遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜   作:SOD

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ハゲの兄の役が仮面ライダークウガの杉田刑事だと今更知った……ハァ!?? って声出た。

 クウガ大好きなんだよね……ってか、兄弟で声優違うんだ……知らんかったよ。

あとコレクター・ユイのワンワンとテニプリの南次郎パパ。

うわあ、結構イケボだ……見た目に引っ張られすぎてて全然知らんかったよ……


VS決着

 (………………駄目だった。手札も無い。パワーボンドも……捨てさせられた。

 

 負けた。ボクたちは…………負けたんだ)

 

 完全にお通夜モードの翔が、死んだ目で膝を折っている。

 

 

 「翔!! しっかりしろよ、翔!!」

 

 「…………ごめん、アニキ。ボク……偽遊君が言った通り…………あの時に…………死ぬべきだっだんだっ!!」

 

 「何言ってんだよ翔!!」

 

 「あんなに……偽遊くんに、教えて貰ったのに、駄目だった……」

 

 「まだ諦めるのは早ーー」

 

 「これ以上どうにもならないよ!! 手札も無い!! アタッカーもいない! 墓地に発動出来るカードも無い!!

 

 こんなことになるなら、ボクが死んで、偽遊君にタッグデュエルをしてもらうべきだったんだ!! そうすれば……アニキは……! アニキはぁ!!!!」

 

 

 うん。確かに九分九厘負けだわな。

 

 

 

 

 「ーーただし、タッグパートナーが俺か遊城十代だった場合を除く」

 

 

 「え?」

 

 「偽遊……」

 

 

 割とポツリと呟いたつもりだったんだが……陰キャはほら、独り言で妄想にトリップするのはデフォだからさ。しゃーないよな。独り言聞かれるのハズカシイナー。あ、急に深呼吸したくなったわー。いや〜陰キャは奇行するのもデフォだからな〜リアル陰キャは大体ギターヒーローじゃないぼっちちゃんみたいなもんだからね。仕方ないね

 

 

 

 「すーー…………タッグデュエルの基本その1、まずはタッグ相手の伏せたカードを全て確認!!!!」

 

 「ーー!!」

 

 「その2、やることやったなら後はパートナーを信じるのみ!!

 焦ったって駄目なもんは駄目。赤ん坊みたいに泣き叫んでも目の前の盤面は変わらない。だったら神頼みのつもりでパートナーに全て託す方がまだマシ!!!!」

 

 「偽遊くん…………」

 

 

 「その3!!」

 

 「え? その3……? 知らない……」

 

 

 

 

 

 「ーー全力でやって駄目なら俺がなんとかしてやるから、最後まで前のめりに死んで来いッッッ!!!!」

 

 

 

 

 「………………偽遊…………くん……っっ!!」

 

  

 うん。ちゃんと目の光が戻ったな。なんか鼻水垂れてて汚えけど……。

 

 

 「アニキ、ごめんね。ボク…………その」

 

 「なあ翔」

 

 「え?」

 

 「伏せカードくらい、ちゃんと確認してくれよな」

 

 一方見てくださいよこの主人公の爽やかな笑顔。セリフの元ネタ的にはただのブーメランだけどそんなことを感じさせないこの笑み。ズルいよねイケメンて。

 

 言われてようやく気付いたらしい翔は、あっと声を出して伏せカードを持ち上げる。あ、落とした。

 

 「あっ!」

 

 「しかも表側で魔法罠ゾーンに落ちて強制発動したよ……ハハッ」

 

 

 発動したのは、フレイムウィングマンの右手と羽根のイラストの描かれた魔法カード

 

 

 「魔法カード『ヒーローの遺産』。墓地に存在するHEROを融合素材にした融合モンスター二体をデッキに戻して、三枚ドローするカードだぜ」

 

 「アニキ……!」

 

 「楽しもうぜ、翔。このデュエル、泣いても笑ってもこれが最後のターンだ。だからいつもみたいにさ、楽しいデュエルにしようぜ!」

 

 「ーーうん!

 

 ボクは墓地の『スチームヒーラー』と『テンペスター』をデッキに戻して三枚…………ドロー!!」

 

 

 十代の励ましの影響か、さっきまでのどうあがいても絶望な表情から一変。まるで子供が初めてデュエルをしているような、楽しそうな表情に変わってる。ああ、もういいよ。デステニードローでも何でもいい。もう決めちまえ。ガキみたいな奇跡を起こして、ご都合主義な結末(ハッピーエンド)を引き寄せろ。翔。

 

  

 「計算尽くのデュエルも良いけど、やっぱ運が絡む勝負なんだし、たまにはドラマチックの一つくらい安売りしてもらわねえと、割に合わねえよな」

 

 

 別に誰に言った訳でもないが、なんとなく自分のガーディアン・キマイラを手に取り見つめてみる。

 

 別に・誰に・言った・わけでも・無い。

 

