遊戯王GX〜社畜童貞のオッサン、糞上司の悪意でキマイラと共に転生する〜   作:SOD

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無駄話が多くてデュエルが進まねえ……!!!!
誰か助けて。あとあわよくば高評価付けて。評価バーがからしのように黄色いの! コチュジャンにしてほしい!


それが無理なら5千兆円欲しい。仕事の影響で腰が痛え。このままじゃ病気で寝込んでる狂徒R18のとこまで行けねえよぉドラえもん……俺には漫画の原稿が飛んでいって心が死んでるジャイ子が待ってるのに!!


ジャッジー!!

 

 火武羅遊乃 LP3600

 手札3

 場 フルール・ド・バロネス ATK3000

 

 神楽坂 LP1000

 手札2枚

 場セットモンスター1 リバース1

 

 

 「これは酷い……」

 

 

 俺がデュエル場の観覧席に着いて最初に見た光景がこれだ。ちょうどバロネスがオサレに降り立った辺り。

 何なんだあの金髪。こっち側のサキュバスより酷いじゃねえか。

 原作ネームドキャラにバロネス出す馬鹿がどこにいるよ。つーか、周囲のモブの話聞いてると、このデュエルはシンクロモンスターの販促を兼ねていてこの後販売会するらしい。

 

 「おお〜! お師匠さまお師匠さま!! 見てくださいあの騎士のようなモンスター! 立派な馬に乗っていますよ!!

 

 私もあのモンスター欲しいです〜!」

 

 隣でピョンピョンと飛び跳ねながらテンションを上げるメタウマ。軽く跳んでいるつもりなんだろうが、足が俺の下半身を置いてけぼりにするラインまで浮いている。

 

 「お師匠さまお師匠さま!! あのモンスター持っていませんか!? 何でもするので一枚欲しいです!!」

 

 ああ……またここにシンクロモンスターを欲しがる奴が生まれてしまった…………。

 

 「あのなぁメタウマ。あのカードはーー」

 

 

 

 

 『ーー我が名は、フルール・ド・バロネス!

 

 残念な女とクールビューティーの百合の間に入る男の玉を切り取り、女の子にする高潔の貴婦人也!!

 

 勇有る者のみ前に出よ! 花の剣が邪念を断つ!!』

 

 

 

 「……………………」

 

 何か幻聴が聞こえた気がする。

 

 「どうしましたかお師匠さま? あのカードは……何ですか!」

 

 「ゴホン。

 

 あのカードはな……」

 

 

 『男根・睾丸斬り咲いて徒花にしてくれよう……フフフフ』

 

 

 

 

 

 「ーーッッッッ、拗らせた行き遅れみてえなこと言ってんじゃねェよババアがぁァ!!!!」

 

 

 

 もう駄目だ。そう思った時には、俺はもうツッコミの声を上げていた。

 

 周囲の迷惑を考えない大声を上げたもんだから、あっちもこっちも視線が俺に集中しそうになる。

 

 「ひぃや!?」

 

  なので咄嗟にメタウマの陰に隠れた。身長差の関係で俺が身を隠すように屈めると、ちょうどメタウマの尻の肉が額に当たったが、今動いたらバレる。幸いここは一番上の席だ。見上げる奴らは高身長かつヤバい服装して致命的に目立つ馬の被り物をしたメタウマにしか目が行かないはず。柵の隙間からよく見れば見える筈の俺が動きさえしなければ……!!

 

 「……………………あ、あの……お師匠さま…………」

 「振り向くなっ! ちゃんとデュエルを見てろ!」

 「は、はいっ!

