遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜   作:SOD

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真面目な話したからギャグ入れなきゃ


偽遊、男の涙。カレーのお預けを喰らうからッッ!!!!

 

 昼休み。校長室。

 

 「………………なあ、禿狸よぉオイ……」

 

 「禿狸!?」

 

 「アポも無く気軽に人様を呼び出すの止めようよ。いい年こいたオヤジなんだからさぁ……緊急性もなく人を一方的に呼びつけることに違和感とか感じないのかね? 常識ってご存知ない?」

 

 「あ……まあ、それは……はい」

 

 「あんたのその配慮の無さのせいでさあ、こっちとらまた簀巻きでレイたんに運ばれたじゃねえかよ」

 

 「そもそも校長先生の呼び出しを無視しないの! だめだよっ!」

 

 

 俺は台車に載せられて、再びレイたんにグルグル巻にされて校長室にいた。しかも今回は昼休み。コイツ俺が飯食わずに生きてると思ってない? 人は他人の悲鳴や絶望を啜って腹を満たすことなんて出来ないんだよ?

 

 

 「だってさぁ…………今日は珍しくカバちゃんがカレーを…………っ!!(涙ボロボロ……)」

 

 ラーイエロー唯一のメリット。それは寮長樺山の作るカレーライスだ。こればっかりは、飯は不味くなければ良いと思ってる俺も固執するレベル。そうでなくてもこっちとら年齢だけ重ねたこどおじ。カレーライスは好物です。

 もしもデュエルアカデミアで助ける命に優劣を付けるならカバちゃんはトップテンには入る。俺的に。

 

 「ちょ!? な、泣かないでよ偽遊ー! よしよし〜いい子いい子〜」

 

 「まだ全然おかわりしてないのに……っ(ドバドバ溢れる涙)」

 

 「あああああ……!? ゴメンね〜ごめんってば〜」

 

 「うう……っ、ぐすっ……スパイスと野菜の甘みを調和させて、肉を口の中でとろけるくらいに融和させた黄金のカレーライス…………っ。料理人の心が籠もらないと完成しない分、脅せばどうにかなるような物でもないのに……っ!」

 

 「いや、先生を脅しちゃだめだよ。何でそこに脅す選択肢が入るのよ……」 

 

 「一食食いそこねることは人生の損失なのに……っ!!」

 

 「そんなに好きなの!?

 

 うう〜ん…………ねえ偽遊。そのカレーライス、ボクが作ってあげるんじゃダメ? 樺山先生にレシピ聞いて頑張って作るから……ね? 許してくれない? ほ〜らよしよし〜」

 

 「……………………ぐすっ。美味しく作ってね。レイたん……」

 

 

 (………………小学生の女の子に抱きしめられながら頭を撫でられて泣くデュエリスト。

 これが……亮を倒した【獣王(キマイラ)】の姿か…………私は、何かを間違えていたのだろうか……????)

 

 「はぁ……良かった泣き止んだよ。

 

 ほら、偽遊。ちゃんと校長先生の話も聞こう?」

 

 「………………んで、何の用よ?」

 

 レイたんの手作りカレーライスの確約を得はしたが。

 カバちゃんカレーライスは俺のガチの好物だ。

 事と場合によっては、レイたんの知らないうちに学園の火山近くに生き埋めにしてくる軽めの体罰をお見舞いしてやる。 

 

 (あの目はカレーライスの恨みの諸悪の根源である私のことは許していない目だ……場合によっては私の命が危ないかもしれない…………)

 

 「ああ……その。

 

 学園代表選についてなんですがーー」

 

 「レイ縄を解け。あの愚者にちょっと用がある」

 

 「ーーっっ!??」

 

 (1秒前までギリギリヒト科を保っていた目が獣のソレに!?)

 

 「………………はぁ。仕方ないなぁ」

 

 (仕方ない!? ソレは私に今生の別れを告げるという意味ですか!?)

 

 「よいしょ……っと」

 

 (…………? 偽遊くんの頭にレイくんが覆いかぶさって目と耳を塞いだ……?)

