遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜 作:SOD
デュエルしようと思ったけど、ちょっと勿体ぶることにしました。
べ、別に遊乃のデッキを構築してたらつい面白くなってもう少し拘りたくなったわけじゃないんだからね!!
学園代表戦、最終戦。原作には存在しなかった決闘の火蓋が切られた。
火武羅遊乃 LP4000
神楽坂 LP4000
「私のターンからだね。ドロー」
デッキからカードを引いた遊乃は、自分の手札を見つめながらうーんと眉間にシワを寄せて考えている。あまり手札が良くないのか。或いは元々そういうデュエリストなのか。
そこは個性と言えば聞こえが良いかもしれない。
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「あ、コイツあんま強くねえな」
だが、天上院明日香のデュエルが終わったことでようやく画面を直視出来るようになった偽遊は、この数秒で火武羅遊乃という少女のデュエリストとしての実力がお察しであると確信した。
「カードを引いただけなのに分かるんですか!? 流石はお師匠さまです!!」
「どうしたんだ大将。普段ならそんな即断な評価してないのに」
「な、何か、偽遊様にしか見えないものがあるんですか?」
「いや、別にそんな主人公みたいな超能力はねえよ。
ただ、先攻1ターン目は妨害がない限り理想の動きを安定して行えるようにしておく。これを最低限当たり前に出来なければ、少なくとも
「放課後の授業中に聞いたこともないような暴論が出たぞ……!?」
「お師匠さまは、仲良くない人や知らない人には猫被るとこありますからね。余所行きを完全に消した本音ということですね!」
「コホン。
火武羅遊乃がどういうデッキなのかは知らないが、少なくとも初対面の相手に1ターン目から長考するメリットが俺には見えない」
(まあ、一セット40分の時間制限で二勝を求められる大会環境を基準に考えすぎだと言われればそうかも知れないが)
「ファーストプランとセカンドプランが両方出来る手札だったにしても、どっちをやろうかなと悩んでいるとか。或いは最初から盤外戦術として手札事故を装って相手の油断を誘う算段だとしても。文字通り最も初から実力勝負を避けてる時点で、自分の腕に大した自信が無いんだろうよ」
「え? わわっ!?」
そう言うと偽遊は、ネズ太郎をヒョイと摘み上げて頭の上に乗せた。肩車と言うよりピカチュウの載せ方だ。
「ああー! 良いなぁ良いなぁ!! お師匠さま! 私も!! 私も乗せてくださいー!」
「う、羨ましい……っ!」
「なあメタウマよ、冗談はそろそろ休み休み言ってくれ。
お前こうして並んでみるとぜってえ俺より背高いじゃん。首が折れるわ」
「な、ならせめてお師匠さまを肩車させてください!!」
「何がせめてなのかまるで分からない。
いくらお前が恵体とは言え、女に肩車されるほど貧弱なカラダしてねえよ。ここに来てから筋トレとかしてんだぞコッチは」
そう言うと、それまで腰に根を生やしていた灯台から移動を始めた。
「あぁ〜ん!! だったら……だったら脚にしがみつきますー!!」
「ウゼえよ邪魔だよ歩けねえよ!!」
「うあああーーん!! 小さいカラダが良かったあああー!!」
コアラのように偽遊の脚にしがみつくメタウマ。
「あ、偽遊様……! ど、どちらへ行かれるのですかっ!?」
「くっっっそっ……!! こっ、の……ッッ!!
会場近くまで…………ッッ、行くんだ……よっ!!」
「修行してるみてえだな〜いくら女子とは言え、メタウマって結構な体重があったはずだが。歩けるとはなぁ」
「ああっ! ネズ太郎!! 乙女の体重の話は禁止カードですよ!?
お師匠さま、私は太っているわけではありませんからね!! ほら見てください、このちょっとズラすだけで溢れんばかりの豊満な胸を!! そして引き締まった肉体を!」
「おおういい度胸だメタウマ。この幼児体型に巨乳自慢してくるとはなぁ。
かくなる上は今夜にでも大将に夜這い仕掛けて自慢してやらねえとなぁ」
「あ、あの。偽遊様……テレビに映りたく無かったのでは……?」
「あぁーもう上と下が五月蝿えなぁ!! お前ら少しはトラちゃんの大和撫子的な静かさを見習えやぁ!!!」
「や、大和撫子……!? わ、私が、ですか……?」
「何言ってるんですかお師匠さま!! 今時三歩下がってなんて時代錯誤も良いところですよ!!