 

 ………………その、私の腰を掴んであまつさえ、お尻に額を当てているこの体勢は一体……?」

 

 「気にしなくていいからっ!」

 

 「し、しかしですね……中途半端に前屈みの体勢で動くなと言われてしまったものですから、その……お師匠さまの吐息が、あの…………お尻の穴にぃ……!」

 

 「分かったもう喋んないからそのままでいてくれ! いい感じに視界が逸れたら離脱すっから!」

 

 「はうっ!? は、はいぃ!」

  

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 「んん〜〜??」

 

 何処からか聞こえた声のする方をじ〜っと見ながら、火武羅遊乃は声の主を探していた。

 

 (今何か二次性徴を迎えた女の子はババアだと思っているロリコンのような男の叫び声が聞こえたような気がするんだけどなぁ……?)

 

 「………………今の威厳と色香が混じった思慮深き神聖なお声は……偽遊様のもの…………!!!!」

 

 (辰の狂徒から、偽遊様は、暇つぶしのため多忙につき、会場にはお越しになられないと聞いていたが…………)

 

 「くっ……偽遊様の御前でこのような無様を晒しては、生きたまま五体を自ら八つ裂きにしてもお詫びし足りない!!

 

 敗北は勿論……苦戦すら万死に値する!!」

 

 「およ?」

 

 「オレは更にカードを一枚伏せ、改めてターンエンドだ!!」

 

 「…………へえ。手数を増やしたんだ。

 

 バロネスに危機感でも感じたのかな?」

 

 「確かにそのモンスターには、形容し難い何かがある。まるで、数多のデュエリストの血と絶望、絶望を啜ったかのようなオーラすら感じる」 

 

 「すっげぇ……何その見識眼? チート主人公の力でも継承してんの?」

 

 「チート? しゅじ……何の話だ。さっきの転生者と言い……」

 

 「まあいいや。エンド宣言したんだし、私のターンに行くよ。

 

 ドロー」 

 

 「くそっ……何なんだよ……!」

 

 「さあ? 何なんだろうね?」

 

 遊乃は引いたカードをチラリと確認すると、イタズラな笑みを浮かべた。

 

 「まずはフルールの効果。1ターンに一度、フィールドのカードを対象に発動。そのカードを破壊する」

 

 「毎ターンフィールドのカードを破壊する効果だと!?」

 

 「破壊するのは、最後に伏せたリバースカード」

 

 「ーーくっ……! ならオレは、最初に伏せた方のリバースカードオープン!

 

 『ドラグマ・パニッシュメント』。モンスターを対象に発動。EXデッキから対象モンスターの攻撃力を上回るモンスターを墓地へ送り、そのカードを破壊する。

 

 オレはフルール・ド・バロネスを対象にする!」

 

 (ドラグマ・パニッシュメントか。EXデッキって言い方を考えればEXデッキの完成度は高いか? いや、シンクロモンスターの存在すら禄に認識していないんだから、ブリゲード・アームズからガルーラでドローの流れは無いか)

 

 「フルールの第二の効果を発動!」

 

 「2つ目の特殊効果だと!?」

 

 「フルールの第二の効果。生涯に一度、あらゆる効果の発動を無効にして破壊する!」

 

 「カードの破壊効果に加えて…………カウンター効果を………………併せ持つ、だと……!?」

 

 

 「言ってんだろ? フルール・ド・バロネス。シンクロ・モンスターの代名詞。

 

 そして、数多のデュエリストの悲鳴と絶望を啜る忌婦人だ」

 

 

 バロネスはドラグマ・パニッシュメントに薔薇の花を投げつけ、投げナイフのように刺して封殺すると、もう一方のリバースカードを破壊するべく剣を振るった。

 

 「さあ、ぶっ壊せ!!」

 

 「いや、まだだ! リバースカードオープン!!」

 

 「今度は狙った方を発動してきたか……」

 

 「罠カード『無限泡影』!」

 

 「はぁっ!? 無限泡影!?? 何でわざわざ後付けで伏せたのがソレ!?」

 

 「罠を伏せる時は常に全て破壊されることを想定しておくこと。

 

 ただし、直感が警鐘を鳴らすなら、対処札を全て用意することが正着手である場合がある。

 

 

 いずれも偽遊様の教えだ!」

 