 

 「校長先生。お話はボクが聞いて偽遊に伝えます」

 

 「それは……何か意味が?」

 

 「それで駄目ならボクはもう校長先生を庇えませんよ……。

 

 偽遊はボクには手を出さないけど。話を聞いてると他の人には車で追い回したり手足を封じて痒くなるものを塗って拷問したりとかするらしいです。

 

 ボクの協力いりませんか?」

 

 「ーー是非おねがいします。キミが我が学園の希望です」 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それから俺は縛られたまま台車でGOしてマイルームへ戻るのだった。当然カレーは残ってない。

 

 「それでね。ノース校の代表は全員一年生になりそうなんだって。だから偽遊に…………」

 

 「ふーん。もぐもぐ……」

 

 腹が減っては大和撫子。俺は佐藤先生の実践理論をサボって部屋に買っておいたポテチをもぐもぐしている。しかもレイたんのお手々でのあーん付き。お前らに言いたい。羨ましいだろう〜と。

 

 しかし、聞いている話の方はゲンナリする内容だ……。

 

 (万丈目が出ると決まる前から出場人数を3人に変更って時点できな臭かったけど。この前のフェリーの件で転生者が複数この次元にいることは確定している。

 

 平等院はともかく。焼き殺したボンボンゴミ太郎の方は明らかにこの次元に干渉して良い思いする気満々だった。

 

 奴らの統率力や規模がどんなもんかは知らんし、そもそもノースの方も平等院の仲間と決まったわけでもない。だが…………)

 

 「間違い無く……転生者が絡んで来てる案件だな」 

 

 「転生者……?」

 

 「………………平等院みたいな……いや、『俺と同レベル程度の実力のデュエリスト』が向こうの代表に出てくるだろうってことだ。もぐもぐ……」

 

 俺の身の上なんざ、幼女に語って聞かせる意味はない。レイたんから俺への認識なんて、デュエルが強いが頭と性格と常識とその他諸々が一概に終わってる変態紳士くらいで充分だ。

 

 「…………フェリーの時みたいなことが起こるの?」

 

 「それは分からん。分かるのは、この学園のデュエリストじゃ歯が立たないだろうと言う事ぐらいだ」

 

 つっても、戦争仕掛けてくるつもりならワザワザ代表を3人に変更して匂わす意味もねえよな。闇討ち紛いの感じで良いじゃんな。俺なら絶対にそうする。寝込みか背中。これは基本だ。

 だからお遊び半分って可能性も否めない。

 

 

 「そういう意味じゃあ……校長のハゲが()()()()()()()()()()を俺に選ばせたいって言ってきたのは、都合が良いかもしれねえな」

 

 俺の目と耳を塞いで話を聞いてきたレイによると、校長は【キマイラ教】でデュエルの手解きを受けている生徒に代表を頼みたいらしい。理由はその方が絶対に強いからだそうだ。

 教育者としてのプライドとか無いんですかね? と思ったが、クロノス教諭の燃え上がる推薦があったらしい。

 

 改心クロノス先生にそう言われちゃうと断れないなぁ……。

 

 そして

 『俺に心酔してるヤツは下手したら校長が指名しても俺が全員の目の前で断ってるからって理由で断られるかもしれない』

 から俺から選んだことにして欲しいらしい。オイマジで教育機関の(おさ)オイ。 

 

 

 翔とか神楽坂とか。喜んで死地に行きそうな飢えている奴をチョイスして、カミカゼさせるとかが可能になった。兵隊は忠実なら持っておいても問題ないだろ。

 

 場合によっては俺が万丈目以外の二人。あるいは三人を全抜きすることを考えておくか…………。

 

 これが戦争なら、万丈目はマジで誰かに倒しておいて欲しい。 

 ただのお遊びなら、全敗でも何も困らない。

 

 「さーてどーしたもんかなー」

 

 手駒はあるけどそもそも相手の目的が分からない。これは俺が苦手な分野だ。顔メタの効かない相手との大会初戦って感じ。

 

 「………………そう言えば偽遊。この前佐藤先生とデュエルした時のお願い聞いてくれる約束、まだだったよね?」

 

 「ーーん!?」

 

 え!? 何その猛烈に嫌な予感のするタイミングでの発言は!?

 

 「あのね……」

 

 「代表戦には出さないぞ」

 

 「どうしてよ!?」

 

 どうしてよじゃねえよ!! マジで考えてやがったか!!

