遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜 作:SOD
高評価下さい!! 行きそうで行かない赤バーを下さい!!
お気に入りあんなに入ってるじゃないですかよおおおおおおーーーー!!!!!!
※AtoZの効果勘違いしてたので、強引修正入りまーす。オールフィクション。
三沢大地 LP1300
手札3
万丈目 LP4000
手札6
AtoZードラゴン・バスターキャノン ATK4000
「どうだ三沢!! 神にも匹敵するこのチカラ。そしてそれを使いこなす最強のデュエリスト!
もはやキサマに勝利など無い!! フハハハハハハハハハー!!」
自分に酔っ払っているかのように高笑いする万丈目くんを、その場の殆どの人間が悲しいものを見る目で見ていたわ。
この学園に来ている殆どの生徒が、一度は夢を見る。
そんな中で未だ自身の最強を口にする万丈目準は、普通なら称賛される精神性の人物と言える。けれどそれは……。
「…………(モグモグモグモグ)」
私の隣で彼のことを悲しい目で見ず……いいえ、
「………………万丈目……」
対戦相手の三沢くんですら、万丈目くんのその姿を見る目は、悲しいような戸惑うような視線になっている。
そんな時、一人だけ空気を読まない男が声を上げた。
「いいなー! 万丈目ー! 後でオレともそのデッキでデュエルしようぜー!! どっちが最強か勝負だ!」
「…………十代」
「アニキ……」
「十代……ッ!」
遊城十代。オシリスレッドでありながら、高い実力を持つもう一人の天才デュエリスト。虚路居偽遊を除けば、その場で唯一万丈目くんの言葉に俯かなかったデュエリストだ。
「なあ良いだろ偽遊。オレにもあのデッキの万丈目とデュエルさせてくれよ!」
そう言いながら、純粋な笑顔で彼に話しかけた。
アイツは、あの場でただ一人。虚路居偽遊の強さに絶望していなかった。
「んー……まあ、明日なら良いよ」
「えー何で明日なんだよー!」
「んー
アイツ、負けることにビビってるから」
「何を言っているんだ。この状況を見て、オレが負けるだと?
そんなことあるわけないだろう!!」
「ふーん」
万丈目くんの言葉に、まるで興味を示さずに次のお菓子の封を開けようとするだけ。むしろ全然開かなくてそっちにしか集中してないみたいだったけれど。
「じゃあ、万丈目が良いって言ったら良いのか? なあ偽遊〜!!」
「あーはいはい。分かった分かった(ビリィ!!)ーーああっ!!? カールが全滅したぁ!!? 今日の最後のお菓子が!!」
お菓子を開けるのに失敗して、わたしの足元で絶望orzした偽遊は、この後もうメソメソしてデュエルが終わるまで全然喋らなくなったわ……。
(………………本当に……この人、亮に勝った……のよ、ね……)
「ぐすっ……上半分切ればあるいは……!」
「止しなさい」
「ううっ……!」
「……あー、オレのターンだったな。」
「…………あ、ああ。早く続けてくれ。力が抜けそうだ」
「そうだな。じゃあ気を取り直して。
オレのターン、ドロー!」
学園の帝王を倒した実質学園のトップである人間が、お菓子の袋を開けるのを失敗してメソメソしている現実から目を逸らして、デュエルが再開される。
「このAtoZは、相手の発動したカードを無効にして破壊出来る。もはや三沢に勝ちはない……オレが、勝つ!」
「…………どうやら、本当に偽遊の言うとおりらしいぜ」
「なに?」
「この瞬間、オレの勝利の方程式は完成した」
「方程式だと? 何を今更……」
「今証明してやるさ。まずは墓地から罠カード発動。前のターンにサイクロンで破壊されていたブレイクスルー・スキル! これでバスターキャノンの効果を無効にする」
「墓地から罠カードだと!?」
「これで、バスターキャノンの効果を無効にする効果はもう使えない!」
「それがどうした!! 攻撃力4000のモンスターがいて、オレのライフを削りきれるつもりか!」
「そうだ、万丈目。そのお前が
「言うに事欠いて、オレがAtoZを持て余しているだと!? ふざけるな!! オレはこのデッキを、虚路居以上に使いこなしている!!」
「いいや。偽遊なら、こんな負け筋は作らなかった……」
「負け筋……!?」
一体何をしようとしているのか。攻撃力4000のモンスターを起爆剤。負け筋とまで言い放った三沢くんの次の一手に、誰もが注目している。
「行くぜ。魔法カード『
見たこともないカードが、ソリッドビジョンに現れる。おそらくこれも、虚路居偽遊のカード。
「理科の授業で使う模型みたいなカードっすね……」
「ええ。一体どんなカードなのかしらね」
「ワクワクするぜ!」
「このカードの効果により、オレはフィールド魔法『
三沢くんがデュエルディスクにカードを挿入した瞬間、バチバチと可視化された稲妻がフィールド内を忙しなく駆け巡った。
それ以外に特に変化はない。今は。
「なんだこのしょぼい静電気は。こけおどしのつもりか?」
「いいや。これはオレの切り札を充電するためのスパークさ。
そして、こいつがお前にトドメを刺すモンスター。手札から、レベル8デュアルモンスター『進化合獣ヒュードラゴン』を召喚!」
進化合獣ヒュードラゴン ATK200
「レベル8のモンスターを生贄無しで召喚した!?」
「これが、スパーク・フィールドの1つ目の効果。レベル5以上のデュアルモンスターの召喚の生贄を無くすことが出来る」
「だが、たかが攻撃力200だ! まして、デュアルモンスターなど、召喚した上で更にそのモンスターを召喚しなければならない二度手間の雑魚モンスターだ!! そんなものに負けるものか!」
「スパーク・フィールドのもう一つの効果発動! デュアルモンスターを一体召喚出来る。
オレは化合獣オキシン・オックスを召喚」
化合獣オキシン・オックス ATK0
「フン! 雑魚を何体並べても無駄だ!! デュエリストを勝利に導くのは、圧倒的な力だ!!」
「万丈目。覚えておけ。力は弱ければ使い物にならない。だが、『水』は一滴でも、地上の『海水』全てでも、等しく『水』だ」
「世迷い言を。人の命を洗い流す海水と、その辺の蛇口の締め忘れの水が等しいはずがあるか!!」
「『点滴石を穿つ』ってな……手札から魔法カード発動! 『ミニマム・ガッツ』。
オキシン・オックスを生贄に捧げ、万丈目。お前のドラゴン・バスターキャノンの攻撃力を0にする!」
「なんだとおおおー!!??」
AtoZ ドラゴン・バスターキャノン ATK0
「バトルだ! 進化合獣ヒュードラゴンで、AtoZ ドラゴン・バスターキャノンに攻撃!!」
進化合獣ヒュードラゴン ATK200 VS AtoZ ドラゴン・バスターキャノンATK0
「ぐうっ……!!」
万丈目 LP3800
「………………」
ヒュードラゴンの攻撃で破壊されたドラゴン・バスターキャノンを見送った三沢くんが、万丈目くんを悲しい表情で見つめる。
「………………何だその目はァ……っ! 何だその顔はァっ!?
