かなり間隔が空いてしまった挙句、短いというクソみたいな話を読んでくださっているニキとネキ(いるかはわからない)の皆さんには謝罪すると同時に言い訳させてください。
某ゲームでパルデアを救っていました、ごめんなさい。
月曜日
憂鬱な気分と母の生暖かい視線に見送られ家を出る。月曜日なのということもあり、気分は最悪。オマケに目下悩みの種でもある彼女が最近出待ちしているため、尚更気分が滅入ってしまう。別に彼女の事が嫌いなわけではない。ただ、ねぇ・・・?
自意識過剰かもしれないが、自分を見る目が何か怖いのだ。
意を決して恐る恐る顔を出すとそこには、
「あ、あれ・・・・いない・・・・・?」
いつもならいるはずの彼女がいない事に驚きよりも安堵が勝ってしまう自分に苦笑いを浮かべてしまう。
「ふぅ・・・・・今日は穏やかに登校出来そうでよかった」
胸を撫で下ろしながら、振り向くと、
「おはよっ、麻倉くん」
「あ、おはようございます。星野さん(真顔)」
『あれぇ?』やら『なんで?』やら疑問が脳内を埋め尽くす。
妖怪かな?
「えっと、今日はどちらに・・・・・?」
「ん?あー、今日はねぇ・・・・あそこ!」
「あそこ・・・・・?」
指を指した方に視線を向けるとそこは家の敷地内にある子供なら一人ぐらい隠れることが出来る庭木だった。
まさかの不法侵入とは読めなかった。この俺の目を持ってしても。
「そっかぁ・・・・・服汚れちゃうから今度からは普通に外で待っててくれる?」
「そう?私は気にしてないけど?」
こっちが気にするんだよなぁ。
小学生にしてすでに超えちゃいけないラインの上で反復横跳びし始めている彼女のこれからに不安を覚える。
「それに、せっかくの可愛い服がもったいないよ」
「・・・・・!」
なんだ?急に元気になったな。
「この服、ほんとに可愛い?」
「う、うん。可愛いと思うけど・・・・・・」
「・・・・・・!!」
??????
急に小躍り出した彼女に首を傾げる。
そんなにお気に入りの服だったのかな。
「後で写真送るね」
「いや、大丈夫だよ」
「送るね?」
「・・・・・・いや、さすがにそれは」
「送るからね?いいよね?」
「・・・・・・はいぃ」
断りきれず情けない声が口から出た。
まぁ、なんだかよく分かんないけど機嫌良いみたいだし、とにかくヨシ!(よくない)
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今日は朝から麻倉くんに服が可愛いと言われた。
その服を着ているのは私だから、実質私が可愛いという事でもあると思う。
それだけで今日は最高の一日になるハズだった。
「ごめん、○○さん。ここの計算なんだけど・・・・」
「あ、ここはねぇ・・・・・」
なんで?
どうして私に聞かないんだろう。
聞かれても多分分かんないけど。頭良くないし。
でも、力にはなれるはず。一緒に考えれるはずなのに。
「ありがとう。助かったよ」
「う、ううん。気にしないで?へへへ・・・・」
○○さんの顔を見て、私の胸の中に広がるモヤモヤが更に広がる。
あぁ、そうなんだ。そうなんだね。○○さんも麻倉くんの事が・・・・・・・
奥歯を強く噛み締める。ギリギリと嫌な音が頭に響くがそんな事を気にしている余裕は無い。
既にライバルは近くにいたという事は完全な想定外だった。
取られる?誰が?誰に?
そんなのは既に決まっている。
ダメ。それはダメだよ、○○さん。
その人だけは渡せないよ。
よく甘いものには虫が集まる。いつも、どこでも。身の程も知らずに。
「星野さん。前分かんないって言ってた計算、さっき○○さんに教えてもらったんだけど一緒、に・・・・・・・星野さん?」
「・・・・・・え?ごめん、聞いてなかった!」
「もう、びっくりさせないでよ。ほら、この計算。教えてもらったから一緒にやろ」
「・・・・・・うん。そうだね。『一緒』、にね」
そんな悪い虫さんにはさぁ、人のものに欲を出すとどうなるかーーーー
教えてあげないとね?
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正直に言うと、今日の星野さんは目に見えて様子がおかしかった。
何やらブツブツ喋ってるし、机を爪でカリカリしてるし。
怖い、怖すぎる。いや、そんないつもと変わらんか(当社比)。
また地雷を踏んだかと思ったが、特に何もしてないはず。
計算を教えていた時も妙に近かったのが気になるが、それ以外は普通のハズ。
まあそれはそれとして解けて喜んでたし、また今度分からない所は○○さんに聞こうかな。
後ろの席だから聞きやすいしね。
それにしても、
「嫌な空だなぁ・・・・・朝は晴れてたのに」
曇天が広がる空に遠雷が鳴り響いていた。
麻倉 透
特級地雷踏み抜き師
星野 アイ
�����
○○さん
ちょっとヤバい