 

 「レイが危険に向かっていくこと。それ即ち、俺の仕事が増えるからだ」

 

 「………………ボクが弱いから……?」

 

 「そうじゃない。仮に強くても俺はお前をそんなキナ臭いとこに送らない」

 

 「だからどうしてよ!」

 

 「そんなもの、俺が嫌だからに決まってるだろ。まして、この件の選手選定の権は俺にある。

 

 出す為には相手の同意がいるが、出さないためなら俺の独断で許されるからな」

 

 「何よそれ!! ボクだって偽遊の授業毎日受けてるし、誰より偽遊と一緒にいるんだよ!?

 ボクだって強くなってるはずだよ!」

 

 「なってるだろうね。

 

 ()()()()()()()()()

 

 「!!」

 

 「俺と平等院のデュエルを一番近くで見ていたのはお前だ。レイ。

 

 命懸けの闇のゲームの中で、しっかりと見ていた筈だ。あのデュエルを。

 

 

 お前……俺の本気に着いてこれるつもりでいるのか?」

 

 「…………それは…………」

 

 「別に俺はお前が負けることを問題視してるわけじゃない。

 これが学園の中での大会なら、いくらでも推薦してやるさ。負けても死ぬわけじゃないからな。

 

 だが、これはそうじゃない。下手したら、あの時のような闇のデュエルが始まるかもしれないんだ」

 

 「闇のデュエル……っ!」

 

 「俺はお前を命懸けで護った。そんな俺が。送れるわけ無いだろ。お前を死地かもしれない場所になんて」

 

 「…………そんなの、ボク……嬉しくないよ」

 

 「喜ばすつもりは無い。

 

 お前を死地に送るぐらいなら、俺はお前に一生恨まれても構わん」

  

 「ーーッッ!?」

 

 「ご褒美は他のことにしなさい」

 

 流石にこればっかりは、レイたんキャワイイね〜チュッチュッで済ますわけにはいかん。 

 

 

 「………………ほんとに、ダメ……?」

 

 「闇のデュエル絡みのことは断固拒否する。

 

 お小遣いをねだられれば財布の紐を焼き払うし、学園でムカつく奴をデュエルで倒してと言われれば瞬殺してやろう。

 プロに成りたいと言うなら、レイより強いやつを全員蹂躙してきてやる。

 

 強くなりたいと言うなら、強くだってしてやる。

 

 でもな。子どもを死地に送れるなんて、いくら常識が焼き切れてる俺でも無理だ。

 誰が好き好んで未来ある若者を闇に葬れるものかよ」

 

 

 「………………ばか……変人の癖に、なんでそんなところばっかり……ばか……」

 

 レイたんは拗ねたのか、持ってたポテチを自分で食い始めた。まあしゃーない。ポテチでレイたんの命が買えるならくれたるわ。

 

 「ばか……。

 ボクがいないとちゃんと朝起きれないくせに…………小テストボクより悪いくせに。ボクが教えて上げなきゃテスト直せなかったくせに。ばか……」

 

 それはお前の頭がいい意味でおかしいんだよ。何で小学生が高校の授業についていけてるんですかね?

 原作でも全然描写されてなかったけど、卒アル委員会とか任されてたし。勉強に苦戦してた様子がまるで無い。

 恋する乙女は無限大とか言っても、実際この子多分天才キャラですよね? 

 

 「……………………はぁ…………レイ」

 

 「………………なによ。ばか」

 

 「安全が確認出来るようなら出してやる。それで妥協しろよ」

 

 「………………なんにも分かってない。偽遊のばか……」

 

 「……?? なんのこっちゃ……?」

 

 

 「…………もういい。

 

 ご褒美変えるね」

 

 「お? おう。言ってみ。闇のデュエルが絡まなきゃ大抵のことは脳死でOKを……」

 

 「シンクロ召喚を教えて欲しいな」

 

 

 

 

 「…………………………」

  

 

 シンクロ召喚覚える→モーメント回転する→未来(5Ds)滅ぶ→イリアステル来る→レイたん狙われる。

 

 

 

 

 「ガッッッッッーーデムッッッ!!!!」

 

 

 

 

 「え? 何? どうしたの!?」

 

 

 このあと滅茶苦茶説得した。

 

 




段々と偽遊が親戚の子どもを育てることになった元ヤンパパみたいな感じになっていってる気がする……。

今の偽遊とレイの関係性

  • その他
  • エッチなものが読みたいんだよぉ!
  • もっと恋愛に発展してほしい
  • 相棒っぽくなってほしい
  • ダメ親としっかりものの娘へ
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