たった一度! たった200のダメージを与えただけで勝ったつもりでいるのか!? あんな水鉄砲一発で勝利したつもりか!?
あんなもの、1万回くらったって屁でもないわ!!」
「ミニマム・ガッツの効果で攻撃力がゼロになったモンスターが戦闘で破壊された場合。相手に元々の攻撃力分のダメージを与える」
「………………な」
「…………Q.E.D. 証明終了だ」
万丈目 LP0
「バカな……オレが……負けた…………」
「万丈目。この『ミニマム・ガッツ』は、偽遊が唯一お前に見せてやってくれと言ったカードだ」
「………………何が言いたい」
「オレにも分からなかった。ただ、オレの組んだデッキと、不思議と相性は良かったから入れることにしただけだ。
けど、今なら分かる。お前は……力に溺れているわけじゃない。
大人が酒に逃げるように、力に……逃げたかっただけなんだ」
「……………………力に、逃げる……?」
「偽遊はよく言っていた。カードが強ければデッキは強くなる。勝率も上がる。
でも、それで自分が強くなったつもりで酔っ払ったデュエリストから、足を踏み外して負け犬の坂を転がり落ちる」
「ーー負け犬の……坂……」
憎々しげに三沢くんを睨む万丈目くん。その膝は今にも崩れ落ちそうで、それを叱りつけるように両手で掴んで、歯を食いしばって立っていた。
すると、それまで情けなく散らばったお菓子を掃除していた偽遊くんが、観覧席から飛び降りていった。
「いでっ!?」
転んだ……みっともない。
「うつ……ろい……っっ!!」
無様に床に転がる偽遊を、万丈目くんが上から見下ろす。屈辱感がにじみ出ている。
一方、万丈目くんに見下されている偽遊は、あまり感情の無い瞳で万丈目くんを見上げていた。
「万丈目、あのさ……」
「オレを
喉が張り裂けそうなほどの絶叫に、その場の全員が目を見張る。憎しみと、恨みと、劣等感。誰もが感じるほどに、噴き出していた
ただ一人。虚路居偽遊以外は。
「いや別に。俺、今のお前には興味無いし」
「ーー」
その言葉に、今度は万丈目くんが言葉を失った。
「それより、お前今日で学校辞めるじゃん? そのデッキ回収するわ。
ノーマルカードばっかとは言え、
「ーー」
表情が……消えていった。
でも、そんな万丈目くんに目もくれず、彼は貸し出したデッキを回収すると懐から厳重に密封された一枚のカードを取り出して、万丈目の制服の内ポケットに入れた。
「うん……醤油の臭いはしないな。
『ミニマム・ガッツ』のカードだ。お前に
そう言うと、彼はデュエル場から出ていった。
その日の内に、万丈目くんは学園から姿を消して行きました。
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これが、万丈目くんの人生が変わった日の出来事です。
と言っても、虚路居偽遊が現れる前から大分天狗になってはいたので、もしかしたらアレがなくても彼は退学していったのかもしれません。
え? なんでその状況からさっきの付き人のような感じになっているのか? ですか。
そうですね……アレから今の関係性になるのは、知らない人から見ると理解出来ないと思います。
正直に言ってしまうと、私も完全にあの二人の関係性は理解出来ません。ただひとつ、私から言えることは…………。
『起きろ
『ーー!!??????????????』
『どうだ、キサマを叩き起すために習得した飛び両膝みぞおち!! 二度寝が出来る痛みではあるまい!!』
『ーー!!!! ーー!!!!』
『何が殺人未遂だ!! こうでもしなければ冬眠中のクマのように5度寝6度寝するだろうが!! それでオレがどれだけ色んなところに頭を下げたと思っているのか!!』
『………………(´・ω・`)』
『わかったらさっさとベッドから降りろ! 朝食が冷めるわ!』
『…………!』
『……ッッッーーベッドから出ずに飯が食えるかあああああー!!!!』
『ーーーーーーーーーーーー!???』
ーー昔は昔。今は今。
と言うことなんだと思います。
友情。
万丈目サンダーの出番
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欲しい
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このまま出ないほうが幸せなんじゃね?
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サンダーを出さないわけがあるか!!!!
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……おジャマ・イエローが、見たいです!