コンセプトは「思いついたはいいが、二次創作で見た事無いな?」
――俺に残されたものはこれだけだから、渡してたまるか。
「B級ランク戦、夜の部。まもなく始まります!」
B級ランク戦、実況・解説ブース。兎の耳の様なツインテールを楽しそうに揺らしながら少女が
「ボーダーの皆さんこんばんは!海老名隊オペレーター武富桜子です!第3Round、戦うは那須隊・香取隊・弓場隊・荒船隊の四部隊です!本日の解説陣は!」
桜子の振りに対して眠そうな目と緑がかった灰の短髪の青年と、口元が寂しいのか落ち着きなく口を動かすくすんだ金髪をツーブロックとした男性が返す。
「鈴鳴第一の村上鋼だ、よろしく頼む」
「諏訪隊の諏訪洸太郎だ。…なぁ武富、煙草は――」
「実況・解説ブースは禁煙となってますので!」
桜子の言葉にだよなぁ、とぼやきながらも洸太郎はポケットから棒付きのキャンディー*1を口にする。からころ、と口の中で飴玉が転がる音。
「では本日戦う4部隊の特徴をお二人にお願いします!初めに那須隊から!」
「那須隊は那須隊長を中心として、熊谷隊員が隊長に近接する相手の護衛、日浦隊員が狙撃で援護する方向性の定まった部隊だ」
「那須がリアルタイムでバイパーを引ける事、射手の中でも機動力が高い事も相まって
からころ。拡声器が飴の音を拾う。
「熊谷隊員は
「そこで足を止めれば那須或いは日浦の攻撃。離れようとするのであれば熊谷自身の機動力を生かした踏み込み或いは旋空が飛ぶ。チーム戦における防御の要だが、同じ防御重視の攻撃手としてどう見るんだ?村上は」
「防御からの反撃におけるタイムラグがほぼないのは見習いたいところだ。太刀川さんも一目置くほどだしな」
どよめきと、その中で当然だと言わんばかりに頷く少数の攻撃手。その中を気にせず洸太郎は狙撃手へと移る。
「日浦は那須隊の狙撃手、というよりは
「日浦隊員については未だ情報が集まり切っていないが、奈良坂隊員に師事している以上並大抵の技術ではないだろう」
桜子が那須隊の総評が終わった事を察し、明るい声を上げる。
「続きまして、香取隊!」
「良くも悪くも香取が中心な部隊だな。那須隊はいい意味で纏まっているが、香取隊は香取次第なところが強い。爆発力のある香取をカメレオンで三浦と若村が援護、というのが隊としての動きだ」
「ただ、この動きだと香取隊長は十全に動けるが…残りの二人が十全に動けるか、と言えば無理だろう。B級になれただけの能力が、方針に殺されている」
「そこだよなぁ…香取は一言で言うなら天才だ。アタッカーとして入隊してから1年弱で
鋼が頷く。
「三浦隊員は攻撃手の中で
「ただ、隊としての方針で斬り込みはあくまで香取であって三浦ではない。そういう意味ではトリガーの組み直しも視野となるな、弧月の他にもいろいろできてッし」
「弧月シリーズ*2の事ですね!村上さんも弧月を
カチンと飴を噛む音。洸太郎の顔は甘い物を噛んだにもかかわらず苦々し気だ。
それを無視して鋼は続ける。
「若村隊員は犬飼隊員に師事している
「ただ、若村次第では援護
「続きまして、弓場隊!」
「勝敗の分布は香取隊に近いが、本質的には那須隊が近いな。弓場隊長を中心として帯島隊員が遊撃、外岡隊員が弓場隊長に迫る相手を索敵して誘導した後合流しようとする他部隊を狙撃する」
「弓場の火力による超短期決戦と帯島による隊の援護、外岡の狙撃精度が噛み合う相手にはとことん噛み合う。特に
「今回は狙撃手が4名――ましてや荒船隊が居る状況!」
「そういうこった、ただまだ噂話という段階だが…新しく勧誘するつもりらしいな。次回あたりにお披露目だとか」
ぽつりぽつりと観客席からあがる噂話。
「それは楽しみですね!」
「弓場隊長は銃手2位であり、
「俺が散弾銃による面制圧なら、弓場はリボルバーによる一点特化だ。それだけなら太刀川・二宮に対抗できるだけの手とはなり得ないが、
「遭遇戦では先手を取って射撃、防御して構えている状態からであればハウンドで防御の隙を作って数瞬の隙を縫って射撃。単純だが、
溜息を吐く鋼。
相性の良い相手なら気にならないが、相性の悪い相手*3にはどうしようもない壁であり、ランク詐欺もいい所である。
「引き続き帯島は万能手の中でも熊谷に近い動きをする。防御或いは回避して反撃の速さは熊谷に軍配が上がるが、帯島はその反撃の射程の長さが特徴だ」
