遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜   作:SOD

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第一話10000UA達成ありがとうございます

 



今回のレギュレーションは波乱でしたねえ。

 フェンリルは完全に忌み子と化し、クソ猿は脱獄し、令和のイカレ小僧は分からされ、泉は枯れ果てる寸前。

 やっぱしメインデッキは中堅ラインが握り得。ラビュリンス最高。  








別にパンツが見てぇわけじゃねえ!!

 頭に曇りが掛かった陰キャ(同士)諸君。おはよう。

 大変長らくお待たせいたしましたー今回より、クソほど引っ張ったタッグデュエル。はっじまるよー。

 いや〜迷った。観に行くかマジで迷いましたよ。だって別に興味ねえんだもん。イエロー寮の自室でこれまでの疲れを癒やしつつ、結果だけ聞けばそれでいいんじゃねえかとも思いました。真面目な話、誰が見に行ったからってゲームの結果が変わるとか無いじゃん? これがレイたんだったら穴が空くほど凝視してパンチラチャンスをハンティングしようと思うんだけどもなー。野郎だしなー。

 

 「まあ、泣いても笑っても翔の指導は終わり。これで試合に勝てば良し。負ければケジメに島の火山に突き落として終わり。

 

 後顧の憂い無く学園生活を送れるってもんよ〜♪」

 

 「突き落としたら、学園生活はそれでオシマイなんじゃないかな……」

 

 俺が映画館でやるとぶっ殺されるような姿勢でデュエルの開始を待っていると、いい男の声がした。三沢大地だ。

 

 「お。よっす三沢っち。わざわざ観に来るなんて物好きだねぇ。

 

 たけのこの里食べる?」

 

 「ああ。ありがとう。

 

 観に来たくもなるさ。なにせ、カイザーすら倒した男が付きっきりで指導した翔のデュエルだ。彼がオシリスレッドと言うこともあって、獣王……キマイラと呼ばれるキミの指導した翔の力がどれほどのものになったのか、気になる奴は多いんじゃないかな」

 

 「ふーん。みんな野次馬根性マシマシだなぁ。

 ところで獣王って何? 誰がそんなだっせえルビ振ったの?」

 

 「それは元々キミがキマイラと呼ばれて居たのが帝王のカイザーを倒したことで、主にラーイエローとオシリスレッドの生徒の間でこの数日の間に拡がったようだよ。

 

 オベリスクブルーの生徒は嫌がっているみたいだが、それがかえって下位の寮の生徒には、自分たちの王という感じがして連帯感が強まる原因になったんじゃないかな?」

 

 なるほど。これまではキマイラって愛称みたいなノリだったけど、なまじ観客が多かったあの場で勝ったことで称号みたいな雰囲気になったわけか。

 

 「つまり、これからはそこら辺のやつらに『焼きそばパン買ってこいよ〜』とか言ったらウーバーしてくれるということか」

 

 「……………………それは、その。難しい……んじゃ、ないかな?」

 

 三沢がめっっちゃ言いづらそうに言う。うん。まあ、そうよね。

 言いたいことは分かるよ。うん。

 

 周囲を見渡すとさ、俺と三沢以外にだーれも座ってねえのよ。

 それだけならさ、単に試合の需要の問題だと思うじゃん? 集客出来ないのは単に選手の人気が無いからだーってさ。

 

 でもねえ……俺らの居る席の周りから隙間が空いた席の方は満杯なんすよね〜。

 

 「なーんで、俺らの回りだけ人が皆無なの?

 

 あっちら辺とか、寿司詰め状態じゃん? シャリがあそこまでギュウギュウだったらもーそれは、一発クレーム物ってくらい中身詰まってんじゃん? 脳みそはスカスカだろうに、ギッッッチギチ。これから亡命する難民が密航する船に隠れてるみてえ。

 

 何でこっちこないの? そんなにあそこがいいの? あの辺で可愛いお姉ちゃんのパンチラとかカステラとかが見えるの?」

 

 「…………何故、その2つが同列なんだ?」

 

 「別にパンツが見てえわけじゃねえ」

 

 「そ、そうか……」

 

 「俺はパンチラが見たいんだよぉ」

 

 「そうなのか!!?」

 

 「ごめん嘘こいた」

 

 寂しいなぁ……通じないって。

 

 

 

 「そんなに人が寂しいなら、隣いいかしら?」

 

 ーービクッッッ!???

 

 「キミは確か……天上院明日香」

 「こんにちは。三沢大地くんだったわね。

 

 貴方もこのデュエルが気になるの?」

 

 「ああ。翔に色々教えた偽遊とは友人でね。実力の高さも常々感じている。そんな彼に付きっ切りで教わった翔の今の実力が、是非とも知りたくてね」

 

 「そうだったの。虚路居くんとはよくデュエルをするのかしら?」

 

 「ああ。最近は翔に集中していたけれど、それまでは毎日相手をしてもらっていたよ」

 

 「へえ〜そうなんだぁ……ま い に ち。デュエルしているのねえ。羨ましいわ。私、まだ一度も彼とデュエル出来ていないのよねぇ」

 

 あの……陰キャを挟んで男女で会話するの、止めてもらって良いですか?

 

 ちな 三沢(ホモにうけそうないい男) 陰キャ(ゴミ) 天上院(パツキン巨乳美少女) の並び。

 

 「………………喉乾いたから、ちょっとジュースを」

 

 「あ、それなら私ちょうど持ってるからあげるわよ。はい、ドクターペッパー。よく飲んでるし、好物なんでしょう?」

 

 「……あ、あす……」

 

 何で知ってるんだよ。何で持ってるんだよ!? 愛飲家な俺が言うのもなんだけど、そのジュースはクセ強で、選定基準緩めの選ばれし者しか飲まないタイプの味してるんだぞ!!

 

 「おや、天上院くんもそのジュースが好きなのか? 偽遊は毎日のように飲んでいるけれど、なかなかクセの強い飲み物だと感じたんだが」

 

 「ええ。私もあんまり好きな味じゃなかったわ。間違って買ってしまったから、丁度いいと思って」

 

 間違って買うことある!? ドクペはこの学園中の自販機の中で一つしか売ってること無い上に、その左右のボタンは『ドリ餡サイダー』と『どろり濃厚ピーチ(半固形)』とか言う放置されてるだけの地雷みてえなジュースですよ? 嫌がらせかと思ったし、それを買ってるやつオベリスクブルーの金髪ポニテ女子一人しか見たことねえんだけど!! 指がその3種の何処かに進むことある!???

 

 「………………あ、どぞ(無言で差し出すジュース代)」    

 

 「ジュース代? 気にしないで。それより、代金なら私とデュエルして貰いたいんだけど……」

 

 「………………あ、いや、その日は都合が」

 

 「まだ日にちも言ってないわよ?」

 

 「あ、はい……」

 

 やべえ逃げられねえ。蛇に睨まれたカエルの心境。蛙化してえ……。

 

 

 

 『それではこれよ〜り、遊城十代と丸藤翔の、制裁タッグデュエルを始めるノーネ!!』

 

 

 「お、始まるみたいだな」

 

 「あら、ほんとね」

 

 「…………!」  

 

 蛇の狙いが逸れた!! 良いぞクロノス!! ナイスタイミングだ!! 

 

 「それじゃあ、話の続きは後でね(コッショリ)」

 

 「あ、はい…………」 

 

 

 逃げられなかった……クロノス役に立たねえ。

 

 

 




さて、今からデュエルの構成考えます。
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