遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜 作:SOD
何とかいい感じにデザインとキャラクターが出来上がったから投稿。
話はポンと湧くのにキャラクター迷うから進められねえんだよねぇ……
学園代表選手の一人として現れた万丈目。そして、
「ウオオオオオオォォォー!!!! 神獣王バルバロスで攻撃だアアアアーー!!!!」
「獣王アルファで受けて立ちます!! 来なさい戌!」
「今日こそどっちが学園二番か! デッド・オア・アライブはっきりしてやるワン!!!! 辰!」
神獣王バルバロス ATK3000 VS 獣王アルファ ATK3000
「ガタガタガタ……!!!! 獣王が二体いるノーネ……ガタガタガタガタガタガタ……!!!!」
万丈目兄弟、テレビ局、ノース校の生徒たち。そしてトメさんのキッスを巡り争うオッサン二匹。いずれも例外無くその場の全員がそのデュエルに目を奪われていた。
竜を模した被り物をした少女の辰。そしてシベリアンハスキーの被り物をした少女の戌。両者ともこの学園代表選手を決める際の予選、強化後も含めてその全てのデュエルで全勝し他を寄せ付けず。遂には偽遊によって
『…………今からこの二人は引っ込めまーす』
と予選の試金石として出禁を喰らった実力者である。
そんな二人が何故この大事な日にわざわざデュエルなどしているかと言うと…………。
「辰だけズルいワン!! ボクだってご主人のお使い出来るのにぃー!!!!」
神獣王バルバロス ATK3000
神獣王バルバロス ATK3000
神獣王バルバロス ATK3000
「…………そう言って貴女は、今朝も
「それはちょっと失敗しただけだワン!!」
「封を開けたミルクをいきなりコップに垂直にした時には、さすがに気が遠くなる思いでした…………」
「でもご主人は許してくれたもん!! ミルクだって勿体ないから舐め取ったよ! 何でか止められたけど!」
「…………その悲劇を二度と起こさぬ為に、主様からミルクは全てストローを挿すタイプの物に変更するよう言われました。
………………お仕えする主様の土下座を未然に止められなかったことは、ワタクシの生涯の不覚です……っ(ギリッ)
ーーだから貴女は……いい加減大人しくしていなさい!!」
ホルスの黒炎竜Lv8 ATK3000
「い〜や〜だぁ〜!!」
百戦王 ベヒーモス ATK2700
「ワガママを言うんじゃありません! 主様に怒られますよ!」
アークネメシス・エスカトス ATK3000
「辰のハラグロー! ご主人の前でだけいい子ぶりっこー!
告白してきた男子達を椅子と足置きにしてた女王様ー!!」
震天のマンティコア ATK2300
「………………戌。あなたもしもその話、主様にしたら」
「し、したらなんだよー!」
「貴女を本気で許さないわ…………」
ドラゴンメイド・シュトラール ATK3500
「ちょ!? それはご主人から人前で使うなって言われてーーきゃううううん!!??」
戌 LP0
「…………生まれて初めて心酔した主様に良いところ見せようとして何が悪いって言うのよ。ふんっ」
「………………おい、準。一体この学園はどうなっているのだ?」
「…………長作兄さん。オレにも、さっぱり分からない」
「………………なあ、準。オレとアニキが、金に物を言わせて買ったカードの中には、アレに勝てるカードはあるのか」
「…………あるわけ無いだろ。正司兄さん。
アレは多分、キマイラのカードだ。オレが知らない間に……学園のデュエルの歴史はすっかり変わっちまったらしい。さしずめ、浦島太郎だな。フハハハハハ」
「「………………」」
「ハハハ……なんで? なんで攻撃力3000近いモンスターが、次から次へとバーゲンセールのように出て来てるんだああああーーー!!!?」
「ご来場の皆さま。そして、テレビで中継をご覧の皆さま。大変長らくお待たせいたしました。
デュエル・アカデミア本校と、デュエル・アカデミアノース校による、代表選手対抗試合が間もなく開始致します。
一人のデュエリストとして、未来のデュエルキングを目指して日々を研鑽を続けるデュエル・アカデミアの代表選手六名によって繰り広げられる最高のデュエルが、皆さまの
ここまで来るのにどれだけの寄り道をしたことだろうか?
ここまで記すのにどれだけの苦難を乗り越えただろうか?
逸れに逸れていた話が、ついに遊戯王デュエルモンスターズGXの本編に戻ってきたのだ。
本来なら司会はクロノスがやっていたが、そこはそれ。どうせ大して話してはいなかったのだから、可愛い女子がいた方が画面の幸福度は高いと言うもの。今デュエルフィールドの真ん中に立ち優雅な笑みを浮かべ、淀みなく司会と学生
「それでは、只今より第1試合の選手を皆さまにご紹介させて頂きます!
まずは本校生徒より。一年生、オシリスレッド所属。遊城十代くんです」
(…………主様に選手一任の件を仰せつかった際、万丈目準と遊城十代は可能な限りデュエルをさせるようにとのご指示でしたが。主様は何故この組み合わせを望まれたのでしょうか?
何にせよ、事前に万丈目準が先鋒だと情報を掴んで来てくれた申には感謝ですね)
遊城十代の出場が終わり、辰は意識を切り替えて万丈目の紹介に移ろうとする。
だが、それを止め、万丈目は自ら名乗りを上げる。
「お前達、このオレを覚えているか!?