 

 「へぇ〜……」

 

 (どういう教えだよ。何で論理とファンタジーが同居してんだよ。

 

 おかげでフルールは破壊されるしEXデッキからモンスターも墓地へ送られることになるしでよぉ……偽遊とかぜってえキッズだろコレ!! クソがよぉ)

 

 

 「無限泡影の効果でフルールの効果は無効。よってドラグマ・パニッシュメントの効果適用! EXデッキから攻撃力4500のクィンテット・マジシャンを墓地へ送る」

  

 「ふぃ〜やっぱしEXデッキは空薬莢だったか……。フルールがやられたが、まあしゃーない。

 

 これで伏せカードは全部無くなったし、これで思いっきりやらせてもらうぜぇ!!」

 

 「オレは負けない……偽遊様の信徒として!!」

 

 「あははは!! 信じる者は足元を掬われるぜ!! これ見てみ? 何か分かる? 死者蘇生〜!」

 

 「何!? 死者蘇生だと!??」

 

 「フフフハハハハハ!!! 効果で倒そうとすると大体2枚はカードを必要とする! これがフルールの真の恐ろしさ!

 それを再度場に出すはもはや犯罪! だがやる!! 美少女無罪だー! わーっはっはっはっはっはっはー!!!!

 

 (はつ)(どう)!!!!」

 

 ハイテンションでカードをディスクに挿し込む。

 

 

 

 「さあ再び来い、百合の間に挟まる男を唾棄する貴婦人!!」

 

 「くっ、くそ……っ!! あのモンスターがもう一度来たら、もうオレには……!!」

 

 「わっひゃっひゃっひゃっひゃ〜〜!! シンクロ召喚勝利!! 販促会成功!! 完っっ!!!!」

 

 「偽遊様…………面目ありません……ッッ!!!!」

 

 

 

 

 …………………し〜ん………………。

 

 

 

 「…………………………あれ? 来ないよ? 死者蘇生」

 「…………………………何だ? どういうことだ?」

 

 「あっれぇ〜? っかしーなぁ……?」

 

 カードを一度抜いては再び挿し込む。

 

 

 《Error. 既に発動されたカードです》

 

 「いや発動しろよ!?

 何で!? 何で!? 何で!? 何でぇ!? 何でじゃあああああーーっ!!」

 

 

 抜いては挿す。抜いては挿す。繰り返し行うが、結果は同じ。 

 

 

 「神楽坂。お前は指摘出来るようにしとけよ…………そこの金髪の人、無限泡影の縦列に挿し込んでるよ」

 

 そんな様子に呆れたような声が、さり気なく状況を説明した。

 

 「えっ!? 嘘だろオイ! こんな時にやらかしたのかよ!!!!」

 「偽遊様!!」

 「へ? 偽遊!? これが? 渋いなオイ!!」

 

 (いつまでもメタウマのケツに隠れてるわけ行かねえから、敢えて一番下まで降りてきたら、まさか無限泡影ターン中の魔法・罠の無効効果で停滞するなんてアニメと大会のハイブリッドジャッジ案件が起きてくるなんて思わんかった。

 

 けどこれ、神楽坂が絡んでるってことは実質俺が絡んでるようなもんなのよね。デッキ作って渡した以上はケツモチしねえわけいかねえし) 

 

 

 

 

 「……………………ドーモ、始めまして。虚路居偽遊です。困ってるみたいだったので、ジャッジを買って出て来ましたとさ」

 

 

 

 




もうすぐ100話か……なんか記念っぽいことするかな。今のとこ遊乃のビジュアル公開くらいしか思いつくことないが。



あやかしトライアングルのアニメは中々面白い。視聴中なう。

火武羅遊乃について

  • 性格が気に入った
  • いくらなんでも滅茶苦茶過ぎる
  • 百合だから全て良し
  • ビジュアルによる
  • パンツ買いたい
  • どうかこのデュエル負けますように
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