望まぬ火球にされてしまった40枚のカード達ですね。これに水を掛けるとどうなるか。実験してみましょうねえ。それではご覧ください」

 

 「誰に話してるのか分かんないけどさお父さん〜噛むよ? 舌♡」

 

 

 チュドーン!!!!

 

  

 「大爆発(こう)なる。

 

 本日はご清聴いただきありがとうございます。それでは皆様、バイバイキーン!」

 

 

 

 キラーン。

 

 

 

 「ああああああーー!!!! 吹っ飛んで逃げて行きやがったああああーーーー!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この後、童実野埠頭までふっ飛ばされた。

 

 

 

 







良く分かる解説。

童実野埠頭←『城之内くん、大好きだ!』

以上。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

遊戯王~黒き羽根は夢に舞う~(作者:haruko)(原作:遊戯王)

初代遊戯王に私が一番好きなカテゴリを利用するオリ主を登場させてみたかったという趣旨の作品です。▼※1 王国ルールを中心に、原作のルールを独自解釈で進めている部分がありますが、広い心で見てもらえるとありがたいです。▼※2 主にオリ主のデュエルでは、OCGのカードを王国ルールに落とし込んでデュエルを進めています。かなりめちゃくちゃになると思いますがいっそtrpg…


総合評価:900/評価:6.88/連載:105話/更新日時:2026年11月03日(火) 18:00 小説情報

遊戯王GX 戦場に立つ乙女(作者:なおにぃ)(原作:遊戯王)

アニメ沿い遊戯王GXの連載小説です▼とある事情で取り返しのつかないモノを失った少女は、デュエルアカデミアで本来の自分を取り戻しつつ戦いに身を投じていく▼フォレストページ『月明かりの下で』の管理人です▼フォレストページが封鎖されてしまいますので、移転して来ました


総合評価:336/評価:6.67/連載:40話/更新日時:2026年09月23日(水) 23:26 小説情報

融合でもお前らはダメだろ!(作者:カニ漁船)(原作:遊戯王)

確かに融合テーマだ。それは認めよう。▼だけど、この時代にお前ら使えちゃダメじゃねぇ!?▼そんな一発ネタから生まれたもの。


総合評価:4195/評価:7.32/短編:6話/更新日時:2025年06月08日(日) 18:00 小説情報

黒咲瑠璃に転生してしまった……(作者:絶望神サガ)(原作:遊戯王)

ARC-Vはよく知らないけれど、取り合えず紫キャベツはしばこうと思う。▼ところで、この絶望神どうにかしてくれません?


総合評価:423/評価:7.56/連載:15話/更新日時:2026年09月28日(月) 00:00 小説情報

マンガ版GXしか知らない遊戯王プレイヤーが、アニメ版GX世界に跳ばされた話。なお使えるカードはロボトミー縛りの模様(作者:黒月天星)(原作:遊戯王GX)

 事故で死ぬ直前、“元”神様と名乗る者に暇つぶしの相手として命を一時的に救われる主人公久城遊児(くじょうゆうじ)。▼ 課題をクリアすれば助けてあげると唆されて、跳ばされたのは遊戯王GXに限りなくよく似た世界。▼ 餞別だとばかりに知らないカテゴリのカードデッキを渡され、ここのデュエルアカデミアで卒業出来たら脱出できると無理難題を押し付けられる始末。▼ 挙句の果…


総合評価:6821/評価:8.48/連載:289話/更新日時:2026年10月31日(土) 07:30 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>