遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜 作:SOD
もう少しでバーも赤くなります。対戦よろしくお願いします。
ゲート・ガーディアン ATK5025
「攻撃力5025ポイントかぁ。遊戯さん達はこんなすげえモンスターと戦って勝ったんだよな。オレも負けられないな。よぉーし!
オレのターン、ドロー!」
あいも変わらず楽しそうな笑みを浮かべながら、我らが主人公遊城十代のドローフェイズ。アニメ観てた時は主人公だな〜くらいにしか思ってなかったけど、やっぱこれリアルで見るとどっかイカれてるとしか思えないよな。学校退学だぜ? 会社よりマシとは言え自分がマジで入りたくて入った学校を退学だぜ? 普通もうちょいこう…………いや、止めよう。これは遊城十代の話だ。元覇王の判断基準など、
「攻撃力5025で破壊不可のモンスターは、我々の
「このカードか。だったら……。
オレは『融合回収』を発動! 墓地からバブルマンと融合を手札に加える」
「十代は変わらず融合で行くのか」
「けど、あのゲート・ガーディアンを相手に出来るHEROがいるって言うのかしら……?」
割とあるな。ランパートガンナーとか。ヒートハートとか。異次元トンネルとか。ヒーローフラッシュで呼べばクレイマンでも勝てるし、普通にライトジャスティスでディメンション・ガーディアン割るとか。HEROの器用貧乏振りは現代遊戯王だってそうそう肩を並べるカテゴリーは無いくらいだ。
ーーでも融合回収で泡男を拾った辺り、今のプランは全部無しなんだろうな。
「そして、融合を捨てて『二重魔法』を発動。迷宮兄弟の墓地から強欲な壺を発動。カードを2枚ドロー」
「あーなんか使ってたな。『二重魔法』。
いつだったか忘れたけど」
「よし来たぜ!」
「せやろな」
「手札からスパークマンを召喚。そしてカードを2枚伏せて、バブルマンを守備表示で特殊召喚!」
E・HERO スパークマン ATK1600
E・HERO バブルマン DEF1200
「十代のやつ……融合を捨てて大丈夫なのか……?」
「スパークマンだって攻撃表示で召喚してるし……」
「ここでリバースカードオープン。『ミラクル・フュージョン』! フィールドのスパークマン、バブルマン。そして墓地のフェザーマンを除外して E・HERO テンペスターを守備表示で融合召喚!!」
おお、テンペスターか。これは原作再現来るか?
E・HERO テンペスター DEF2800
「ふん、ワザワザ三体も融合して呼んだのはその程度のモンスターか」
「へっ。オレはこれで、ターンエンドだ!」
「ならばわたしのターン、ドロー!」
十代が何を思ってテンペスターを呼んだのかは分からんが、ゲート・ガーディアン以外にテンペスターを倒せるモンスターはハゲのデッキには無かったし、これで次の翔のターンで勝てるな。ワハハハハ。
「今こそ、あのカードを召喚する時」
「今こそ、真のゲート・ガーディアンを解放する時」
あ、やべ。何かフラグ立てたかも。
「「墓地のサンガ・スーガ・フーガを除外することで……見せてやろう! 三体融合と言うものを!!
いでよ、Gate Guardians Combined!!」」
Gate Guardians Combined
融合・効果モンスター
星12/闇属性/戦士族/攻3750/守3400
「雷魔神-サンガ」+「風魔神-ヒューガ」+「水魔神-スーガ」
自分の手札・フィールド・墓地の上記カードを除外した場合のみ、EXデッキから特殊召喚できる。
このカード名の(1)の効果は1ターンに3度まで発動できる。
(1):相手が自分フィールドのカードを対象とする効果を発動した時に発動できる。
その効果を無効にして破壊する。
(2):特殊召喚された表側表示のこのカードが相手によってフィールドから離れた場合に発動できる。
デッキ・EXデッキからレベル11以下の「Gate Guardian」モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
Gate Guardians Combined ATK3750
「………………やっべー、これ負けたら俺のせい?」
「ゲート・ガーディアンを攻撃表示に変更し、バトルフェイズだ!! 蹂躙せよ、ゲート・ガーディアンズ!!!!」
ゲート・ガーディアン ATK5025 Gate Guardians Combined ATK3750
VS
極戦機王ヴァルバロイド DEF4000 E・HERO テンペスター DEF2800
「うわああああああー!!」
「アニキ!!」
原作の再現すら絶望的な状況に陥り、攻撃力3000を越えるバ火力モンスター二体の攻撃の余波に十代が吹っ飛ぶ。守備表示なのでライフこそ無傷だが……。
「破壊不可の火力5025と、対象耐性の3750…………だと」
これはマズい。非常にマズい。パワボンユーフォロイド・ファイターの火力なら400のライフくらい削れると思っていたが……よくよく見たらアイツ手札ねえじゃん。
「カードを一枚伏せて、ターンエンドだ。さあ、貴様たちのラストターンだ。掛かってくるがいい!」
「………………!」
ターンが回って翔へ。アイツにはとにかくメンタル面の叩き直しと、基本を徹底して教え込んだ。特にアドバンテージの概念についてを殺しに行く気持ちで刻み込んだ。おかげで、多少は見られるデュエリストにはなった……が。
「…………裏目としか、言いようがねえな」
アドバンテージを人並み程度に理解しちまったが為に、アイツはこのデュエルの勝ち目の薄さを、クソ雑魚ナメクジだった頃よりも強固に確信してしまっている。理屈が分かるがゆえの、どうにもならない現実が、アイツを襲っている。
この状況じゃ、仮に俺が代わってもどうにもならねえ。
おい、まさか負けるのかよ…………転生者のカードが、主人公に牙を向くってのか……。
「ぐっ……ボクの、ターン! ドロー!!」
翔が吠えるようにカードを引く。このドローだけでも、アイツの成長は見て取れる。アイツ……マジで命がけで頑張ったんだよな…………。
「フハハハハハ!! この瞬間罠カード発動!! 『強烈なはたき落とし』!! 今ドローしたカードを捨てて貰うぞ!!」
「…………え」
「フフフフフ! 聞こえなかったか? 今引いたカードを捨てろと言ったのだ!!」
「…………あ……ああ………………」
瞬間、アイツの顔が絶望に染まった。呆然とした表情でカードを墓地へ送る。アイツが捨てたカードは……パワーボンドだった。
ユーフォロイド・ファイター君、出番無いってさ。
虚路居偽遊くん、好きですか?
-
はい
-
いいえ
-
いつかひどい目に合わないかなと思ってる
-
前世の死に方が悲惨だからやむなし