 

 「よし、手札から『融合回収』を発動! 墓地から融合と、エクスプレスロイドを手札に戻して、エクスプレスロイドを召喚!」

 

 

 エクスプレスロイド ATK400

 

 

 

 「ここでまたエクスプレスロイドを手札に戻したか……今度は一体何をするつもりだ? 翔」

 

 「よく分からないけど……でも、なんだか翔くん楽しそうね」

 

 「……ああ。そうだな」

 

 

 「エクスプレスロイドの効果発動。ステルスロイドとトラックロイドを手札に戻す。そして、融合を発動!! 場のエクスプレスロイドと、ステルスロイド、トラックロイドで融合する」

 

 ………………………………フフッ。

 

 「……………………。

 

 ーー原初・典型・連鎖と混沌の果てに其は至る。

 爪と牙と嘴の境界を喰い散らかし、神に反逆(いどみ)愚者(ひと)好奇心(きょうき)の末路を視るがいい。

 

 融合召喚ーーレベル9」 

 

 

 「ガーディアン・キマイラ!!」

 

 

 ガーディアン・キマイラ ATK3300

 

 

 「さあ……喰い散らかしてやれ。お前の未来を嘲笑いながら潰そうとする敵を」

 

 

 「あ……アレは、偽遊のガーディアン・キマイラじゃないか!!」

 「ど、どうして翔くんがあのカードを!?」

 

 「マンマミーアアアアアアーー!!!?」

 

 

 「ガーディアン・キマイラの効果発動! デッキからカードを二枚ドローして、さらに相手の場のカードを破壊する!! ボクが選ぶのはGate Guardians Combinedのカード!」

 

 「バカめ!! Gate Guardians Combinedは対象に取る効果を無効に出来るのだ!!」

 

 「ガーディアン・キマイラは、相手のカードを()()()破壊する。よってその効果は適用されない!!」

 

 「何だと!? モンスター1体を選ぶのなら、対象に取るのでは無いのか!?」

 

 

 初心者に有りがちな勘違いだが、これが伝説のデュエリストが言ってるんだから笑えるよな。

 無様に破壊されたGate Guardians Combinedを間抜け面で見送ったハゲ。だがその表情はすぐに元に戻った。

 

 「確かにGate Guardians Combinedは破壊された……だが、ゲート・ガーディアンは破壊されず、攻撃力も5025ポイント!! ガーディアン・キマイラでは倒せないぞ!」

 

 「そうだね。確かにこのままじゃ倒せない。アニキの力だけでも、偽遊くんの力だけでもダメ。ボクも、蘇らなきゃいけないんだ。

 

 魔法カード『死者蘇生』発動! 極戦機王ヴァルバロイドを特殊召喚!!」

 

 極戦機王ヴァルバロイド ATK4000

 ガーディアン・キマイラ ATK3300

 

 

 「フフフハハハハハハハ!!!! 足りぬ!! 足りぬわァ!!

 

 こちらの攻撃力は5025ォ!! ぜんっぜんまっったく足りてねぇ!!!! ヒャハハハハハハハァー!!!!」

 

 え、何? 急にキャラ崩壊するじゃん怖っ。ほら後ろの方のハゲもなんか引いてますよ?

 

 「魔法カード『受け継がれる力』を発動。

 

 ガーディアン・キマイラを生贄に、極戦機王ヴァルバロイドの攻撃力をアップさせる」

 

 「……は?」

 

 

 極戦機王ヴァルバロイド ATK7300

 

 

 「攻撃力…………7300だと」

 

 

 「おー行ったねえ疑似ユーフォロイド・ファイター。本家のユーフォロイド・ファイターは確かパワボン込みで8000だっけか。ちょい負けてるけど、まあいいか。関係ないし」

 

 

 「バトルフェイズ! 極戦機王ヴァルバロイドで、ゲート・ガーディアンに攻撃!! ダメージ計算前に『リミッター解除』を発動だあああああーー!!」

 

 

 極戦機王ヴァルバロイド ATK14600 VS ゲート・ガーディアン ATK5025

 

 

 「ハハッ! ったく、誰がそこまでやれって言ったよ。上出来だ。馬鹿弟子がァ!!」

 

 

 「「うわああああああああああーー!!!!」」

 

 ハゲ LP−9175

 

 

 

 

 「これがボクとアニキと偽遊くんの力だ!! 思い知ったか迷宮兄弟」

 

 

 

 「「ぐぅ…………」」

 

 

 このあと、見事なオーバーキル勝利を決めた二人に対して、会場から惜しみない拍手が送られた。そして、原作通り、禿狸からデュエル戦略のレポート50枚も言い渡されましたとさ。

 めでたし、めでたし。

 

 

 

 

 

 

 「理不尽だー!!」




やーっとデュエル終わったよ……もう暫くデュエル書きたくねえ……
 

タッグデュエル全体を通して

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