この学園で、オレが消えて清々したと思ってる奴!
オレの退学を自業自得だとほざいた奴!
知らぬなら言って聞かせるぜ。その耳かっぽじってよく聞くがいい!!
地獄の底から不死鳥の如く復活して来たオレの名はーー!!
1、10ーー」
「「「百、千!!」」」
「ーー万丈目さんだ!!!!」
「「「「サンダー!! 万丈目サンダー!!!!」」」
「オレは!!」
「「「サンダー!!!!」」」
「万丈目!」
「「「サンダアアアアァァァーー!!!!」」」
「行くぞ十代!! デュエルだ!!」
(………………この名乗りはテレビの為に考えていたのでしょうか?)
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その頃、灯台元。
「………………」
「……………………スマホって偉大だよなぁ」
「ふぇっ!? あ、す、すまほ……? ですか!? すみません分かりません……っ!」
「そうだよねえ。時代が時代だからねえ。スマホ無いんだよね。だから万丈目兄弟が放送してるのを観れ無いんよね。じゃけんアナログに頼って電話が来るのを待ちましょうね〜ってことなんだけどさ。
ところで釣れない釣りって結構暇なんだね」
「あ、えっと……エサ持ってきますか?」
「ありがとう。でもエサ付けても多分こんなとこじゃ釣れないだろうから気持ちだけ貰っとくねー」
「あ、はい。そうでしたか……」
釣り針に餌も付けずに釣り糸を垂らす愚かな転生者、虚路居偽遊は隣で虎の被り物をしながらえちえちな格好でしゃがんでいるトラちゃんと、とりとめのない会話をしながらデュエルの開始を待っていた。
「トラちゃんはさ、その格好は恥ずかしかったりしないん? 年頃の女の子としては」
「え、こ、これですか……? い、いえ。動きやすいので、制服より気に入っています」
「…………お、おう。そうなんだ。寒くない?」
「はい。わ、わたし、体温高いので大丈夫です! ふ、ふ冬になったらカイロにも使えます!」
「マジかよ若い子最強だな」
(オッサンは寒いと死んじゃうから、雪とか降ってたら欲望に負けて抱きしめてしまうかもしれない」
「は、はははいっ!! わ、わたしで宜しければ、一年中! 366日どうぞ!」
(また心の声をお洩らししちゃったよ……)
「まあそんなに自分を安売りしなくても。いつか素敵な彼氏とか出来た時に黒歴史になっちゃうよー」
「………………わ、わたしは……彼氏なんて、出来ませんから……あはは」
(自分に自信のない子だな……顔に傷とか火傷でも負ってるんだろうか?)
「…………まあ、俺はトラちゃんの名前すら知らないから、勝手なことは言えないけど。
居場所を手に入れるために頑張れるのは、間違いなくトラちゃんの素敵な魅力だよ」
「え……え……!?」
「少なくとも俺は諦めた。誰かと仲良くなりたいとか、居場所が欲しいとか。
トラちゃんは自分に自信が無いみたいだけど、俺は自分で努力もせずに卑屈になって、仲良くなることを諦めて、喧嘩ばかりの時期があったんよ。
トラちゃんにとって、頑張るより諦める方が辛いことだったのかも知れないけどさ。
勉強出来ないからスポーツで結果出すぜーって奴がさ
『あいつ、スポーツ出来るけど勉強クソだから魅力ゼロです』
なんてならんやん?」
「あ、はい」
「だからトラちゃんも、なんか自分の嫌いなとこがあっても、ソコがむしろ好きって言うような人が現れる可能性は捨てなくてもええんやで。
……何せハゲでもデブでも、そこが好きなんて人が存在するくらいには人の好みはセンサー万別だからな」
「………………それは、人じゃなくても……でしょうか?」
「人じゃない? 何トラちゃんって実は虎と人間のハーフなの?
トラ耳生えてる?」
「え、あ、いえ……トラ耳とかは生えてないです……ただ…………」
俯きながら震えるトラちゃん。
「……? なんか知らんけども。人生相談ならせめて素顔を見せてから頼みたい。
実は顔がガイコツなんですとか、ゾンビみたいなんですーって言われると、流石にマッチングのお手伝いの難易度がエグいので、無責任なことが言えない」
「え……あ……えっと…………ご、ごめんなさい……わ、わたし、大丈夫ですっ!」
「…………そうか。まあ、気が向いたらお話しようや。デュエルの話でも良いし」
(いくら狂徒と言えども、仲良くもないオッサンに人生相談なんかしないか)
「あ、それならお聞きしたいことがあるんです……!」
「うん? デュエルの? どーぞ」
「じゃじゃあの……し、シンクー」
ppppp……!
「あ、連絡来たけ?」
「あ………………はい……」
目に見えて落ち込むトラちゃん。
「…………まあ、アレよ。今度の休みにゆっくり話そうや。ジュースとかお菓子とか買っておくから」
「…………はいっ!」
被り物で見えないのが惜しいような笑顔を浮かべて、トラちゃんは鳴り響く生徒手帳を手に取るのだった。
辰の子は満足しましたか?
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YES
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NO
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トラちゃん可愛かった
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偽遊の顔がウケた