「香取隊長と同じ万能手であっても、帯島隊員は射手トリガーによる自由度の高さが強みだ。基本的な立ち回りとしては弧月で近接戦を仕掛け、相手が逃げる際にあわせてハウンドで追撃というのが多い」
「ただランク戦はチーム単位での戦闘だから帯島は無理に追撃する必要が無い、というのもミソだな。外岡に狙撃してもらうというのも視野に入るし、弓場が攻撃しているところで割り込ませなければ十分だともいえる」
「外岡隊員は狙撃手の中でも初撃の命中精度が高く、隠密行動に長けている。今回の弓場隊において一番役割が重いのは彼だろう」
「外岡が活きている戦場では迂闊に初動が取れないかンな。如何に他隊は相手に外岡の初撃を敵に押し付けられるか。弓場隊は如何に外岡を落とさず盤面にプレッシャーを与え続けられるか。その点で着目すると今回は面白ェかもな」
「最後に荒船隊!」
「「新しく入ってきたオペレーターのせいで根幹戦術が
2人の揃った一言。
「初期の荒船隊は3人全員が狙撃手であり、荒船が弧月を持っていることを除けば近接戦が鬼門の隊だった。基本的に生存点と最後まで生き残って消耗した敵を撃破することで点数を稼ぐ事を主体としていたが…」
「八郷隊員が所属したことで
「鬼怒田さんがどうにかして再現しようとしていたけど、再現できずに頭を抱えていたな…代わりにトリオンを溜め込むトリオンチップ*4が出来た事で、低トリオンであっても戦術の幅が広がった」
「米屋隊員、木虎隊員はその開発の恩恵を受けているな。あとはそのサイドエフェクトのお陰で装衣*5が出来て戦術の幅が広がった」
「さて、荒船は
「遠距離から中距離の間なら狙撃・近距離であれば弧月と隙が少なく、八郷隊員が来るまで荒船が前衛を努めていた」
「穂刈は他と比べて援護に優れた狙撃手だ。八郷が所属するのに合わせて、ダミービーコンをばら撒く事で撹乱する頻度も高くなったのも特徴だな。あとは笹森に師事し始めた」
「笹森さんに?彼はB級諏訪隊の攻撃手だったと思いますが…」
桜子が首を傾げる。
「まあ、その辺りは今回のランク戦で見られるかもしれねぇな」
「半崎隊員は精密射撃、特に
「八郷加入にあわせてフリートリガーにスタアメーカーを仕込むようになったことも相まって、荒船は2-2で組ませる事による戦線の安定を狙ったんだろォな」
「八郷隊員は――」
B級ランク戦、開始前の荒船隊作戦室。
「俺はいつも通り、でいいのか?」
「あァ、問題ない」
少年――八郷奏楽が荒船哲次の問いかけに頷く。
荒船隊が指定したステージは――河原敷A、北に巨大な鉄橋がかかり、2つの岸にそれぞれ中規模の街が存在している。
「今回の作戦は簡単だ。八郷は敵の多い方へ突っ込み、俺らはその対岸の安全を確保して援護する。八郷は陽動と日浦或いは外岡を仕留めてくれ」
「了解した。ただ、少ない方に
「分かってる、その時は俺らでどうにかする。
哲次の言葉に2人の青年が頷く。
「俺は援護すればいいんすね、荒船を」
眠たげな眼とソフトモヒカンの青年、穂刈篤が問いかけ荒船が頷く。
野球帽を逆に被った明るい髪色の青年、半崎義人が面倒そうに。
「うちは合流後、八郷の援護。うちらが取った街に目標――日浦さん・外岡さんが居た場合は撃破――でいいですよね?」
「ああ、少しばかり負担がかかるが頼んだ」
「ダルっ」
ポジション:スポッター
誕生日:04/01
星座:はやぶさ座
身長:172cm
血液型:O型
職業:中学生
好きな物:天体観測、アウトドア、焼鳥
サイドエフェクト
トリオン循環(特殊体質)
欠損及び緊急脱出以下のトリオン体ダメージを徐々に回復する
その上で当人が消耗するトリオン量を少なくし、当人のトリオンを徐々に回復する
パラメータ(戦闘)
| トリオン | 攻撃 | 防御・援護 | 機動 | 技術 | 射程 | 指揮 | 特殊戦術 | トータル |
| 10 | 09 | 09 | 14 | 07 | 01 | 07 | 01 | 59 |
| メイントリガー | サブトリガー |
| レイガスト | レイガスト |
| スラスター | スラスター |
| グラスホッパー | グラスホッパー |
| テレポート | 装衣/重装 |