速攻で家に帰れる健脚でもって、仕事が終わった後、先に帰って手料理やお風呂の支度して出迎えてくれる嫁の方が、夫婦共働きの時代では最高の理想の嫁じゃないですか!! 自分で働き出した男ならこれがベストでしょう!?」
「それもどうなんだよ。
付き合いだの、自由が欲しいだので束縛を嫌うのが男の性だぞ。
状況に応じた臨機応変さと対応力こそが、男の理想だろ。
結局、適当ながらもワガママ聞いてくれる『丁度いい』が最強なんじゃねえか? その点オイラはこんなにも頭にフィットしてるぜ」
全く話を聞かずにヒートアップしていくネズ太郎とメタウマ。
両者、凸凹に火花を散らしていく。
「…………………………ああ、もう良い分かった!! 動物の被り物をしている女とは言え、ハーレム的な絵面を自分がやると考えると怖気が走るから、これだけはするまいと思ったが、もう面倒だっっ!!
メタウマ、手繋いで歩いてやるから脚から離れろ!!」
「はいっ!!」
「んなぁっ!?」
「ネズ太郎。お前には後で希望のエロ本が手に入るようにしてやる!! クロノス先生辺りに交渉すりゃあ何とでもなる! 最悪禿狸を脅す!!」
「おおっ!! やったー!」
「だからお前ら今日一日はもう大人しくしていろ。良いな?」
「「はーい」」
小学生のような返事にハァ……と肩を下ろしながら歩を進める偽遊。これぞゴネ得と言うものだろうか。もし翔辺りがやろうものならブッ殺されるだろうが、女は強い。特に童貞には強いのだ。
「……………………」
「トラちゃん」
「えっ!? あっ、はい!」
「言い忘れてたことがあるので、伝えておく」
「えっ!? えっ!? えっ!?
つ、伝え……!? 何ですか!?」
「いや……別に大したことじゃないんだが。
【キマイラ教】ではシンクロ召喚は教えない。少なくとも一般流通することが無ければ」
「え……あ、はい…………」
トラちゃんは、先程二人きりで話していた時に言いかけていたことについて話しているのだと気付いた。
少しだけ期待してしまった自分が恥ずかしい。
「だけども、この状況でトラちゃんだけ何も旨味が無いと完全に二匹のゴネ得で終わってしまって不愉快なので、トラちゃんには特別に『別の召喚法』について特別個人授業を受ける権利を進呈しようと思う」
「うぇっ!?」
「んなあ!?」
「べ、別の召喚法……ですか?」
「うむ。その名も『エクシーズ召喚』だ。
時期を見てみんなにも教えていく予定の安心安全(な筈)の召喚法だ。
羨ましいだろ〜と煽る時に使うと良い」
「エクシーズ……召喚…………っ!」
嬉しそうな声を出すトラちゃんに偽遊は向き直ると、人差し指を上に指して口に触れない程度の位置でポーズを取り一言。
「みんなにはないしょだよ」
せっかく出した新キャラなので、ちょっと設定集書いてみる。
金髪。貧乳。
性格。このすばのアクアから、女神としてのプライドを抜いて百合とその他良くないものを詰め込んだ感じ。
好きなもの。レイン恵。酒とギャンブル。ついでに甘味。
嫌いなもの。タバコ。サビ残。休日出勤。
座右の銘は
『手を出しては行けない金を使ったギャンブルで勝った後の飯の味こそが、勝利の味』
『欲しいものの為なら世界中の人間にサヨナラする』
『女のカラダは世界で唯一の万国共通通貨』
『パチカスとして恥ずかしくない判断をする』
『可愛いんだから許してくれ!』
転生者としての民度。
中の下。
前世では初代もGXも
若くて(幼女)可愛いボディを手に入れたと喜んでいたが、5歳くらいでサテライトにスポーンしたので食うに困る。最終的に生きるためにわりと何でもしていた。
ある日、マスターによって時間移動してきたレイン恵を発見した遊乃は『可愛いに出会った』とし、ストーキングするようになる。その過程でいつの間にか街に着いたので、適当に賞金の出る大会で勝ち上がり食事とまともな服を手に入れる。
その後、アイドルに貢ぐようにレイン恵に色んなものを買い与えるようになった。
物自体に関心は示さなかったが、危なげなく勝ちまくる遊乃のデュエリストとしての実力のみを買われて、タッグデュエルの大会にパートナーとして出場する。
なお、この大会は実質バトルロイヤルに近い形式のデュエル大会であった。
その後はコナミくんと同じような感じのルートを辿り、レイン恵が遊乃に心を開いていき、パーツ没収機能停止の憂き目に合う。
モヤウンのカレーでどうにか出来るようなサイコデュエリスト出なかった遊乃には助ける手段が無い。もう駄目かと思われたその時。
『騎士道を百合に捧げたと語る精霊』が現れて…………
なんやかんや今に至る。
気になったことがある人は質問して。
火武羅遊乃について
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性格が気に入った
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いくらなんでも滅茶苦茶過ぎる
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百合だから全て良し
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ビジュアルによる
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パンツ買いたい
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どうかこのデュエル負けますように